<20> 「人民網日本語版」2021年09月30日
北京冬季五輪は海外の観客受け入れ見送り 新型コロナ感染予防策基本方針を発表
国際オリンピック委員会(IOC)のバッハ会長が議長を務め、国際パラリンピック委員会(IPC)のアンドリュー・パーソンズ会長も出席したIOC理事会で、来年2月の北京冬季五輪とパラリンピックの主な新型コロナウイルス感染予防策の基本方針が決まった。これにはワクチン接種や開催期間中のクローズド・ループ管理、観客受け入れなどに関する方針が含まれている。北京冬季五輪・パラリンピックの参加選手については、接種できる人にはできる限り接種するよう取り組む。その他の関係者については、「二者択一」となり、中国への入国14日前までにワクチン接種を完了している場合は、入国後すぐにクローズド・ループ管理に入るのに対して、未接種または未完了の場合、入国後21日間の隔離が必要となる。
<19> 「人民網日本語版」2021年09月29日
世界最大規模の社会保障体系をほぼ構築した中国
中国国務院新聞弁公室が28日に発表した「中国の全面的な小康社会(ややゆとりのある社会)」白書によると、中国は社会保険、社会扶助、社会福祉、社会優遇救済を含む世界で最大規模の社会保障体系をほぼ構築し、オールカバー、基本保障、マルチレベル、持続可能な目標に向かって邁進している。今年6月末の時点で、中国全土の基本養老(年金)の加入者は10億1400万人、失業保険加入者は2億2200万人、工傷保険加入者数は2億7400万人にそれぞれ達し、基本医療保険は13億人以上をカバーしている。出産保険は、法律に基づいて、全ての雇用機関、職員・労働者をカバーしている。住宅保障も継続的に強化され、各種保障性住宅(政府補助のある低中所得者向け住宅)、立ち退き者向け住宅が累計で8000万以上が建設され、経済的に困難な人々2億人以上が住宅環境を改善できるようサポートし、最低生活保障世帯、低所得世帯などを対象に、住宅環境の面で保障の必要な世帯にできる限り保障を提供している。また、低所得に近い中所得世帯の住宅環境も効果的に改善されている。
<18)「人民網日本語版」2021年09月27日
習近平総書記、朱立倫氏の中国国民党主席当選に祝電
習近平中共中央総書記は26日、中国国民党主席に当選した朱立倫氏に祝電を送った。習総書記は祝電の中で朱立倫氏に祝意を表し、「過去の一時期、両党は『九二共識』(92年コンセンサス)の堅持、『台湾独立』への反対を共通の政治的基盤として良好な相互コミュニケーションを図り、両岸関係の平和的発展を後押しし、両岸同胞に幸福をもたらし、誰の目にも明らかな成果を挙げた。両党が遠大な視点に立ち、共通の政治的基盤を堅持し、民族の大義を堅守し、力を合わせて協力し、同胞の幸福を図り、台湾海峡の平和を図り、祖国の統一と民族の復興を図ることを期待する」とした。朱立倫氏は同日中に返電し、習総書記に感謝の意を表明。「両岸人民は共に炎帝と黄帝の子孫(中華民族)だ。今後両党が『九二共識』と『台湾独立』への反対を基盤として、相互信頼と融合を増進し、交流と協力を強化して、両岸関係の平和的発展を引き続き前進させ、両岸の民衆に共に幸福をもたらし、台湾海峡の平和と安定を促進することを強く希望する」とした。
<17> 「人民網日本語版」2021年09月27日
2021中国民間企業トップ500発表 ファーウェイが6年連続首位
中華全国工商業聯合会は25日、湖南省長沙で「2021中国民間企業トップ500」ランキングを発表し、華為(ファーウェイ)投資控股有限公司が2020年度の売上高8913億6800万元(1元は約17.1円)で6年連続の首位を占めた。2位は京東集団、3位は恒力集団有限公司だった。同日発表された「2021中国民間企業トップ500調査研究分析報告」(以下、「報告」)は、中国民間企業トップ500の全体的な規模は成長し続けていると指摘している。今年の民間企業トップ500ランク入りの最低ラインは売上高235億100万元で、2020年の202億400万元に比べ、32億9700万元アップしていた。2020年の中国民間企業トップ500の総売上高は前年同期比16.39%増の35兆1200億元で、資産総額は同37.25%増の50兆7300億元だった。
<16> 「人民網日本語版」2021年09月26日
中国が12年連続でアフリカ最大の貿易相手国に
