「人民網日本語版」2015年9月後半 抜粋(2015/10/1)

「人民網」日本語版から労働者・労働組合および日中関係に関わる記事を選択して、その抜粋(冒頭部分)掲載します。記事全文は見出しをクリックすると原文(日本語・中国語)を読むことができます。

<20> 「人民網日本語版」2015年9月30日
インドネシア高速鉄道 中国プランが有力
日本メディアが29日伝えたところによると、インドネシア政府は同日、首都ジャカルタとバンドンを結ぶ高速鉄道プロジェクトで日本案を採用する考えはなく、中国案が有力であることを伝えたという。日本の菅義偉官房長官は同日、インドネシアのジャコ大統領特使のソフヤン国家開発企画庁長官と会談した。日本紙「朝日新聞」の報道によると、ソフヤン大使が日本にジャコ大統領の方針を伝えた。中国が提起した新しい案では、インドネシア政府は財政負担や政府保証を伴わないため、「中国の提案を歓迎する」のだという。日本の時事通信社、「毎日新聞」などのメディアも同様の報道を行っている。

<19> 「人民網日本語版」2015年9月29日
訪米中国人観光客は220万人、目的は9割が「ショッピング」
米商務省は25日、「2014年中国人観光客市場報告書」を公式サイトで発表した。
それによると、2014年に米国を訪れた中国人観光客は220万人で、前年より21%増加した。消費額は13年の211億ドル(約2兆5320億円)を超え238億ドル(約2兆8560億円)に上った。外国人観光客全体の消費額は2208億ドル(約2兆6500億円)で、中国人観光客の消費が占める割合は10%を超える。

<18> 「人民網日本語版」2015年9月29日
故宮、国慶節連休中に初の入場制限 オンライン予約は1日5万枚
国慶節(建国記念日、10月1日)に合わせて10月1日から7日が7連休となる中国。北京の人気観光地・故宮は、1年で最も混雑する時期を迎える。大混雑が予想される故宮は、国慶節連休中に初めて1日当たりの入場者数を8万人に制限すると発表した。入場制限を実施する初めての大型連休を迎える故宮。毎年、同連休中は観光客でごった返し、特に10月2日は、入場者数がピークを迎える。そのため、入場制限の実施が間違いなく、大きな試練を迎えることになる。

<17> 「人民網日本語版」2015年9月29日
静かに佇む、周敦頤の故郷 湖南省
これは湖南省永州市道県青塘鎮楼田村で9月24日に撮影したものだ。湖南省道県濂溪河畔に位置する千年の村、楼田村。楼田村は北宋の儒学者であり宋学の創始者、周敦頤の生誕地であるため、彼の号にちなんで「濂溪故里」と称される。村落は丘の中腹にあり、濂溪がぐるりと囲んでいる風景は美しく、古き良き佇まいを残している。

<16> 「人民網日本語版」2015年9月28日
大規模な通貨偽造組織を摘発、押収額は2億1千万元 広東省
大規模な通貨偽造組織を摘発、押収額は2億1千万元 広東省
広東省公安庁は9月24日、恵州市で記者会見を行ない、同庁はこのほど、恵州、汕尾、深せん、広州、汕頭、掲陽の6都市の警察と共同で、通貨偽造犯罪の一斉摘発を行なったと発表した。数百人の警察官を投入し、恵州市の2か所の通貨偽造拠点を摘発し、2005年版100元札の額面で2億1千万元(約40億円)を押収、容疑者29名を逮捕し、このグループの主な容疑者を全員逮捕した。偽造拠点で生産した偽造紙幣は一切社会へ流入していない。

<15>  「人民網日本語版」2015年9月27日
深セン東京間の直行便が2016年元旦に就航へ
中国国際航空公司が持株の中国深セン航空公司は、2016年1月1日から深セン宝安国際空港と日本の成田空港間を毎日往復する航空路線を正式に開設すると発表、深センと東京間初の直行便就航となる。深セン市駐日経済貿易代表事務所、中国国際航空公司日本支社、深セン航空公司共同開催の「深セン-東京直行便就航祝賀会・深セン市駐日経済貿易代表事務所設立10周年感謝会」が25日、日本の東京で行われた。程永華・駐日中国大使ら両国各界から100余名が出席した。

