カテゴリー別アーカイブ: お知らせ

南京紀念館の「誓い」の碑が新しくなりました。

2024/12/07 土曜日 12:00

    新しい「誓い」の碑

 紀念館から以下のとおり連絡がありました。とてもスマートなデザインで、読みやすくなった感じです。

 最近、当館の平和公園は施設の更新作業(緑のリニューアル)を行いまして、
デザイナーの専門家が、全ての記念碑の形を一致にしたほうがいいとアドバイスしたことで、2009年に貴会が設置される「誓い」碑の新バージョンを作りました。
 当時、銅板の碑を作った際に、日本語のフォントをきちんと選択できなかったため、字の形がやや変になったり、また字や句読点が欠落したりこともあるため、より読みやすくい同じ内容の「誓い」碑に更新致しました。

日中労交結成50周年記念

「日中労働者交流協会50年のあゆみ」を発刊しました!

注文受付中

 日中労働者交流協会(日中労交)は、1974年8月21日、総評系産別24単産、9地県評、同盟系産別1単産、中立労連が結集してつくられました。初代会長は市川誠(総評議長)、初代事務局長は兼田富太郎(全港湾委員長)です。総評解散後も個人加盟の形式で組織を残し、日中労働者の平和友好連帯活動を続けてきました。

 1985年8月15日、中曽根首相が靖国神社に公式参拝した日、市川会長は南京の侵華日軍南京大屠殺遇難同胞紀念館の開館式に出席し、「日中不再戦の誓い」を刻んだ「鎮魂の時計」を南京市に寄贈しました。日中労交はこの「誓い」の精神をもとに、すなわち「日本軍国主義の中国侵略戦争を労働者人民の闘争によって阻止し得なかったことを深く反省し」、「日中不再戦、反覇権の決意を堅持し、子々孫々、世々代々の友好発展、平和の確立」のために活動を続けています。

 このほど結成50周年を記念して「南京に『日中不再戦の誓い』の碑を建てて―日中労働者交流協会50年のあゆみ」(発行:労働教育センター)を発刊しました。価格は2000円(税別)です。

本の目次

本の紹介チラシPDFダウンロードはここをクリックしてください。

 

日中労交では以下の書籍や50周年記念バンダナを取り扱っていますので、合わせてご注文ください。

 

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正 誤 表

「日中労働者交流協会50年のあゆみ」の校正で誤りがありました。謹んでお詫びいたします。

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 取扱い書籍

・南京の侵華日軍南京大屠殺遇難同胞紀念館の売店でのみ販売している「南京大虐殺の史実展」(日本語版)価格は98元ですが頒価2000円です。

南京出版伝媒集団 南京出版社

・内田雅敏著「飲水思源 以民促官」藤田印刷エクセレントブックス、価格は1200円(税別)です。

内田雅敏著「飲水思源 以民促官」

・日中労交50周年記念バンダナ、価格は1000円(税別)です。

日中労交50周年記念バンダナ

日中平和友好条約締結45周年記念大集会

今年は日中平和友好条約締結45周年です。同条約は、「両国間の恒久的な平和友好関係を発展させる」ため、1978年8月12日に調印されました。こんにちの日中関係はこの半世紀で最悪の状況と言われています。日中平和友好条約締結45周年に際し、現状をどう打開し、恒久的な平和友好関係を発展させるにはどうしたらよいか、考えてみたいと思います。

●日中平和友好条約締結45周年記念大集会
 —日中友好こそ、日本の最大の安全保障のひとつだー
日時 2023年8月10日(木)14時〜 (開場13時30分)
場所 衆議院第一議員会館 地下1階・大会議室
来賓 鳩山友紀夫(元総理大臣)
   呉江浩(駐日中国大使)
講演 浅井基文(元広島平和研究所所長)
   「バイデン・岸田対中対決政治は清算しなければならない」
各界からの発言
   古賀茂(政策アナリスト、元経済産業省官僚)
   奥谷禮子(人材派遣会ザ・アール創業者)、
   乗松聡子(ピース・フィロソフィー・センター代表)
   泉川友樹(沖縄大学地域研究所特別研究員)
   大野芳一(日中一帯一路促進会代表)
事前にメールでの申し込みが必要です。
murayamadanwa1995@ybb.ne.jp
定員(300名)に達し次第、申し込みを締め切ります。

