JCLIF レポート  2012年

勝技製品工場の全工員から社会各界への公開書簡 (2012/12/27)

私たちは深圳市宝安区福永鎮にある勝技製品工場の工員です。勝技製品工場は2012年12月18日に営業登記の期限を迎えましたが、工場は私たちとの労働契約をどのように処理するのかについて、明確に示してきませんでした。2012年12月24日、私たちがこの件について話を聞こうとしたところ、なんと工場の経営者は外部から裏社会の人間を招きいれ、私たちに対して恫喝を行い、私たちの仲間の一人に手を上げ、頭部に怪我を負わせたのです。殴られた仲間は幻聴と難聴を訴えています。<詳報>

中華全国総工会、日本の「釣魚島購入」受け声明発表 (2012/9/14)

全国的な労働組合組織・中華全国総工会は10日、日本による釣魚島の国有化を受け、以下のような声明を発表した。人民日報が報じた。
日本政府は中国側の幾度にも渡る厳正な申し入れを顧みず、釣魚島(日本名・尖閣諸島魚釣島)及びその付属島嶼である南小島・北小島の「購入」を宣言し、いわゆる「国有化」を行った。これは日本が中国の領土主権を公然と侵害する不法行為であり、中国人民の感情を傷つけ、中日関係を損なう緊迫した局面をもたらした。我々はこれに対し、強い憤りを覚える。中華全国総工会は全国2億5800万人の会員及び労働者の名において、日本政府による釣魚島購入、および中国の領土主権侵害という不法行為に厳しい非難を表明する。<詳報>

労働NGOへの暴力的嫌がらせ続く (2012/9/4)

深セン石岩街道浪心村にある「小小草情報相談センター」(別名、小小草労働者の家)は、出稼ぎ労働者にサービスを提供する公益性の高い組織であり、結成から9年が経過しています。今年の6月以来、小小草労働者の家は各方面からの圧力を受けており、現在の宝安区からの転出を迫られています。地元の鎮や区の複数の行政部門による立て続けの検査から始まり、その後、事務所の不動産オーナーから急に「出て行ってほしい」と言われ、石岩派出所と消防署からも狙い撃ち的に罰金刑が課され、活動停止を迫られてきました。<詳報>

労働契約法の改正すすむ(派遣労働について)『瞭望東方週刊』 (2012/8/10)

2012年6月26日から30日まで、第11期全国人民代表大会常務委員会27回会議で、「労働契約法修正案(草案)」が初めて審議され、7月6日に草案が公表され、パブリックコメントの受付が始まった。「労働契約法」実施から4年目で初めての改正である。改正は4条項が対象で、いずれも派遣労働に関するものである。<詳報>

広東省:火薬工場の労働者の工場占拠に機動隊投入 (2012/6/25)

広東省韶関市貞江区犂市鎮の力拓民爆破機材工場の全労働者は、5月から会社の上級管理者の汚職と公金の私物化に抗議し、ストライキを続けてきた。労働者たちは工場の入口に「血と汗の賃金を還せ」「汚職反対、腐敗成敗」等の横断幕を掲げている。会社は労働者の要求にまともに答えず、回答を引き延ばしてきたことから、状況は混迷を深めてきた。<詳報>