カテゴリー別アーカイブ: 会員から

関東大震災で虐殺された在日中国人受難者の慰霊式が行われる(9/9)

関東大震災で虐殺された在日中国人受難者の慰霊式(9/9 東京)

今年は関東大震災から95年。大震災で虐殺された在日中国人受難者慰霊式が9
月9日、関東大震災中国人受難者を追悼する会の主催で執り行われた。同会の共
同代表は、田中宏(一橋大学名誉教授)、林伯耀(旅日華僑中日交流促進会)で
ある。慰霊式は今回で6回目になる。例年は東京都慰霊堂で行われていたが今年
は会場の都合により全水道会館で行われた。
関東大震災では朝鮮人の虐殺、日本の社会主義者の虐殺は知られているが、中
国人の虐殺はあまり知られていない。名簿に記載されているだけでも750名以上
の虐殺が記録されており、中国人労働者の権利擁護に尽くし、被災後は救援にあ
たっていた僑日共済会の王希天会長も陸軍将校に密殺されている。 続きを読む 関東大震災で虐殺された在日中国人受難者の慰霊式が行われる(9/9)

労働NGO「労動力」の声明(8/29)

佳士(JASIC)労働者と支援者への弾圧にからみ、新華社が、海外の資金や域外勢力の暗躍を示唆する記事を配信しましたが、それに対して名指しで指摘されていた香港の労働NGOの「労動力」(Worker Empowerment)が声明をだしたので、ざっと訳してみました。

原文はこちら ・ 英文はこちら

件の新華社の記事はこちら

これも訳さないと、ですね。

労働者支援に駆け付けて警察に踏み込まれた学生たちですが、そのうちの一人が、その後の顛末をウェブで公開しています。連行された学生らは小学校の校庭に集められ、警察の監視下におかれたが、みんなでスローガンを叫んだり革命歌を歌ったりと元気いっぱい、共産党員の警官に向かって「入党時の共産主義のために奮闘しますという誓いはどうした?」と聞いて警官を困らせたり、故郷から父母と地元警察が迎えにきて送り返されたが、誰一人として屈しなかった、というなかなか面白い内容です。

がんばれ!

(会員:IY)


声明

2018年08月27 日

労動力(Worker Empowerment、以下WE)は、WEおよび深セン打工者センターが、最近の佳士労働者による権利擁護事件に関与しているという深セン警察の捜査に基づいた新華社報道を知りました。

WEは香港で団体登録している労働者団体で、長年にわたって中国の労働人権および雇用政策に関心を寄せ、不安定な労働者にサービスを提供してきました。過去十数年、中国では改革開放が進むとともに、法制度も整備されてきました。数十万の中国内の公益団体が生まれ、社会サービスを提供していますが、WEは幸いにもその中の一つとなり、労働政策の研究や提案、教育活動の面で、労使紛争の解決や社会矛盾の緩和にわずかながらも尽力してきました。これまで中国政府からは、域外非合法活動という非難を受けたことはありませんでした。

WEは佳士労働者や支援者の組織化や支援を行ったことはありません。WEはこのかんの佳士労働者の権利擁護事件の激化に注目していますが、各方面の努力によってすみやかに労働者の権利が合法的に実現と、すべての関係者の人身の安全が保障されるよう願うものです。

WEが最近得た情報によると、8月10日、深セン打工者センターの職員、付常国が深セン市公安局坪山分局に「騒動挑発罪」の容疑で刑事拘留されました。8月13日にはセンターの責任者の黄慶南が同じく「騒動挑発罪」の容疑で刑事拘留されました。7月末から、打工者センターの職員や元職員や労働者の仲間たちに対して、地元の派出所から何度か呼び出しがかかり、佳士事件を含む事情聴取が行われてきました。事情聴取の調書には、打工者センターと佳士労働者の行動は無関係であり、佳士労働者の組織化には携わっていないことを警察に話したと記載されています。

WEが知っている打工者センターの活動は2000年から始めた公益事業からで、十数年にわたって無数の出稼ぎ労働者にサービスを提供し、毎年少なくとも500名の労働者が無料法律相談を利用し、労働法を宣伝し、200回を超す文化学習活動を実施し、累計で少なくとも10万人の労働者にサービスを提供してきました。これらの成果は、出稼ぎ労働者のために活動してきた黄慶南と付常国ら社会貢献の公益人士によるものです。

打工者センター代表の黄慶南は障害2級の認定を受けています。およそ20年前に工場での労災治療期間中に労働団体に支援を求めました。黄慶南は労災に遭った後、自ら法律を学び、打工者センターで無料法律相談サービスを労働者に提供し、労働者から歓迎されてきました。2007年にはその活動が原因で、工場の経営者から刃物で襲撃され、左太ももに後遺障害を負うことになりました。この事件は深セン警察も積極的に対処したことで犯人は捕まり、黄慶南や打工者センターの活動は地元の政府や労働組合からも評価され、緊急援助金も支給されました。黄慶南はその一年後に打工者センターを辞めて実家の福建省に戻っており、それ以降は年に一、二度ほど深センの同僚や仲間に会いにくる程度でした。

