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人民網日本語版・ 2015年5月前半 抜粋(2015/5/15)

「人民網」日本語版から労働者・労働組合および日中関係に関わる記事を選択して、その抜粋(冒頭部分)掲載します。記事全文は見出しをクリックすると原文(日本語・中国語)を読むことができます。

<20> 「人民網日本語版」2015年5月15日
外交部、日本の「明治産業革命遺産登録」に中国は反対
 日本の「明治産業革命遺産」の世界文化遺産への登録について、外交部(外務省)の華春瑩報道官は14日の定例記者会見で反対の意を表明した。 ――「イコモス」(国際記念物遺跡会議)が日本の「明治産業革命遺産」の世界文化遺産への登録についての評価をすでに終え、世界遺産委員会会議で審議が行われる。韓国はすでに断固たる反対を表明し、第2次大戦時に強制連行された労働者が日本の遺産で働かされたことに重大な懸念を表明した。世界文化遺産は国連教育科学文化機関(ユネスコ)と世界遺産条約の平和促進という趣旨と精神に合致するべきだ。日本が申請した23カ所の産業遺跡の多くで中国、朝鮮半島、その他アジア諸国から強制連行された労働者が働かされた。強制連行と労働者の奴隷的酷使は日本軍国主義が対外侵略と植民地支配の期間に犯した深刻な犯罪行為だ。多くの無辜の被害者の正当で理にかなった訴えは今日にいたるまで責任ある対応と解決を得ていない。

<19> 「人民網日本語版」2015年5月15日
中国は世界最大の石油輸入国に 外貨資産が産油国に流入か
中国は今年、米国を抜いて世界最大の石油輸入国になる見込みだ。関連の統計データによると、今年4月の中国の石油輸入量は一日あたり740万バレルに達し、米国は720万バレルだった。もちろん、中国の4月の輸入量が多かったことには、国際原油価格が低迷するこのタイミングに戦略的石油備蓄を増やそうとする国の狙いがある。とはいえ中国の輸入量は今後も確実に増え続けるとみられる。英国紙「フィナンシャル・タイムズ」の記事によると、中国の石油輸入量は今年下半期も米国を抜く見込みだ。つまり、中国は下半期も「世界一」の看板を背負うことみられるのだ。この看板は勝利の栄冠のようだが、実際には一種のおだてのようなものだ。そこに含まれる問題は決して少なくない。

<18> 「人民網日本語版」2015年5月14日
中国、抗日戦争勝利70周年の今年9月3日が休日に 法定祭日になる可能性も
中国国務院は13日、世界反ファシズム戦争勝利・抗日戦争勝利70周年を記念する2015年9月3日を、休日とすることを発表した。華商報が報じた。日本問題の専門家である、外交学院国際関係研究所の周永生教授は、「1951年に、中央人民政府政務院は抗日戦争勝利の記念日を8月15日から9月3日に変更した。その後、1999年に、国務院がこの規定を継続させることを決め、2014年に全国人民代表常務委員会が『法定記念日』と定めた。このように同記念日が段階的に格上げされ、今回は振り替え休日と合わせて3連休となる。中国政府が同記念日を重視しているということ」と分析している。

<17> 「人民網日本語版」2015年5月14日
中国の「爆」社員旅行、今度は1万人以上でタイを訪問
5月14日、中国企業が社員6000人以上で実施したフランス旅行が注目を集めたのに続き、今度はこれをはるかに上回る規模のタイ旅行が催行されたことが分かった。タイメディアの13日付の報道によると、中国広東省広州市に本部を置く健康食品会社が1万2700人規模の社員旅行を企画した。現地の旅行業者は大型バス400台を用意し、宿泊先として高級ホテルの3万8000室を手配した。同国の観光当局の関係者は「タイを訪れた史上最大規模の旅行団」と指摘しており、観光・スポーツ省のトップは15日の夕食に出席する予定だ。この社員旅行により、タイの観光業界には6億バーツ(約21億3300万円)の収入がもたらされると期待されている。

