<20> 「人民網日本語版」2019年05月15日
文明の交流・相互参考は世界に利益をもたらす
アジア文明対話大会が北京で15日に開幕する。開幕を控え、アジア諸国と多数のアジア圏外の国々はこぞって、今大会の開催に対し、高く称賛するのと同時に、高い期待を抱いている。インド・ニューデリーにあるジャワハーラール・ネイルー大学(JNU)東アジア研究センターの主任は、「中国に源を発するシルクロードは、相互連携と貿易関係を促進する役割を果たしている。アジア文明対話は、文明の交流を促進する上で有益であり、さまざまな文明が、互いに相手を鑑とし、より緊密な関係を構築する一助となる。中国でアジア文明対話大会が開催されることは、文明の衝突を回避し、経済・社会の共同発展を促す上で極めて必要であり、人々が異なる文明を理解し、対話を通じてウィンウィンを実現するために非常に有益だ」との見方を示した。フィリピン共和国政府大統領広報府のマーチン・アンダナー長官は、「今こそ、さまざまな文明間での文明対話を通して相互理解と承認を促進し、よりハイレベルな発展を実現する時だ」と指摘した。
<19> 「人民網日本語版」2019年05月15日
業種別2018年平均年収公開 IT業が14万元以上で首位
中国国家統計局は14日、2018年の平均年収関連データを発表した。2018年、都市部の国営・公営企業職員の平均年収は8万2461元(1元は約15.95円)で、都市部の民間企業職員は4万9575元だった。業種別にみると、平均年収が最も高かった三大業種は、情報通信・ソフトウェア・ITサービス業(14万7678元)、金融業(12万9837元)、科学研究・技術サービス業(12万3343元)で、これら三大業種の平均月収は軒並み1万元を上回った。
<18> 「人民網日本語版」2019年05月15日
18年平均給与が発表 情報伝達・ソフト・ITが首位
国家統計局は14日に2018年の平均給与データを発表した。それによると、都市部の非民間機関で働く人の年収ベースの平均給与は8万2461元(1元は約16.0円)、都市部の民間機関で働く人は4万9575元だった。産業別の最高は情報伝達・ソフトウェア・情報技術(IT)サービス産業だった。データによると、都市部の非民間機関の中で、情報伝達・ソフトウェア・ITサービス産業の平均給与は14万7678元に達して初めて14万元を突破し、産業別の首位に立った。中国労働学会の蘇海南副会長は、「一方で、IT産業はハイテク技術産業に属し、経済のモデル転換やバージョンアップの方向に合致しており、人材は相対的に供給不足であるため、給与の水準と増加率が急速に上昇した。また一方で、金融産業はここ2年ほど調整期にあり、業績が全体としてそれほど好調とはいえない」と説明した。
<17> 「人民網日本語版」2019年05月14日
日本の研究で縄文人は漢民族の祖先から分岐と推定
日本の国立科学博物館などからなる研究チームは13日、古代に日本列島に居住していた縄文人のゲノム(全遺伝子情報)の解析に成功したことを発表し、縄文人の祖先は中国大陸に住む現在の漢民族との共通祖先から分岐したと推定した。縄文人とは、今から約1万6千年前から3千年前に日本列島に暮らしていた古代人で、より紐を土器の表面に転がしてつけた文様を特徴とする彼らが作った「縄文土器」からその名がつけられた。日本のこれまでの研究から、現代日本人は、縄文人のDNAを約15%ほど受け継いでいることが判明している。
<16> 「人民網日本語版」2019年05月13日
稼いだ金を大胆に遣い、旅行を好む90年代生まれの若者たち
「90後(1990年代生まれ)」の圧倒的多数が、いまや、「勉学」、「仕事」、「家庭生活」という三大分野で奔走するようになっている。彼らの世代は、これまでの時代を打ち破る数多くの「特徴」を示している。少し前に北京大学マーケット・メディア研究センターと網易が共同で発表した「90後:インターネット時代原住民」と題する報告によると、「90後」が自分を描写する際に最も多く使っていた言葉は「オタク」で、3分の一の「90後」は、自分のことを「オタク」と表現していた。確かに、インターネットの発展によって、さまざまな娯楽スタイルが生まれ、現在では、家から一歩も出なくとも、時間をつぶす方法が数多く生まれている。しかし、「オタク」は、「90後」を表す唯一の特徴という訳ではない。オンライン旅行会社「携程旅行網」の調査研究データによると、「90後」の96%は、少なくも年に1度は旅行に出かけている。