満州事変90周年・緊急集会(9/17)

 「戦争の歴史を隠蔽し、性懲りもなく中国敵視に走るのか」
 ―米国の反中包囲網の手先となることは許されない―
 ―アジアとの友好・連帯を基軸に据えなければならない―

 今年9月18日は、中国・アジア諸国に対する15年戦争の発端となった「満州事
変」(柳条湖事件)の90周年を迎える。15年戦争で中国を始めとするアジア各国は2000万人を越える膨大な犠牲者を出し、また日本も軍人・民間人を合わせた死者約310万人を出した。
 日本国憲法は、侵略戦争への反省から「政府の行為によって再び戦争の惨禍が起こることのないようにすることを決意し」と宣言し、また「日中共同声明」は「日本側は、過去において日本国が戦争を通じて中国国民に重大な損害を与えたことについての責任を痛感し、深く反省する」と述べた。
 周知のとおり今や日本の多数の企業が中国に進出している。日本の貿易や観光業は中国を最大の相手国にしている。文化芸術や学術研究の領域でも日中間の交流は深く浸透している。
 しかるに、菅政権は日中関係の歴史的重みを忘れ、バイデン政権の対中国対決戦略にのめり込んでいる。菅政権の反中暴走は、国交正常化を実現した1972年の日中共同声明の精神を踏みにじる意味においても、絶対に許されることがあってはならない。
 このような状況を踏まえて、国際政治・アジア政治分析の第一人者である、浅
井基文氏(元広島平和研究所所長・元外務省中国課長)が今日の日本と中国の関係・アジア情勢について、鋭い分析にもとづく、基調講演をされます。
 また、来賓として、常日頃から、日本とアジア諸国とりわけ近隣諸国との友好
・連帯の持論を展開されている森田実氏(政治評論家)と、日米の軍事情勢に詳しい前田哲男氏(軍事ジャーナリスト)が特別スピーチを展開されます。
 これらの日本を代表する、知の巨人のお話は、興味深い講演になると思います。多くの皆様方のご出席をお待ちしています。

日 時:2021年9月17日(金)15:00~(開場14:30)
会 場:衆議院第一議員会館・地下1階・大会議室

※必ず、事前申し込みが必要です。

*「満州事変90周年・緊急集会」記録映像(UPLAN 撮影)をユーチューブで見ることができます。


●プログラム

1.総合司会:吉池俊子(アジア・フォーラム横浜代表)
2.主催者代表挨拶:藤田高景(村山首相談話の会・理事長)
3.来賓のスピーチ
 森田実(東日本国際大学名誉教授・政治評論家)
  「アジアの平和と繁栄の肝は、日中の協調と友好にある」
 前田哲男(軍事ジャーナリスト)
  「南西諸島へのミサイル配備と対中戦争の危険性」
4.連帯の挨拶
 沖松信夫 日中友好8・15の会(日中元軍人の会)代表幹事
  「柳条湖事件記念日に思うこと」
5.特別講演
 浅井基文(元広島平和研究所所長)
  「日中共同声明・日中関係のあるべき姿を考える」
6.質疑応答
7.閉会の挨拶:伊藤彰信(日中労働者交流協会会長)

●申し込み:会場は300名定員ですが、諸般の情勢により、200名で申し込みを締
     め切りますので。恐縮ですが、なるべく早めに、以下のメールまで申
     し込みを、お願いいたします。
      会場ではマスク着用をお願いします
 E―mail: murayamadanwa1995@ybb.ne.jp

◇主 催 満州事変90周年緊急集会実行委員会
連絡先(事務局)
090-9399-3941(松代)、090-8565-5407(小山)、090-8808-5000(藤田)

◇代表呼び掛け人
植野妙実子(中央大学名誉教授)、内田雅敏(弁護士)、大内秀明(東北大学名誉教授)、大槻義彦(早稲田大学名誉教授)、岡本厚(元「世界」編集長)、笠原十九司(都留文科大学名誉教授)、鎌倉孝夫(埼玉大学名誉教授)、鎌田慧(ルポライター)、香山りか(精神科医・立教大学教授)、纐纈厚(山口大学元副学長)、高嶋伸欣(琉球大学名誉教授)、髙野孟(インサイダー編集長)、田中宏(一橋大学名誉教授)、鳥越俊太郎(ジャーナリスト)、日森文尋(朝鮮の自主的平和統一支持日本委員会議長)、前田朗(東京造形大学名誉教授)、前田哲男(軍事ジャーナリスト)、山田朗(明治大学教授)、和田春樹(歴史学者)、藤田高景(村山首相談話の会・理事長)