付常国は打工者センターで法律相談を担当しています。かれは高校卒業後に工場労働者になり、工場内の非人道的な待遇を経験したことで、法律知識を通じて労働者の権利を保護する必要性を痛感し、みずから法律を学びました。現在までに、付常国の家族と弁護士は深センの派出所、看守所、留置所などの警察関係機関を訪ね回っていますが、どこに拘留されているのかはわかっていません。

WEは打工者センターの付常国と黄慶南が拘留されてから二週間たったいまも弁護士に接見できていないことを大変憂慮しています。深セン公安局はすみやかに事実を調査し、適正な法執行に努め、付常国と黄慶南の拘留を解除するよう謹んで要請するものです。同時に、付常国と黄慶南は中国市民であり、とりわけ黄慶南は障害をもっていることから、その拘留期間における接見、通信、取り調べなどの一連の法的手続きにおける権利および人身の安全と健康権が全面的に保障されなければなりません。

最後に、新華社の記事の中で特に指摘されていたのが、打工者センターのコンピューターに労働者の行動を指導するトレーニング資料が残されていたということです。これについてWEの考えでは、十数年にもわたって活動を維持してきた公益組織は、その間に無数の資料を入手したり保管したりするものであり、打工者センターが実施してきた文化活動や法律相談の記録からも調べることはできます。さまざまに利用されてきたトレーニング資料の存在だけで、打工者センターと佳士労働者の権利擁護の行動を関連付けて、さらに「騒動挑発罪」の容疑で職員を拘留して有罪判決が下されるのであれば、国内の数百万にのぼる公益活動に携わる人々にとっても人身の自由が保障されないことになるでしょう。打工者センターはこれまでも積極的に民生局への登記手続きを行っており、それを通じて政府部門ともコミュニケーションを図るとともに、地元の警察機関にも関連書類を提出しており、普段においても団地内の警務室とも良好な関係を維持してきました。新華社におかれましては、ねつ造による指摘ではなく、打工者センターおよび多数の公益組織が社会的進歩に果たした貢献を十分に理解していただくよう願うものです。

勞動力
2018.8.27

中国:機動隊の弾圧前日に撮られた青年・学生たちのメッセージ(8/24)

ニッパツ(本社横浜)の100%子会社を解雇された沈夢雨さんが、つぎに支援していた深センの佳士科技公司(JASIC)の解雇労働者の争議は、沈さんの拉致(8/11)と、全国から集まった支援の学生ら50余人の宿舎にいっせいに機動隊が踏み込んだ(8/24)映像が全世界に流れたことで注目されています。

日本のメディアでも取り上げられ始めました。

テレビ朝日 ・ 朝日新聞

購読している東京新聞も昨日、ちょっとした囲み記事で報じていました。えらい!ウェブでは見当たらないのですが。

機動隊が踏み込んだ同日、新華社は「違法行為を重ねた権利擁護活動」「域外勢力の介入と扇動」といったいつもながらの長文の文章を配信しました。

記事で名指しされている香港NGOも反論の声明を発表しています。

外国勢力の介入?共産党誕生の歴史からして外国勢力の介入でしたが…。
いずれ両方の文章も訳して紹介したいと思います。
本題です。

機動隊が弾圧に来るという情報をうけた学生たちは、その前日にビデオを撮影してメッセージを残しています。

BGMがスターリンの粛清全盛時代のショスタコービチの交響曲だったりと、ちょっと(´┐`)ォェーなのですが、学生諸君の真面目さは伝わってきます。

映像には中国語や英語の字幕がついています。中国語から訳してみました。


機動隊の弾圧前日に撮られた青年・学生たちのメッセージ

どうしてこの事件がこれほど大きな反響を呼んでいるのかと聞かれることがあります。理由は簡単です。悪だくみ勢力が問題の解決に尽力しようとせず、問題があることを提起した人間を解決(処分)しようとしているからなのです。ですから、この事件がこれほどまでになってしまったのです。
佳士(JASIC)の労働者は、去年からずっと政府部門に問題を訴えてきました。かれらは労働局、総工会にも行きましたが、誰もまともな答えを与えてくれませんでした。その結果、彼らは嫌がらせを受け、批判され、警備員に暴力を振るわれたのです。しかも警察の立ち振る舞いはどうだったでしょうか?かれらは資本家の側に立っていたのです。こうして私たち労働者は他に方法がなくなってしまい、ここに立つことになったのです。
かれらは私たちを遮り、私たちを取り囲み、スパイを送り込み、情報を遮断し、拉致し、カネをつかませ、私たちを瓦解させるために、どんな手段でも使うことができます。
最近かれらが流している噂では、ここ数日ですが、強制排除に乗り出すというのです。暴力で私たちを押しつぶせると考えているようですが、私たちは押しつぶされてしまうと思いますか?(思わない!)
北京大学の銭理群教授はこんなことを言っていました。「わが校は精緻な利己主義を育ててきた」と。しかし私たち学生は決してそのような軟弱な態度をとるのではなく、邪悪に直面した時や闇の勢力に遭遇した時には、正義を守り、真理を防衛するために、立ちあがる必要があります。
私たち学生はとても素朴な社会的責任感から、習近平総書記の訓示をしっかりと守り、人生の最初のボタンをしっかりととめようとしているのです。[訳注:五四運動95周年の2014年5月4日に習近平が北京大学で語った「人生はボタンをとめることに似ている」という訓示から]

