「人民網日本語版」2019年5月後半 抜粋(2019/6/2)

<20>  「人民網日本語版」2019年05月31日
使用爆薬1トン以上! 鄭州「城中村」のビル2棟を爆破解体 河南省
河南省鄭州市内の東明路付近にある低所得者居住地域である「城中村」の常砦で5月30日午後、十数階建ての未完成ビル2棟を同時に爆破解体した。2棟は時間差をつけて爆破され、爆破音が16回鳴り響いた後、ビル2棟が無事爆破解体された。今回の爆破では計7263ヶ所に穴をあけ、雷管9160発、爆薬1万1760トン、導爆線3500メートルを使用。段発発破技術を用い、16回に分けて爆破を行った。

<19> 「人民網日本語版」2019年05月31日
2018年の中国国内観光客数が延べ55億人以上に
中国文化・観光部(省)がこのほど、「2018年文化・観光発展統計公報」を発表した。公報の統計データによると、2018年全年の国内観光客数は延べ55億3900万人で、前年比10.8%増。中国を訪れた外国人観光客数は同1.2%増の延べ1億4120万人。海外に出かけた中国人観光客数は同14.7%増の延べ1億4972万人にそれぞれ達した。公報の統計データによると、2018年末の時点で、全国の各種文化・観光関連企業数は31万8200社、従業員数は357万700人。文化芸術団体の数は1万7123団体で、前年末比1381団体増。文化芸術団体による年間公演回数は312万4600回、前年比6.4%増。国内の観客数は同10.3%増の延べ13億7600万人だった。

<18> 人民網日本語版 2019年05月31日
上海市が性犯罪者に「職業の制限」設ける
上海市で「性犯罪者に対する職業制限制度の確立に関する意見」(以下、「意見」)が29日、発表された。同制度は、未成年者との接触が緊密な業界の健全な雇用と管理メカニズムを整備し、未成年者に対する性犯罪の発生の根本的予防を強化することを目的としている。「意見」は、未成年に特化し、優先的に保護するという前提のもと、犯罪者の職業選択の権利をできるだけ配慮し、未成年を対象とした保護・教育・訓練救助・看護・医療などの専門職を雇用する企業・事業単位・社会組織を管理対象範囲に組み入れている。この管理対象範囲には、幼稚園や小中高校などの教育機関、3歳以下の幼児を対象とする託児機関、児童福祉機関、未成年者を対象とした研修機関、医療機関、文化スポーツ施設などが含まれる。

<17> 「人民網日本語版」2019年05月31日
中国は世界各国の正当なレアアース需要に対応したい
中国商務部(省)の高峰報道官は30日の記者会見で、「中国はレアアース(希土類)の対米輸出の禁止を検討しているのか」との質問に対し、「中国は世界最大のレアアース材料供給国として、これまでずっと開放、協同、共有の方針を堅持しながらレアアース産業の発展を推進してきた。国内需要へのサービス提供を基礎とした上で、中国は世界各国のレアアース資源に対する正当なニーズに対応したいと考えている」と述べた。高報道官は続けて、「しかしながら、いかなる国でも中国から輸出されたレアアースを使用して製造した製品で、中国の発展を押さえ込み、圧力をかけようとするなら、感情的にも理屈的にも受け入れることはできない」と述べた。

<16> 「人民網日本語版」2019年05月31日
中国と中東欧16ヶ国の2018年貿易額が822億ドルに
中国国務院新聞弁公室が29日に開いた記者会見で、商務部(省)の李成鋼・部長補佐は、中国と中東欧諸国の貿易が好調で、貿易・協力メカニズムが継続的に整備され、二国間貿易が安定して成長し、双方向の投資が拡大を続け、インフラ・コネクティビティが順調に整備されていることを明らかにした。2018年、中国と中東欧16ヶ国の貿易額は2011年に比べて55.4%増の822億ドル(1ドルは約109.56円)だった。特に、中国の中東欧諸国からの輸入額は2011年と比べて80.7%増だった。ある統計によると、中東欧諸国の対中国投資は15億ドルを超え、一方の中国企業の対中東欧諸国投資も約100億ドルに達した。投資は、機械製造、化学工業、金融、環境保護、物流、新エネルギーなどの分野をカバーし、双方向の投資が生産能力の分野の協力を牽引し、貿易協力が新たな成長ポイントとなっている。

