「人民網日本語版」2017年10月前半 抜粋(2017/10/16)

<20>「人民網日本語版」2017年10月13日
広西の美しい高速道路が海外で話題 「まるで仙境」と英メディア絶賛
中国の高速道路がこのほど、「仙境のような美しい景色」とネット上で話題の的となり、海外メディアにも絶賛されている。話題となった道路は、広西チワン族自治区にある合那(合浦県-那坡県)高速道路だ。11日付英紙「デイリー・ミラー」に、「世界で最も美しい道路?この美しい道は、天国に通じる道かもしれない」と題する記事が掲載され、広西の合那高速道路が紹介された。「この景色はまるで絵画のようで、とても現実生活に存在するものとは思えない」と報じられている。

<19>「人民網日本語版」2017年10月13日
中国、80後が「新中産階級」の主力に インターネットなどの分野に集中
求人サイト・智聯招聘が中国の「新中産階級」を対象に実施した調査によると、「80後」(1980年代生まれ)が、「新中産階級」の主力となっており、全体の54%を占めている。以下、「70後」(1970年代生まれ)、「90後」(1990年代生まれ)と続く。「新中産階級」の多くは高等教育を受け、91.7%以上が大学の学部、または専科(短大に相当)を卒業し、うち21.3%が修士課程、または博士課程を修了している。所得や資産の水準を見ると、「新中産階級」の過半数の純所得が10-50万元(約170-850万円)、投資可能な資産が20-500万元(340-8500万円)となっている。また、回答者の82.5%が給料やボーナスなど以外に収入源があり、うち、二線都市の「新中産階級」の 16.2%が店や会社を経営して、所得を増やしていた。一線都市を見ると、「新中産階級」のうち、金融投資収益がある人の割合は51.5%だった。

<18 「人民網日本語版」2017年10月12日
北京、自転車専用高速道路建設へ
北京は現在、初の封鎖型の「自転車専用高速道路」を試験的に設置し、回龍観、上地、中関村などの地域をつなぐ計画を進めているという。交通当局が取材に対して明らかにした。天通苑から中関村までをつなぐ約9キロの自転車専用高速道路の計画が現在進められ、来年から段階的に実施する方針という。具体的には、高速道路の一部は地上、一部は高架道路を走り、片側1車線となっており、その道幅は計5-7メートルになる計画という。

<17> 「人民網日本語版」2017年10月12日
北京、「緊急対応措置」強化バージョンを発表 黄色警報で土石処理作業停止
北京市政務部門ポータルサイトは、北京市住宅都市・農村建設委員会がこのほど、「北京市建設系統大気重汚染応急試案(2017年改訂版)」(以下、「応急試案」と略)を発表したことを明らかにした。2017年版「応急試案」は従来の試案と比べると、「強化バージョン」となっており、大気の重汚染に対する応急対策がより厳しく、細かい規定に改められている。青色警報が発令されると、屋外建設工事現場における吹付け塗装や保護コーティングなどの作業を停止しなければならない。黄色警報では、青色警報による対策措置に加え、建築物の解体、切断、土石処理などの作業を停止しなければならない。このうち土石処理作業の停止は、今回新たにに追加された。

<16> 「人民網日本語版」2017年10月11日
中国の専門家チーム、米国で中国侵略日本軍の細菌戦に関する公文書発見
黒竜江省の哈爾濱(ハルビン) 市社会科学院731問題専門家調査研究チームはこのほど米国を訪れ、中国侵略日本軍による細菌戦実施に関する新しい公文書を発見した。専門家は、このような新たな発見は中国に所蔵されている細菌戦の公文書の空白を埋めるのに有効で、重要な史実証明価値のあるものだとしている。哈爾濱市社会科学院731問題専門家チームは9月24日から30日にかけて、米国国立公文書記録管理局、米国議会図書館、スタンフォード大学などを訪れ、中国侵略日本軍による細菌戦に関する学術調査・研究や資料収集を行い、中国と米国の学者が共に努力する過程で重大な成果を上げた。哈爾濱市社会科学院731問題国際研究センターの楊彦君副研究員は、「今回の調査・研究の中で、米国が解読した細菌戦に関する最も新しい英語公文書2000冊以上を初めて発見した。特に米国議会図書館では、中国侵略日本軍の『陸軍軍医学校防疫研究報告』の原本などの歴史資料を初めて発見した」と語った。

<15> 「人民網日本語版」2017年10月11日
中国最大の綿花産地・新疆 収穫シーズン迎える
実りの秋が訪れ、新疆ウイグル自治区では綿花の収穫シーズンを迎えた。各産地の綿花は競うように実を綻ばせ、豊作となった。中国最大の綿花産地である新疆は、長年連続で綿花の栽培面積、総生産量、出荷量で全国トップを記録している。