<16> 「人民網日本語版」2015年5月14日
「日本青書(2015)」 中日関係は深い協力と競争が並行する常態に
「日本青書(2015)」発表会ならびに日本情勢シンポジウムが北京で開催された。青書は「2015年に中日関係の趨勢は2つの周期要素の影響で二面性、段階的という特徴を呈する」と指摘した。 青書は「現段階の中日関係は大小2つの周期の影響を受け、非常に複雑だ。現実の小周期から見ると、小泉氏が頑なに靖国神社を参拝した後、2012年に日本政府の釣魚島(日本名・尖閣諸島)『国有化』によって冷戦後の中日摩擦の第二波が集中的に勃発。勃発期、拡散期、対峙期を経て、『癒合』段階に入り始めた。一方、歴史の大周期から見ると、中日関係は近代以来の『日強中弱』構造から歴史の常態へと回帰しつつあり、『戦略のすれ違い』の過程にある。調整を一挙に行うことは不可能で、十数年、数十年の時間をかけて戦略のすり合せ、利益の調整、心理の調整を同時に完成する必要がある。まさにこうした複雑な背景の下、安倍内閣の対中政策は自己矛盾する二面的な追求を示している。

<15> 「人民網日本語版」2015年5月14日
日本の大学生約100人が訪中 南京城壁修復20周年記念式典
日本全国の大学生約100人からなる日中友好協会主催の訪中団が14日から20日まで中国を訪れ、「南京城壁保存修復協力事業20周年記念式典」に出席する。在日本中国大使館は13日の夜、訪中団のために壮行会を開催した。関係者によると、今回の訪中団のメンバーのほとんどが、北は北海道から南は九州までの日本全国の有名大学数十校から集まった大学生だという。1週間の行程で、日本の学生たちは南京、蘇州にある大学3校の学生たちと友好交流を行う。中でも重要なイベントは、南京の大学生代表と共同で参加する「南京城壁保存修復協力事業20周年記念式典」で、共同で歴史を振り返り、両国の永遠の平和を呼びかける。

<14> 「人民網日本語版」2015年5月13日
日立中国総代表「中国での売上が世界の11%」
約束した時間の5分前にインタビューの場所に行くと、きちんとした身なりの白髪の紳士が待っていて、とても丁寧なあいさつで迎えてくれた。この人こそ日立グループの小久保憲一中国総代表で、日本のドラマに出てくる「日本人企業家」のイメージそのままだ。小久保中国総代表は、「昨年6月、日立グループのトップは北京でグローバル戦略会議を開催した。全出席者が中国市場の日立における重要性を認識するという点で一致し、中国市場での計画を一層拡大する必要があることが確認され、特にビル、金融、健康、スマート物流が日立中国法人の重点推進分野であることが確認された」と述べた。日立は中国に初めて進出した日本企業であり、1979年に北京市に事務所を設立した。ちょうどその年、大学を卒業したばかりの小久保中国総代表は日立に入社した。

<13> 「人民網日本語版」2015年5月13日
北京新空港、26日起工 計画旅客数1億人超
北京新空港の建設が26日、いよいよ開始される。新空港の第一期工事は、2025年までに旅客数を7200万人とする目標が設定されている。新空港はどこに建造されるのか。新空港の具体的な位置は、北京市大興区楡?鎮と礼賢鎮、河北省廊坊市広陽区にまたがり、天安門の真南に当たる。直線距離で測ると、新空港から天安門までは46km、首都空港までは67km。新空港の完成後、現在運用中の南苑空港は完全に移設される。新空港の大きさはどの位か。中国民航局の周来振・副局長によると、北京新空港は、大型国際航空ターミナルと位置付けられ、7本の滑走路が建設され、年間旅客数延べ1億人のニーズを満たすものと計画されている。

