「人民網日本語版」2023年12月後半 抜粋(2023/01/09)

<1>「人民網日本語版」2023年12月15日

汕汕高速鉄道が間もなく開通 広東省

 広東省汕頭市と汕尾市を結ぶ「汕汕高速鉄道」が開通に向け、カウントダウンに入っている。列車は現在試運転の段階で、正式な営業開始に向け、最後の調整・準備が行われている。汕汕高速鉄道は汕頭駅を出発した後、広州を経由し、汕尾高速鉄道汕尾駅に至る。全長は162キロメートル、設計上の時速は350キロメートル。新華網が伝えた。

汕汕高速鉄道が間もなく開通 広東省

汕尾駅で乗客を歓迎する試運転列車の乗務員(人民網日本語版より)

<2>「人民網日本語版」2023年12月15日

中国、11月の外部ニーズが回復 対米輸出9.6%増

 商務部(省)の束珏婷報道官は14日に行われた定例記者会見で、「11月には、中国の対米輸出が14ヶ月にわたった減少に終止符を打って、9.6%増に転じ、日本や韓国などへの輸出入は減少幅が縮小した」と述べた。

 束報道官は、「ここ数ヶ月間、中国の物品貿易は回復増加の傾向を示し、人民元建ての輸出の成長率は4ヶ月連続で上昇し、10月も11月もプラス成長を達成した。

<3>「人民網日本語版」2023年12月15日

国防部「日本は軍拡の口実作りを止めるべき」

 国防部(省)の張暁剛報道官は14日、日本の防衛研究所が「中国安全保障レポート2024」を発表したことについて記者の質問に答えた。

【張報道官】日本側のこうした報告書は常にあらかじめ立場を決めた悪意あるものであり、中国の正当かつ理にかなった国防・軍隊建設について誹謗中傷するものだ。これは極めて無責任かつアンプロフェッショナルなことであり、我々は断固として反対する。

<4>「人民網日本語版」2023年12月18日

二連浩特公路口岸で「24時間貨物通関サービス」を初試行 内蒙古

 内蒙古(内モンゴル)自治区にある二連浩特(エレンホト)公路口岸(出入境検査地)は12月16日、24時間貨物通関サービスを初めて試行した。内蒙古出入境辺防検査総ステーション二連出入境辺防検査ステーションは、車両検査・通関検査に全力で取り組み、効率的でスムーズな車両通関を着実に進めていた。新華網が伝えた。

二連浩特公路口岸で「24時間貨物通関サービス」を初試行 内蒙古
▲二連浩特公路口岸でスムーズな通関手続を終えた輸出商品を搭載した車両(人民網日本語版より)

<5>「人民網日本語版」2023年12月18日

中国各地の思わず息を吞む冬景色

 冬景色といっても白い雪景色に限らない。広大な中国の大地では、大自然がアーティストとなって、息をのむような美しい冬景色を描き出している。新華網が報じた。

中国各地の思わず息を吞む冬景色
▲浙江省舟山市普陀区瀋家門漁港の空をカラフルに染めた日の出(人民網日本語版より)

<6>「人民網日本語版」2023年12月19日

中国の宅配便年間取扱量が1200億件突破、データが意味していることは?

 中国の宅配便年間取扱量が12月4日、初めて1200億件の大台を突破し、過去最高を更新した。1200億件突破というこのデータは一体何を意味しているのだろうか?

 まず、1200億件は、昨年の世界の宅配便取扱量の63%に相当するほか、昨年の米国の取扱量の5.5倍、日本の13.3倍、英国の23.5倍に相当している。このように、中国は、世界の宅配便業務の成長を牽引する主な原動力となっている。

 また、中国の1ヶ月当たりの宅配便取扱量はすでに2014年の通年の取扱量を超えるようになっており、「年間100億件」から、「1ヶ月100億件」への大きな飛躍を実現している。

<7>「人民網日本語版」2023年12月19日

甘粛省積石山県でM6.2の地震、死者118人に 急ピッチで進められる捜索・救助活動

 甘粛省臨夏回族自治州積石山保安(バオアン)族東郷(ドンシャン)族撒拉(サラール)族自治県で今月18日午後11時59分、マグニチュード(M)6.2の地震が発生した。現時点で確認された死者は計118人、甘粛省で105人、隣接する青海省で13人となっている。一部の地域の水道や電気、交通、通信といったインフラに被害が生じている。

▲人民網日本語版より

<8>「人民網日本語版」2023年12月18日

熱くなってきた中国の「低空経済」

 「低空経済」がますます熱くなっている。大まかな統計によると、今年は中国全土の16省(区・市)が低空経済やゼネラル・アビエーションなど低空経済に関わる内容を政府活動報告にまとめた。このほど閉会した中央経済政策会議では、バイオマニュファクチャリング、商業宇宙飛行、低空経済などいくつかの戦略的新興産業を構築することが明確に提起された。2024年1月1日からは「無人航空機飛行管理暫定条例」が正式に施行される。これは中国のドローン産業が「根拠となるべき法がある」という規範化された発展の新たな段階に進んでいることを示している。

<9>「人民網日本語版」2023年12月18日

10月の人民元グローバル指数 初めて4000ポイントを突破

 オフショア人民元外貨取引がより活発になり、国境を越えた人民元建て決済が増加を続け、オフショア人民元建て預金が増加し、オフショア人民元建て債券の発行量が再び過去最高を更新した……。スタンダードチャータード銀行は19日、同行の人民元グローバル指数(RGI)の最新データを発表し、人民元の国際化における数々の積極的な進展を明らかにした。