<14> 「人民網日本語版」2015年9月27日
習主席がオバマ米大統領と会談 中米関係の次の発展段階に6つの提案
習近平国家主席は25日、ワシントンでオバマ米大統領と会談し、米中関係の次の発展段階について重要な提案を行い、中米関係は終始正しい軌道に沿って発展していくことが必要と強調した。また、双方は引き続き中米の新型大国関係の構築に尽力していくことで同意した。習主席は、「中米関係は世界で最も重要な二国間関係の一つであり、中国側は米国側と共に、衝突も対抗もせず、互いに尊重し、協力ウィンウィンを堅持し、二国間、地域、世界レベルの各実務協力を絶えず展開し、建設的な方法で溝や敏感な問題をコントロールし、中米関係を終始正しい軌道に沿って発展させていかなければならない」と指摘した。

<13>  「人民網日本語版」2015年9月25日
天津爆発事故、事故現場周辺を公園に
8月12日に爆発事故があった天津市浜海新区は24日、事故区域やその周辺の都市景観を回復させるため、海浜大道帯状公園を建設し、高架橋の下の空間を活用し、景観を向上させる計画であることを明らかにした。同区は既に、事故区域周辺において都市景観回復に向けた作業を進め、1日も早く事故前の状態に戻そうと努力している。23日午後の時点で、4万6千平方メートルに芝生が敷かれた。同区環境局の関係責任者によると、海浜大道の緑化地帯より東も、周辺の住民に美しい景観を提供するため、一時的に緑化し、塩やアルカリに強い植物を植える計画だ。

<12> 「人民網日本語版」2015年9月25日
第5回731部隊の犯罪に関する国際シンポジウム開催 ハルビン
中国人民抗日戦争ならびに世界反ファシズム戦争勝利70周年を記念して「第5回731部隊の犯罪に関する国際シンポジウム」(哈爾浜<ハルビン>市社会科学院、中国侵略日本軍731部隊証拠博物館共催)が9月24日、哈爾浜で開催された。中日双方が731部隊、細菌戦、毒ガス戦、開拓団、医療犯罪、強制労働など日本の侵略に関する問題を議論し交流を行なった。

<11> 「人民網日本語版」2015年9月25日
国務院、新疆の発展に関する2万字の白書を発表
中国国務院新聞弁公室は24日、「新疆各民族の平等団結発展に関する歴史的証明」と題する白書を発表、記者会見を開催した。国務院新聞弁公室新聞局副局長を務める胡凱紅報道官は、「全文約2万字で構成された白書は、9章から成り、この60年間の新疆の経済社会発展における多大な業績が紹介されている」と述べた。白書によると、国家はこの60年間、新疆財政に対して計1兆6918億元(約32兆円)の補助金を提供してきた。2014年までに、新疆地区の生産総額(GDP)額は9273億4600万元(約17兆円)に達した。価格要素を差し引くと、1955年から115.6倍増えたことになる。

<10> 「人民網日本語版」2015年9月25日
北京、「正体不明の組織」が犯罪情報の重要な提供者に
北京では、犯人検挙につながる重要な情報を提供する面で突出している「朝陽区の区民」や「西城区の中年女性」、「海淀区のネットユーザー」、「豊台区の区民」などがここ1年、注目を集めている。関係当局によると、中国は現在、社会の治安を守るため、コミュニティのボランティアを中心とした「防御網」を立ち上げ、犯罪の手掛かりなどの提供を求めている。中共中央弁公庁と国務院弁公庁が今年4月に通達した、「社会の治安を守るシステム建設強化に関する意見」は、社会の治安を守るために一般市民に一層参加してもらうことに特に注意を向けていた。