◇呼び掛け人(順不同)
林郁(作家)、田代博之(重慶大爆撃訴訟弁護団長)、中山武敏(東京大空襲訴訟弁護団長)、児玉勇二(弁護士)、沖松信夫 日中友好8・15の会(日中元軍人の会)代表幹事、大口昭彦(ノーハプサ訴訟弁護団長)、一瀬敬一郎(弁護士)、粟遠奎(NPO法人都市無差別爆撃の原型・重慶大爆撃を語り継ぐ会代表理事)、王選(NPO法人731部隊・細菌戦資料センター代表理事)、伊香俊哉(NPO法人都市無差別爆撃の原型・重慶大爆撃を語り継ぐ会代表理事)、下山保(元パルシステム生協連合会理事長)、柳田真(タンポポ舍共同代表)、石河康国(労働者運動史研究家)、山中幸男(救援連絡センター・事務局長)、伊藤彰信(日中労働者交流協会会長)、長瀬隆(著述業)、長谷川和男(国連人権勧告の実現を!実行委員会)、近藤昭二(ジャーナリスト)、、村山和弘(不二越訴訟連絡会)、中川美由紀(不二越訴訟連絡会)、北川広和(日韓分析編集人)、李徹、水上宏(株・水上副会長)、高梨晃嘉(神奈川歴史教育を考える市民の会事務局長)、吉池俊子(アジア・フォーラム横浜代表)、根津公子(「日の丸・君が代」被処分者)、増田都子(東京都学校ユニオン委員長)、松代修平(村山首相談話の会・理事)、小川利靖(村山首相談話の会・理事)、小山俊(市民自治をめざす1000人の会・運営委員)、五井信治(731部隊細菌戦資料センター)、奥田和弘(日本軍「いあんふ」問題関西ネットワーク共同代表)、中野英幸(差別と排外主義に反対する連絡会)、渡辺好造(地球環境フォーラムJAPAN)、梶間恒夫(村山首相談話の会)、仲村正昭(不動産コンサルタント)、深澤善夫(村山首相談話の会・理事)、乾喜美子(経産省前テント広場)、橘優子(被ばく労働ネット)、石川美知子(日中友好21の会)、大島ふさ子(詩と朗読「たきび」の会)、細田加代子(救援連絡センター)、大場晴男(NHK放送と語る会)、和田千代子(ABC企画委員会・事務局長)、皆川義幸(村山首相談話の会・理事)、小菅きぬ江(群馬合同労組執行委員)、加藤弘吉(森友ごみ問題考える会世話人)、小泉恵美(森友ごみ問題考える会世話人)、河原崎道枝(村山首相談話の会)、朝倉真知子(菅政権による検察・行政の強権支配を糺す会)、坂本政美(千葉県市民連合一区運営委員)、大嶋眞之助(村山首相談話の会)、沖野章子(ABC企画運営委員)、渡辺洋介(ピースデポ・研究員)

中国人俘虜殉難者日中合同追悼の集い (11月19日)

2019年10月31日

村山首相談話の会の諸活動でお世話になっております皆さまへ

村山首相談話の会・理事長 藤田高景

連日のご奮闘に心から敬意を表します。
 さて、来たる11月19日(火)午前9時から、東京都港区の「芝公園23号地」で、「第2回・中国人俘虜殉難者日中合同追悼の集い」(詳細は添付のチラシをご参照下さい) を開催いたします。
 中国から遺族・幸存者・宗教者ら50名も来日し、参加されます。
 皆さま方のご出席をお待ちしております。