<12> 「人民網日本語版」2015年5月13日
中国高速鉄道の海外輸出第1弾 今月にも調印
中国高速鉄道の海外輸出第1弾の契約が今月末にも調印される見込みだ。中国中鉄株式有限公司が12日に発表した公告によると、傘下の中国中鉄二院工程集団有限責任公司とロシア企業との連合体がさきにロシアのモスクワ-カザン間の高速鉄道プロジェクトの探査・設計事業を落札したという。現在、同連合体は内部の業務分担、業務計画・協力、管理メカニズムについて話し合いを進めており、今月末にも正式な合意に調印する見込みだ。モスクワ-カザン高速鉄道はロシアが2008年11月に発表した「2030年運輸発展戦略計画」の一部で、将来はエカテリンブルグまで延伸する計画だ。プロジェクトの総延長は770キロメートル、最高設計速度は時速400キロ。完成すれば、モスクワとカザンを列車で移動する場合の所要時間が現在の14時間から3時間30分に短縮される。計画では18年のFIFAワールドカップ開催までに工事が完了する見込みだ。

<11> 「人民網日本語版」2015年5月11日
北京、一人っ子を亡くして困窮している家庭へのサポート強化
北京市衛生・計画出産委員会など5機関は10日、一人っ子が身体障害者になったり、死亡したりして、困難に直面している「計画出産特殊困難家庭」を援助する新政策を発表した。そのような家庭で、寝たきりになっている高齢者や70歳以上の高齢者は、公共の高齢者施設に入居することができる。 10日に発表された新政策によると、北京市は今後、経済的なサポートや老後の保障、医療保障、社会的関心などの分野において、「計画出産特殊困難家庭」へのサポートを強化する計画だ。北京において、一人っ子が身体障害者(法律に基づいた鑑定で三級以上の障害と認められた障害者)になった、あるいは死亡したうえ、2人目の子供を産んだり、養子を受け入れる能力がない家庭が、「計画出産特殊困難家庭」に指定される。

<10> 「人民網日本語版」2015年5月11日
台湾住民の過半数、「92年コンセンサス」を支持
台湾行政院大陸委員会(陸委会)は9日、最新の世論調査結果を発表、台湾住民のうち、「92年コンセンサス(注:両岸が1992年、口頭の方式で達成した、海峡両岸が同じ一つの中国に属しているという共通認識。九二共識)」を前提とした台湾当局による両岸交流推進を支持している人は過半数に上ることが明らかになった。台湾紙・旺報の報道を引用して人民日報海外版が伝えた。「政府の大陸政策および両岸関係に対する台湾住民の見解」と題する今回の世論調査の結果、台湾住民のうち、「2008年以降、台湾当局が進めてきた政策、つまり両岸関係における平和的安定の維持を評価する」と答えた人は約6割に達した。また、58%が、「両岸が進めている制度化された協議に賛成し、これが両岸のスムーズな事務処理に役立っている」と認識していた。両岸交流のスピードに関しては、「ちょうど良い」と答えた住民は45.1%、「速すぎる」は24%、「遅すぎる」は15.4%だった。

<9> 「人民網日本語版」2015年5月8日
ソウル市、植民地解放70年を記念し慰安婦像建立へ
米国会議事堂前での抗議デモに参加した韓国人元慰安婦の李容洙さん(87)。「私は、日本による侵略史の生き証人だ。私が生きている間に、安倍首相から謝罪の言葉を聞きたい」と李さんは訴えた。韓国ソウル市は6日、日本による植民地支配解放70周年記念イベントの一環として、旧日本軍による性暴力の被害を受けた慰安婦を象徴する像を、年内に建立すると発表した。日本メディアの報道を引用して中国新聞網が伝えた。ソウル市や慰安婦支援団体「韓国挺身隊問題対策協議会(略称:挺対協)」などが立ち上げた建立準備委員会は、設置場所の選定作業を進めており、ソウル市庁舎前の広場など複数の場所が候補地として挙がっている。ソウル市は、8月12日に市庁舎で記念行事を開催、慰安婦も参加する予定という。

