「人民網日本語版」2022年9月前半 抜粋(2022/09/16)

<20> 「人民網日本語版」2022年09月15日
「油絵のような景色が広がる季節」迎えた大興安嶺 内モンゴル
中国で最大の面積を擁する重点国有林区である内蒙古(内モンゴル)自治区大興安嶺地区は9 月に入り、カラフルな「油絵のような景色が広がる季節」を迎え、山と川、川の流れ、植物、雲が広がる空が、油絵のように美しい秋景色を描き出している。同自治区大興安嶺山脈は、中国の北の国境地帯に位置しており、毎年8月末になると、北から南に向かって紅葉が始まり、紅葉は15日から20日間ほど続く。同地には9つの国家森林公園と12の国家湿地公園があり、94万平方メートルに及ぶ広範な針葉樹林帯である「タイガ」が残されており、秋景色鑑賞にピッタリなスポットとなっている。

<19> 「人民網日本語版」2022年09月14日
中国、ここ10年で農村 2.8億人の安全な飲み水めぐる問題を解決
2012年に中国共産党第18回全国代表大会が開催されて以来、中国水利部(省)は各地と共同で、農村への水供給プロジェクトを大々的に実施し、そのために投じられた資金は累計で4667億元(1元は約20.8円)に達し、農村の住民2億8000万人に安全な水が提供できるようになった。中国はこの10年、農村の貧困者の安全な飲料水確保をめぐる難関攻略に取り組み続けてきた。そして、貧困者登録されていた1710万人の安全な飲料水をめぐる問題が全面的に解決された。

<18> 「人民網日本語版」2022年09月15日
科学技術によるエンパワーメント 広大なドラゴンフルーツ園を1人で管理
広西壮(チワン)族自治区南寧市の2万2千平方メートル以上の土地に、栽培面積18万8千ムー(1ムーは約6.7アール)に上るドラゴンフルーツ畑があり、規模は中国国内で1位、年間の生産額は50億元(1元は約20.5円)に上る。この地には世界最大のドラゴンフルーツの集中栽培拠点があり、中国内外の先進的な栽培技術と管理方法が集積されている。ドラゴンフルーツ産業の台頭に伴って、「緑の都市」と呼ばれる南寧には「中国ドラゴンフルーツの里」という新たな名前が加わった。

<17> 「人民網日本語版」2022年09月14日
アジア唯一のエアバス民間旅客機総組立ラインでA321の製造を開始 天津
天津市浜海新区総合保税区で13日、第1期・2点のエアバスA321大型パーツがエアバス総組立ラインに到着した。これはアジア唯一のエアバス民間旅客機総組立ライン(エアバス天津総組立ライン)が、A321の製造を正式に開始したことを意味する。

<16> 「人民網日本語版」2022年09月14日
中国の国産旅客機C919が北京首都空港に初着陸 年内に商用化か
航空便情報を提供する飛常准(Variflight.com)の業界向けアプリによると、13日午前、中国の国産旅客機「C919」の機体番号「B-001F」と「B-001J」の2機が、相次いで上海浦東国際空港を飛び立って北京首都国際空港に到着したという。今年7月12日に北京大興国際空港に着陸したC919は、今回初めて首都空港に着陸して、北京の両民間用空港での「お披露目」を前後して行った。今回の首都空港への着陸は、国産旅客機に乗って空を飛べる日がまた一歩近づいたことも示している。

<15)「人民網日本語版」2022年09月14日
中国製のトロリーバスがメキシコ初の高架高速バス路線に導入
メキシコの首都メキシコシティ初の高架高速バスが11日に開通し、試運行が始まった。導入されているトロリーバスは全て中国製となっている。メキシコシティ・イスタパラパ地区で、クラウディア・シェインバウム市長が同日、祝青橋駐メキシコ中国大使と共に、新路線のトロリーバスに試乗したほか、試運行始動セレモニーに出席した。メキシコシティの市政府プロジェクト・サービス局の局長は始動セレモニーで、「このトロリーバス路線は全線で専用の高架道路を走り、全長は約8キロ。初期段階ではトロリーバス26台が投入され、その輸送能力は1日当たり平均7万人以上になる見込みだ。同路線は10月15日に正式に開通し、通勤時間が1時間から約20分に大幅に短縮される」と説明した。

<14>  「人民網日本語版」2022年09月13日
中秋節連休、中国の国内観光客数7340万9000人 収入286億8000万元
中国文化・観光部(省)データセンターの試算によると、今年の中秋節連休中(9月10-12日)の中国全土の国内観光客数は前年同期比16.7%減の延べ7340万9000人で、比較可能な統計に基づくと2019年同期の72.6%まで回復した。国内観光収入は前年同期比22.8%減の286億8000万元(1元は約20.6円)で、19年同期の60.6%まで回復した。