とくに深く私の印象に残っているのは、私が演説しているとき、仕事帰りのお母さんたちが子どもを抱えながら、私たちの演説を非常に真剣に聞いていたことです。あるお母さんは私の正面で演説を聞いており、片手で子どもを抱っこして、もう一方の手で持ったスマホで私たちの演説を録音し、演説がおわったら子どもとスマホを抱えた手で、力強く拍手をしてくれたのです。そのとき私の心は強く揺り動かされました。まるで私たちの心がつながっているような、私たちの労働者に正義を取り戻すために、私たちの労働者のために演説し、私たちの労働者と同じところに立っているのだというふうに。
私たちは今日、正々堂々とここに立っています。なぜなら私たちは光明で、あなたたち(警察)は闇だからです。光は闇を打ち消します。あなたたちのような闇の勢力は、人民(という光り)のなかで震えあがるがいいでしょう。
私たちの行動は、いまだ獄中から釈放されていない仲間のためだけのもではなくなりました。私たちが守ろうとしているものは社会的道徳の最低ラインなのです。私たちが明らかにしたいことは、坪山[JASICのあるエリア:訳注]の闇の勢力が天を遮り続けることができるのかどうかなのです。
このような醜悪な状況に直面し、私たちはこう宣言しなければなりません。「沈夢雨を、われわれ声援団の同志を、労働者の仲間をかえせ!佳士労働者は、天を頂き大地に立ち、自分自身の主(あるじ)として、労働組合を結成する!」と。

(以上)

失踪から10日目:沈夢雨の自筆の手紙(2018/8/23)

ニッパツ100%子会社の広州日弘を不当に解雇された沈夢雨さんらは、深圳の佳士科技公司(JASIC)で組合を結成しようとして解雇された労働者を支援するさなかに、何者かに連れ去られました。その沈さんが拉致されているさなかに書いた自筆の手紙が香港の労働NGOが公表しました。全文を訳しました。

原文および手紙の画像はこちらです

ロイターもこの事件を報じています。英語ですがリンクぶら下げときます。

またJASIC労働者や拉致された沈さんらを支援するために北京、上海、南紀など全国各地から集まった学生たちが寝泊まりしていた宿舎に、今朝(8/24)に機動隊がなだれ込み学生ら50人が拘束されています。その瞬間の映像も香港の労働NGOのSACOMがウェブにUPしていますので、紹介しておきます。

!!URGENT!!! Around two hours ago, at midnight, over 50 students from the Jasic concern group were arrested by the police at their rented place. All of them. This is the video taken right before they were arrested. Please share this post!!!!緊急!!!大約兩小時前,清晨十分,防暴警察至佳士工人聲援團租屋處清場,在場超過五十名同學全部被捕。這是被捕前學生拍攝的影片,請多多轉發,擴散消息!

SACOMさんの投稿 2018年8月23日木曜日

がんばれ!
以下、沈さんの手紙の訳です。 (会員・IY)


失踪から10日目:沈夢雨の自筆の手紙

2018年8月23日

8月11日、法律にしたがって労働組合を結成しようとした佳士科技(JASIC)労働者を支援してきた広東の労働運動活動家の沈夢雨は、友人たちとの夕食最中に連れ去られた。それから10日後、沈夢雨が自筆で現在の状況と経過を書いた手紙を支援団体がウェブ上で公開した。以下はその全文。

◇ ◇ ◇ ◇

夢雨です。私は8月11日に闇の勢力にそそのかされた両親の親戚に連れ去られてからずっと軟禁されています。

その日の晩、連れ去られて載せられた黒色のSUV車には、私の両親のほかに、助手席に見たことのない50歳くらいの太い眉をした男が座っていました。彼は私を拉致したことを確認すると電話を掛けました。わたしはすぐに男の手から電話を叩き落しましたが、両手を拘束されてしまいましたので、彼の顔に唾を吐きかけ、大いに罵ってやりました。なんと爽快だったことでしょう!

その後、軟禁場所に連れていかれると、その男は私と同じ建物で寝泊まりしました。

私は軟禁され、シャワーやトイレにも監視がつき、外に出ることはできません。ドアの外には一組の男女が監視しています。広間にはたくさんの監視がいますが、すべて見たことのない人ばかりです。かれらの会話から「大隊」といった言葉が聞き取れました。私たちの携帯は没収され、室内には電波遮断機が設置されています。

こういう状況なので、外部の様子は分からず、連絡も取れないのですが、それでも私は兄弟姉妹たちが果敢に闘っていることを信じています。というのも、彼ら[監視者]は、まだ14人が釈放されておらず、罪を認めない労働者は起訴されるだろうと言っていたからです。

どれだけ軟禁が長くなろうとも、わたしの心は決して折れません。わたしたち声援団による労働者支援は、合理合法であり、私たちに対してどうすることもできなかったので、両親をそそのかして子どもを拉致させる下劣な手段に出たのです。ここの生活環境は留置場よりもずっといいことから、彼らが動揺していることが分かるというものです!

歴史の車輪はどんどんと進むだけです。わずかな闇の勢力の跳梁跋扈程度ではそれをとどめることはできません!労働組合の結成は、現実の白紙の上に黒い字でしっかりと書かれた法的権利であり、それを罰することはできません。公平な正義ものなのです!