●なお、本集会開催の趣旨は下記の通りです。
 第二次世界大戦末期、日本は国内の労働力を補うために、4万人に近い中国人を大陸から強制連行して、全国135カ所の鉱山や港などで奴隷労働を強制し、酷い待遇と虐待で多くの中国人が異国他郷で亡くなりました。
 今年は、中国から日本に強制連行されて殉難した中国人の遺骨が、秋田県岡
で発掘されて(1949年8月)から、丁度70年目に当たります。
 戦後、日本政府が作成した「外務省報告書」によれば、日本に強制連行されて亡くなった中国人の数は6830名に上ります(実数はこれより遙かに多い)。戦後、在日華僑、在日朝鮮人、宗教界、友好団体、労働組合などが中心となって進めた遺骨送還運動によって、当時は国交未回復という状況の中にもかかわらず、多くの困難を克服しながら、計2300体余の遺骨が中国に送還されました。故周恩来総理は、日本から来た遺骨捧持代表団を北京に招き、その友好と人道の精神を賞賛しました。現在、これらの遺骨は2006年に新たに建設された天津の在日殉難烈士・労工紀念館に、日本軍国主義の中国侵略の鉄証として大切に保管されています。
 しかし、なお多くの遺骨がこの日本の山野に埋もれたままになっています。
 この為、2009年の第一回慰霊法要に引き続き、今回、中国より約50名の御遺族をお招きし、中国人俘虜殉難者の為の日中合同追悼の集いを開催する事となりました。多くの日本の皆さんのご参加をお待ちしております。
(なお、当日は、午前9時から会場で追悼の6830足の靴並べを行ないます。中国から来られたご遺族とともに、日本の市民の皆さんもご一緒に追悼の意味をこめて靴並べを行ないたいと思いますので、早朝で恐縮ですが、当日は、午前9時までに芝公園23中国人俘虜殉難者日中合同追悼の集い号地に御集合いただきますようお願いいたします。)

          記

主催:中国人俘虜殉難者日中合同慰霊実行委員会

共同代表:田中宏(一橋大学名誉教授)
     内海愛子(恵泉女学園大学名誉教授) 
     林康治(熊本華僑華人総会名誉会長)

後援:中華人民共和国駐日本国大使館  
   真宗大谷派運行寺(なつめ寺)
   公益社団法人日本中国友好協会(会長 丹羽宇 一郎)
   中日合同慰霊法要旅日華僑協賛会
   南京大虐殺60ヵ年全国連絡会、 
   山谷労働者の会、 他

協力:村山首相談話を継承し発展させる会(理事長:藤田高景)

会場:芝公園23号地(港区芝公園3の4)
    都営三田線「御成門」徒歩5分
    都営浅草線、大江戸線「大門」徒歩8分
    JR「浜松町」徒歩12分

●お願い……「当日の配布資料」や「追悼の生花」の調達・準備のため、ご出席いただける方は、恐縮ですが11月12日までに、下記のメールアドレスまたは携帯に、ご連絡を、お願いいたします。
 E-mail  murayamadanwa1995@ybb.ne.jp
 携帯 090-8808-5000(藤田高景)

ビザ発給拒否・中国人入国拒否裁判(4/18)と報告会の案内 (4/1)

村山首相談話を継承し発展させる会の藤田さんから4月18日の「ビザ発給拒否
・中国人入国拒否裁判」と当日18時から衆議院第1議員会館で開催する「裁判報
告会」の参加要請がありましたので転送します。
この裁判に関する理解と関心をお願いします。

伊藤 彰信


いつもお世話になっております皆様へ
いつも村山首相談話の会の諸活動でお世話になっております皆様へ
村山首相談話の会・理事長・藤田髙景(携帯090-8808-5000)

連日のご奮闘に心から敬意を表します。

①いよいよ最大の山場を迎えました4月18日の「ビザ発給拒否・中国人入国
拒否裁判」(4月18日13時30分から東京地裁・大法廷)と
②同日(4月18日)裁判終了後、18時から衆議院第1議員会館で開催する「裁判報
告会」の、ご案内です。(添付資料の最初のチラシを参照下さい)

上記 ①の裁判傍聴と、②の裁判報告会に、ご多忙中、恐縮ですが、万障お繰
り合わせの上、ご出席いただきますようお願い申し上げます。

●詳細のご案内は以下の通りです。

①いよいよ最大の山場を迎えました4月18日の「ビザ発給拒否・中国人入国拒否裁
判、田中宏一橋大学名誉教授と中国湖南省の細菌戦被害者の高鋒さん原告本人尋問が実現)」(13時30分から東京地裁・大法廷