<13> 「人民網日本語版」2022年09月13日
新しい時代の要請にふさわしい中日関係の構築について王毅部長が5つの必要性を指摘
王毅国務委員兼外交部長(外相)は12日、中日国交正常化50周年記念シンポジウムの開幕式にビデオメッセージを寄せた。王部長は「善隣友好的に付き合い、アジアを発展・振興させることは、中日両国の命運に関わり、その初心であり、責任だ」として、新しい時代の要請にふさわしい中日関係の構築について次の5つの必要性を指摘した。▽約束を守り、中日関係の政治的な基礎を維持する。両国関係の安定した持続的な発展を確保するためには、中日間の4つの基本文書とこれまでの約束を厳守しなければならない。歴史や台湾地区など中日関係の根本に関わる重大な原則的問題に対しては、いささかも曖昧であってはならず、ましてや揺らぎ、後退することは許されない。

<12> 「人民網日本語版」2022年09月09日
四川瀘定地震 背負い、担いで物資届ける救援隊員とボランティア
四川瀘定地震の発生後、震源地となった磨西鎮近くの山の上に住む村人は、道路が損壊したため、比較的安全で広い場所にテントを張り、一時的に避難している。救援隊員やボランティアは、仮設された橋や臨時に切り開いた山道を使って、飲料水やテントなどの必要物資を背負い、あるいは担いで山を登り、一時避難している被災者のために物資を供給している。

<11> 「人民網日本語版」2022年09月09日
中国初の海上スマートガス田群、海南自由貿易港に600億立方m超の天然ガスを供給
中国海洋石油集団有限公司(中海油)海南分公司が9月8日に明らかにしたところによると、中国初の海上スマートガス田群「東方ガス田群」が19年連続の安定生産・増産を維持している。海南自由貿易港に向け累計で600億立方メートル超の天然ガス、60万立方メートル超のコンデンセート油を供給しており、海南自由貿易港の建設のために「クリーンな原動力」を尽きることなく注いでいる。

<10> 「人民網日本語版」2022年09月08日
「防疫バブル」で感染対策と生産活動を両立 四川省成都
四川省成都市で新型コロナウイルス感染者が急増している状況を受け、多くの企業が速やかに「クローズドループ生産方式」に切り替えている。従業員は厳しい感染対策を徹底的に実施しながら、「防疫バブル」管理方式のもとで勤務を続けている。「防疫バブル」と呼ばれるこのクローズドループ生産モデルは、企業を最小の防疫単位として、企業が原材料・生活物資・防疫物資を蓄え、政府が後続の物資供給や輸送車両の通行を保障、感染対策と生産活動の両立を確保する体制。現時点で、成都市内では、2千以上の企業がこのクローズドループ管理方式を導入し、クローズドループ生産を実施している。

<9> 「人民網日本語版」2022年09月07日
中日国交正常化を後押しした民間の力 中帰連平和記念館を訪ねて
1957年9月、釈放されて帰国した中国侵略日本軍の戦犯達が「反戦平和、日中友好」を趣旨とする中国帰還者連絡会(中帰連)を設立した。埼玉県川越市にある中帰連平和記念館を訪れて、中日国交正常化を後押しした民間の力を探った。1956年夏、中国遼寧省撫順市にある撫順戦犯管理所の日本人戦犯・副島進は釈放されて帰国する前に、看守からアサガオの種を渡された。「再び中国に来る時には、武器ではなく花を携えて来てほしい」との願いからだった。副島と同じ年に、撫順と太原の戦犯管理所に収容されていた他の戦犯1000人以上も日本に帰った。新中国が西側各国に封鎖され、中日間にもまだ国交がなかった当時、中帰連は自ら進んで日本の中国侵略における犯罪行為を暴露・批判し、日本社会が新中国を理解する後押しをして、両国の国交正常化を促進する民間の力の中核の一つとなったのである。

<8> 「人民網日本語版」2022年09月07日
中国設備工業の付加価値額 過去10年間に年平均8.2%増加
工業・情報化部(省)設備工業一司の王衛明司長は6日に行われた同部の記者会見で、「中国の設備工業の産業規模が拡大を続けており、2012年から2021年までの間に、付加価値額は年平均8.2%増加し、中高速成長ペースを維持し続けた。特に今年に入ってから、設備工業は新型コロナウイルス感染症の影響を乗り越えて先駆けて回復上昇し、製造業の急速な回復を牽引した」と述べた。

<7> 「人民網日本語版」2022年09月06日
中国企業トップ500社2022が発表 1兆元クラスが12社に拡大
中国企業連合会が9月6日、2022年度中国企業トップ500社の番付を発表した。それによると、トップ500社の売上高が急速に増加して、総額は102兆4800億元(1元は約20.3円)に達し、初めて100兆元の大台を突破した。前年比14.08%増となる12兆6500億元増加した。資産総額は同28兆9500億元増の372兆5300億元となり、8.43%増加した。