「中国・アフリカ経済貿易関係報告(2021)」が25日、湖南省長沙市で発表された。同報告書によると、中国は12年連続でアフリカの最大の貿易相手国の地位を守った。同報告書によると、2019年、中国・アフリカ物品貿易輸出入額は前年同期比で2.4%増の2090億2000万ドル(1ドルは約110.7円)に達した。2020年には、新型コロナウイルス感染症の影響を受け、中国・アフリカの二国間貿易総額は同10.5%減の1869億7000万ドルとなったが、中国はアフリカの最大の貿易相手国の地位を保った。サービス貿易では、中国・アフリカ協力は新たなポテンシャルを示した。建設・輸送分野のサービス貿易が引き続き牽引的役割を果たしているほか、政府サービス、電信・コンピューター・情報サービス、保険・金融などの分野で一定の協力ポテンシャルが見られた。
<15> 「人民網日本語版」2021年09月26日
中国で貧困脱却した出稼ぎ労働者が3085万人に
全国郷村振興職業技能コンテストの記者会見で、中国国家郷村振興局開発指導司・劉暁山副司長は25日、今年、貧困を脱却した省を跨いだ出稼ぎ労働者に対する交通費補助や企業を支援し雇用を安定させる政策などが全面的に実施されると同時に、労働者に対する研修が強化され、技能レベルが向上していることを明らかにした。8月末の時点で、中国全土の貧困を脱却した出稼ぎ労働者の規模は3085万人に達し、貧困脱却の成果を安定しながら強化するための重要な下支えとなっている。
<14> 「人民網日本語版」2021年09月26日
秋深まりハダカムギの収穫が始まる チベット
西蔵(チベット)自治区那曲(ナクチュ)市尼瑪(ニマ)県文部郷文部南村では9月23日、ハダカムギの収穫が始まった。文部南村は、湖のタンラ・ユムツォの湖畔に位置する標高4645メートルの村。村民は、農業と牧畜を主業とし、同自治区蔵北(ツァンペイ)高原独特の景色が広がっている。
<13> 「人民網日本語版」2021年09月26日
孟晩舟氏帰国に関する人民日報の論評「中国の前進の歩みを阻める力はない」
中国公民であり、華為(ファーウェイ)社の最高財務責任者(CFO)である孟晩舟氏は9月25日、中国政府のチャーター機で帰国した。これは中共中央の力強い指導の結果であり、中国政府のたゆまぬ努力の結果であり、全ての中国国民が支持に尽力した結果であり、中国国民の大きな勝利だと言えるだろう。孟晩舟事件が中国公民を対象とし、中国のハイテク企業に対する抑圧を目的とした政治的迫害事件であることは、事実がとうに証明していた。2018年12月1日、米国の策略により、ファーウェイ社CFOの孟氏はカナダで飛行機の乗り継ぎをした際、カナダの法律になんら違反していない状況下でカナダ当局に不当に拘禁された。米国が孟氏に対して行ったいわゆる詐欺という告発は完全に捏造されたものだ。米国とカナダは2国間の犯罪人引渡し条約を再三濫用し、法律を口実に中国公民に対する迫害という行為を弁護し、責任逃れをしてきたが、米国とカナダの言うところの法律は米国が詐欺や暴力で他人の財産や権利を取り上げ、敵対する相手を抑圧し、私利を手に入れようと図るためのツールに過ぎず、なんの公正性も正当性もないことを国際社会ははっきりと分かっている。
<12> 「人民網日本語版」2021年09月24日
秋の黄河河口で眺める「赤い海辺」 山東省東営
山東省東営市浜海湿地の干潟では9月21日、アガサ科マツナ属の植物が茂り、広い干潟一面に「レッドカーペット」を敷いたような光景が広がっていた。この光景は目の前からはるか遠くまで続き、黄河河口の大地は鮮やかで美しい赤で彩られている。この「レッドカーペット」を作っている植物は「Suaeda salsa」という学名の塩生植物。この植物は、塩性アルカリ土壌に含まれる塩分を吸収して、その塩分を葉や茎、根に蓄えるため、枝や葉が真っ赤に染まって見える。
<11> 「人民網日本語版」2021年09月23日
中国の自動車輸出、流れに逆らって増加