<8> 「人民網日本語版」2015年5月8日
2015年の「中国女性生活状況報告書」発表
「中国女性生活状況報告書(2015)」が6日北京で発表された。調査によると、2014年、僅か2割あまりの中国女性が個人所得に満足し、そのうち北京で暮らす女性の通勤時間は2時間近く、大陸部で最長だった。結果、居住環境に対する評価で北京は最悪だったことがわかった。「中国女性生活状況報告書」は2005年以来毎年作成され、中国婦女雑誌社と華坤女性生活調査センター・消費指導センターが北京や上海など、10の大・中都市に暮らす中国女性を対象に行ったアンケート調査によってまとめられ、これまで10年間続いた。今年の調査によると、中国女性が希望する平均月収は1万1554元ですが、これまでの個人所得に満足している回答者は僅か21.4%で、家庭収入に満足している回答者は22.2 %だという。

<7> 「人民網日本語版」2015年5月7日
調査 仕事より「恋愛・結婚問題」に苦渋する出稼ぎ労働者
中国青年報社会調査センターはこのほど、100万人の基層労働者を会員として擁する、農民工(農村から都市に出て働く出稼ぎ労働者)向け求人求職サイト「大谷打工網」と提携し、農民工を対象とした今後5年間の予測に関する単独調査を実施した。この結果、調査対象となった農民工の現状に対する満足度は「かなり低い」ことが明らかになった。「現状に満足している」と答えた人は全体の14.5%にとどまり、「不満」と答えた人は48.1%を占めた。調査によると、「現状に不満」と答えた農民工の多くが、仕事に対して不満を抱いていた。半数以上(50.4%)が、現在の職場環境に「あまり満足していない」または「満足していない」と答え、「満足している」あるいは「まあまあ満足している」と答えた人は8.3%にとどまった。

<6> 「人民網日本語版」2015年5月7日
中国 「ロボット密度」は日本に遠く及ばず、膨らむロボット需要
15年前、広東省仏山市で1台目のロボットが「仕事」を開始した。このロボットは中国国内で初めて実験室から工場に導入されたロボットで、その仕事はサニタリー業界のセラミック製品の塗装だった。それから15年が経った今年、香港のエレクトロニクスイベントに米国企業が開発したヒューマノイド型ロボット「ハム(HAM)」が出展された。ハムは、相手の表情を識別し、それに合わせて自分の表情を変えることができる。そのリアルな表情は、大きな話題となった。市場の需要は、ロボット普及のバロメータだ。賽迪顧問股?(株式)有限公司(CCIDコンサルティング)の李樹?総裁は、「中国のロボットはこれまで、電子製造、自動車製造など精密製造の分野で急速に発展し続けてきたが、今や繊維・織物、石油化学などの労働集約型の業界でも急速に普及している。家電、電車・地下鉄、船舶といった伝統的な市場もロボット応用の中心地になりつつある」と語る。

<5> 「人民網日本語版」2015年05月06日
「東京裁判」で採用された証拠をまとめた文献集が出版
「極東国際軍事裁判証拠文献集成」の日本語版(全50巻)と中国語版の「索引、附録」(全3巻)がこのほど、上海交通大学出版社と中国国家図書館出版社から出版された。今から69年前の1946年5月3日から48年11月12日にかけて、米国や中国、英国、ソ連など11カ国から、それぞれ判事と検事が任命され、東京で開催された極東国際軍事裁判(通称:東京裁判)において、証拠として提出された資料が、初めて世界に公開される。同裁判では、連合国が「戦争犯罪人」として指定した日本の指導者などを裁いた。そして、東アジアの戦場における最大の被害国である中国で行われた、残虐な「南京大虐殺」の動かぬ証拠も提出され、今回初めてそれが日の目を見ることになる。

