「人民網日本語版」2022年5月後半 抜粋(2022/06/01)

<20> 「人民網日本語版」2022年05月31日
活況を呈する日本向けブリ稚魚輸出 海南省万寧
地域的な包括的経済連携協定(RCEP)は2022年1月1日から正式に発効となり、中国と日本との間で締結された初の経済連携協定となった。貿易円滑化に向けたRCEP関連規定のおかげで、海南省の日本向けブリ稚魚の輸出は著しい成長をみせている。5月30日現在、海南省から延べ34隻・約550万尾のブリ稚魚が日本に輸出されており、輸出額は1億3千万元(1元は約19.2円)、2022年輸出総額は1億8千万元をそれぞれ上回る見通し。

<19> 「人民網日本語版」2022年05月30日
アジア最大の国境を跨ぐ滝が壮大な「黄金の滝」に
雨季の大雨が連日にわたり降り続いた影響で、中国とベトナムの国境を跨ぐ徳天瀑布景勝地では、今年最初の増水となった。これまで透明だった滝の水は、一転して金色に変わり、水量が目に見えて増加し、急流が川床を削ることで泥や土砂を含んだ水が、迫力満点に大きな音を響かせて流れ落ち、太陽の光に照らされて金色となり、壮観な「黄金の滝」という奇観を作り上げている。中国とベトナムの国境沿いにある帰春河の上流に位置する徳天瀑布は、隣接するベトナムのバンゾック滝とつながっており、アジア最大、世界で4番目に大きい国境を跨ぐ滝となっている。

<18> 「人民網日本語版」2022年05月27日
習近平総書記が全国陳情対応業務会議代表と会見
第9回全国陳情対応業務会議が25、26両日に北京で行われた。習近平中共中央総書記(国家主席、中央軍事委員会主席)が会議代表と親しく会見し、表彰を受けた模範的な団体と個人に熱烈な祝意を表し、全国の陳情対応機関の無数の幹部と職員へのメッセージを伝えた。

<17> 「人民網日本語版」2022年05月26日
住居ビルに高さ30メートルの「ブーゲンビリアの滝」 重慶市
初夏が訪れ、重慶市のブーゲンビリアも満開のシーズンを迎えた。5月25日、同市九竜坡区黄桷坪グラフィティアート街にある住居ビルは、8階部分から地上まで満開のブーゲンビリアで覆われ、その高さは約30メートルに達し、遠くから見ると、まるで「花の滝」が流れ落ちているようで、美しい風景が広がっていた。

<16> 「人民網日本語版」2022年05月26日
安全確保のため洪水調節ゲートが開かれた欧陽海ダム 湖南省桂陽
ここ数日の強い降雨と上流からの水量が増加している影響を受け、湖南省郴州市桂陽県内では、河川やダムの水位が上昇し続けている。欧陽海ダムでは、精確なモニタリングと科学的スケジューリングを実施し、タイミングを見計らって洪水調節ゲートを開けることで洪水発生リスクを緩和・軽減し、ダム水位の安全性を確保して住民の生命と財産の安全を守っている。

<15)「人民網日本語版」2022年05月26日
40歳で再ブレイク! 「王心凌概念株」で芒果超媒もブレイクしそう?
最近、バラエティ番組「乗風破浪」の第3シーズンがネット上の話題をさらい、「甜心教主(スイートハートリーダー)」の王心凌(シンディー・ワン)が再ブレイクを果たした。多くのファンがこの番組を手がける芒果超媒股份有限公司の株を買って応援する現象まで起きているが、5月23日に市場の取引が始まると、同社の株価は一気に下落した。これを見てネットユーザーは「王心凌の男性ファンは資本に敗北した」と思わずツッコんだという。微博(ウェイボー)プラットフォームでは王心凌に関する話題が絶えず検索上位に上がっている。ネットユーザーがまとめた統計では、王心凌がこの番組に初登場したときの動画は再生回数が730万回に達したという。

<14>  「人民網日本語版」2022年05月25日
「狼を部屋に引き入れて」地域の平和・安定を危うくする日本
日米首脳は5月23日に会談を行い、共同声明も発表して、中国関連の問題で数多くの否定的発言をし、中国の内政に粗暴に干渉し、中国の対外政策に悪意ある非難を加えた。みだりに中国のイメージを毀損するそのやり方から、中国封じ込め、地域分断という両国の企てが誰の目にも明らかになった。日本はアジアの一員として、本来なら地域の平和・安定・繁栄に建設的役割を果たすべきなのに、米国と極力歩調を合わせて、分断と対立を作り出すいわゆる「インド太平洋戦略」を推し進め、公然と「狼を部屋に引き入れて」、地域の平和と安定を深刻に危うくしている。このことが自らの利益も損なうことになるのは必至だ。(人民日報「鐘声」国際論評)