海外での新型コロナウイルス感染症の打撃と自動車用チップ不足という不利な状況に直面しながら、中国の自動車輸出は流れに逆らって増加した。中国自動車協会が発表したデータによると、今年8月の中国国内自動車メーカーの輸出量は前月比7.5%増、前年同期比1.6倍増の18万7千台だった。税関の統計では、今年1-8月の自動車輸出量は前年同期比117.5%増の131万8千台、自動車輸出額は同111.1%増の1377億元(約2兆3410億円)となり、昨年一年の水準を上回り、いずれも同期の過去最高を更新した。今月16日に行われた商務部(省)の定例記者発表会で、同部の財務司副司長を務める束珏婷報道官は、「ここ数年、中国の自動車は品質、技術、ブランド・サービスの水準が向上を続け、国際競争力も徐々に向上し、輸出が急増した。中国の自動車輸出の急増は、主に3つの要因に牽引されてのことだ。1つ目はグローバル自動車市場の回復、2つ目は新エネルギー自動車の輸出による牽引の役割の顕在化、3つ目は中国自動車メーカーの国際競争力の持続的上昇とブランドの国際的影響力の持続的向上だ」と述べた。
<10> 「人民網日本語版」2021年09月23日
ユニバーサル・スタジオ・北京、中秋節連休の人気目的地に
今年の中秋節(旧暦8月15日、今年は9月21日)連休はどこが一番人気を集めただろうか。複数の旅行予約プラットフォームのデータを見ると、連休がスタートする1日前に開園したユニバーサル・スタジオ・北京がトップに立ったという。ユニバーサル・スタジオ・北京が開園した今月20日、北京の天気はやや涼しく、小雨が降っていたが、観光客の熱が冷めることはなかった。観光客の多くが中に入ってから買い物する時間を短縮するため、入園前にミニオンやハリー・ポッターなどのグッズを購入済みだった。北京以外から来た観光客の多くは一番乗りのグループに入ろうと、早朝から入場ゲート付近で待っていた。
<9> 「人民網日本語版」2021年09月23日
湖南省のグリーン公共交通が95.51%を占め全国一に
湖南省2021年グリーン移動PR月間と公共交通移動PRウィークの始動式が16日、岳陽市で行われた。湖南省は近年、二酸化炭素(CO2)排出量ピークアウト、カーボンニュートラルに真剣に取り組み、公共交通の質の高い発展を推進している。昨年末現在の湖南省の路線バス・電気バスは3万2229台で、グリーン公共交通が占める割合が95.51%にのぼり、全国一となっている。長沙と株洲はすでに国の「公共交通都市」の称号を授与されている。常徳と婁底は国の「公共交通都市」を積極的に建設中だ。湖南省は第14次五カ年計画期間(2021−25年)に、国家級と省級の公共交通優先モデル都市を10ヶ所ほど建設する計画だ。グリーンな移動、スマートな移動がすでに常態化している。
<8> 「人民網日本語版」2021年09月22日
「チップ不足」の波の中、新エネ車への懸念を解消するには?
最近の世界的な自動車用チップ不足の問題を受けて、2021年の世界の自動車生産量が減少するのではないかとのニュースが、自動車産業全体、とりわけ新エネルギー車産業に懸念を抱かせている。チップは情報時代全体の発展を支える基礎だ。電動化、コネクテッド化、スマート化が自動車産業の発展方向であり、チップが自動車産業のモデル転換・高度化を支えるカギになる。スマート時代の自動車は、チップの浸透率が安定して上昇している。また国の新エネ車に対する一連の支援政策と「二酸化炭素(CO2)排出量ピークアウトとカーボンニュートラル)」の目標に駆動されて、ここ数年は新エネ車が急速に発展し、世界のチップ需要も急速に増大している。市場と技術の両面の需要が、自動車用チップの発展に大きなチャンスももたらしている。
<7> 「人民網日本語版」2021年09月22日
南京大虐殺の生存者がまた一人亡くなる 残り62人に
中国侵略日本軍南京大虐殺遭難同胞紀念館の微博(ウェイボー)公式アカウントによると、南京大虐殺の生存者・傅兆增さんが今月20日未明に亡くなった。享年85歳。これで、南京侵略日本軍被害者援助協会に登録されている南京大虐殺の生存者は残り62人となった
<6> 「人民網日本語版」2021年09月20日
中国の新型コロナワクチン接種者は11億人 完了は10億人以上
国務院共同対策メカニズムによると、9月18日までに、全国31省・自治区・直轄市と新疆生産建設兵団から報告された新型コロナウイルスワクチンの接種回数は累計21億7404万3千回に上り、接種した人は11億84万2千人に達して、うち10億2220万7千人が接種を完了し、総人口に占める接種した人の割合は78%になった。接種回数と接種者数はいずれも世界一で、人口カバー率も世界のトップレベルだという。2020年12月15日、中国は重点対象者に対する新型コロナワクチンの接種を開始し、21年3月下旬からは国民のあらゆる層に対する無料接種を加速的に推進した。
