「人民網日本語版」2022年8月前半 抜粋(2022/08/15)

<20> 「人民網日本語版」2022年08月12日
消費者向けドローンで中国は世界シェアの7割 
国際ドローン展がこのほど広東省深セン市で開催され、2700台を超えるドローンと無人化の装備が登場した。業界関係者は、「新型コロナウイルス感染症の期間に、産業用ドローンが救急医療、安全巡視などで重要な役割を発揮し、多くのメーカーがここに商機を見いだすようになった」と説明した。会場では、多くの企業が市場のニーズを踏まえて新製品を次々に打ち出していた。同展で発表されたデータによると、2021年には中国全土でドローン関連企業が1万2千社を超え、業界全体で付加価値額が870億元(約1兆7201億円)に達したという。深セン市ドローン産業協会の会長の説明では、「産業用ドローンの分野では、中国は世界市場で55%のシェアを占める。消費者向けドローンの分野では、中国の世界シェアは74%に達する」という。

<19> 「人民網日本語版」2022年08月12日
様々なデザインの木製屋根付橋 福建省寧徳
福建省寧徳市には、数十年、なかには数百年にもわたって保存されている木製屋根付橋が50基以上ある。その数の多さと規模の大きさ、精巧さ、そして保存の完全さと月日の長さから、「木製屋根付橋の宝庫」と言われている。木製屋根付橋は、鉄釘を使わず、垂木と垂木、桁と桁をしっかりと組み合わせて填め込むだけで、しっかりした構造を作り上げている。「川に橋を架け、橋に回廊を作り、回廊で橋を守り、橋と回廊を一体化させる」という古くからの独特な橋梁スタイルから、世界橋梁史上の「生きた化石」とされている。寧徳市の陸地のほとんどは、山が幾重にも重なり、谷間が縦横に走り、渓流が交錯しており、橋無しの道路はあり得ず、人々の生活も成り立たない。このため、古代の人々は、このような「高く曲がった」特殊な橋梁スタイルを発明し、深い谷間の川に渡し、山々を繋ぐという素晴らしい道路ネットワークを構築している。

<18> 「人民網日本語版」2022年08月11日
コロナ新変異株が中国各地で検出 第9版対策プランは有効?
8月に入り、中国の9省で新型コロナウイルス感染者が累計で100人以上確認されている。多くの地で検出されているのは、オミクロン株「BA.5株」と、それから変異した亜種となっている。変異株は感染拡大の速度がさらに速いため、中国の「新型コロナウイルス感染症対策プラン(第9版)」が依然として有効であるのかに注目が集まっている。その点、中国疾病予防管理センター・ウイルス学首席専門家の董小平氏は、「各地は現在、第9版対策プランの要求に積極的に対応しており、ほとんどの感染拡大局面が短期間のうちに封じ込められている。つまり、第9版対策プランはオミクロンの変異株にも有効であるということだ」との見方を示す。

<17> 「人民網日本語版」2022年08月11日
中国第2の内陸河川・黒河の源「八一氷河」青海省
祁連山山脈南麓を一路登っていくと、標高4520メートル地点の山深い場所に、1千年もの間ここにある巨大な氷河を目にすることができる。これが中国第2の内陸河川である黒河の源「八一氷河(別名・小沙竜氷川)」だ。八一氷河は、長さ約2キロメートル、幅約1キロメートル、標高の最高地点は4828メートル、最低地点でも約4520メートルで、なだらかな山の山頂の広範囲にひろがり、年間を通じて溶けない氷と雪からなる「氷帽」型氷河。 夏季に暖かな陽光が降り注ぐと、氷河の融解水が緩やかな山頂をゆっくりと流れ、大小さまざまな滝を形成し、壮観な光景が広がる。

<16> 「人民網日本語版」2022年08月11日
中国の油ガス探査に重要なブレイクスルー 順北油ガス田に新たな「1千トン井」
中国石油化工集団有限公司(中国石化)は10日、油ガス探査・開発の「深地プロジェクト」に重要なブレイクスルーがあったと発表した。順北803傾斜井の試掘で豊富な油ガスを取得した。1日当たりの生産量は原油換算で1017トンで、順北油ガス田超深層の15番目の「1千トン井」になった。現在、「深地1号」順北油ガス田プロジェクトにおける垂直掘削深度が8000メートルを超える油ガス井は41本で、すでに4ヶ所の1億トン級油ガスエリアが確認されている。

<15)「人民網日本語版」2022年08月10日
とうとうと流れる海の水から生まれる電気 浙江省岱山
浙江省舟山市岱山県秀山島を8月9日に訪れ、バイオリンに似た形状のLHD(浙江舟山連合動能新能源開発有限公司)海洋潮汐発電所の運営状況を取材した。LHD1600「奮進号」は、中国初の独自開発のメガワット級潮汐発電所ユニットだ。国家電網公司の接続・引き取りテストに合格して以降、安定した運営を続けており、グリーンでクリーンなエネルギーを途切れることなく提供してきた。今年7月末時点で連続運営の期間は62ヶ月を超え、発電量は累計293万キロワット時に達した。

