「人民網日本語版」2022年10月後半 抜粋(2022/11/01)

<20> 「人民網日本語版」2022年10月28日
世銀:中国経済のこの10年の世界経済成長への寄与度はG7の合計以上
38.6%、これは世界銀行が最新の報告の中で発表した中国の2013年から2021年までの世界経済成長への平均寄与度だ。そしてこの数字は主要7ヶ国(G7)の寄与度の合計を上回っている。中国は世界経済成長の重要な牽引役として、その経済には強靱さと活力がみなぎり、世界中の注目を集めている。6.6%!これは2013年から2021年までの中国経済の年平均成長率だ。この数字は同期の世界平均の2.6%を大幅に上回り、また発展途上国・地域の平均の3.7%も上回るものだ。この10年間、中国経済の構造調整が着実な成果を上げた。中国製造業の付加価値額が世界に占める割合は22.5%から30%近くへと上昇し、ハイテク製造業と設備製造業が全国の一定規模以上の工業企業(年売上高2000万元以上の企業)の付加価値額に占める割合は2012年の9.4%と28%から、2021年の15.1%と32.4%に上昇した。

<19> 「人民網日本語版」2022年10月28日
習近平総書記が中国共産党中央政治局常務委員を率いて延安革命記念地を訪問
習近平中共中央総書記(国家主席、中央軍事委員会主席)は27日、中国共産党第20回全国代表大会(第20回党大会)の閉幕から1週間足らずで、中国共産党中央政治局常務委員である李強氏、趙楽際氏、王滬寧氏、蔡奇氏、丁薛祥氏、李希氏を率いて北京から陝西省延安へと向かい、延安革命記念地を訪れ、革命戦争期の中共中央の延安における苦難に満ちた歳月を振り返り、当時の革命家の偉大な功績を偲び、新たな中央指導部が革命的血脈と奮闘精神を継承し、新たな試練の道において歴史と人民に新たな卓越した結果を示すことへの揺るぎない信念を表明した。

<18> 「人民網日本語版」2022年10月27日
生態系保護のための移転で新生活をスタートした苗族の人々 海南省東方
海南省東方市東河鎮苗村は、苗(ミャオ)族の人々が集まり住む村で、大広壩ダム上流の山麓に位置する。辺鄙な場所にあり、しかも三方が水に囲まれているため、交通の便が極めて悪い場所だった。また、同村では、教育・医療資源が非常に不足していた。海南省は、数年前から、熱帯雨林国家公園の生態系移転を推し進め、苗村は生態系移転対象村の一つとなった。東方市は2020年、苗村の移転・移住プロジェクト建設をスタートし、移住先住居計168棟が建設された。今年7月、苗村に住む135世帯586人が山を離れ、東河鎮政府所在地から車で約5分の場所に完成した移住先住居に引っ越した。この措置は、海南熱帯雨林国家公園の建設を後押しすると同時に、村民は移住先の新たな苗村で新生活をスタートすることになった。

<17> 「人民網日本語版」2022年10月26日
「数字で見る杭州」、数字に見える建築物をドローンで撮影
ドローンのカメラで地上を見下ろし、数字の0から9に似た形の建築物を撮影して、「数字で見る杭州」という形で紹介できないだろうかというアイデアを思いついたのは杭州市在住の男性・周佳偉さん(29)。彼はこのアイデアを実際に行動に移して、まるまる1ヶ月をかけて、作品として完成させた。市内で10枚の写真を撮影すること自体にはそれほど時間はかからなかった。周さんは完成までにかかった1ヶ月間の多くを、地図ソフトを駆使してぴったりした形の建築物を探すこととそれらを記録して、そこまでの飛行ルートを考えるのに費やした。そして晴れになるのを待って、撮影に出かけた。

<16> 「人民網日本語版」2022年10月26日
江西省、野外開放流域でオオサンショウウオの自然繁殖個体が初発見
中国科学院―江西省科学技術協力STSプロジェクト江西オオサンショウウオ科学調査チームは22日、江西省宜春市靖安県で増殖放流効果評価研究及び野外モニタリングを行い、靖安県潦河オオサンショウウオ自然保護区増殖放流エリアで初めて江西オオサンショウウオの自然繁殖世代を発見した。靖安県農業農村局の羅小紅副局長は、「靖安県潦河オオサンショウウオ自然保護区Ⅰエリアで初めて発見した江西オオサンショウウオの自然繁殖世代は、昨年のⅡエリアの野外繁殖個体群の発見に続く重要な発見だ。これは靖安県内に複数の自然の繁殖エリアがある可能性を証明した。江西オオサンショウウオの野外個体群の規模、生息地の利用状況、分布エリアの範囲などについてはさらに研究を深める必要がある」と説明した。

