「人民網日本語版」2022年8月後半 抜粋(2022/09/01)

<20> 「人民網日本語版」2022年08月31日
中共中央政治局が第20回党大会の10月16日開催を提言
中共中央政治局は8月30日、習近平総書記が議長を務める会議を開き、中国共産党第19期中央委員会第7回全体会議(七中全会)と中国共産党第20回全国代表大会(第20回党大会)の準備作業について検討した。会議は、七中全会を2022年10月9日に北京で開催することを決定。中共中央政治局は、第20回党大会を2022年10月16日に北京で開催することを七中全会に提言する。

<19> 「人民網日本語版」2022年08月30日
江蘇省で非常に珍しい「黄金の血」を持つ女性2人を確認
重度の貧血で南京医科大学附属泰州人民病院の診察を受けたある女性が、血液型と血液型抗体検査を受けた結果、RhD陰性であるだけでなく、RhC、Rhc、RhE、Rheも陰性(RhNULL)で、ABO式の血液型はOであることが分かった。さらに、赤血球はどの血液型の抗原も持っていないことが分かった。これは、この女性が献血すると、全ての血液型の人に輸血できることを意味している。同病院の輸液科の高霊宝主任によると、この女性の姉の血液型も同じO型RhNULLだったという。ネット上の情報によると、「RhNULL」は「黄金の血」と呼ばれており、600万人に1人しかいない非常に珍しい血液型だ。1960年に初めて確認されてから、この血液を持っていることが確認された人は、これまでに50人もいない。中国だけを見ると、4人しか報告されていない。

<18> 「人民網日本語版」2022年08月30日
青島とベトナム・ホーチミン結ぶ直行便が29日に開通
今月29日午前、青島膠東国際空港からベトナム・ホーチミンに向かうエアバス旅客機「A320」が飛び立った。これは、山東省青島市とホーチミン市を結ぶ国際線が開通したことを意味している。同国際線は、中国の北方エリアで唯一ベトナムと繋がる直行便で、今後、週1便の運航を予定している。フライト計画を見ると、北京時間午前9時半に青島を出発し、午後1時20分にホーチミンに到着。その後、午後2時50分に青島に向けてホーチミンを発ち、午後8時55分に青島に到着する予定だ。

<17> 「人民網日本語版」2022年08月30日
順調に建設が進む雄安イノベーション研究院科技園区 河北省
雄安イノベーション研究院科技園区プロジェクトは、建築総面積が17万2204 平方メートルに及び、中国中鉄十二局が建設を担当している。雄安新区において重大な科学技術テーマにフォーカスして協働で問題解決にあたり、科学研究・教育・シンクタンクを一体化させた一流の新型科学研究機構となる。同プロジェクトは現在、地上建築物の主体構造と主要構造の建設段階に入っている。

<16> 「人民網日本語版」2022年08月27日
中国が出入国者へのPCR検査情報申告の要求を撤廃
中国は8月31日から新しい出入国健康申告カードを採用し、これまで出入国者に対してPCR検査情報、新型コロナの感染歴、ワクチン接種日などの申告を求めていたが、その要求を撤廃するという。中国税関総署の関係者は26日、「これは予防・抑制の要求を緩めるものではなく、申告の効率を高めることが狙いだ」と述べた。

<15)「人民網日本語版」2022年08月26日
中国社会は高齢化がさらに進行 リタイア組の規模は?
「今から10年間、『60後(1960年代生まれ)』が続々とリタイア生活に突入する」といった定年退職者の規模に関する話題が、最近のネットでトレンド入りしている。現在、中国のリタイア組は一体どれくらいの規模なのだろうか。国家統計局が発表したこれまでの出生率と人口数に基づいて毎年の出生者数を計算し、この出生者数に基づいて大まかに試算すると、全国の60歳を迎える人は昨年は1200万を下回ったが、今年は2000万人を超え、来年は3000万人に迫る勢いだ。社会におけるリタイア組は明らかに増加しているとみられる。

<14>  「人民網日本語版」2022年08月25日
国際市場における石油価格が持続的低下する要因は何か?
国際市場では6月中・下旬以降、原油価格が低下傾向に転じ、市場全体として上半期に比べて目立って鈍化している状況だ。大口商品取引情報を提供する金聯創の路喬恵・石油製品アナリストは、「国際市場の原油価格の影響を受けて、中国国内の石油製品の小売価格も大幅に下落している」と指摘した。業界関係者は、「最近、国際市場の原油価格が持続的に低下していることにはさまざまな要因があり、米連邦準備制度理事会(FRB)の利上げやエネルギー消費の落ち込みといった要因があれば、石油の供給回復や地政学的な紛争の緩和といった要因もある」との見方を示した。