<15> 「人民網日本語版」2019年05月30日
新中国成立70周年の成果 高速道路の規模が世界一に
2019年は中華人民共和国成立70周年の年。この70年間で中国はまさに天地を覆すほどの変化を経験し、「中国の奇跡」を一つまた一つと創造してきた。中国は今では世界2位のエコノミーとなり、総合的な国力は歴史的な飛躍を遂げ、日に日に世界からの注目を集めるようになっている。新中国成立以来、中国の道路建設事業は大きな発展を遂げてきた。2017年末までに、全国の高速道路の総距離は13万6500キロメートルに達し、その規模は世界一となっている。

<14> 「人民網日本語版」2019年05月29日
金色に染まるアジア一の越境大瀑布 広西
広西壮(チワン)族自治区の各地は先ごろ大雨に見舞われ、同自治区崇左市大新県域内にある徳天瀑布の水かさが一気に増え、水の色が濁り、めったに見られない壮観な「金色の滝」が姿を現した。中国とベトナムの国境を流れる帰春河の上流に位置し、国境をまたぐ徳天瀑布は、水勢がすさまじく、隣り合うベトナム側のバンゾック滝と合わせて、アジアで1位、世界で4位の国境をまたぐ滝となっている。

<13> 「人民網日本語版」2019年05月29日
孔鉉佑中国次期駐日大使が30日に着任 「新時代にマッチした中日関係を築く」
中国外交部(外務省)の副部長兼中国政府朝鮮半島事務特別代表だった孔鉉佑氏が中国の次期駐日大使に任命され、今月30日に着任する。孔氏は28日に北京で記者団の取材に応じ、「中日両国は早くから、密接不可分で、高度に融合した利益関係を築いてきた。2018年、中日間の貿易規模は約3300億ドル(1ドルは約109.4円)で、人員の往来は延べ約1200万人に達した。つまり、1日当たり約3万人が中日間を行き来していることになる。そして、中日両国は世界第2位と第3位を占めるエコノミーであることは周知の事実であり、中日関係がもたらす影響はすでに両国の範疇にとどまらず、地域や世界の平和、安定、繁栄という面において、ますます重要な責任を担うようになっている」と述べた。

<12> 「人民網日本語版」2019年05月28日
森林率は22.96%まで上昇 改善進む中国の生態環境
習近平国家主席は、4月28日に行われた2019年北京世界園芸博覧会(北京世園会)の開幕式において重要演説を行い、「中国における生態文明建設は、『急行車線』を順調に進んでいる。空はより青く、山々の緑はより深まり、水はますます透明度が増しつつあることは、誰の目にも明らかだ」と指摘した。中国では、数年前から、身の回りに美しい緑が増えてきている。最新の統計データによると、中国の森林率は、40年前の12%から、現在の22.96%にまで上昇した。また、森林蓄積量も85億立方メートル増加した。

<11> 「人民網日本語版」2019年05月27日
ファーウェイが独自OS「鴻蒙」商標登録 アンドロイドと互換性を図る
米国が華為技術(ファーウェイ)を「エンティティリスト」(輸出規制対象リスト)に加えると、グーグル、クアルコム、アームなど各企業がファーウェイへの製品の供給を停止すると相次ぎ決定した。このほど行った取材によると、ファーウェイはこうしたプレッシャーを受ける中で自力救済の道を選択していることが明らかとなった。中国国家知的財産権局(知財局)商標局のサイトによれば、ファーウェイは独自開発OS「華為鴻蒙」の商標登録を正式に申請した。「鴻蒙」は今年秋にもリリースされ、アンドロイドのシステムと互換性を実現する見込みという。