<13> 「人民網日本語版」2022年05月24日
世界初の10万トン級スマート漁業大型養殖工船が山東省青島で引き渡し
世界初の10万トン級スマート漁業大型養殖工船「国信1号」が今月20日、山東省青島市で引き渡され、運用が始まった。これは中国の深・遠海大型養殖工船産業が「0」から「1」へと大きな一歩を踏み出したことを意味している。10万トン級大型養殖工船は、中国の深・遠海養殖において重要な設備で、台風や赤潮といった自然災害を回避しつつ、養殖に適した深・遠海の海域を移動し、養殖を効果的に展開することができるため、「動く海洋牧場」と呼ばれている。「国信1号」の投資額は約4億5000万元(1元は約19.2円)で、全長249.9メートル、排水量13万トン、積載量10万トン。船内に15個のイケスが設置され、イケスの水の体積は約9万立方メートルとなっている。

<12> 「人民網日本語版」2022年05月24日
ジェイ・チョウの配信ライブを1億人近くが視聴 オンラインコンサート市場が活発に
新型コロナウイルス感染症の流行中、「クラウドモデル」が徐々に盛んになり、「クラウドシアター」や「クラウド公演」などのオンライン公演が機運に乗じて登場し、中でもオンライン配信ライブがとりわけ人気を集めている。中国中央テレビ局(CCTV)のビジネスチャンネルが伝えた。ここ2日間、歌手の周傑倫(ジェイ・チョウ)が数年前にオフラインで開催した2回のライブが改めてネットで配信され、大きな注目を集めた。

<11> 「人民網日本語版」2022年05月21日
四川省宜賓 スマートレール電車産業が盛んに発展
四川省宜賓市のスマート軌道快速交通システム(スマートレール電車)は2019年12月にT1ラインが開通し、現在は同市の中心市街地エリアでスマートレール2本を運営し、さらに5本が建設中だ。同市に本社を置く四川省中車鉄投軌道交通有限公司がこれまでに全国で建設したスマートレールは合計50キロメートルを越え、建設中の都市スマートレールは合計200キロメートルに達するという。スマートレール電車は中国が独自に開発したもので、見た目は軌道電車に似ているが、レールや配管は必要なく、道路上に白いバーチャル軌道がはっきり書かれていれば、車両はレールをたどって進むという技術によって運行される。

<10> 「人民網日本語版」2022年05月20日
王毅部長「武器供与でウクライナに平和は訪れず、制裁と圧力で欧州の安全保障の苦境は解消せず」
王毅国務委員兼外交部長(外相)は19日、BRICS外相オンライン会合の議長を務め、演説を行った。王部長はウクライナ問題について、「中国は和平交渉の促進という立場で終始一貫している。武器を送り込んでもウクライナに平和は訪れず、制裁と圧力を加えても欧州の安全保障の苦境は解消しない。国際社会は平和実現のために共に力を結集すべきであり、各国は火に油を注ぐのではなく、実際の行動によって紛争を沈静化させるべきだ。中国はロシアとウクライナの双方が困難を克服し、和平交渉を継続することを支持し、期待するとともに、NATOとEUにロシアとの包括的対話の実施を呼びかける。

<9> 「人民網日本語版」2022年05月20日
5Gスマート工場が生産再開をスピードアップ 福建省
福建省南安市にある九牧高端灯塔工場は、主にスマートトイレを生産しており、作業場内のあらゆる機械・設備が5Gアプリケーションによって制御され、生産ラインにおける人間と機械の協同を実現、生産効率を26%アップさせている。また、デジタル化やモデルチェンジが施されたスマート作業場では、「動態デジタルデータベース」を通じて、作業員のPCR検査情報や健康コード、行動履歴コード、ワクチン接種状況などに対する動態管理監督を実施することが可能で、工場における感染予防コントロールの科学的精度を引き上げ、企業の生産再開に向けたスピードを加速させている。

<8> 「人民網日本語版」2022年05月18日
深中通道に架設高度が22階建てビルに相当するボックスガーダーを架設
粤港澳大湾区(広州、仏山、肇慶、深セン、東莞、恵州、珠海、中山、江門の9市と香港、澳門<マカオ>両特別行政区によって構成される都市圏)スーパープロジェクト「深中通道」プロジェクトが17日、架設高度が最も高い(22階建てビルに相当)ボックスガーダーの架設を完了した。このボックスガーダーの長さは86.1メートル、幅は20メートル、重さは1250トンで、吊り上げ高度は61.136メートル。