日時 2019年4月18日(木)13時30分~17時00分
傍聴は抽選になりますので、13時00分に抽選の申し込みは締め切られますので、必ず13時00分までに、東京地裁正面玄関にお越しいただき、抽選の申し込みをして下さい。
★場所 東京地裁103号・大法廷

②4月18日裁判終了後、18時から衆議院第1議員会館で開催する「裁判報告会」
の、ご案内です。

★日時 2019年4月18日(木)18時~19時30分
17時30分から、衆議院第1議員会館のロビーで入館証を配付します。
★会場 衆議院第1議員会館・B1・大会議室
※必ず、事前申し込みが必要です。

上記①の裁判傍聴と、②の裁判報告会に、ご多忙中、恐縮ですが、万障お繰り
合わせの上、ご出席いただきますようお願い申し上げます。

●この裁判の意義と経過

この裁判は、2015年11月の27日から3日間、「村山首相談話の会が中心となっ
た実行委員会」が主催して開催した「戦争法の廃止を求め、侵略と植民地支配の
歴史を直視し、アジアに平和をつくる集い」という国際シンポジウム(添付資料
を御参照下さい。2015年11月に作成したチラシ)を開催しました。私達は、この
国際シンポジウムで貴重な発言を頂くために、①韓国から強制連行・徴用工の被
害者・関係者(約10名)と、②中国から日本軍の細菌戦争の犠牲者の遺族と支
援団体の弁護士・公務員など12名を招聘いたしました。しかし、韓国の侵略戦
争犠牲者はビザが不要で入国できましたが、中国の細菌戦被害者と支援者は、来
日予定の12名全員が外務省によってビザ発給を拒否され、日本への入国ができ
ませんでした。

本件集会は日本が二度と再び侵略戦争を引き起こさないために企画されたも
のであり、中国人細菌戦被害者の発言は本件集会のメイン企画でした。ところが
中国人細菌戦被害者が一人も入国できなくなったため、中国の戦争犠牲者との間
で充実した意見交換を行うことが妨害され、本件集会は「集会の自由」を侵害さ
れ重大な被害を受けました。

そもそも今回の中国人細菌戦被害者らに対する政府・外務省によるビザ発給
拒否は、本来のビザ発給基準を明らかに逸脱した違法な処分です。
同時に、本件ビザ発給拒否は、本件集会の名称に「戦争法の廃止を求め」との文言
があるのを口実に中国の細菌戦被害者が細菌戦の悲惨な被害事実を訴える機会を封
じ、戦争法の廃止を求める表現活動の抑圧を狙ったもので、日本国憲法21条が保障する「集会の自由」を侵害する憲法違反の暴挙です。

万一政府・外務省が今後も今回中国人細菌戦被害者らに行ったような違法な
ビザ発給拒否を繰り返すならば、日本や日本人はアジアの戦争犠牲者の方々との
友好的な交流を行うことができなくなります。

そこで、2016年3月、上記のような暴挙が日本で二度と繰り返されないように
するため、別紙チラシ(添付資料参照。2016年3月に作成したチラシ)に記載し
た日中の6名が原告となって、ビザ発給拒否と憲法21条が保障する集会の自由
を侵害した日本国の責任を追及するため、国家賠償請求の裁判を東京地方裁判所
に提訴しました。

こうした裁判は日本では前例のない初めての裁判ですが、これは「集会の自由」
を守る“自由獲得のための闘い”に他なりません。

●2016年の3月から今日までの裁判の経過は簡単にご報告すると以下の通りで
す。

この3年間で、10数回の裁判をやってきましたが、政府・外務省の基本的立場
は「外国人を日本に入国させるか、させないかは政府の専権事項だ。よって詳細は答える必要は無い」として、私ども原告の質問にも、ほとんど返答を拒否するという態度に終始し、開き直った答弁を繰り返してきました。