<13> 「人民網日本語版」2022年08月22日
5Gロボットによる野外遠隔手術 甘粛で初の動物実験に成功
甘粛省人民病院の蔡輝院長(教授)のチームと情報技術のサポートチームは8月20日、5G情報技術がもつ低遅延、広帯域、多数同時接続の優位性を利用して、ロボットによる野外遠隔手術のデモンストレーションを行った。この手術は現在の医療技術と情報技術の急速な発展がもたらした成果であり、長年にわたって外科手術に存在した時間的・空間的な制約を取り払って、新型コロナウイルス感染症対策の常態化という要求の下での救急支援と難病の手術・診療の新たなソリューションを提供できる。この日は動物の胆嚢摘出手術と肝左葉の切除手術が行われた。

<12> 「人民網日本語版」2022年08月22日
中国、世界最大のロボット応用市場に
北京で開催中の世界ロボット大会2022で明らかになったところによると、中国はすでに世界最大のロボット応用市場になっている。中国の2021年の産業用ロボットの生産台数は前年比68%増の36万6000台、サービスロボットの生産台数は同47%増の921万4000台に達し、特殊ロボットの市場規模も安定的に拡大している。同時に中国のロボット産業の基礎能力が大幅に向上し、精密減速機などのコア部品に段階的な進展があり、中国内外の完成機企業から広く認められている。ROS(Robot Operating System)を始めとする中核ソフトウェアの一部のキーテクノロジーに進展を遂げるとともに、実際に応用されている。

<11> 「人民網日本語版」2022年08月22日
中国が開発中の次世代有人ロケット、2030年頃に中国人を月へ送る
中国航天科技集団によると、中国は次世代有人キャリアロケットと大型キャリアロケットを開発中だ。これらのロケットは将来的に有人月面着陸、火星探査、木星探査、小惑星探査などの任務を担う。次世代有人キャリアロケットは2030年前後に中国人を月に送り届ける能力を備える。大型キャリアロケットは開発に成功した後、中国の地球―月遷移軌道への打ち上げ能力を50トンに引き上げ、月での開発活動をサポートする。

<10> 「人民網日本語版」2022年08月20日
第12回北京国際映画祭「日本映画週間」が開催 4作品上映
第12回北京国際映画祭が8月13日から20日まで北京市で開催されている。その正式イベントとして、2022北京・日本映画週間も同時期に開催され、4本の作品が上映された。共催したNPO法人日中映画祭実行委員会によると、2022年は中日国交正常化50周年にあたり、今回の北京・日本映画週間と10月末に日本で行われる東京国際映画祭・中国映画週間を通じて双方向の連動を行い、中日両国の文化分野での交流と理解を促進することを願うという。主催者によれば、今回上映されたのは、新進気鋭の俳優の池松壮亮と伊藤沙莉が主演した切なさあふれるラブストーリー「ちょっと思い出しただけ」、実力派の黒木華と柄本佑が主演し漫画家夫婦の心理戦を描いた「先生、私の隣に座っていただけませんか?」、芥川賞作家の津村記久子作品の映画化作品「君は永遠にそいつらより若い」、人気俳優の松山ケンイチ主演の「おいしい食」と「心をほぐす幸せ」を描いた「川っぺりムコリッタ」の4作品。いずれも北京市内の一部映画館で上映されている。

<9> 「人民網日本語版」2022年08月19日
中華日本学会年次総会、中日関係の未来を学者が議論
中華日本学会2022年度年次総会ならびに「国交正常化50周年:中日関係の回顧と展望」学術シンポジウムが18日、北京大学で開催された。学者らは政治、外交、安全保障、経済、社会、文化分野における両国の変遷を整理することで、中日関係の初心に立ち返り、中日関係の未来について議論した。中日友好協会常務副会長で前駐日大使の程永華氏はスピーチで、「中日国交正常化50周年は両国関係の発展における重要な一里塚だ。現在、国際情勢は動揺が激化し、中日関係は複雑で厳しい試練に直面し、歴史の岐路に立っている。

<8> 「人民網日本語版」2022年08月19日
中国、稼働中・建設中の原子炉数が世界2位に
国家原子力安全局副局長で、原発安全監督管理司の湯搏司長は第29回原子力工学国際会議(ICONE)の開会式で、「2022年6月現在の中国の稼働中の原子炉は54基、建設中の原子炉は23基で、稼働中・建設中の原子炉数で世界2位になっている」と説明した。中国原子力学会の王寿君理事長は開幕式で、「30数年の発展を経て、中国の原発技術が大きな進歩を遂げた。中国は現在、第3世代原発技術「華竜1号」と「国和1号」を持ち、大型先進加圧水型原子炉及び高温ガス炉の研究開発を持続的に推進しており、陸上商用モジュール化小型炉の建設が始まっている。