<15>  「人民網日本語版」2022年10月26日
30ヶ国の青年8割以上が中国の発展理念に賛同 最新民意調査
中国共産党第20回全国代表大会は、中国式現代化によって中華民族の偉大な復興を全面的に推進することを目標に掲げている。世界の30ヶ国で30歳以下の青年4700人を対象に実施された民意調査によると、回答者の84.7%が自国の国情に合わせた発展の道を歩むことに賛同し、近代化の唯一のモデル、世界中のどこにでも適用できる基準は存在しないという見方を示した。また、80.1%が中国共産党が掲げる「人々を中心とする」という発展理念に賛同した。「新たな旅立ちをする中国」をテーマとしたこの民意調査は、中国国際電視台(CGTN)シンクタンクが中国人民大学国家ガバナンス・世論生態研究院と共同で、5大陸30ヶ国の4700人を対象に実施した。米国や英国、フランス、ドイツ、イタリア、日本、オーストラリアといった先進国が40%、ケニア、ナイジェリア、パキスタン、インドネシア、ペルー、アルゼンチンといった発展途上国が60%を占めた。

<14)「人民網日本語版」2022年10月25日
中国、「帆」を搭載した30万トン級タンカーが出港
中国が9月に引き渡しした30万トン級超大型原油タンカー「新伊敦」号がこのほど出港した。「新伊敦」号は全長333メートル、型幅60メートル、型深さ30メートル、計画喫水は20.5メートルで、第2世代帆装置を搭載しており、高い省エネ・環境保護性能を備える。「新伊敦」号に搭載されている2組の大型硬翼帆は、中国の科学研究チームが独自に開発したもので、帆を立てた時の高さは40メートル近くで、1枚の表面積は1200平方メートルに達している。炭素繊維複合材料を採用し、軽く、強度が高く、海洋環境に強い。帆のスマート制御システムは帆をワンキーで昇降させ、自動で回転させるといった機能を実現し、航行環境や運行状態などのリアルタイムデータに基づき制御方法を自動的に調整する。帆は自動で最良の角度を見つけ、スマートかつ精密な制御を実現し、翼型の帆の推進効率を効果的に高めている。

<13> 「人民網日本語版」2022年10月24日
中国のオーニソプタードローン、1回の充電による航続時間の世界記録を更新
北京航空航天大学が21日に明らかにしたところによると、同大の新コンセプト飛行機チームが独自に開発し試験を行った2関節大鳥型飛行機が世界記録を更新した。オーニソプタードローン(鳥型飛行機、羽ばたき式飛行機)の1回の充電による航続時間の最長記録を1時間31分4秒98まで延ばした。羽ばたき飛行とは生物の飛行メカニズムで、人類は数千年にもわたり模索を続けてきた。オーニソプターは仕組みが複雑かつ制御が困難で、機械システムに対する要求が極めて高い。これまでのオーニソプターは飛行時間が比較的短く、30分ほどが大半だった。これは一般的な構造のその他のタイプの飛行機に比べるとかなり劣っている。

<12> 「人民網日本語版」2022年10月24日
習近平総書記「中国式現代化で中華民族の偉大な復興を全面的に推進」
中国共産党第20期中央委員会第1回全体会議で選出された習近平中共中央総書記と中共中央政治局常務委員に選出された李強、趙楽際、王滬寧、蔡奇、丁薛祥、李希の各氏は23日昼、第20回党大会を取材する国内外の報道陣と人民大会堂で会見を行った。また、習総書記が重要演説を発表した。習総書記は、中央政治局常務委員会の各常務委員を紹介した後、「全党・全国各民族人民の共同努力を経て、我々は期限通りに小康社会(ややゆとりのある社会)を全面的に完成し、第1の百年奮闘目標を達成した。今、我々は意気盛んに社会主義現代化国家の全面的建設という新たな道のりへと足を踏み出し、第2の百年奮闘目標に向けて邁進し、中国式現代化によって中華民族の偉大な復興を全面的に推進しつつある。新たな道のりにおいて、我々は高揚し勇気を奮い起こして突き進む精神状態を常に維持する必要がある。

