台湾のキャビンアテンダント組合のストライキは、会社が労組要求を全面的に認めることで勝利解決したようです。
労基法84条1項による労働時間規制の緩和という、一般的には理解が広まっていなかった問題を、ストライキという社会的方法で世論に広めたことで、台湾の労働運動の水準を引き上げることができたという評価もあります。
台湾のキャビンアテンダント組合のストライキは、会社が労組要求を全面的に認めることで勝利解決したようです。
労基法84条1項による労働時間規制の緩和という、一般的には理解が広まっていなかった問題を、ストライキという社会的方法で世論に広めたことで、台湾の労働運動の水準を引き上げることができたという評価もあります。
台湾の客室乗務員組合のストライキですが、労基法の労働時間規制適用除外を受け入れる協約に反対しているということもストライキの理由でした。
ストライキは続いており、南部の高雄からも組合員60名が駆け付けています。高雄の組合員は当局から「スト権がない」という不当なデマにも屈せずにストライキに合流しています。まもなく就任する新理事長もストの現場にきて一時的に出勤地点を元に戻すことを約束しましたが、その他の要求については「検討する」ということしか言わなかったことから、組合は街頭でのストライキを継続することを宣言しています。 続きを読む 台湾:キャビンアテンダント労組はなぜストライキに突入したのか
中国・天津にあるトヨタ紡織の天津英泰汽車飾件有限公司(TIANJIN INTEX AUTO PARTS CO., LTD.)が労働時間の一方的変更にともなう時間外割増賃金の実質的カットを決めたことに対して、労働者が山猫ストを打ったようです。
ストライキは12月7日から8日まで続き、自動車組立ラインでの製造に影響がでましたが、警察が導入されストを弾圧するとともに、一時金の支給(向こう三カ月800元支給)などでいったんは沈静化したようです。 続きを読む トヨタ紡織の天津工場(Tenjin Intex)でストライキ
深セン慶盛服飾皮具有限公司(Shenzhen Artigas Clothing & Leatherware)は香港の利華成衣グループ(Lever Style社)傘下の工場で、これまでもユニクロ製品を生産してきました。2014年12月9日、慶盛の労働者が養老年金保険料の支払いを求めてストライキを打ちました。その際にはユニクロは12月19日付で、委託先工場の労働条件の問題を重要視しているとの表明がありました。労働者の権利に対してユニクロが理解を示したことで、慶盛公司は一部で改善を行いましたが、労働者が提起した保険料の追納問題は解決しませんでした。 続きを読む 慶盛の労働者からユニクロへの公開状(7月9日)