そのような経過の中で、東京地裁の裁判長は、私たちが以前から要求してきた
証人尋問について、原告の二人(一橋大学名誉教授の田中宏さんと中国湖南省の細菌戦被害者の高鋒さん)については、ようやく認め、4月18日に、この御二人の原告本人尋問が実現することになりました。しかし、私たちがこの間、強く求めてきた、外務省の担当課長(2015年のビザ拒否事件の直接の現場担当責任者)については、頑として証人尋問を認めようとせず、そればかりか諸情報によると、4月18日の次の裁判である5月17日には、裁判の打ち切りに出てくる危険性が高まってきております。

その意味で、私達が田中宏・一橋大学名誉教授や高嶋伸欣琉球大学名誉教授等
と、安倍政権・外務省を相手にして、2016年から闘ってまいりました「ビザ発給拒否・中国人入国拒否裁判」の最大の山場が、きたる4月18日の裁判となります。

●4月18日の13時30分から東京地裁103号大法廷で開催される、「ビザ発給拒否
国賠裁判」の最大の山場となる裁判に、一人でも多くの市民の皆さんが、監視・傍聴のためにかけつけていただく事が肝要です。
裁判所までもが、安倍政権に「忖度(そんたく)」するような事がないよう監
視・傍聴のためにも、多くの皆さんの傍聴を、お願い申上げます。
なお、当日の傍聴は抽選になる可能性が高いので、抽選受付は、、13時00分
に締め切られますので、ご多忙中、恐縮ですが当日は13時00分までには東京地
裁玄関にお越しいただき、傍聴抽選の申し込みをして下さい。

4月18日の18時から衆議院第1議員会館で開催する報告集会(300人規模)
での発言者は、
田中宏・一橋大学名誉教授
高嶋伸欣・琉球大学名誉教授
③特別ゲストとして政治評論家の森田実さん
④原告である中国湖南省の細菌戦被害者の高鋒さん
⑤弁護団の浅野弁護士、殷弁護士から、戦後の日本社会で、ビザ発給拒
否を真正面から争う、史上、初めての裁判となった、この歴史的裁判の理論的意味・位置づけ等について、詳細な報告がなされます。

その意味でも、大変、興味深い、報告集会となりますので、万障お繰り合わせの上、皆様のご出席をお待ちしております。

●衆議院第1議員会館のロビーでは当日(4月18日)17時30分から、入館カードの配布を行なっております。
●なお、4月18日18時からの集会は ※必ず、事前申し込みが必要です。
●申込先:会場は300名定員です。300名で申し込みを締め切りますので、恐縮ですが、至急、以下までメールでお申し込みを、お願い致します。

村山首相談話の会・Email : murayamadanwa1995@ybb.ne.jp
携帯電話 : 090-8808-5000

参考資料として、①2019年4月18日の集会の案内チラシ(添付資料)、②東京新聞が2018年6月に報道してくれた記事(添付資料)、③朝日新聞の2015年12月1日の論説(添付資料)等を、添付でおくりますので、ご一読いただければ幸いです。

① 2019年3月1日 ★チラシ●最終確定版
② 2019年3月24日 呼び掛け文
③ 2018年06月09日 東京新聞 ビザ拒否裁判の報道記事 
④ 2019年03月20日 ビザ裁判 朝日の論説2015年12月1日 
⑤ 2015年11月 作成のチラシ 
⑥ 2016年3月に作成のチラシ 

日本反戦平和記憶国際シンポジウム (3/8) へのご案内

連日のご奮闘に心から敬意を表します。
さて、来たる3月8日16時から、村山首相談話の会の主催で、衆議院第1議員
会館で、中国から著名な学者の皆さんを招聘し、日本の各界でご活躍の大学教授
・ジャーナリスト・市民運動家の皆さま方の出席のもと、「日本反戦平和記憶国
際シンポジウム」(添付のカラーチラシを御参照下さい)を、下記の要領で開催
いたします。
大変、中味の濃い、充実した内容の国際シンポジウムとなりますので、ご多忙
中、恐縮ですが、万障お繰り合わせの上、ご出席いただきますようお願い申し上
げます。

村山首相談話の会・理事長・藤田高景(携帯090-8808-5000)

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「村山首相談話を継承し発展させる会」主催/「国際アジア共同体学会」後援