<9> 「人民網日本語版」2015年9月24日
米国、再び贈収賄容疑者を中国に送還
中央反腐敗調整チーム国際逃亡犯逮捕・不法取得資産没収活動弁公室の統一計画の下、中国の司法・法執行・外交などの各部門は米国側と緊密に協力し、米国で14年間にわたって逃亡生活を続けていた汚職・贈収賄容疑者の鄺婉芳を中国に送還した。これは、汚職・贈収賄容疑者の楊進軍が9月18日に米国から強制送還されたことに続く、中米両国の反腐敗司法・法執行協力の新たな重要行動となった。鄺婉芳容疑者(女)は広東省開平市出身、1967年生まれ、共同贈収賄罪に問われていたが、2001年に米国に逃亡した。その後、中米両国は司法・法執行協力を強め、鄺婉芳容疑者は米国で罪状が確定され、刑に服していた。

<8> 「人民網日本語版」2015年9月24日
世界で最も美しい9大宗教建築、ファイナリストに中国と日本の建物
間もなくシンガポールで開催される2015年世界建築祭(ワールド・アーキテクチャー・フェスティバル)で、このほど「宗教部門」のファイナリストに選ばれた。世界9大宗教建築はその独特なデザインにより「宗教部門」の最も美しい建築のファイナリストに入った。9か所の宗教建築は米国、アジア、中東などの国と地域に分かれており、イスラム寺院(モスク)、カトリック教会、仏教の寺院などが含まれている。伝統的な宗教建築とは違い、これらの建築はシックでモダンなデザインにより評価委員の注目を集めたという。

<7> 「人民網日本語版」2015年9月23日
若者が中国国内旅行の主力に
中国の旅行サイト「去哪児網」がこのほど、今年1-9月の旅行者のビッグデータを基に「中国国内旅行者の旅行習慣行動報告書」をまとめた。同報告書によると、中国人が国内旅行に出かける頻度は右肩上がりで、旅行の「黄金時代」が到来しようとしている。中国全土32の省都のうち、旅行の予約数が最も多いのは、北京、上海、成都、広州の市民だった。一方、拉薩(ラサ)、呼和浩特(フフホト)、銀川は、下位に沈んだ。これら都市の市民は「自分の家」が一番好きなようだ。旅行者の年齢を見ると、22-30歳の割合が最高。一定の経済力を持つようになっている若者が主力となっていることが分かる。

<6> 「人民網日本語版」2015年9月22日
中米両国の若者、8割が「習近平主席の訪米に関心あり」
習近平国家主席の訪米前夜、中国日報網が中米両国の若者を対象に実施した、両国関係をめぐる認知度調査の結果が北京で発表された。これによると、米国の若者の半数以上が「米中関係は最も重要な二国間関係である」との見方を示し、8割近くが「習近平主席の米国訪問に関心がある」と答えた。また、中米関係の将来性について、両国の若者の圧倒的多数が、「良くなる、または変わらない」と考えており、うち米国の若者の方が、今後の両国関係について、より楽観的な見方を示した。回答した米国の若者のうち、「中国に対して好感を抱いている」とした人は8割を上回った。

<5> 「人民網日本語版」2015年9月22日
「1ベルト1ロード」協力、国内外メディアはどう見る?
「2015年『1ベルト、1ロード(シルクロード経済ベルトと21世紀海上シルクロード)』メディア協力フォーラム」が21日に北京で開催され、60以上の国・国際機関からの主流メディア約140社の担当者が参加した。「1ベルト、1ロード」沿線国の政府・企業間協力の深化を促進することについて、国内外のメディアはどのように見ているのだろうか。人民日報社の楊振武社長は、フォーラム開幕式で挨拶に立ち、「我々が今日置かれている環境および直面している問題は、過去のどんな時よりも、運命共同体としての団結意識をいっそう高めていることを、我々に求めている。中国は『1ベルト、1ロード』構想の提唱者であり、運命共同体の主導者でもあり、さらにはしっかりした実践者・推進者でもある」と述べた。