<7> 「人民網日本語版」2022年08月18日
農村の高齢者たちがヨガに夢中になっているワケは? 河北省
河北省張家口市張北県玉狗梁村には、田畑にマットを引いてヨガを楽しみ、健康づくりをしている高齢者がたくさんいる。村に行ってみると、高齢者たちはスカーサナや倒立、ハラーサナといったポーズを楽々と決めていた。ヨガで話題を集めている玉狗梁村はかつて国家級貧困村だった。2015年の時点で、村の総世帯数は193世帯、住民は457人で、うち85世帯254人が貧困者登録され、その貧困発生率は55.7%に達していた。また、病気で貧困に陥った人が貧困人口の60%以上を占め、常駐村人口の約100人のほとんどが高齢者と女性だった。

<6> 「人民網日本語版」2022年08月18日
44.6度!重慶で最高気温の記録更新
重慶市気象台は17日、市内の21の区と県、市街中心部のほとんどのエリアで最高気温が40度を上回り、北碚区の国家気象ステーションでは最高で44.6度に達し、重慶で気象観測が始まって以来の最高記録を更新したと発表した。17日午後、照りつける日差しの下、さまざまな機器や場所を選んで気温測定を行ったところ、戸外に置いた温度計は、50度を超えて計測不可能に。また電子温度計2本を使って、地表とバイクの座席表面の温度を測定したところ、それぞれ58.7度と72.2度を示した後、システムエラーと表示され、作動しなくなってしまった。

<5>「人民網日本語版」2022年08月18日
国際軍事競技大会の「シーカップ」が青島沖で開幕
「国際軍事競技大会2022」の「シーカップ」競技会が17日、山東省青島市沖で開幕した。同競技会は中国海軍としては3回目の参加で、大会運営をするのは初となる。「シーカップ」は水上艦艇による競技会で、中国とロシアが対海射撃、ミサイル迎撃、掃海、テロ対策、海賊対処などを競い、8月21日に閉幕する。中国側参加艦「臨沂」(艦番号547、2012年就役)は中国が独自に設計・建造した新型ミサイルフリゲートで、区域防空、対潜、対海作戦能力を備えており、アデン湾での護衛、イエメンからの中国人退避、外国との合同演習などに参加したことがある。ロシアからはフリゲート1隻が参加する。

<4> 「人民網日本語版」2022年08月18日
中国産重油エンジン搭載のドローン「彩虹-4」が初飛行に成功
中国航天科技集団が17日に発表した情報によると、同集団の航天彩虹無人機股份有限公司が独自に研究開発した中高度・長時間重油ドローンがこのほど、順調に科学研究試験を完了した。同機は自動離着陸、ウェイポイント飛行、満載輸送、最大上昇限度、航続距離・航続時間などの試験科目を順調に完了した。

<3> 「人民網日本語版」2022年08月17日
第一陣の「南京大虐殺歴史記憶伝承人」13人が認定
「南京は永遠に忘れない」をテーマにした教育活動が今月15日、南京市の中国侵略日本軍南京大虐殺遭難同胞紀念館で行われ、13人が「南京大虐殺歴史記憶伝承人」に認定された。これにより南京大虐殺の生存者の子孫が歴史の記憶を伝承し、歴史の真相を伝えるバトンを受け継いだことになる。85年前の大惨事で、当時8歳だった夏淑琴さんは家族7人を失った。1937年12月13日午前、旧日本軍の兵士たちが夏さんの家に押し入り、9人いた家族は瞬く間のうちに、夏さんと4歳の妹の2人だけになってしまった。「日本が降伏したのを知った時は、うれしくて涙が出た。家族に会いたい。みんな悲惨な死に方をした」。15日早朝に、93歳になった夏さんは記念館を訪問し、昔のことをつらそうに話した。

<2>「人民網日本語版」2022年08月17日
壮観!銭塘江の「鬼王潮」 浙江省嘉興
浙江省嘉興市に8月15日、「鬼王潮」と呼ばれる大潮が激しい勢いで到来した。旧暦7月18日にあたるこの日、銭塘江は俗に「鬼王潮」と呼ばれている大潮を迎え、壮観な景色が広がり、多くの観光客がひと目見ようと集まっていた。

<1> 「人民網日本語版」2022年08月16日
中国侵略日本軍第516部隊の隊員名簿を初公開
日本の敗戦と無条件降伏発表から77年となる8月15日、中国侵略日本軍第七三一部隊罪証陳列館は「関東軍化学部留守名簿」を一般公開した。中国が関東軍化学部隊員の情報を公開するのは初めてであり、同部隊の隊員414人の実名と個人情報を含むこの文書は、日本の化学戦の歴史と戦後の影響の研究を史料面から支えるものとなる。関東軍化学部は1939年5月11日、黒竜江省斉斉哈爾(チチハル)市に設置され、「満州第516部隊」とも呼ばれている。同部隊は主にマスタードガスやルイサイトなどの化学兵器を研究開発し、実戦でも使用した。名簿は元々は日本の厚生労働省が所蔵し、2017年に日本の国立公文書館に移管された。中国侵略日本軍第七三一部隊罪証陳列館の研究チームが日本で証拠収集を行っていた際に発見し、各方面の努力を経て、2021年4月に取得した。