●●日本反戦平和記憶国際シンポジウム●●

第二次安倍内閣は、防衛費を毎年増加させ続け、2015年には集団的自衛権
の行使容認を含む安保法制を制定して憲法の平和主義を形骸化させようとしています。
現在、安倍首相は2020年の憲法改正で自衛隊を憲法に盛り込み平和主義の核
心である憲法9条2項の「戦力不保持、交戦権否認」を死文化させようと狙っています。
このように日本の政治状況は大変危険な方向に向かって進んでいますが、日本
人の中には政治に無関心な人も少なくありません。その原因は、一つには日本人
が過去の旧日本軍による中国・アジア諸国への侵略と植民地支配という歴史につ
いて教育を受けていなことにあります。
同時に、日本人、特に若者が憲法の平和主義を支えてきた戦後の日本民衆の粘り強い反戦平和の運動を知らないことにあります。
今回、私たちが中国からお招きする南京師範大学の林敏潔教授は、「日本の民
衆の反戦運動とその記憶」ついて研究されています。林敏潔教授は、中国の人々、
特に若い世代に日本での反戦・平和の活動の事実を正確に伝えることは、長期的
に見れば日本と中国の友好と和解と共生に役立つという信念から、地道な研究に
取り組んでこられました。林教授の研究は、実は日本人にとっても極めて重要です。
私たちは、アジアと世界の平和実現をめざし林敏潔教授の日本における反戦・
平和の活動記憶を後世に残そうと言う思いに賛同し、日本の学者・研究者・ジャー
ナリスト・社会運動家が一堂に会し、日本反戦平和記憶国際シンポジウムを下記
の要領で開催する事にしました。多くの皆様方のご出席をお待ちしております。

日時 2019年3月8日(金)16時~19時30分
15時30分から、衆議院第1議員会館のロビーで入館証を配付します。
会場 衆議院第1議員会館・B1・大会議室
※必ず、事前申し込みが必要です。

●申込先:会場は300名定員です。300名で申し込みを締め切りますので、恐縮ですが、大至急、以下までメールでお申し込みを、お願い致します。
村山首相談話の会・Email : murayamadanwa1995@ybb.ne.jp
<mailto:murayamadanwa1995@ybb.ne.jp>
携帯電話 : 090-8808-5000

*日本反戦平和記憶国際シンポジウム案内チラシ

明治150年」徹底批判! 侵略と植民地支配の歴史を直視し、アジアに平和をつくる国際シンポジウム(11/29)

「アジアと日本の連帯実行委員会」の主催で、来たる11月29日(木)と30日の
2日間、衆議院第1議員会館で「軍備拡大と改憲・戦争への道を許すな!「明治
150年」徹底批判!侵略と植民地支配の歴史を直視し、アジアに平和をつくる国
際シンポジウム」が開かれますので、ご案内します。(詳細は、添付のPDFチラ
シをご参照下さい)

軍備拡大と改憲・戦争への道を許すな!
「明治150年」徹底批判!
侵略と植民地支配の歴史を直視し、アジアに平和をつくる国際シンポジウム

11月29日(木)14時(開場13時30分)

会場:衆議院第1議員会館・B1・大会議室

総合司会:市来伴子 (杉並区議会議員)
主催者挨拶:藤田高景 (村山首相談話の会)
連帯のご挨拶 野党各党 、福山真劫・平和フォーラム共同代表

基調講演: 「明治150年」史観批判
―近現代日本の戦争・植民地支配と国民統制―
山田朗(明治大学教授)

※ 韓国・中国の戦争被害者の発言があります

11月30日(金)

▼午前:10時(開場9時40分)

会場:衆議院第1議員会館・B1・大会議室

●韓国・中国の侵略被害者の証言を聞く集い

▼午後:14時(開場13時30分)

会場:衆議院第1議員会館・B1・大会議室

総合司会:坂本洋子(ジャーナリスト)
◎基調講演①: 内海愛子(恵泉女学園大学名誉教授)
   サンフランシスコ講和体制を考える
  ―戦争裁判・賠償そして日米安保条約―
◎基調講演②: 田中宏(一橋大学名誉教授)
   継続する植民地主義と朝鮮学校差別
●韓国・中国からの発言
●総括発言:林郁(作家)

代表呼びかけ人
鎌田慧(ルポライター)、鎌倉孝夫(埼玉大学名誉教授)、田中宏(一橋大学名誉教授)、内海愛子(恵泉女学園大学名誉教授)、高嶋伸欣(琉球大学名誉教授)、鳥越俊太郎(ジャーナリスト)、山田朗(明治大学教授)、高野孟(インサイダー 編集長、ザ・ジャーナル主幹)、前田朗(東京造形大学教授)、藤田高景(村山首相談話の会・理事長)