「JASIC労働者の闘いの歌」を歌い響かせよう。労働者は無罪です。拘束したすべての労働者を釈放せよ。

佳士科技の労働者による労組結成を支持する香港の労働団体の共同声明(8/1)

先日お伝えした深センでの労組結成への弾圧に抗議する香港の労働団体の共同声明を中国語から訳しました。英語版もあります。

中国語 英語

8月1日に香港の中国政府代表部に対して行った抗議行動の様子はこちら。この事件を報じた香港のケーブルテレビの番組(広東語)はこちら

以下、共同声明です。


真の労働組合を! 佳士労働者を釈放せよ!
佳士科技の労働者による労組結成を支持する香港の労働団体の共同声明

深セン佳士科技公司の労働者が組合結成を理由に、経営、警察、暴力警備員らに嫌がらせや暴行を受けて逮捕された。7月27日には深セン市当局は大量の警官を動員して30名あまりの労働者、学生、支援の労働者を拘束した。当局は「騒乱挑発罪」の容疑でかれらを刑事拘留し、今までのところ釈放していない。さらに多くの支援者が警察からの出頭要請を受けた。

これらの労働者は、そもそも会社の不当な労働政策ゆえに団結したのであり、坪山区総工会副主席の黄建勛が彼らに対して労働組合の設立を勧めたのである。佳士の労働者らはその助言を真に受け、法律にしたがって地域の総工会に組合結成を申請して許可を得て組合員を募集しはじめていた。ところが経営側がそれに先んじて6月に、管理職が支配する御用組合を設立していた。7月12日、坪山区総工会副委員長の黄建勛は経営側とともに、労働者の中心人物であった米久平が違法に組合を組織したと批判した。しかしこの時までに米久平らはすでに90名近くの労働者からの賛同を得ていたのである。

その後、劉鵬華、米久平らの労働者代表は前後して異動や解雇に遭った。不当解雇に抗して出勤しようとした労働者は、会社が雇った暴力警備員や警察官に殴られた。労働者たちは燕子嶺派出所に向かい抗議した。この事件はインターネット上でも広まり、削除されるまでに、多くのネチズンからの賞賛を得た。7月20日、警察は抗議した労働者を一日拘留した。労働者や支援者は派出所や会社に対して、暴力事件への抗議や暴力行為の調査を求めるとともに、会社に対して解雇撤回と労組結成の権利を認めるよう求めた。

佳士公司の労働者らは政府、資本、警察、坪山総工会の弾圧にも屈せずに抵抗を続けている。かれらの行動の情報は中国国内のインターネットを駆け巡った。街頭で演説した労働者は「20年も膝を屈してきたが、もう屈したくない!」と語っていた。7月27日から30日にかけて、警察は当該労働者や支援者ら30余名を刑事拘留した。7月30日現在、さらに15名の支援者が警察への出頭を命じられ、現在連絡が取れなくなっている。

中華全国総工会は2015年以降、組合改革を推進すると掲げてきた。坪山総工会はこの「改革テスト地区」の一つであった。しかし法律にしたがって組合を結成した労働者らは、殴られ、解雇されたのである。この「改革」のでたらめさは明らかである。佳士科技公司の会長は深セン市人民代表[議員]の潘磊である。この事件は、政府、資本、御用組合のトライアングルが結託して、労働者の声を抹殺しようとしたものである。

われわれは再度訴える。

・権利防衛は無罪だ:警察はすぐに労働者と支援者を釈放し、不起訴を約束し、被害者に謝罪すること。
・速やかなる復職を:佳士公司が組合結成を準備していた労働者代表を解雇したことは違法である。佳士公司は解雇を撤回するとともに、組合結成を承認すること。
・真の労働組合を:佳士労働者には組合結成の権利があり、坪山総工会は御用組合への肩入れをやめるとともに、黄建勛副主席と謝志海科長による労働者への裏切りを調査すること。

署名団体

香港職工會聯盟 Hong Kong Confederation of Trade Unions
勞動力 Worker Empowerment
中國勞動透視 Labour Action China
大學師生監察無良企業行動 Students and Scholars against Corporate Misbehaviour
勞工教育及服務網絡 Labor education and service network
全球化監察 Globalization Monitor
中國勞工通訊 China Labour Bulletin
社會民主連線 League of Social Democrats
香港專上學生聯會社會運動資源中心(自治八樓)autonomous 8a
影行者 V-artivist
香港天主教正義和平委員會 Justice and Peace Commission of the Hong Kong Catholic Diocese
香港基督徒學生運動 Student Christian Movement of Hong Kong
民主黨 Democratic Party
工黨 Labour Party
香港市民支援愛國民主運動聯合會 The Hong Kong Alliance in Support of Patriotic Democratic Movements in China
街工勞工組 Worker division of Neighbourhood and Worker’s Service Centre
黄潤達議員辯事處 District Councilor Office of Wong Yun-Tat
梁錦威議員辯事處 District Councilor Office of Leung Kam Wai
亞洲跨國企業監察網絡 Asian transnational corporations (ATNC) monitoring network

深セン佳士科技公司の労働者、総工会の助言のもと組合結成中に解雇(2018/7/24)

深セン佳士科技公司の労働者らが、地元総工会の助言のもとに組合結成を進めていた最中に解雇されたという事件がありました。

中国国内ではインターネットを通じて遠くは北京大学や人民大学の学生らなどからも支援の声が寄せられるなか、事態はここ数日で当該労働者や支援者らの逮捕にまで拡大しました。

香港の労働NGOのSACOMがつくった映像は中文と英文の字幕付きですので、なんとなく経過が分かるかな?