<7> 「人民網日本語版」2022年05月18日
北京市の一部のバス停や地下鉄駅で健康コードチェックスタート
北京市交通委員会は、北京市の新型コロナウイルス感染症対策に基づき、封鎖管理エリアと管理コントロールエリアに指定されているエリア周辺のバス190路線の主要バス停及び地下鉄駅54ヶ所では、5月17日の始発バス・列車から、乗客は乗車する際、健康コードのチェックが必要になることを明らかにした。またこれは今後の感染症対策措置の変化に合わせて、随時更新されることになるとしている。

<6> 「人民網日本語版」2022年05月18日
中国で高等教育を受けた人の数は2億4000万人 高等教育就学率は57.8%
中国教育部(省)は17日に開いた第2回「教育この10年」、「1+1」シリーズ記者会見で、中国の高等教育改革の発展と成果を紹介した。中国はすでに、世界最大規模の高等教育体系を構築しており、在学中の学生の数は4430万人を超えている。高等教育の就学率は2012年の30%から、2021年には27.8ポイント上昇して57.8%に達した。飛躍的な発展を遂げている中国の高等教育は世界も認める普及化の段階へと突入している。

<5>「人民網日本語版」2022年05月17日
海市、6月に段階的・全面的に正常な生産・生活の秩序を回復 
5月16日に行なわれた上海市の新型コロナウイルス感染症対策の取り組みに関する記者会見で、上海市の宗明副市長は、「当市では5月22日から路線バスと地下鉄の運行を段階的に再開する。6月1日から6月の中・下旬にかけて、感染症の再発が厳格に防止され、リスクがコントロール可能であることを前提として、感染症対策の常態化した管理を全面的に実施し、上海市全体で正常な生産・生活の秩序を全面的に回復させる」と述べた。

<4> 「人民網日本語版」2022年05月17日
タンク容量世界最大の超大型エタン輸送船が上海で引き渡し
中国船舶集団傘下の江南造船が建造した9万9000立方メートルとタンク容量が世界最大の超大型エタン輸送船「PACIFIC INEOS GRENADIER」が16日、引き渡しされた。同船は江南造船が4月23日より徐々に操業再開をしてから初めて引き渡しされた船であり、今年3月の感染症発生以降に上海市長興鎮から引き渡しされた初めての船でもある。同船の全長は230.0メートル、型幅は36.6メートル、型深さは22.5メートル。江南「Panda(パンダ)」シリーズで、液化エタンの長距離輸送に用いられる。

<3> 「人民網日本語版」2022年05月17日
より多くのイノベーションの力を集めるファーウェイのオープンソースOS
ファーウェイが2021年9月、欧拉OSを発表した。金融機関は顧客数が多く、業務形態が複雑で、システム運営のユーザビリティと信頼性に極めて高い要求を突きつける。電力システムは業務提供地域が広く、システムの維持費が高く、情報化建設と運営維持の質を保証すると同時にコストを削減し安全を保証する必要がある……これらの問題については現在、欧拉オープンソースOS(以下「欧拉」と略称)のサポートにより解決が模索されている。「オープンソース」とは、OSのコードの開放と共有を意味する。誰でも業界の属性に合わせながら、各業界の実需に合致する形で、システムの二次開発を行える。華為(ファーウェイ)技術有限公司は2021年9月に欧拉をリリースした。

<2>「人民網日本語版」2022年05月16日
中国の96%以上の県で他地域の住民の医療費直接控除が可能に
中国国家医療保障局の最新統計によると、今年4月末の時点で、中国全土で延べ4117万1300人が医療保険適用の届け出を行った。医療保険は全ての1-3級の指定病院をほぼカバーし、延べ1324万9600人の医療費が直接控除され、精算1回当たりの立替払いは約1万4000元(1元は約19円)減少した。また、ある省の保険加入者が他省の医療機関で一般診察を受診する場合の診察費直接控除も推進されている。中国全土の96%以上の県に、このサービスを利用できる指定医療機関が少なくとも1機関ある。

<1> 「人民網日本語版」2022年05月16日
中国企業が投資建設した高速道路の試験運用開始 ケニア・ナイロビ
中国路橋工程有限責任公司(CRBC)がケニアの首都ナイロビで投資開発および建設を担当した高速道路の試験運用が5月14日からスタートした。2020年9月に着工したナイロビ高速道路の全長は27.1キロメートルで、市中心部とジョモ・ケニヤッタ国際空港を結び、その沿道にはナイロビ中央ビジネス区や国家博物館、国家体育場、国会議事堂、大統領官邸など同市の主要ランドマークが建ち並んでいる。