消防法の関係で会場は300人定員です。定員になりしだい締め切りますので、恐縮ですが、大至急、下記のメールアドレスまで、出席申し込みをお願いいたします。

アジアと日本の連帯実行委員会
☆連絡先  E-mail : e43k12y@yahoo.co.jp
携帯 : 090-3163-3449

関東大震災 95周年虐殺された在日中国人受難者慰霊式(9/9) ご案内

謹啓

益々御清祥のこととお慶び申し上げます。 唐突にお便り差し上げますことをご容赦願います。

1923年9月の関東大震災に際して、東京を中心として名簿に記載されているだけでも750名以上の在日中国人が不条理な死を強いられました。
また中国人労働者の権利擁護に尽し、被災後は救援にあたっていた留学生出身の僑日共済会の王希天会長は、9月12日未明、野戦重砲兵第三旅団第七連隊の将校により密殺されました。
私たちは、夢と希望を抱いて日本へ渡り、必死に働いていた中国人の皆さんが、排外主義に煽られた軍と警察及び民衆の手により犠牲となった95年前の事実を心に刻み、受難者を追悼するため、二度とこのような歴史の再演を許さない為に、下記の要領で中国人受難者慰霊式を執り行います。慰霊式には最も被害者の多かった漸江省温州市からご遺族6名、福建省福清市からは関係者が来日され、吉林省からは9名のご遺族が参加されます。
ご出席がご無理な場合もメッセージ等を頂ければ幸いに存じます。

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公開シンポジウム「朝鮮半島和解と東アジア新秩序の模索」のご案内(201/8/25)

今回の共通テーマは、「朝鮮半島和解と東アジア新秩序の模索」です。4月27日の南北首脳会談と6月12日の米朝首脳会談という二つの歴史的会談を通じて浮上した新しい動き、すなわち激動する朝鮮半島情勢と東アジアの新秩序の模索を取り上げ、このような歴史的大転換が行われた背後で関係各国で一体どのような動きがあったのかを探るとともに、東アジアにおいて根深く残された負の遺産としての冷戦構造がどのように解体されて新しい秩序ができるのかを具体的に考察したいと思います。皆さま方の多くのご参加をお待ちしています。

  • 期 日:2018年8月25日(土)13:30~17:30(開場13:00)
  • 会 場:明治大学 グローバルホール(グローバルフロント一階)
  • 参加費:500円(資料代として) ※必ず、事前申し込みが必要です。

●プログラム●

(開会の挨拶)13:30~13:45  挨 拶:鳩山友紀夫(元総理、本研究会筆頭顧問)未定
司会者:木村 朗(鹿児島大学教授、本研究会共同代表)

Ⅰ 基調報告(13:50~15:20)

・第一報告  進藤榮一(筑波大学名誉教授、国際アジア共同体学会会長、
本研究会顧問)
「朝鮮半島和解のメカニズムと東アジア新秩序の行方」
・第二報告  纐纈(こうけつ)厚(明治大学特任教授、山口大学名誉教授)
「朝鮮半島問題と日本の植民地責任」

Ⅱパネルディスカッション・質疑討論(15:30~17:30)

・一人目のコメンテーター:李リョンギョン(立教大学非常勤講師)
・二人目のコメンテーター:林田光弘(明治学院大学院生、ICAN国際署名キャンペーンリーダ)

Ⅲ シンポジウムの総括および閉会の挨拶(17:30~17:40)

 藤田髙景(村山首相談話の会・理事長)

申し込み先:会場は200名定員です。消防法上、200名で申し込みを締め切りますので、恐縮ですが、なるべく早めに、下記のメールまたは電話に申し込みをお願いいたします
村山首相談話の会 e-mail:murayamadanwa1995@ybb.ne.jp  携帯(090-8808-5000)

グローバルホールへの行き方:JR御茶ノ水駅の新宿方面の改札下車。徒歩5分。アカデミーコモンのビルからは、道路をはさんで北側のビルです、 ?03-3518-9555

案内チラシ