我們要真工會 – 佳士工友在鬥爭! We want a real trade union – Jasic workers in struggle!

我們要真工會 – 佳士工友在鬥爭!We want a real trade union – Jasic workers in struggle!深圳佳士科技公司的一群工友,按照合法程序自發籌組工會,卻反被資方及上級工會主席指斥為非法,工人代表們不但被非法解僱,七月中以來持續遭到資方、警察、黑勢力的打壓。A group of workers of ShenZhen Jasic Technology Co., Ltd set up their own trade union according to the legal procedures, but ended up being accused illegal by the company and the reginal trade union and. The worker representatives were illegally dismissed and continuously being suppressed and threatened by the company, police and gangsters. 7月27日,深圳政府再次動用大批警力,拘捕了超過二十人,當中包括工人和支持工人的學生。政府以「尋釁滋事罪」為由,將他們刑事拘留。至今仍未被放出。請大家持續關注事件,並參與我們的聲援行動!On July 27th, the authority arrested over 20 people, including workers and students who supported the workers. They were in criminal detention as suspects for the crime of "stirring up trouble". None of the workers have been released until now. Please follow our page and join our solidarity actions!

SACOMさんの投稿 2018年7月29日日曜日

香港の自立系ナショナルセンターの香港職工会聯盟(HKCTU)も抗議のアクションを呼びかけています。以下呼びかけの粗訳です。

原文はこちら


本当の労働組合を! 勾留した労働者を釈放せよ!
深セン労働者を支援するアクション

香港職工会聯盟

深セン佳士科技公司の一部の労働者が、労働組合を結成しようとしたところ、経営、警察、ゴロツキらによって嫌がらせや暴行を受けたうえ、勾留された。そして3名の労働者が不当に解雇され、労働者や支援者らが会社の門前で抗議行動を続けてきた。7月27日に深セン政府は大量の警察力を用いて30人余りの人々を拘束し、「騒乱挑発罪」の容疑で刑事拘留した。起訴までに30日間の拘留が可能である。

これらの労働者は、会社の不当な政策に抗議し、[深セン市]坪山区総工会副委員長の黄建勛が労働組合の結成を助言されていた。労働者はその助言を真に受け、法律にしたがって街道総工会[街道は区の下位の行政単位]に組合結成を申請して許可を得て組合員を募集しはじめていた。ところが経営側がそれに先んじて6月に、管理職が支配する御用組合を設立していた。7月中旬、坪山区総工会副委員長の黄建勛は経営側とともに、労働者の中心人物であった米久平らが違法に組合を組織したとレッテルを貼って彼らを解雇してしまった。

佳士公司の労働者らは政府、資本、警察、坪山総工会の弾圧にも屈せずに抵抗を続けている。かれらの行動の情報は中国国内のインターネットを駆け巡った。街頭で演説した労働者は「20年も膝を屈してきたが、もう屈したくない!」と語っていた。7月27日から30日にかけて、警察は当該労働者や支援者ら30余名を刑事拘留した。7月30日現在、さらに15名の支援者が警察への出頭を命じられ、現在連絡が取れなくなっている。

中華全国総工会は2015年以降、組合改革を推進すると掲げてきた。坪山総工会はこの「改革テスト地区」の一つであった。しかし法律にしたがって組合を結成した労働者らは、殴られ、解雇されたのである。この「改革」のでたらめさは明らかである。佳士科技公司の会長は深セン市人民代表[議員]の潘磊である。この事件は、政府、資本、御用組合のトライアングルが結託して、労働者の声を抹殺しようとしたものである。

わたしたちは中央人民政府駐香港連絡弁公室[香港の中国政府代表機関]抗議し、深セン佳士労働者の抵抗を支援するために、下記の要領であつまる。

日期:2018年8月1日
時間:午前11時
集合:香港西區警署往中聯辦

沈夢雨:団結はチカラ(2018/7/2)

広州日弘機電(ニッパツの100%子会社)の労働者が2018年に実現した法定住宅積立金と賃上げについて、同社を不当に解雇された沈夢雨さんが論じた文章をざっと訳してみました。懐かしい言い回しなどは、中国の特色ある労働運動ゆえ。


沈夢雨:団結はチカラ
2018-07-02

2018年上半期、日弘公司で、日弘労働者の団結の力を示す二つの事件が発生した。

一、2018年6月19日、日弘は、派遣労働者と派遣から正社員に転換した労働者に対して、派遣身分のときには未納だった法定積立金を遡って納付することとを通知した。これは、日弘労働者たちの要求が実現したということである。

二、2018年の賃金交渉において、経営者とそれにおもねる労働組合執行部の意向を上回る回答を引き出した。当初、経営側は1.66%の基本給引き上げを提示していたが、われわれは6%+200元を勝ち取った。大部分の現場労働者の基本給が400元以上引き上げられる計算になる。年末一時金も経営側の3.5カ月に対して、4カ月+業績分を勝ち取った。

これらの勝利はどのようにして実現したのか。もちろん経営側の恩寵などではない。それは労働者全員の取り組みによって実現したのであり、とりわけ経営側に物申すことを厭わない果敢な労働者の功績が大きい。