<14>  「人民網日本語版」2022年08月10日
日本に強制連行された中国人元労働者・王在禎さんが無念の死
山東省済南市に住む、戦時中に日本に強制連行された中国人元労働者・王在禎さんが今月8日、加害者の謝罪の言葉を聞くことなく、亡くなった。王さんは、日本での労働を強いられ、その後、済南市に戻って解放軍に入隊し、革命に参加した。しかし、日本に強制連行された時のことが決して癒えることのない心の傷となり、子供や孫に、「根本を忘れてはならず、侵略者たちが犯した罪を覚えておかなければならない」と伝え続けてきた。

<13> 「人民網日本語版」2022年08月10日
テンセントが新型四足歩行ロボットを発表、ポールからの前方宙返りも可能
テンセントは8日、Max第2世代ロボット(以下「Max」)を正式に発表した。Maxはポールの上で回転し足踏みをし、別のポールに飛び移り、2輪で直立するといった難しい動作を行える。またポールを通過するペースが「先輩」のJamocaの4倍になった。MaxはテンセントRobotics X実験室が独自に研究したマルチモーダル四足歩行ロボットで、独創的な足・車輪一体の本体設計を採用。第1世代と比べると、視覚感知、ルート計画、運動制御などの面で技術革新が実現された。

<12> 「人民網日本語版」2022年08月06日
外交部がペロシ米下院議長の台湾訪問への8つの対抗措置を発表
ペロシ米下院議長が中国側の強い反対と厳正な申し入れを顧みず、中国の台湾地区を訪問したことに対し、外交部(外務省)は5日、次の8項目の対抗措置を取ると発表した。一 中米両軍戦区リーダー間の対話の中止 二 中米間の国防部(省)事務レベル会合の中止 三 中米間の海上軍事安全交渉メカニズム会合の中止

<11> 「人民網日本語版」2022年08月05日
中国の高速鉄道、減速なしで海上の橋通過を実現

中国の高速鉄道初のスラブ軌道海上斜張橋である福厦(福州・厦門)鉄道安海湾特大橋のスラブ軌道の施工が4日午前に完了した。中国鉄建大橋局の建設者は、高速鉄道海上斜張橋のスラブ軌道の施工の難題を成功裏に解決し、高速鉄道スラブ軌道施工の重要なブレイクスルーを実現した。安海湾特大橋は福厦鉄道全線の鍵を握るプロジェクトの一つで、全長は9.46キロメートルで、うち海上区間は1.56キロメートル。橋本体は主塔2本と二重ケーブルで支える鉄鋼・コンクリート複合構造を持つ半浮体斜張橋だ。

<10> 「人民網日本語版」2022年08月04日
国家衛生健康委員会、中国の総人口がマイナス成長に転じる見通し
8月1日に出版された雑誌「求是」に、「中国共産党国家衛生健康委員会党グループ」を著者とする、「新時代の人口事業を綴る新たな章」と題する文章が掲載された。この文章では、「中国の総人口は、『第14次五カ年計画(2021~25年)』期間中にマイナス成長に転じる見通し」と指摘されている。

<9> 「人民網日本語版」2022年08月03日
米国による中国の主権侵害に王毅部長が談話発表
ペロシ米下院議長が中国側の厳正な申し入れを顧みず、公然と中国の台湾地区を訪問した。この行為は「一つの中国」原則への重大な違反であり、悪意をもって中国の主権を侵害し、公然と政治的挑発を行うものであり、中国国民の強い憤りと国際社会の一致した反対を招いている。これは、米国の一部の政治屋がすでに中米関係の「トラブルメーカー」へと成り下がり、米国がすでに台湾海峡の平和と地域の安定に対する「最大の破壊者」となっていることを改めて証明したと言える。

<8> 「人民網日本語版」2022年08月03日
大直径トンネル掘削機「申通号」、カッターヘッドのプレ組立が完了
上海鉄道交通崇明線108札プロジェクトの主体工事が1ヶ月前、無事完成した。プロジェクトの現場では現在、直径十数メートルの「巨大な赤い花」が今にも咲こうとしている。この巨大な赤い花はここで大活躍する大直径トンネル掘削機「申通号」のことだ。申通号のカッターヘッドの主なデザインは咲き誇る赤い花で、崇明島の鳥がさえずり花が香る生態環境を象徴している。青い矢印は鉄道交通建設者が力を集めて前進し、崇明の発展のため提案することを象徴している。申通号が次の段階で施工するトンネルの全長は約7.74キロメートル、最大埋設深さは34.3メートル。現在の中国の鉄道交通の1度の掘削距離が最長の大直径泥水式バランスシールド工法トンネルになる。