<5>「人民網日本語版」2021年09月18日
中国でPCR検査の価格が再び引き下げ 単独検査は60元以下に
中国国家医療保障局は17日、微信(WeChat)の公式アカウントで、新型コロナウイルスのPCR検査の価格が、単独検査の場合は60元(1元は約17.0円)以下、10人分のプール方式の場合は15元以下にまで、中国全土で再び引き下げられたことを明らかにした。今月16日の時点で、広東省、湖北省、上海市、天津市、河北省など、30省・市の公立病院がPCR検査価格を引き下げた。ほとんどの省の単独検査の価格が60元以下、10人分のプール方式が15元以下の水準になっている。今年1月、各省が公立病院のPCR検査の価格を政府指定の価格にまで一斉に引き下げ、単独検査が120元以上から約80元になった。国家医療保障局は最近、各地の医療保障当局に対して、公立病院のPCR検査の価格をさらに引き下げるよう指導。上記の価格を基礎に、新型コロナウイルス対策や社会運営のコストがさらに低減した。
<4> 「人民網日本語版」2021年09月18日
九一八事変を忘るることなかれ 中国各地で防空警報
九一八事変(満州事変)から90年を迎えた今日、黒竜江省や遼寧省、吉林省、江蘇省、四川省、河南省、上海市など中国各地で防空警報試験が行われている。警報はそれぞれ警戒警報、空襲警報、空襲警報解除の3種類だった。そのうち、黒竜江省と遼寧省、吉林省の三省は、九一八歴史博物館や偽満皇宮博物院、中国侵略日本軍第七三一部隊罪証陳列館などで追悼活動を連携して行い、14年にわたる抗日戦争の歴史を振り返り、日本帝国主義の侵略の罪を明らかにしている。歴史とは最も優れた教科書であり、同時に人々を覚醒させるのに最も優れた「薬」となる。90年の月日が過ぎ、中華の大地からはすでに抗戦ののろしも硝煙も姿を消して久しい。しかし、九一八事変は決して消すことのできない心の傷跡であり、中国人は永遠に忘れてはならず、銘記していかなければならない。
<3>「人民網日本語版」2021年09月17日
大きな市場を開拓した中国の小型家電
小売額が250億元(1元は約17.0円)を突破し、販売量が1億1900万台を達成した。今年上半期には、中国小型家電市場の全体的規模が急速に拡大し、中でも清掃類家電の力強い増加傾向が続き、市場規模は前年同期比40.2%増の136億元に達した。北京市海淀区に住む女性の尹さんは最近、床清掃マシンの新製品を購入した。床に落ちた猫の毛やこぼれたソースなど、このマシンで一回掃除すればすぐにきれいになるという。尹さんは、「これまで掃除をしてきれいにするのは面倒で大変だった。このマシンを買ってからは、床掃除が簡単で気軽なものになったし、掃除の後はボタンを押すだけで自動的にマシンの洗浄もできる。もう手で拭いたり、ロールブラシで掃除したりしなくていい」と話した。
<2> 「人民網日本語版」2021年09月16日
中国の国産水中ヘリ、潜水深度が1000メートルを突破
浙江大学によると、同大が中心になり、中国科学院瀋陽自動化研究所、中国科学院深海科学・工学研究所などの機関が共同で参加する国家重点研究開発計画「深海基幹技術と装備」重点特定プロジェクト水中ヘリコプタープロジェクトが8月27日から9月3日にかけて、南中国海の海域で海上試験と検収を完了した。水中ヘリコプターの潜水深度が初めて1000メートルを突破した。
<1> 「人民網日本語版」2021年09月16日
余杭の郷・鎮で「スマート高齢者サービス」スタート 浙江省
浙江省杭州市余杭区瓶窯鎮では、2020年から、高齢者層の実際的なニーズに基づき、鎮レベルのビッグデータ・プラットフォームを構築し、高齢者サービスの需要にこたえている。具体的には、「高齢者サービスコード」を発行し、コードを利用する高齢者は、食事・イベント予約・遠隔診療・健康記録の登録、緊急時コールなどの高齢者にとって便利なサービスを受けることができる。このほか、スマートロボットや「DingTalk(釘釘)」スマート高齢者サービスミニプログラムを通じて、高齢者の健康状態についてスマート記録を登録・保存、遠隔でのオンライン診療を実現するなど、電子化した「スマート高齢者サービス」を推し進め、鎮内に住む全ての高齢者がより素晴らしい高齢者サービスを享受することを可能にしている。