<14> 「人民網日本語版」2017年10月11日
中国のGDP増加率、5年で年平均7.2%に
過去5年間には中国経済発展の新常態(ニューノーマル)の特徴がより顕在化した。国務院新聞弁公室で10日に行われた記者会見で、国家発展改革委員会の寧吉■(吉へんに吉)副委員長(国家統計局局長)は中国共産党の第18回全国代表大会(十八大)以降の経済分野における進展と成果を紹介した。2013年から16年にかけて、国内総生産(GDP)の年平均増加率は7.2%で、同期の世界の平均増加率2.6%と発展途上のエコノミーの平均増加率4%を上回り、毎年平均4兆4413億元(1元は約17.1円)増加した(15年の不変価格で換算)。今年上半期、国民経済は緩やかさの中に安定をみせ、安定の中で好転し、GDPは前年同期比6.9%増加し、増加率は8四半期連続で6.7~6.9%の範囲にて安定した。

<13> 「人民網日本語版」2017年10月11日
欧州と中国つなぐ貨物列車・中欧班列の便数が爆発的増加 年間5000便運行へ
最近、寧夏回族自治区で開催された中国-アラブ諸国国際物流協力商談会で、中鉄集装箱運輸有限責任公司の鐘成・副総経理が、「中欧班列(中国と欧州を結ぶ国際定期貨物列車)が2011年に開通してから現在に至るまで、5000便以上運行してきた。安定して中欧班列を運営している中国の都市は33都市で、欧州の12ヶ国の33都市とつながっている。中欧班列は『一帯一路』(the Belt and Road)参加国の重要な物流ルートとなっている」と成果を強調した。中欧班列の営業距離は東西約1万3000キロに及び、50の国や地域を通過している。現在、中欧班列はスピーディと安価を売りにしているため、多くの運輸業者が利用するようになっている。山東文登大世汽車配件有限公司通関部の王軍マネージャーによると、「以前はチェコに輸出する自動車の部品は船で輸送しており、約40日かかった。今は中欧班列を利用しており、輸送にかかる時間も半分くらいですみ、コストもほとんど変わらない」という。

<12> 「人民網日本語版」2017年10月10日
外交部、朝鮮半島核問題の関係各国は相互刺激を避けるべき
中国外交部(外務省)の華春瑩報道官は9日の定例記者会見で「朝鮮半島は現在、非常に複雑で厳しい情勢にある。中国側は関係各国が互いに刺激し合い、摩擦を激化させる言行を取らず、自制を保ち、慎重に事を運び、情勢の緩和に努力することを望む」と表明。「朝鮮半島核問題の核心と本質は安全保障問題だ。朝鮮半島核問題を解決するには、初心を忘れない必要がある。初心を忘れないで初めて、前進を続けられる。朝鮮半島核問題においても同様だ。関係各国の理に適った安全保障上の懸念をバランス良く解決して初めて、平和的解決の扉を真に開くことができる。このためには、関係各国が誠意を一層示し、テーブルにつき、話し始め、対話を通じて相互信頼を増進し、交渉を通じて平和的解決の有効な道を探る必要がある。こうして初めて朝鮮半島核問題を根本的に解決し、朝鮮半島と地域の永続的な平和と安定を維持できる。また、こうすることこそが関係各国の共通の利益に最も合致する」と指摘した。

<11> 「人民網日本語版」2017年10月10日
中国の宅配便取扱量、3年連続世界トップ
10月9日は、第48回「世界郵政デー」。国家郵便局の馬軍勝・局長は、「世界郵政デー」にあたり、次の通り述べた。「十八大(中国共産党第18回全国代表大会)以降、中国郵政業務の取扱総量は3.6倍、業務収入は2.7倍、それぞれ増加した。宅配便取扱量は3年連続で世界トップの座を維持し、グローバル宅配業務成長に対する寄与率は40%に達している。順豊速運や中通速逓など宅配大手6社は、組織改編・上場を成し遂げた。中国郵政集団公司の業務量は世界郵政トップ3に躍進し、中国サービス業・世界郵政業務の発展における奇跡を創造し、世界郵政の発展のために複製可能な『中国モデル』を開拓すると同時に、普及可能な『中国方案(プラン)』を提供した」。

<10> 「人民網日本語版」2017年10月10日
うま味調味料を発明したのが中国人ではなく日本人であるワケ
グルメ作家の筆者は、うま味調味料を発明したのは、なぜ様々なグルメを生み出すのが得意な中国人ではなく、料理の仕方が比較的シンプルな日本人なのかということをしばしば考えていた。後になって、その理由は、日本料理は比較的早い時期に科学研究と「タッグを組む」ようになったのに対して、中華料理は「経験」を基に、代々受け継がれているためであることが分かった。味覚は五感の一つで、甘味、酸味、塩味、苦味、うま味の5つが基本味に位置づけられている。基本味に誰もが知っている「辛味」が入っていないのは、「5基本味」は、食品に含まれる味物質が味蕾細胞を刺激することで感知されるのに対して、「辛味」は、「痛覚」や「温覚」で捉えられるからだ。

<9> 「人民網日本語版」2017年10月09日
中国の国慶節8連休の国内旅行者が延べ7億人超に
国慶節(建国記念日、10月1日)と中秋節(旧暦8月15日、今年は10月4日)に合わせて1日から8日までが8連休となった中国。中国国家観光局が8日に発表した統計によると、同連休中、中国全土の旅行客は延べ7億500万人に達し、国内観光收入は5836億元(約9兆9212億円)に達した。また、商務部(省)が同日に発表した統計によると、同期間中、中国全土の小売り・飲食業の売上高が約1兆5000億元(約25兆5000億円)に達した。1日当たりの売上高は前年同期比10.3%となった。