<6> 「人民網日本語版」2022年09月06日
東京で関東大震災中国人受難者追悼式
関東大震災中国人受難者追悼式が4日、日本・東京で行われた。参加者は99年前の関東大震災の際に中国人や朝鮮人が虐殺された事件(中国語では「東瀛惨案」)で殺害された700人以上の中国人の労働者と留学生に哀悼の意を捧げるとともに、日本政府に対し、歴史を直視し、謝罪と賠償を行うよう要求した。追悼式では中国人労働者の遺族代表が悼辞を寄せ、亡くなった家族を追悼した他、在日華僑の林伯耀氏が講演し、「東瀛惨案」の「大島町事件」の歴史を聴衆に詳しく語った。

<5>「人民網日本語版」2022年09月05日
成都、生活必需品は十分に供給 各世帯まで確実に配送されるよう手配
新型コロナウイルス感染が拡大している四川省成都市で、成都市人民政府新聞弁公室が4日夜、新型コロナウイルス対策をめぐる記者会見を開催。同市商務局の李暁勇副局長は、「当市では生活必需品が十分に供給されており、全体的に安定して秩序が保たれた状況にある」と説明した。数日前に、一時的に生鮮農産品の買い占め現象が起こったことについて、李副局長は、「今後、市場への供給をさらに増やし、成都の卸売市場や農産物マーケット、生鮮スーパー、ECプラットフォームが生鮮農産品の直接仕入れ、直接販売、調達を強化するよう導くほか、省外や市外の野菜生産地との連携を強化し、企業の拠点との間で共同供給や共同ストックのメカニズムを構築・整備し、省外や市外から仕入れる野菜の種類と量を増やし、市全域において生鮮農産品の供給を強化する」と説明した。

<4> 「人民網日本語版」2022年09月05日
中国がパキスタンに緊急人道支援を追加実施へ
国家国際発展協力署(CIDCA)によると、パキスタンの洪水被害のさらなる悪化を受けて、中国はパキスタンのニーズに基づいて緊急人道支援物資の追加提供を決定した。国家国際発展協力署の羅照輝署長は3日午後、パキスタン国家防災管理局(NDMA)のアクタル局長とオンライン会議を行った際、今回の追加支援が災害救助及び災害後の復興におけるパキスタン側の重要なニーズに焦点を合わせたものとなることを説明した。

<3> 「人民網日本語版」2022年09月05日
「ボストーク2022」、全要素実弾演習のリハーサルを実施
軍事演習「ボストーク2022」は現地時間3日午後、総員・全装備・全要素実戦実弾演習のリハーサルを実施した。中国からは、陸上・航空部隊がセルゲイエフスキー演習場でリハーサルに参加、海上部隊が日本海海域でリハーサルに参加した。中国の航空戦術群は戦闘機「殲-10B」数機がロシアの偵察機や爆撃機と合同行動を取り、高空から「敵」の重要目標に対して精密攻撃を加えた。中国の陸上戦術群はヘリコプター「直-10」「直-19」数機が低空から「敵」に対し密集火力攻撃を加えた。

<2>「人民網日本語版」2022年09月01日
中国2021年のR&D経費、前年比14.6%増の2兆7956億3000万元
国家統計局、科学技術部(省)、財政部が8月31日に発表した「2021年全国科学技術経費投入統計公報」によると、2021年の全国の研究開発(R&D)経費は前年比3563億2000万元増(1元は約20.2円)の2兆7956億3000万元で、成長率が14.6%で前年を4.4ポイント上回った。R&D経費投入強度(R&Dの対GDP比)は前年を0.03ポイント上回る2.44%。R&D人員フルタイム当量の1人当たり経費は前年比2万3000元増の48万9000元。

<1> 「人民網日本語版」2022年09月01日
中国のネットユーザーが10.51億人に 週平均利用時間は一人当たり29.5時間
中国インターネット情報センター(CNNIC) が8月31日に発表した「第50回中国インターネット発展状況統計報告」(以下「報告」) によると、今年6月の時点で、中国のネットユーザーは10億5100万人、インターネットの普及率は74.4%に達している。「報告」によると、情報インフラ整備状況では、今年6月時点の中国の1Gbps以上の光ファイバーネットワークが4億世帯をカバーする能力を備え、開通済みの5G基地局は185万4000ヶ所に達し、全ての県で5Gを利用でき、全ての村でインターネットを利用できる環境が整っている。中国のネットユーザーは安定して増加し続けており、2021年12月と比べてその数は1919万人増え、インターネット普及率は同月と比べて1.4ポイント上昇した。