<10> 「人民網日本語版」2019年05月25日
18年は出生数1523万人で2人目が約5割 衛生健康委
中国国家衛生健康委員会がこのほど発表した「2018年中国衛生健康事業発展統計公報」によると、2018年の出生数は1523万人で、うち2人目の子どもの割合が50%前後を保ったという。同公報によると、中国国民の平均予想寿命は17年の76.7歳が18年は77歳に上昇した。妊産婦死亡率は10万人あたり19.6人が同18.3人に低下し、乳児死亡率は6.8‰が6.1‰に下がった。

<9> 人民網日本語版 2019年05月24日
チベット住民の平均寿命が70.6歳に
中国国家衛生健康委員会は、北京で23日に開催した記者会見において、「西藏(チベット)自治区の住民の平均寿命は、平和解放当初の35.5歳から、現在の70.6歳に延びた。妊産婦死亡率は、10万人あたり5千人から56.52人に、乳児死亡率は430‰から11.59‰にそれぞれ低下して2020年目標を前倒しで達成した」と発表した。新中国成立70周年にあたる今年は、西藏民主改革60周年でもある。自治区健康衛生委員会党組織の王雲亭書記は、記者会見において、「全自治区における健康サービス体系は今や全面的に確立しており、無料診察をベースとする農牧業地域の医療制度が完備され、衛生健康事業の新体制が速やかに形成されている」と紹介した。

<8>「人民網日本語版」2019年05月24日
ファミリーマートと頂新が係争 中国のファミマ2500店舗はどちらに?
米通信社・ブルームバーグの報道によると、日本の株式会社ファミリーマートは英領ケイマン諸島裁判所に対し、中国における提携パートナーの頂新集団を訴え、頂新集団側に同集団が保有する中国ファミリーマート合弁会社の60%近い株式を放棄するよう求めている。台湾TVBS新聞網の報道によると、上記の提訴は今年2月で、ケイマン諸島裁判所はファミリーマート側の敗訴とする判決を下していた。この係争の影響を受け、現在中国国内に2500店舗以上あるファミリーマートの経営権帰属問題も、市場から注目されている。このところ、ファミリーマートと頂新集団の係争はヒートアップし続けている。

<7> 「人民網日本語版」2019年05月24日
中国製高速リニアのテスト車両がラインオフ 時速600km
中国で製造された時速600キロメートル(km)の高速リニアのテスト車両が、今月23日に山東省青島市でラインオフした。これにより、中国は高速リニア技術の分野で重大なブレークスルーを達成したことになる。新興の高速交通モデルの1種類である高速リニアは、速度が速い、安全で信頼性が高い、騒音と振動が少ない、旅客輸送量が大きい、屋外の環境に対する耐久性が高く時間に正確、メンテナンスが楽といった数々の優位性を備える。現在、高速鉄道の営業最高速度は時速350km、航空機の巡航速度は時速800〜900kmとなっており、時速600kmの高速リニアは高速鉄道輸送と航空輸送との速度の空白地帯を埋めることができる。

<6>「人民網日本語版」2019年05月23日
全国税収統計発表 個人所得税収30.9%減に
中国財政部(省)と国家税務総局はこのほど、今年1-4月の全国税収関連データを発表した。1-4月、税収入は前年同期比4.6%増加したが、個人所得税収は同30.9%減少した。新たな個人所得税法が施行された後、給与所得者の個人所得税納税をめぐる状況は、修正前と比べ、どのような変化が生じたのだろうか?成都にある調査デザイン研究所で働く若い社員がここ数ヶ月の給与明細を比較してみた。成都のある調査デザイン研究所でプロジェクト財務を担当する田豊さんは、「私の月給は6~7千元(1元は約15.9円)だ。2018年9月以前は、約40元の個人所得税を納付していたが、2018年10月以降は、税額がゼロになった」と話した。