<8>  「人民網日本語版」2017年10月09日
中国唯一のサラール族自治県に高速道路が開通 青海省
青海省では8日、循化サラール族自治県と隆務峡を結ぶ高速道路が開通した。これにより、中国唯一のサラール族の自治県である循化は、高速道路の無い時代に終わりを告げた。

<7> 「人民網日本語版」2017年10月09日
秋の茶摘みシーズンを迎えた安渓鉄観音 福建省
二十四節気の第17番目で、露が冷気によって凍りそうになる頃とされる「寒露(かんろ)」。この時期、福建省泉州安渓県では鉄観音の秋の茶摘みがシーズンを迎える。茶葉農家たちは茶摘みに勤しみ、いくつもの工程を経て茶葉を作り上げ、その香り高い鉄観音茶が消費者の元へと届けられる。

<6> 「人民網日本語版」2017年10月09日
笑顔あふれる大型連休
国慶節(10月1日、建国記念日)の大型連休期間中、人々は旅行やレジャーに出かけたり、勤務先で仕事に励んだりと、様々なスタイルでその連休を過ごした

<5> 「人民網日本語版」2017年10月09日
三日月型の島に浮かぶ水上ログハウス 河北省
河北省唐山市東南部の渤海の海岸に位置する唐山月◆島(◆は土へんに它)は、三日月のような島の形からその名がつけられた。同島は水上に設けられたログハウスに、青く澄んだ空と海、美しい夜景に恵まれた観光地で、毎年数多くの観光客がレジャーに訪れている。

<4> 「人民網日本語版」2017年10月01日
国慶節連休 全国鉄道網の移動ラッシュスタート
9月30日は国慶節(建国記念日、10月1日)の大型連休開始の前日にあたり、全国の鉄道網では旅客の移動ラッシュが始まった。中国鉄路総公司の予測では、11日間の連休中に鉄道旅客輸送量はのべ1億3千万人に達し、前年同期比のべ1179万人増加し、増加率は10.0%になるという。現在の乗車券の販売状況をみると、連休期間の旅客フローは北京、哈爾浜(ハルビン)、大連、西安、青島、杭州、厦門(アモイ)、桂林、昆明などの都市に比較的集中している。ただ今年は国慶節連休と中秋節(旧暦8月15日)の連休が重なったため、鉄道旅客フローは旅行と親族訪問が中心となっており、旅客フローは高い集中傾向を示し高水準で推移する見込みだ。

<3> 人民網日本語版 2017年10月01日
19ヶ国・数万里を飛び越えて国民を救出
このほどカリブ海地域を直撃したハリケーン・イルマは、人的・経済的に大きな損害を与えた。9月29日、東方航空は中国民用航空局が出した明伝電報(広く拡散することを前提とした通達)に基づき、ただちに緊急対応マニュアルを発動し、ドミニカで被害にあった中国国民の緊急移送帰国任務の緊急準備作業をスタート。作業を経て、東方航空のワイドボディ機「A330-300」2機、航空機要員と作業員全64人の準備が完了した。2機は29日の午後22時18分と23時19分にそれぞれ上海浦東国際空港を離陸し、19ヶ国の領空を通過して、カリブ海の島国アンティグア・バーブーダのVCバード国際空港に到着し、ドミニカから移送された中国国民を緊急帰国させた。往復の飛行距離は3万4千キロメートルに達した。

<2> 「人民網日本語版」2017年10月01日
山東省沂蒙山の3Dガラス橋が一般公開スタート
国慶節(建国記念日、10月1日)を目前にひかえ、山東省臨沂市の沂蒙山亀蒙景勝地の長さ160メートルの3Dガラス橋の一般公開がスタートした。この橋は標高1000メートル以上の蒙山の峰に設置されており、ワイヤロープと透明ガラス数百枚で作られている。観光客は橋の上を歩くと、まるで空中を歩いているようなスリルを味わうことができる。

<1> 「人民網日本語版」2017年10月01日
習近平国家主席 米ティラーソン国務長官と会談
習近平国家主席は9月30日に北京の人民大会堂で、米国のティラーソン国務長官と会談した。習主席は、「現在、中米関係は全体として安定的に発展している。私はトランプ大統領と良好なコミュニケーションを保っている。双方の作業チームは両国首脳が到達した共通認識を踏まえ、中米関係の大きな方向性をしっかりを把握し、相互尊重、相互利益・互恵の姿勢で、協力に焦点を当て、食い違いを適切に処理し、両国関係が『行穏致遠』(穏やかに遠くまで)であるよう推進する必要がある。中国はトランプ大統領の今年11月に予定される中国への公式訪問を非常に重視している。私は大統領とともに中米関係の未来の発展を計画し推進することに期待を寄せている。双方の作業チームはともに努力し、密接に協力して、公式訪問が成功し、特別なものになるよう確保する必要がある」と述べた。