<11> 「人民網日本語版」2022年10月23日
中国共産党第20期中央委員会第1回全体会議コミュニケ

中国共産党第20期中央委員会第1回全体会議が2022年10月23日に北京で開催された。全体会議に出席したのは中央委員203人、候補中央委員168人。中央紀律検査委員会委員も会議に列席した。習近平氏が会議を主宰し、中共中央委員会総書記に選出された後、重要談話を行った。全体会議では、中央政治局委員、中央政治局常務委員会委員、中央委員会総書記が選出された。中央政治局常務委員会の指名に基づき、中央書記処メンバーを通じて、中央軍事委員会メンバーが決定されたほか、第20期中央紀律検査委員会第1回全体会議で選出された書記、副書記、常務委員会委員の人選が承認された。選出されたメンバーのリストは以下の通り。

<10> 「人民網日本語版」2022年10月21日
中国の自動車輸出がドイツ抜く 新エネ車が成長の新たな原動力に
中国自動車工業協会がこのほど発表したデータによると、今年9月には中国の自動車輸出台数が前年同期比73.9%増の30万1千台に上り、再び30万台の大台を突破した。今年1-9月の中国自動車メーカーの輸出台数は同55.5%増の211万7千台に上り、2021年の年間輸出台数を上回った。そのうち9月には新エネルギー自動車が同2倍以上の5万台輸出され、1-9月も同2倍以上の38万9千台輸出され、輸出台数全体の18.4%を占めた。一方、ドイツ自動車工業会(VDA)が発表したデータを見ても、中国がドイツを抜いて世界2位の自動車輸出国になったことがわかる。

<7> 「人民網日本語版」2022年10月20日
中国のエネルギー自給率、80%以上を維持
国家エネルギー局の18日に明らかにしたところによると、中国のエネルギー自給率は常に80%以上を保ち、国内の経済・社会の発展の需要を力強く支えている。国家エネルギー局の関係責任者によると、中国の石炭、石油、天然ガス、原発、再生可能エネルギーからなるエネルギー供給体制が絶えず改善されており、エネルギー自給率が常に80%以上を保っている。中国の一次エネルギー総量はこの10年で23.4%増加し、総発電設備容量は2.1倍に増加した。「西電東送」(西部地域で発電した電気を東部地域に送電すること)の送電規模は2.6倍に増加し、油ガスパイプラインの総延長が倍増した。

<6> 「人民網日本語版」2022年10月19日
中国製のEVがパリモーターショー2022に登場
パリモーターショー2022が17日にフランス・パリで開幕し、初日のプレスデーを迎えた。新エネルギー車(NEV)が今回の絶対的な主役で、出展された中国製の電気自動車(EV)が注目を集めた。今回のモーターショーの狙いは、自動車業界が今経験しつつある革命的なイノベーションを展示することにある。電動化、ハイブリッド動力、水素燃料から未来デザイン、車載技術、スマートモビリティまで、自動車の生産・販売・サービスと新エネルギー関連分野の100社近くの企業が最新の製品を会場にずらりと並べた。中国の自動車メーカーの比亜迪(BYD)は「TANG(唐)」、「HAN(漢)」、「ATTO3(元PLUS)」の3種類のEVを出展した。またグローバル戦略協力パートナーのシェルとともに、より質の高い充電体験を提供することを発表した。これにはBYD車のオーナーへ欧州に約30万本あるシェルの充電ポール使用権を開放することが含まれるという。

<5>「人民網日本語版」2022年10月18日
【第20回党大会第2回記者会見】「2つの確立」は新時代における中国共産党の重要な政治的成果
17日に開催された中国共産党第20回全国代表大会(第20回党大会)第2回記者会見で、大会代表の肖培・中央紀律検査委員会副書記兼国家監察委員会副主任、徐啓方・中央組織部副部長、田培炎・中央政策研究室副主任ら3人が会見し、質問に答えた。中央政策研究室の田副主任は「『2つの確立』は、我が党が新たな時代において収めた重要な政治的成果であり、党と国家の事業が歴史的成果を収め、歴史的変革を生むことを決定づける要素だ。『習近平による新時代の中国の特色ある社会主義思想』は、我が党が時代と実践の突きつけた重大な問題に正しく回答するうえで収めた最新の理論的成果であり、現代中国マルクス主義、21世紀マルクス主義であり、中華文化と中国精神の時代的エッセンスであり、マルクス主義の中国化・時代化における新たな飛躍を実現した」と述べた。

