JCLIF レポート

広州市番禺区の靴工場移転問題で労働者ら数百人が工場占拠 (4月22日)

4月に入ってから中国南部の広州市番禺区にある靴工場「利得鞋廠」では、工場移転によって解雇される労働者ら1300人(ほとんど女性です)が、これまで未納だった各種社会保険や住宅積立金などの支払いをめぐって、会社側と交渉をつづけています。

労働者たちは労働者代表を選出して会社との団体交渉にあたっていますが、ここでも労働NGOががんばって労働者の争議を支援しています。組織化の過程では当然、地元警察などによる執拗な妨害や弾圧などもあったようですが、それにも負けずに今回の争議につなげたようです。

「利得工人」というウェイボーに画像などが掲載されています。

こちらは職場集会の様子。↓


 こちらは4月19日に選ばれた19人の労働者代表(交渉代表)。↓


会社は5月中の移転を狙っており、設備や在庫商品などを持ち出そうとしましたが、労働者たちが工場に寝泊りをして、会社側の持ち逃げを阻止しています。こちらのウェイボーは労働者たちが工場敷地内で寝泊りする様子があります D


工場移転なので、争議解決後は労働者たちはまた分散することになりますが、根っこは残り続けると思います。
がんばれ!

 

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