一、圧力に屈せず団結して積立金をかちとる

経営側は、2018年1月まで、派遣労働者の住宅積立金を一銭も納付してこなかった。それによって、いったいどれだけの搾取が行われてきたのだろうか。

2018年が明けてから、周辺の工場の派遣労働者たちは積立金を勝ち取っていた。日弘の労働者も次々たちあがった。当初、積立金を勝ち取った人間は2~3人だけにとどまっていたが、すぐに20~30人に増えた。みんなで一致団結して、悪徳派遣業者と悪徳経営者に対して知恵を駆使して対峙し、最終的に積立金をかちとったのである。

その過程では、「出る杭は打たれる」といった警告もあった。たしかに最初に要求したときに、会社は見せしめとして、2名の派遣労働者が派遣会社に送り返されたが、それでもみんなは挫けなかった。逆にますます多くの労働者が積立金要求の隊列に加わり、団結した労働者たちを前に、経営側もお手上げとなり、圧力に屈して、積立金を遡って納付することに同意するほかなかった。

現在、200名近くの労働者が派遣身分のときの住宅積立金を遡って勝ち取ることができた。5000元もの積立金を勝ち取った労働者もいた!

当初、積立金を遡って納付するよう求めた労働者が狙い撃ちされたが、そのときは大部分の労働者のあいだに団結する意味が理解されていなかったからであり、いったんそれを理解したあとは、狙い撃ちされることもなくなった。団結こそが労働者の権利を守る最も有効な手段であり、団結した労働者全員を解雇したくても、そんな度胸は経営側にはなかった!

二、団体交渉に積極的に参加して成果をかちとる

賃金の団体交渉は、われわれ労働者の切実な利害に関係する事柄であり、一人一人が積極的に参加すべきである。しかし経営はさまざまな方法を通じて労働者の参加を阻害する。多くの労働者を交渉に参加させたがらない理由はいうまでもない。

2018年の賃金団体交渉は波乱万丈で息をのむ展開だったといえる。われわれ労働者ははじめて民主的権利を行使した。もちろんそれは、あまり徹底したものではなく、さらに大いに改善の余地はあるにしても、まったく行使しないよりも、はるかに意味のあることだった。

今年は、多くの労働者の参加によって、現場労働者の利益を代表して交渉に臨もうとしていた沈夢雨を、交渉員に推薦することに成功した。経営側とそれにおもねる労組執行部はあらゆる方法でそれを阻止しようとしたが、労働者たちは団結してその企みを跳ね返した。

多くの労働者がウェブ上であるいはリアルの世界でわれわれの交渉代表への支持を表明した。組合執行部は代議員大会で沈夢雨の交渉資格をはく奪しようとしたが失敗した。管理者は職権を濫用して労働者を恫喝し報復したが、それに屈しない労働者は、アンケート用紙への記入や彼女ために証言するといった実際の行動で彼女への支持を表明した。

後日、会社と組合執行部は共同で沈夢雨を不当解雇に追い込んだが、労働者の怒りを治めるために、譲歩せざるを得ず、団結した労働者の要求をのまざるを得なかった。

団結は力だ!小団結は小さな成果、大団結は大きな成果だ!

今年、われわれが積立金と賃金交渉においてかちとった成果は、経営者の慈悲によるものではなく、みんなの努力によってかちとったものだ。団結こそ権利実現のカギである。

この過程において、われわれが勝ち取ったもの利益だけではない。同時に尊厳をもかちとったのだ。解雇された者や狙い撃ちされたものもいたが、それは団結を経験した人数に比べたらずっと少ない人数でしかない!

われわれはまた、経営側のひ弱な実態と組合執行部の醜悪な一面を見た。労働者に対する弾圧は物の数ではなく、まさに「一切の反動派は張り子の虎」である。この張り子の虎は、なかば燃えかかっている。さらなる恥ずべき行為は、さらなる憤激を招くだけで、その代償は計り知れなく高くなるだろう。

もちろん、今回の勝利で警戒を解いてもいいというわけではない。

派遣会社が納付していなかった積立金は遡って納付させたが、日弘自体の積立金問題もある。賃金は挙がったが、経営はかならず別な方法で、それを回収しようとするだろう。たとえば生産量の増加、残業の削減[作業速度UP]、高賃金のベテラン労働者の解雇などなどが考えられる。今回の勝利の地平を維持すると同時に、今後おとずれるであろう暴風雨に備えるために、さらなる団結が必要であり、そうしてはじめて煮込んだ鴨鍋が飛び立つ[手にした勝利を逃す]ことを阻止できるだろう。

仲間たち、がんばろう!