<4> 「人民網日本語版」2022年10月18日
広東省の全ての郷・鎮で充電ポール設置完了
広東省の清遠市白沙鎮や汕尾市橋冲鎮、湛江市調風鎮などで最近、公共充電スタンドの設置が次々と完了して使用可能になり、広東省が管轄する1123郷・鎮全てで充電ポール設置が完了した。これで、広東省全域を、電池切れを心配することなく電気自動車で移動することができるようになった。南方電網・広東電網公司によると、ここ10年、同省は新エネ車産業の発展をサポートすべく、積極的にサービスを提供し、そのために投じられた資金は30億元(1元は約20.7円)に達している。そして、20地級市(省と県の中間にある行政単位)に充電スタンド約4600ヶ所、充電ポール3万本が設置され、充電インフラの飛躍的発展を実現した。

<3> 「人民網日本語版」2022年10月17日
「THE世界大学ランキング2023」で中国の清華大学と北京大学がトップ20入り
英教育専門誌「タイムズ・ハイヤー・エデュケーション(THE)」は12日、2023年度の世界大学ランキングを発表した。ランキングには中国の清華大学と北京大学がトップ20入りを果たした。トップ100入りした中国大陸部の大学は、清華大学、北京大学、復旦大学、上海交通大学、浙江大学、中国科学技術大学、南京大学の7校。このうち清華大学は16位、北京大学は17位だった。上記7大学のほか、中国大陸部では、南方科技大学、武漢大学、華中科技大学、四川大学の4校がトップ200入りした。今年は、104ヶ国・地域にある大学1799校がランクインした。首位はオックスフォード大学(英国)、2位はハーバード大学(米国)、3位はケンブリッジ大学(英国)とスタンフォード大学(米国)だった。

<2>「人民網日本語版」2022年10月17日
第132回広交会がオンライン開幕 出展企業は3万5千社超
第132回中国輸出入商品交易会(広交会)が15日にオンラインで開幕した。テーマは「国内と国際的な2つの循環『双循環』の連携」。出展企業は3万5千社を超え、前回と比較して1万社近く増えた。オンライン出展された展示品は306万点を超え、過去最高を更新した。今回の広交会は出展の範囲を拡大し、サービス提供時間を延長し、プラットフォームの機能を最適化し、貿易促進イベントを充実させ、越境ECとの連携・相互促進を進め、各国の企業・顧客により便利なサービスを提供するという。また、今回の広交会は出展申請可能範囲を一層拡大し、条件を満たした企業の出展をより多く受け入れ、出展可能となる企業の範囲を拡大した。そのうち輸出展の出展企業は前回比約40%増の3万4744社に上り、分野は主にホーム・インテリア・家具製品、家電、建築材料、キッチン用品、金属製品などの分野に集中している。輸入展には34の国・地域から企業416社が出展した。

<1> 「人民網日本語版」2022年10月16日
習近平総書記「中国式現代化は中国共産党が指導する社会主義現代化」
中国共産党第20回全国代表大会(第20回党大会)が16日午前、人民大会堂で開幕し、習近平総書記が第19期中央委員会を代表して第20回党大会への報告を行った。習総書記は、「これから、中国共産党の中心的任務は、全国各民族人民を団結させ、率いて、社会主義現代化強国を全面的に築き、第2の百年奮闘目標を達成するよう導き、中国式現代化によって中華民族の偉大な復興を全面的に推進することだ」と指摘。さらに、「中国式現代化とは、中国共産党が指導する社会主義現代化であり、各国の現代化に共通する特徴を持つだけでなく、自らの国情に基づいた中国の特色も備えている。中国式現代化は人口の規模が膨大な現代化であり、すべての人民が共同富裕を成し遂げる現代化であり、物質文明と精神文明の調和がとれた現代化であり、人と自然が調和し共生する現代化であり、平和的発展路線を歩む現代化だ」と指摘した。