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「労働運動の星」の栄光の背後にあるもの―「番禺打工族文書処理服務部」主任の曽飛洋らによる重大犯罪事件容疑の調査報道(その2)

◎ 幕後に隠れた黒幕

対外宣伝やメディアのインタビューを受けるとき、曽飛洋は自分が率いる「服務部」は「合法で独立して運営する公益組織」だと称していた。しかし、警察の捜査では、この「服務部」が2007年には工商部門から登記を抹消され、現在はどの行政部門の登記も行っておらず、非合法組織であることが明らかにされている。

「曽飛洋本人も服務部も、表と裏では違っていました」と拘束された容疑者の一人、湯歓興は語る。 2014年、湯歓興は曽飛洋に招かれて「服務部」に参加した。「彼と一緒に労働者を支援するよう言われました」と湯歓興はいう。「曽飛洋は服務部の主任として、一切は彼の一言で決まりました。孟晗は組合会議の準備を担い、朱小梅は労働者との具体的な連絡係、私はインターネットとメディア対策を任されました。」 続きを読む 「労働運動の星」の栄光の背後にあるもの―「番禺打工族文書処理服務部」主任の曽飛洋らによる重大犯罪事件容疑の調査報道(その2)