中国:広州日弘争議で問われているのは組合民主主義(2018/7/12)

こんにちは、続けて会員のIYです。

広州日弘機電の事件で問われているのは組合民主主義だ、という分析があったので訳してみました。これは2010年広州ホンダのストライキでも問われたことでした。日本の労働者に問われているものは何なのか・・・は別に考えないといけませんね。以下、原文はすでに削除されたのか見当たりませんが、ご参考まで。


■中国:広州日弘争議で問われているのは組合民主主義

ひとりの女性労働者に対する違法解雇の事件は、2010年ホンダストライキ以後の、地方政府と自動車産業による労働者への弾圧の継続である。

2010年、南海ホンダでストライキが勃発し、ホンダ傘下の四つの工場の生産がストップし、数億元もの生産に影響がでた。このストライキでは、賃上げだけでなく、労働組合の民主的選挙という要求も掲げられた。ほぼ一か月にわたる闘争ののち、南海ホンダの労働者は勝利した。そしてこの闘争で掲げられた労働組合の民主的選挙という意識は、当時の珠江デルタで広がっていた自動車労働者のストライキのなかに拡散していった。

2010年以降、自動車部品産業が集中する広州経済開発区では、労働組合を通しての賃上げと年末一時金の獲得が、この地域の労働者の年間の二大焦点となっていった。2010年から2013年にかけて、意識的労働者が企業に就職して労働組合の執行部や交渉代表となり、一部の企業内労組の運営において労働者の立場を体現するようになっていった。同時進行で、開発区の労働者の賃金は明らかに上がっていった。

だが、賃金は上がっていったが、開発区の自動車部品工場のお得意先であるトヨタ、ホンダ、日産などは、毎年サプライヤーに対して値下げを要求した。工場では、休日入れ替えや残業調整など、労働強化が強められ、残業を避けるために[作業スピードがあげられ]、労災や職業病が増加した。

2013年から開発区労働者の行動空間[ストライキを取り巻く環境]に変化が見られ始めた。2013年以降は、地方政府や大小さまざまな資本家が一致団結して労働者に反撃をはじめ、労働者の行動[ストライキ]はリスクに直面し、積極分子は狙い撃ちされ、それ以前の数年間に積み上げてきた組合民主主義の経験は大いに損なわれることになった。

2013年の旧正月、開発区の東海自動車部品工場で年末一時金の団体交渉が行われていたときに、労働者がストライキを打って部長が務めていた組合委員長の解任を求めた争議のなかで二人の交渉代表が逮捕された。

この事件以降、逮捕された交渉代表は保釈され、裁判でも無罪となったにもかかわらず、開発区の経営者たちは「ストライキをすると逮捕される」と大々的に宣伝し、労働者の恐怖心をあおり、ストライキを抑え込んだ。

2014年から15年にかけて、デンソー、大友、白木などの[日系]自動車部品工場の労働組合の委員長や副委員長なども、職場を追われたり、辞職を迫られたりした。白木の組合委員長などは職場で暴行されるという目に遭った。これらの組合の委員長や副委員長らは、かつては広州市が進めてきた労働組合改革の好例として紹介され、労働組合の改革に関する学術会議のゲストとして招かれていたにも関わらずである。

2013年以降、開発区労働者の賃上げ・一時金交渉は、それ以前に比べて明らかに困難に直面した。組合の役員選挙も2010年以前の状況にますます似てきて、交渉代表に立候補することさえもはばかられ、その選挙もますます無内容なものになっていった。組合員から選出された代表であっても、ますます単なる「伝達機械」にならざるを得なくなり、たんに組合の決定を組合員に伝えるだけの役割となっていた。かつては当たり前のように見られた交渉前の組合員アンケートも、「労働者を扇動する行為」だとみなされるようになっていた。

組合改革の空間は消失したが、自動車部品工場と労働者の間の矛盾は先鋭化した!2017年、ホンダに部品供給していた広州アイパックの多数の派遣労働者が正規労働者への転換と同一労働同一賃金を求めてたちあがった。このたたかいは、開発区の他の会社の労働者にも影響を及ぼし、各工場で同じような要求が出された。沈夢雨がいた広州日弘機電でも、労働者が立ち上がり[正規職員と同じ]法定住宅積立金の会社負担を勝ち取った。

2015年、国家の最高指導者が組合活動に「機関化、行政化、貴族化、娯楽化」などの現象がみられると批判したことで、中華全国総工会は縮み上がり、この四つの現象を解消すると約束した。同じ年に沈夢雨は広州日弘機電に就職した。

2018年、沈夢雨は団体交渉のさなかに、労働者民主主義や労働者の権利を堅持したことが原因で、日弘機電の会社と労働組合によって解雇された。しかし夢雨は企業と組合執行部による現場労働者の民主的要求に対する弾圧に屈することなく、たたかいを継続し、会社を訴え、組合民主主義の実現を目指している。夢雨への違法解雇の事件が告げているのは、長いあいだ抑えつけられてきた開発区労働者による「自分たちの労働組合」という訴えなのである。

「盧溝橋事件81周年 明治150年徹底批判!侵略と植民地支配の歴史を直視しアジアに平和をつくる集い」を東京で開く(2018/7/5)

盧溝橋事件81周年 明治150年徹底批判!侵略と植民地支配の歴史を直視しアジアに平和をつくる集い

7月5日、東京文京区民センターで1937年7月7日の盧溝橋事件から81年を前に「盧溝橋事件81周年 明治150年徹底批判!侵略と植民地支配の歴史を直視しアジアに平和をつくる集い」が開かれ、約300名が参加した。