<4> 人民網日本語版 2015年05月04日
大江健三郎氏、安倍首相の演説を「露骨な嘘」と批判
憲法記念日にあたる3日、日本では3万人を超える市民が集まり大規模な集会が開かれ、安倍政権が進めようとしている集団的自衛権の行使に反対し、平和憲法を護ることを呼びかけた。集会において、ノーベル文学賞作家の大江健三郎氏は、安倍首相が訪米中に米国会で発表した演説について、「露骨な嘘」と批判した。3日午後、横浜市の臨港パークに国内各地から3万人以上の市民が集まり、憲法を擁護し、安倍首相の「積極的平和主義」を批判し、「憲法を改正し、米国とともに世界大戦に参与する」という安倍政権の企みを阻止するという姿勢を確認した。大江氏は集会で、「安倍は、日本と米国が共同作戦を展開できる根拠が整う集団的自衛権の行使を解禁し、関連する法律制度を修正する意志を吹聴しているが、日本国内では何の説明も行わず、日本国民の同意も得ていない」と指摘、日本国憲法を共に護り、戦争につながり得る一切の法律制度に反対し、平等な多文化共生社会を追求しようと参加者に呼びかけた。

<3> 「人民網日本語版」2015年5月4日
メーデー小連休、訪日・訪韓旅行が激増 香港落ち込む
複数のオンライン旅行会社の統計データによると、「五一(メーデー)」連休期間中、日本、韓国、東南アジア各国を訪れる近距離の海外旅行ツアー商品に、引き続き人気が集中した。中でも、訪日ツアーと訪韓ツアーは、為替レートやビザ緩和策などの好条件が影響して、絶大なる人気を博し、前年同期比50%以上増加した。一方、例年ならば人気が高い香港ツアーは落ち込み、ホテルの宿泊価格は同20%前後低下した。中国国家観光局が3日に発表したデータによると、メーデー連休期間、長距離の海外旅行客数は、海外旅行客総数の約3割を占め、前年比大幅に増加した。特に、イタリア、フランス、ドイツ、スイスに人気が集まった。中国人海外旅行客を居住する都市別で見ると、海外旅行に出かけた住民が多かった都市トップ10は順次、北京、上海、杭州、深セン、南京、西安、広州、成都、重慶、ウルムチだった。

<2> 「人民網日本語版」2015年5月4日
中国における日系車の新たな発展の道は?
上海モーターショーは規模の大きな国際的モーターショーの一つであり、自動車業界の晴れ舞台でもある。初登場で新しいイメージを披露するメーカー、長い歴史をもち、伝統の技や意匠を伝えるメーカー、飛躍的なモデル転換を果たして、来場者をびっくりさせるメーカーなどさまざまだ。この舞台では、たくさんのブランドが新たな発展の道を探っている。長年にわたり中国市場で輝かしい業績を上げてきた日系車も同様で、ここ数年は中国で「ワーテルローの戦い」を強いられており、成長ペースが鈍化した今、新たな発展の道を見いだすことが焦眉の急となっている。日系車のリーダーの名に恥じないトヨタは、これまでずっと日系車の代表であり、世界の自動車技術の分野でも、一貫して独自の地位を保ってきた。トヨタの誇る技術の一つがハイブリッドであり、今回の上海モーターショーでも、得意とするハイブリッドを主力に据え、デュアルエンジンをうち出し、中国市場のハイブリッドブームを牽引しようとしている。

<1> 「人民網日本語版」2015年4月30日
東京、箱根、京都、大阪4地を訪れた中国人の日本旅行記
忙しい仕事の合間を縫って旅行することは、生活における最高の癒しであることは疑うべくもない。4月はまさに満開の桜のシーズンであり、日本へ行って花見をするという旅行計画は、非常に理に適っている。海外旅行は、常にそれなりの準備が必要だ。日本から戻ってきたばかりの友人に日本旅行の助言を求めたところ、友人はわざと造詣が深いふりをして、「心を穏やかにして、明るい笑顔でいればいい」と語った。この友人の不可解な助言に対し、最初は鼻で笑っていた私だったが、日本の地に足を踏み入れた瞬間、友人の言った言葉の意味を理解した。賑やかな東京、静かで素朴な箱根、伝統を感じさせる京都、親切で朗らかな大阪…旅行の途中、我々はあまり深く考えず、国籍の違いや言葉が通じないことを気兼ねすることもなく、全身で美しい風景や現地の人々との偶然の出会いを楽しみ、常に頷いて微笑みを浮かべていた。これが今回の旅のすべてだった。


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