<10>「人民網日本語版」2023年12月21日

中国11月の社会消費財小売総額、前年同期比10.1%増の4.25兆元に

 商務部(省)市場運営・消費促進司(局)の責任者は2023年11月の中国の消費市場の状況について、「11月の消費市場は加速的に上昇する傾向だった」と述べた。人民網日本語版では、同責任者の所見を詳しく記している。

<11>「人民網日本語版」2023年12月22日

中国、2024年1月1日から一部商品の輸出入関税を調整

国務院関税税則委員会は12月21日、一部の商品の輸出入関税を2024年1月1日から調整することを発表した。

今回の調整では主に、来年から1010品目の商品に対して最恵国税率よりも低い輸入暫定税率を実施する。これは、中国国内市場と海外市場における資源の連携効果を増強し、産業チェーン・サプライチェーンの安定とスムーズな流れを維持するための措置となる。

<12>「人民網日本語版」2023年12月22日

中国の2023年工業付加価値額が前年比4.3%以上増加へ

中国工業・信息(情報)化部(省)は21日に北京で開催した「全国工業・情報化事業会議」で、今年、中国の工業経済は、回復して良い方向へと向かったことを明らかにした。今年の年間工業付加価値額は前年比で4.3%以上増加し、製造業付加価値額が国内総生産(GDP)に占める割合はおおむね安定し、その規模は14年連続で世界一の規模をキープする見込みだ。

<13>「人民網日本語版」2023年12月25日

空からデリバリー、空飛ぶタクシーで出勤 中国の航空宇宙情報産業の新たな発展

 航空宇宙情報産業は、低空域飛行活動による経済形態「低空経済」、衛星・地上統合開発・応用など、各方面に及んでいる。現在、中国の航空宇宙情報産業にはどのような新たな発展が見られるだろうか。

<14>「人民網日本語版」2023年12月25日

2023年、中国は開放拡大の歩みを止めず

 2023年を振り返ると、中国は多くの困難や課題に直面しながらも、開放拡大の歩みを止めることはなかった。

 この1年、中国は高水準の開放促進のために各方面にわたる展示会の開催を加速し、外資誘致のために一連の政策措置を実施し、超大規模市場のもたらすチャンスと利益を世界と分かち合った。

<15>「人民網日本語版」2023年12月25日

テスラのバッテリー製造工場プロジェクト 上海で始動

 米電気自動車(EV)メーカーのテスラと中国(上海)自由貿易試験区臨港新片区管理委員会は22日、土地の取得に関する調印式を行い、上海にバッテリーを製造する新たなギガファクトリーを建設するプロジェクトが正式に始動したことを明らかにした。テスラにとって米国以外で初のバッテリーを生産するギガファクトリーであり、計画では2024年の第1四半期(1-3月)に着工し、第4四半期(10-12月)に稼働開始する。

<16>「人民網日本語版」2023年12月26日

金融要素市場初の越境デジタル人民元建て決済取引 まもなく実現

 中国銀行上海市支店と上海黄金取引所はこのほど、貴金属取引におけるデジタル人民元建て越境決済を完了した。取引金額は1億元(1元は約19.9円)に達した。これは中国の黄金取引所を含む金融要素市場における初の国境を越えたデジタル人民元建ての決済ともなった。

<17>「人民網日本語版」2023年12月27日

中国の太陽電池PCT国際出願は世界一 全固体電池の成長率も世界一

 中国国務院新聞弁公室は26日、北京で「中華人民共和国特許法実施細則」に関する国務院政策定例ブリーフィングを行った。国家知的財産権局の申長雨局長はその中で、「ここ5年近くの間に、中国の全固体電池の国際特許出願件数(特許協力条約<PCT>に基づく国際出願件数)の年平均成長率は20.8%で、成長率が世界一になった。太陽電池の面でも、現在の中国のPCT国際出願件数は12万6400件で世界一となり、同じくイノベーションの力強い実力を備えている」と述べた。

<18>「人民網日本語版」2023年12月28日

港珠澳大橋の1日当たりの出入境者数が過去最多の延べ11.5万人に

 今月26日、港珠澳大橋(香港・珠海・澳門<マカオ>大橋)の珠海公路通関地を通過した出入境者が初めて延べ11万5000人を超え、2019年2月7日に記録した11万3000人を超えて過去最多数を塗り替えた。この日、同通関地から出入境した車両も初めて延べ1万7000台を超え、中国の各通関地の今年の1日当たりの最多数となった。そのため、開通して約5年となる港珠澳大橋はこの日、出入境者数と出入境車両数の面で歴史的記録を作った1日となった。中央テレビニュースが報じた。

<19>「人民網日本語版」2023年12月28日

中国初の完全国産・独自開発の全自動化埠頭 山東省青島市で操業開始

 中国初の完全国産・独自開発の全自動化埠頭である山東港口青島港自動化埠頭(三期)が今月27日、操業開始した。同埠頭は青島港前湾港区の南岸にあり、10万トンクラスのコンテナバース2ヶ所(9号と10号バース)が建設され、操業開始後は同港の全自動化コンテナ埠頭の岸壁全長は2088mに達し、接岸可能な岸壁は1652mになる。

<20>「人民網日本語版」12月29日

米国から帰国したパンダ「小奇跡」が一般公開へ 四川省

 米国で生まれ、今年の11月に帰国したオスのジャイアントパンダ「小奇跡(シャオチージー)」はこのほど隔離検疫期間を終え、四川省の中国ジャイアントパンダ保護研究センター臥竜神樹坪基地で一般公開された。