それにしても、以下の記事で言われている活動家の犯罪容疑(あるいは素行不良)は、もし仮に本当だとしても、ほとんどすべて官僚もやっていることですね。
団体の金を私用につかった、外国の資金、地下銀行などなどすべて、官僚はもっと大胆にやってます。別人と入れ替わってた、というのも、たぶんそんなにびっくりすることでもない。日本でもあるし、中国だともっとたくさんあるでしょう。官僚の中にも経歴詐称や入れ替わりなど、きっとたくさんいるはずです。
つまり労働NGO活動家が逮捕された唯一の理由とは、労働者の味方をして政府にたてついたということだけです。
以下、翻訳です。 (会員の稲垣) 続きを読む 「労働運動の星」の栄光の背後にあるもの――「番禺打工族文書処理服務部」主任の曽飛洋らによる重大犯罪事件容疑の調査報道(その3)
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「労働運動の星」の栄光の背後にあるもの―「番禺打工族文書処理服務部」主任の曽飛洋らによる重大犯罪事件容疑の調査報道(その2)
◎ 幕後に隠れた黒幕
対外宣伝やメディアのインタビューを受けるとき、曽飛洋は自分が率いる「服務部」は「合法で独立して運営する公益組織」だと称していた。しかし、警察の捜査では、この「服務部」が2007年には工商部門から登記を抹消され、現在はどの行政部門の登記も行っておらず、非合法組織であることが明らかにされている。
「曽飛洋本人も服務部も、表と裏では違っていました」と拘束された容疑者の一人、湯歓興は語る。 2014年、湯歓興は曽飛洋に招かれて「服務部」に参加した。「彼と一緒に労働者を支援するよう言われました」と湯歓興はいう。「曽飛洋は服務部の主任として、一切は彼の一言で決まりました。孟晗は組合会議の準備を担い、朱小梅は労働者との具体的な連絡係、私はインターネットとメディア対策を任されました。」 続きを読む 「労働運動の星」の栄光の背後にあるもの―「番禺打工族文書処理服務部」主任の曽飛洋らによる重大犯罪事件容疑の調査報道(その2)
労働NGO摘発を報じた新華社報道(その1)
香港の支援グループのfacebookによると、12月3日の拘束→逮捕から一か月近くがたった大晦日まで、弁護士接見は一度も行えていません。また逮捕されている朱小梅さんの夫の職場には何度も頻繁に警察がやってきて、奥さんは弁護士をつけないでいいと言っているとか、1歳の子どもは児童養護施設に預けてはどうか、などというメッセージを伝えに来ています。
https://www.facebook.com/freechineselabouractivists/
http://freechineselabouractivists.tumblr.com/
今回は、いよいよ(?)中国の労働人権活動家の逮捕を報じた新華社の報道の翻訳です。 続きを読む 労働NGO摘発を報じた新華社報道(その1)
ジェンダーからみた労働人権活動家の逮捕について
こんにちは。会員のいながきです。つづけて中国労働人権活動家への弾圧の話です。
早期釈放をもとめるメッセージ・フォトアクションですが、支援団体のfacebookをみてみたら、中国国内の労働者やフェミニストやLGBTのみなさんも参加しているようです。
https://www.facebook.com/freechineselabouractivists/
(facebookにログインしないと見れないようです)
ということで、今回の弾圧を少し違った視点で論じた文章があったので訳してみました。
80年代に農村から都市部への出稼ぎ娘たちは「打工妹」と呼ばれてテレビドラマなどにもなりましたが、過酷な労働条件や危険な環境、そして性暴力の被害など、経済発展の影に彼女たちの苦労がありました。「中国の夢」へむかう「新常態」のしわ寄せが、彼女たちに襲いかかっているようです。 続きを読む ジェンダーからみた労働人権活動家の逮捕について