<5> 「人民網日本語版」2019年05月22日
中国における携帯電話のパケット料金が14年比で94%値下がり
中国工業・情報化部(省)の陳肇雄副部長は中国国務院新聞弁公室が21日に北京で開催した国務院政策定例ブリーフィングで、「2018年、中国の固定インターネットの1M当たりの料金は0.3元(1元は約16円)と、14年と比べて95%値下がりしており、携帯電話のインターネット料金は1G当たり8.5元と、14年と比べて94%値下がりしている」と明らかにした。インターネットの速度を見ると、今年3月末の時点で、中国の光ファイバーのユーザーは全体の91%を占め、第4世代移動通信システム(4G)のユーザーは全体の75%を占めるなど、世界でも先端を行くレベルに達している。固定ブロードバンドのユーザーのダウンロードの平均スピードは14年末の4.2Mから28Mに、モバイルブロードバンドは、第3世代移動通信システム(3G)時代の3M未満から22Mに、それぞれ向上した。

<4> 「人民網日本語版」2019年05月20日
上司が帰らないから自分も帰れない 働く人を疲弊させる「見せかけ残業」
昨今の職場では、「ただ長時間いるだけ論」や「出勤しているだけで実は何もしていない」、「上司が帰らないから自分も帰れない」といった「見せかけ残業」の横行は珍しくもなく、人々を疲弊させている。ある会社勤めの男性は自分の「存在感」をアピールするちょっとした「コツ」は、「上司が午後8時に退勤する場合、上司がオフィスから出て行く時まで帰ってはならず、あなたが文書を読んでいるところや、キーボードをたたいている様子を上司に見せること。もし上司が、『まだ帰らないの?』と聞いてきたら、準備すべきことがまだ少しあるので、と答えれば良い」と話す。

<3> 「人民網日本語版」2019年05月18日
中国、中央政府の貧困支援資金が4年連続で200億元ペースで増加
中国財政部(省)が支出した中央政府の特定項目・貧困支援資金はこのほど351億1700万元(1元=約15.91円)に達した。2018年10月に前倒しで支出された909億7800万元と合わせると、19年の中央政府から財政補助として地方に出される貧困支援資金・1260億9500万元全てが支出された。18年と比べて200億元増(18.85%増)となり、4年連続で年間200億元のペースで増えたことになる。

<2> 「人民網日本語版」2019年05月17日
中国の配車サービス大手・滴滴出行が女性ドライバー聯盟発足
中国の配車サービス大手・滴滴出行の華東党総支、滴滴上海支社は14日、女性ドライバー向けにサービスを提供する「木蘭女性聯盟」を立ち上げた。 同聯盟は、各種キャンペーンを展開して、女性ドライバーに社会やプラットホームの温かみのあるサービスを提供し、コミュニティにおける交流を通してドライバーの結束力を強化し、女性ドライバーに自身の持ち味を発揮してもらえるよう取り組む。ある報告によると、中国のオンライン配車に登録している女性ドライバーの年齢は平均35歳で、学歴が高い(兼業ドライバーの女性の学齢はさらに高い)。また、9割が既婚者で、11.3%がシングルマザーだ。

<1> 「人民網日本語版」2019年05月16日
北京の夜を照らす深夜食堂の「ともしび」
春から夏へと季節が移り変わる北京に、夜の街をさまよい歩く人々のために営業する深夜食堂がどんどん増えている。フードデリバリーサービスアプリ美団の統計データによると、北京では、今年に入り、夜間における飲食消費が大幅に増加し、3月と4月の夜間飲食消費額は前年同期比それぞれ約倍増している。夜のとばりが下りる頃、同市順義区の中粮・祥雲小鎮は、次第にその賑やかさを増していく。同鎮では、5月1日から、「深夜食街」が正式にオープンし、小鎮内にある国際色豊かなレストラン23軒が、毎晩深夜0時まで営業時間を延長している。また、秘伝レシピのザリガニやさっぱりした味わいのオードブルなど、深夜の食事にピッタリのメニューを出す店も多い。