<15> 「人民網日本語版」2019年05月11日
全国の看護師登録数は400万人以上 人口千人に3人
5月12日の国際看護師の日がまもなくやって来る。国家衛生健康委員会は定例記者会見で、全国の介護の取り組みの発展状況について説明した。それによると、2018年末時点で、全国の看護師登録数は400万人を超え、衛生分野の専門的技術者の50%近くを占め、人口1千人あたり3人に達した。このうち大専(短大に相当)以上の学歴の看護師が70%に迫り、看護師のプロフェッショナルとしての素質と専門的な介護サービスの能力が向上を続けているという。同委員会医政医管局の焦雅輝副局長は、「18年末現在、全国の介護院(介護ステーション)は800ヶ所以上、リハビリ病院は800ヶ所以上になった。高齢者の介護に従事する人々の塊が拡大し、医療介護者研修制度が構築されつつあり、高齢者介護サービスは徐々に機関からコミュニティ、家庭へ浸透し、急速な発展を遂げている」と述べた。
<14> 「人民網日本語版」2019年05月11日
「慰安婦」制度の被害者5人を新たに確認
中国侵略日本軍南京大虐殺遭難同胞紀念館によると、同館の分館・南京利済巷慰安所旧址陳列館の館員がこのほど湖南省岳陽市で、旧日本軍の「慰安婦」制度の被害者5人を新たに確認したという。95歳の凌さんと余さん、102歳と高齢の劉さん、99歳の楊さん、92歳の呉さんだ(年齢は中国の数え方による)。記念館の統計データによると、今年確認された100歳を超える劉年珍さんは、確認された大陸部で最高齢の旧日本軍「慰安婦」制度の被害者だ。1918年4月に生まれた劉さんは、今でも当時の情景をありありと覚えている。1944年の秋、旧日本軍が劉さんの故郷・岳陽にやって来た。知らせを聞いた村民たちは急いで逃げて身を隠した。劉さんも逃げようと思ったが、他の女性数人と一緒につかまってしまい、山中にある小屋に閉じ込められた。
<13> 人民網日本語版 2019年05月10日
中国対外貿易は安定の中で成長し原動力は増強を続ける
展示館には人の波が引きも切らず、素晴らしい商品が所狭しと並び、200数ヶ国・地域から多彩なバイヤーが次々にやって来る……5月5日に閉幕した第125回中国輸出入商品交易会(広交会)では、輸出取引額が累計1995億元(1元は約16.1円)に達した。取引額よりもさらに注目されるのは、参加した中国の対外貿易企業の革新(イノベーション)・バージョンアップの歩みが加速し、ハイテクで高品質かつ付加価値の高い出展商品が展示会で大歓迎される「人気者」になったことだ。広交会は以前から「対外貿易のバロメーター」と呼ばれ、この窓口を通して、中国対外貿易発展の新たな動向を観察することができた。今年に入り、中国の対外貿易は複雑な外部環境や諸々の不確定要因に直面しながら、安定の中で成長する流れを保ち、内生的原動力が増強を続ける。
<12>「人民網日本語版」2019年05月10日
北京市の最低賃金が7月より月額2200元に引き上げ
北京市人力資源(マンパワー)・社会保障局は9日、「北京市最低賃金規定」に定められた条件にもとづき、市委員会および市政府の認可を得て、北京市は7月1日より、全日制社員の最低月給および非全日制社員の最低時給を調整することを明らかにした。全日制社員の最低賃金は、月額2120元(1元は約16.1円)から2200元に、80元アップする。また、非全日制社員の最低時給は24元に、非全日制社員が法定祝祭日期間中に休日労働をした場合の最低時給は56元に、それぞれ引き上げられる。また、5月1日より、北京市の失業保険金が170元に引き上げられた。
<11>「人民網日本語版」2019年05月10日
米国籍華人が中国侵略日本軍南京大虐殺遭難同胞紀念館に資料を寄付
江蘇省南京市にある中国侵略日本軍南京大虐殺遭難同胞紀念館は5月9日、新たに収集した文化財を発表する記者会見を開き、米国籍華人の魯照寧さんと南京民間抗戦史研究者の張定勝さん、張育松さんらがそれぞれ紀念館に文化財史料を寄付した。今回魯照寧さんが寄付したコレクションは107点にのぼり、その中には8ミリと16ミリの映像フィルムの原版16本もが含まれており、1937年から1945年にかけて世界規模で生じた国際的な事件が記録されている。またその中には1937年に日本軍が上海と南京を爆撃するシーンも含まれているという。
<10> 「人民網日本語版」2019年05月10日
日本の10連休で中国のインバウンド市場に特需