<4> 「人民網日本語版」2015年9月22日
中国、東南アジアでの鉄道建設を大きく推進 最大のライバルは日本
中国・タイ鉄道の建設がこのほど、度重なる混乱を経てついに確かな回答を得ることに成功した。タイのタナサック・パティマプラゴーン副首相は20日、中国・ASEAN博覧会にタイ首相特使として出席した際、タイ・中国双方は現在、緊密な協力を保ち、鉄道プロジェクトの早期の実現を確保しており、工事は年内にも始められる見込みだと語った。タナサック副首相によると、タイと中国によるタイの鉄道インフラの協力建設は、双方にとってだけでなく地域にとっても極めて重要なことと言える。この鉄道は将来、タイと中国との人的往来や物資輸送の重要な通路となる。タイと中国の双方は現在、緊密な協力を保ち、鉄道プロジェクトの早期の実施を確保しており、工事は年内に開始される見込みだ。

<3> 「人民網日本語版」2015年9月21日
<動画>中国の国内旅行者 毎年のべ36億人、半数以上が農村へ
国家観光局の杜一力副局長は19日の「中国現代農村旅行30年フォーラム」において、「中国では毎年のべ36億人が国内旅行をしており、うち18億人が農村で旅行をし、少なくとも6億人以上を農家が直接受け入れをしていると述べた。また、過去30年間に、中国の農村地域の旅行業は急速な発展を遂げ、国民生活において重要な位置を占めていると指摘、この先5年から10年の間に農村旅行の受け入れ規模はのべ20億人に達し、農家の直接の受け入れ規模はのべ10億人に達する」と述べた。
<2> 「人民網日本語版」2015年9月21日
平和を守るには日本国民との連帯が必要
天津烈士陵園では抗日戦争勝利記念日前日、「在日殉難烈士・労働者記念館」の新装開館と「花岡暴動記念園」の開園を記念する式典が盛大に行われた。今年は「花岡事件」70周年に当たる。日本の中国侵略戦争中、建設会社・鹿島組によって行われた中国人戦争捕虜や労働者の強制労働は、東条内閣が犯した歴史的犯罪の一つである。約4万人の中国の労働者や戦争捕虜が日本の135地方に連行され、労働を強いられた。花岡では1945年6月、苦しみに耐えかねた労働者と戦争捕虜が決起したが、残虐な鎮圧に遭い、986人中419人が殺された。

<1> 「人民網日本語版」2015年9月20日
中国の対米投資が初めて米国の対中投資上回る
中国外交部(外務省)の李保東・副部長は17日、2014年、中国の対米投資が初めて、米国の対中投資を超えたことを明らかにした。中米は二国間投資協定(BIT)をめぐる交渉を積極的に進めており、中米経済の発展に新たに巨大な原動力を注入しようとしている。中米両国の经済をめぐる連携は、明るい見通しとなっている。李副部長は北京で開催した記者会見で、国際社会の関心を集めている中国経済の成長減速や下方圧力に関して、「調整の過程」であると説明した。そして、減速の原因として、▽世界経済が不安定▽中国金融市場が不安定▽中国経済が長期にわたって急速に発展した過程で課題が蓄積された—の3つを挙げた。


過去の掲載リスト

◆ 「人民網日本語版」2015年9月後半 抜粋記事20件(2015/10/1)
◆ 「人民網日本語版」2015年9月前半 抜粋記事20件(2015/9/16)
◆ 「人民網日本語版」2015年8月後半 抜粋記事20件(2015/9/1)

◆ 「人民網日本語版」2015年8月前半 抜粋記事20件(2015/8/16)
◆ 「人民網日本語版」2015年7月後半 抜粋記事20件(2015/8/1)
◆ 「人民網日本語版」2015年7月後半 抜粋記事20件(2015/7/16)

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