<7> 「人民網日本語版」2022年08月03日
中国企業が建設したケニア首都東環状道路拡張工事が全線開通
中国交通建設股份有限公司が建設を請け負ったケニアの首都ナイロビ市東環状道路拡張プロジェクトが7月31日、全線開通した。今回建設されたナイロビ東環状道路は、ナイロビ南環状道路・西環状道路・北環状道路・ナイロビ高速道路とともに、市内の道路交通「一環状一幹線」の骨組みを構成し、市内の交通渋滞緩和と都市のハイレベル発展を促すうえで重要な役割を果たすと期待されている。

<6> 「人民網日本語版」2022年08月02日
中国の国産旅客機C919が許可証取得のテスト飛行を完了 1兆元市場を牽引へ
中国商用飛機有限責任公司が公式微博(ウェイボー)で8月1日、中国の国産大型旅客機「C919」が許可証取得のテスト飛行を完了したと発表した。中国民航管理幹部学院の鄒建軍教授は、「許可証取得のテスト飛行の完了はC919が機能・信頼性を確認するテスト飛行を含むすべてのテスト飛行の任務を完了したことを意味する」と述べた。中関村意谷(北京)科技服務有限公司(中関村e谷)の趙欣最高財務責任者(CFO)は、「C919の第1機の引き渡しと商用運航が年内に実現する可能性は高い」と述べた。

<5>「人民網日本語版」2022年08月02日
西安から満洲里経由でモスクワと結ぶ国際定期貨物列車「中欧班列」の運行始まる
陝西国鉄貿易有限公司が手配した50車両分の日用品が国際定期貨物列車「中欧班列」X8151号に積載され、7月31日午後2時28分、西安国際港駅から出発した。同列車は内蒙古(内モンゴル)自治区の満洲里通関地から出国して、ロシアの首都モスクワに向かう。今年1-6月期、中欧班列(西安)は計1791本運行され、重要指標は引き続き中国の他の都市を牽引する形となった。

<4> 「人民網日本語版」2022年08月02日
「太陽光発電の海」 岩石砂漠の太陽光発電産業
青海省海南蔵(チベット)族自治州の数百平方キロメートルにわたり連なる塔拉灘生態太陽光発電パークで、壮観なディープブルーの「太陽光発電の海」が広がっている。「ソーラーパネルを設置し、生態ガバナンスが同時に展開されるようになってから、一部の岩石砂漠が緑地になり、私たちの生活もますます良くなった」。目の前の土地で生じた変化について、現地で生まれ育った遊牧民の索南卓瑪さんは感慨深かった。

<3> 「人民網日本語版」2022年08月02日
中国、若者の80%近くの通勤時間が45分以下
中国住宅・都市農村建設部(省)都市交通インフラモニタリング・ガバナンス実験室、中国都市計画設計研究院、百度地図が7月29日に共同で発表した「2022年中国主要都市通勤モニタリング報告」によると、都市の通勤人口のうち、35歳以下の若い会社員の通勤に最も注目する必要があるという。同報告によると、若者の間で最も注目度が高い北京、上海、広州、深セン、成都、杭州で働く若者の80%近くが、都市の中心地から15キロ以内で働いている。しかし、居住コストとコミュニティの環境の影響を受け、若者の65%は、都市の中心地から15キロ以上離れた場所に住んでいる。

<2>「人民網日本語版」2022年08月01日
中国で最も凄いと称えられる印刷屋、年商は約60億円
文字入力代行、コピー、ついでに証明写真の撮影サービスというのが、町中にある大半の印刷屋に対するイメージかもしれない。しかし北京市には、北京市だけでなく、上海市や広州市、深セン市にまで事業展開しており、さらにはあと少しでA株市場に上場する勢いの印刷屋がある。それは中国全土で最も凄いと称えられる印刷屋の栄大だ。各大手銀行や証券会社が集まる北京の金融街にある本部は、ホテルの3フロアを借り切っており、その年商は3億元(1元は約19.7円、約59.1億円)以上となっている。金融業界に入ったばかりの蔡さんは10年前、栄大印刷屋で徹夜で書類作成に励んでいた。蔡さんにとってこの印刷屋は、証券監督管理委員会の申請書類に対する各種要求を熟知した印刷屋だった。蔡さんは、「栄大は書類提出の時期や印刷の書式の要求などをよく知っている」と語る。今やベテラン投資家になった蔡さんは、この栄大がもはや単なる印刷屋ではなく、イノベーションテクノロジー企業に成長したことに気づいた。

<1> 「人民網日本語版」2022年08月01日
新疆焉耆墾区で完全機械化によるトマトの収穫作業スタート
新疆生産建設団第二師焉耆墾区の約4000ヘクタールの畑で栽培されているトマトが今、次々と収穫期を迎えている。同地ではトマトの収穫作業を完全機械化している。二十一団十一連の職員である冉景新さんが栽培するトマト畑では29日、収穫機2台がうなりを上げながら、トラックと「息を合わせ」て並走していた。そして、真っ赤に熟したトマトが、収穫され、選別されたうえで、トラックの荷台に自動で次々と積まれていった。