明仁天皇の退位および徳仁天皇の即位に伴い、4月27日から5月6日まで10連休となった日本。それに伴い、中国のインバウンド市場も特需に沸いた。9日、10連休中に中国を旅行した日本人観光客関連の統計が続々と発表された。旅行社・JTBの試算によると、10連休中の日本国内と海外を合わせた日本の旅行者数は延べ2467万人で過去最高。そのうち、中国を訪れた日本人の数は前年同期比8%増の9万4000人に達した。中国の旅行サイト・携程網が発表した統計によると、10連休中に中国を訪問した日本人観光客は「80後」(1980年代生まれ)と「90後」(90年代生まれ)がその中心だった。「80後」が全体の38%を占め最多で、2位の「90後」は29%だった。また、中国をじっくりと旅する日本人観光客がますます増えている。統計によると、10連休中に中国を訪問した日本人の滞在日数は、36%が4日から5日間、28%が6日から8日間、7%が8日間以上だった。
<9> 「人民網日本語版」2019年05月09日
貧困県が「0」になり貧困から脱却した陝西省延安市
陝西省政府は7日、延安市の延川と宜川両県が貧困県から脱却したと発表した。これにより、革命の聖地である延安市の貧困県は「0」となり、県民226万人が「絶対貧困」からの脱却を実現した。今年2月の時点で、延安市では693ヶ所の貧困村が貧困から脱却し、7万700世帯、19万5200人が貧困から脱却した。貧困人口は2014年末の時点の7万6200世帯、20万5200人から、今年2月には5526世帯、1万34人まで減少し、貧困発生率は13.2%から0.66%に改善された。延安市は、貧困に陥っている地域が比較的広範囲にわたり、経済発展から立ち遅れた市となっている。1978年、中央政府は、延安地区の穀物買い上げ任務を55%減らし、同市に毎年、5000万元(1元は約16.4円)の援助金を交付することを承認し、この支援は1987年まで続いた。
<8> 「人民網日本語版」2019年05月09日
重慶市、重点水域での漁獲を10年間禁止に
重慶市はこのほど、「長江水生生物の保護事業強化に関する重慶市人民政府弁公庁の実施意見」(以下、「意見」)を発表した。「意見」よると、2020年まで、重慶市の長江・嘉陵江・烏江の主流など重点水域では、年間を通じて漁獲が禁じられる。禁止措置は暫定的に10年間と定められた。重慶市は、重点水域での漁獲禁止、科学的な漁獲禁止・限定区域の制定などの措置を通じ、全市の水生生物保護区で、2019年末までに全面的な漁獲禁止を実現する構え。その他の重点水域については、2020年末までに漁獲禁止を全面的に実施する。
<7> 「人民網日本語版」2019年05月09日
乗車券購入時の臨時身分証の認証に写真不要に
中国鉄道総公司はこのほど微博(ウェイボー)の公式アカウントで、「公安部鉄路公安局は、全路公安機関ビデオ会議において、乗車券購入時に臨時身分証で身分証明を行う場合の写真をめぐる問題に関し、乗客の便宜を図り、最大限のサービスを行うという原則にもとづき、公安身分証作成窓口において全て公安部人口情報システムによって乗客の身分認証を行うことで、申請者に写真提供を要求してはならない。また、申請者に指定場所に赴いて写真撮影を行うよう求めてはならない」とする方針を明らかにした。
<6> 「人民網日本語版」2019年05月08日
従来式の港澳通行証が9月13日で全て失効に 中国
中国国家移民管理局は5日、従来式の「往来港澳通行証」が今年9月13日で全て失効になると発表した。同通行証は、中国大陸部から香港地区、澳門(マカオ)地区に行く際に必要で、最短有效期限は3ヶ月。従来式の通行証を使って期間延長などの新たな申請をする場合は色々と不便が生じることになる。カード式電子往来港澳通行証は2014年9月から導入されている。今年4月1日から、国家移民管理局は、「通行証」などの出入境関連証明書類の手続きが、戸籍地や居住地を問わず、どこでも申請できるようになる「全国通弁」をスタートさせ、中国大陸部の住民は、カード式電子往来港澳通行証の手続きやツアー旅行に行く場合に必要な手続を、一層便利に行えるようになった。中国大陸部の住民は、中国全土にある出入国管理窓口ならどこででも手続きを行えるほか、国家移民管理局の公式アプリ、公式サイトなどでも手続きを行える。また、カード式証書を持っていれば、セルフ発行機でツアーで香港地区や澳門地区旅行に行く場合に必要な手続を行うこともできる。
<5> 「人民網日本語版」2019年05月08日