藤田高景さん
市来伴子さん

市来伴子(杉並区議)の司会で始まった。最初に主催者の村山談話を継承発展させる会代表の藤田高景さんが、2500万人の中国人の犠牲者を出した日中戦争を教訓としてアジアの平和と共生をめざしていきたい、と開会のあいさつを述べた。特別報告の一番目に、田中宏さん(一橋大学名誉教授)が安倍政権による国家権力の乱用を許さない!「ビザ発給拒否・集会妨害裁判闘争」の支援の訴え。二番目に、佐戸恵美子さん(過労死家族会、2013年に過労死された元NHK記者・佐戸美和さんの母)が「過労死の繰り返しを許さない」と訴えた。三番目に、王選さん(NPO法人 731部隊細菌戦・資料センター共同代表)が「日本政府は細菌戦の事実を認めて、謝罪せよ」と訴えた。

田中宏さん
王選さん

 

 

 

 

纐纈厚さん

基調講演として纐纈厚さん(明治大学特任教授・前山口大学学長)が「『明治150年』に隠された日本の侵略思想を問う!」と題して報告した。1868年の明治維新から2018年の現在までの150年は1945年の敗戦を挟んで前後期に分けられる。この前後期は戦前の日本帝国と戦後の日本国憲法の時代が連続とみるか、断絶しているとみるか、見方が分かれるが、纐纈さんは連続していると判断する。それは、侵略思想に彩られた悪しき日本であると批判する。吉田松陰に始まり福沢諭吉の「脱亜入欧」の思想に導かれ、1874年の台湾出兵に始まり、1894年日清戦争、1904年日露戦争、1931年の満州事変、1937年の盧溝橋事件で日中全面戦争に突入し、その延長上に対英米蘭(1941-1945)戦争へと「戦争が戦争を生む」歴史構造を形成した。戦後、戦争は中国に敗北したが、降伏はアメリカに対して行われた結果、支配層はアメリカに従属することによってアジアに対する侵略の反省と謝罪を行わないことになった。

そのことはドイツがヨーロッパ各国に対して侵略戦争の反省と謝罪を行ったことと対照的である。元ドイツ首相シュミットが「日本はアジアに友を持たない」と言ったことが象徴的だ。
「近代日本国家に孕まれた軍事体質の象徴的表現として日中戦争がある。日本敗北は近代日本国家の生成発展過程に孕まれた負の結果であり、日本はアメリカにではなく、中国(アジア)に敗北したとする歴史認識を逞しくする必要がある」。その実証として、対中戦争に対英米戦争(南方)よりも1941年から1945年の敗戦時まで兵力も資金も圧倒的に多く費やしていた事実を示した。そして、作家の五味川順平の「よくいわれるように、対中国戦争はズルズルはじまり、拡大し、ついに敗北した。その敗北も、国民の意識では米英ソに負けたかもしれぬが、中国には絶対に負けなかったという信仰を失わせはしなかったと思う」を引用しながら、中国に対して「敵」という意識の不在、人間として見ていなかった。それゆえ、日本軍は中国人に「三光作戦」として残虐な行為を行った。最後に日本は中国(アジア)の人民の反帝国主義の闘いに敗北した事実を深く胸に刻むべきであろう、と話した。

伊藤彰信さん

最後に伊藤彰信さん(日中労働情報フォーラム代表)が次のような閉会のあいさつを行った。今、朝鮮戦争が終結を迎えようとしている。冷戦構造が終り、日中平和友好条約40周年を迎える中で、平和5原則と反覇権の思想をもとにアジアの平和に向かって共に努力しよう。

<報告と写真・高幣真公>

盧溝橋事件81周年―「明治150年」の徹底批判! 侵略と植民地支配の歴史を直視し、アジアに平和をつくる集い (7/5)

2018 年7/5(木)18:00~21:00
会場:文京区民センター3階3-A会議室

東京都文京区本郷4-15-14   電話 03-3814-6731

基調講演: 纐纈厚(明治大学教授)
演題:「明治150年」に隠された日本の侵略思想を問う!

資料代: 800円

主催者挨拶: 藤田高景(村山首相談話を継承し発展させる会・理事長)
中国細菌戦被害者の発言: 王選(NPO法人731部隊細菌戦・資料センター共同代表)
総合司会: 市来伴子(杉並区議会議員)

集会の趣旨
今、安倍政権は森友・加計問題の嘘とペテンでガタガタ状態、その政治危機を北朝鮮への圧力継続と中国を仮想敵国にして突破しようとしています。戦争勃発の虞を含む非常に危険な状況が進行しています。
今年7月は盧溝橋事件から81年。1937年7月7日の盧溝橋事件からの中国全土を狙った本格的な中国侵略戦争によって中国は軍民あわせて2千万人の犠牲者を出しました。私たちは今こそ中国侵略の誤りから歴史の教訓を学び、安倍政権にNOを突きつけるべきです。
現在の日本の政治と軍事の実相を学ぶために、その領域の研究の第一人者である纐纈厚明治大学教授(前山口大学副学長)の講演会を開催します。皆さまのご出席をお待ちしております。

代表呼びかけ人
田中宏(一橋大学名誉教授)
西田勝(植民地文化学会代表・文芸評論家)
内海愛子(恵泉女子大学名誉教授)
高嶋伸欣(琉球大学名誉教授)
山田朗(明治大学教授)
鳥越俊太郎(ジャーナリスト)
高野孟(インサイダー編集長)
前田朗(東京造形大学教授)
藤田高景(村山首相談話の会・理事長)

主催:村山首相談話の会
TEL: 090-8808-5000(藤田)
Email:murayamadanwa1995@ybb.ne.jp

★案内チラシ 180705明治150年批判チラシ