「魯迅の名言」検索サイトが五四運動100周年でユーザー登録殺到し、サーバーダウン
「子供の頃、作文を書くときには、文章に彩を添えるために、有名人の名言を引用することが多かった」という経験がある人はたくさんいるだろう。だがその使い方を間違えてしまうと、物笑いの種になりかねない。このほど、「魯迅が語った言葉」を検索できるサイトがあるという情報が、多くのネットユーザーの間に広まっている。さっと検索をかけるだけで、それが本当に魯迅によるものかがわかるため、今後は魯迅の名言・名句と称した言葉を悪ふざけに使うことはできなくなる。ネットユーザーの間で話題となっている「魯迅が語った言葉」が検索可能なサイトの正式名称は、「魯迅博物館資料査訊オンライン検索系統(URL:http://cx.luxunmuseum.com.cn/)。公式サイトの紹介によると、同システムは、北京魯迅博物館文物資料保管部が整理したもので、魯迅の原作全編、翻訳作品全編および研究月刊の3つのサブシステムで構成されており、システム内の全資料の著作権は北京魯迅博物館が保有している。
<4> 「人民網日本語版」2019年05月07日
南ア航空が広州-ヨハネスブルグ直行便を就航
広州白雲国際空港は、今年9月19日より、中国広東省の広州と南アフリカのヨハネスブルグを結ぶ直行便を就航することを明らかにした。同ルートは、南アフリカ共和国のフラッグキャリアである南アフリカ航空(SAA)が運航し、飛行時間は13時間40分。第一便は9月18日にヨハネスバーグを出発し、翌19日に広州に到着する。広州-ヨハネスバーグ便は、週3便運航され、使用機材はエアバスA340―300型旅客機。往路便のフライト・ナンバーはSA289便で、毎週月・木・土の午後10時15分(現地時間、以下同じ)に広州を出発し、翌日午前5時30分にヨハネスブルグ着。復路便はSA288便で、毎週水・金・日の午後7時25分にヨハネスブルグを出発し、翌日午後3時5分に広州着となる。
<3> 「人民網日本語版」2019年05月07日
雨上がりの棚田の幻想的な雰囲気楽しめる広西チワン族自治区
広西チワン族自治区桂林市竜勝各族自治県の竜脊棚田は現在、田植えの時期を迎えており、田んぼには水が入れられている。同地では今の時期、雨上がりになると、靄が広がり、息をのむような絶景が広がり、観光と撮影に最適のシーズンとなっている。
<2> 「人民網日本語版」2019年05月05日
中国のメーデー4連休、観光市場が絶好調に
メーデーに合わせて4連休となった中国。5月1日の鉄道利用者は延べ1724万3000人と、1日当たりの利用者としては過去最高を記録した。連休中、民用航空会社の便数は前年同期比5.63%増の5万2725便に達した。また重点的にモニタリングされた中国全土における観光スポット36ヶ所の周辺の1日当たりの交通量は前年同期比8.23%増だった。中国文化・観光部(省)の試算では、連休中、中国の国内旅行者数は延べ1億9500万人に、観光收入は1176億7000万元(1元は約16.5円)に達した。消費額が501—1000元の旅行者の割合が最も高く、全体の38%を占めた。旅行者の旅行日数は平均2.25日で、清明節(先祖を祭る中国の伝統的な祭日、今年は4月5日)に合わせた3連休より9.5%長かった。
<1> 「人民網日本語版」2019年05月01日
大連理工大学70周年 中日学生交流大会に日本から370人
USNewsの2018年度版世界大学ランキングで中国大陸部の大学として21位に選ばれ、世界一流大学と一流学科の構築を目指す中国の取り組み「双一流」の対象校である大連理工大学は今年、創立から70周年を迎える。記念活動の一貫として、また「2019年中日青少年交流推進年」の一連の活動の1つとして、4月30日から5月5日にかけて、同大は日本の科学技術振興機構(JST)と東京大学、大阪大学をはじめとする日本の大学27校から教員・学生約370人を招き、友好交流活動「中日大学生交流大会」を実施する。中日の青少年の間の深い理解と相互信頼を強化し、中日の高等教育分野において両国の世代間の友好により多くの活力とプラスのエネルギーを注入するのが狙いだ。同大の宋永臣副学長は、「対日交流は大連理工大学の大学運営国際化における目立った特徴と核心的分野になっている。中日の大学生がこの活動を通じてお互い同士の理解を増進し、人生の途上でお互いに助け合う協力パートナーになり、両国の民間友好交流における最も活発なニューパワーになることを願う」と述べた。