<20> 「人民網日本語版」2020年03月31日
北京市の小中高校が4月13日からオンラインで授業再開へ
北京市教育委員会は30日、4月13日から、小中高校の学科授業をオンラインで再開することを発表した。北京は今後、新型コロナウイルス感染拡大防止対策と、学校の学科授業を同時進行させる新たな段階に入る。北京にいる学生には、使用する教材が4月13日までに配布される予定で、北京にいない学生は電子版の教材を使用することができる。北京市教育委員会は30日、春の学期の教育・授業を計画すための会議を開き、新型コロナウイルス感染拡大防止対策を最重要事項とし、学生は自宅で自習する現状を、感染拡大防止対策と授業再開を同時進行させる方向へと調整する方針を固めた。今後はオンラインで新学期の学科授業を再開し、高校3年・中学3年、中学1年・2年、小学生の順序で、カリキュラムリソースを利用できるようにする。
<19> 「人民網日本語版」2020年03月30日
中国大陸部の新型コロナ治療中患者が3千人以下に、伝染はほぼ阻止
国家衛生健康委員会の報道官で宣伝司副司長の米鋒氏は29日、国務院共同対策メカニズム記者会見で、「3月28日、現時点で治療を受けている新型コロナウイルス感染者数が3千人以下となり、中国大陸部の感染拡大はほぼ食い止められた。報告されている海外からの輸入症例は累計693人、その国の数は42ヶ国で、そのうち数が比較的多い7ヶ国で総数の83.4%を占めており、新たな伝染拡大の可能性は依然として高い。現在においても、引き続き中国大陸部内での散発的症例発生と海外からの輸入症例による伝染という二重のリスクを防ぎ、速やかに症例を発見し、素早く処置し、ターゲットを絞って予防・抑制していかなければならない」と述べた。
<18> 「人民網日本語版」2020年03月27日
米国の新型肺炎流行の今後は? 米国にいる留学生が注意すべきことは?
米国で現在、新型コロナウイルス感染による肺炎が猛威を振るっており、感染者数は延べ8万人を超えた。ニューヨーク州やワシントン州、カリフォルニア州など多くの州に「大規模災害宣言」が発令されている。ある留学生の「感染者が多いほど、その都市の感染拡大防止・抑制対策が不十分だということか?」という質問に対し、張教授は、「それは完全な誤解。ニューヨーク州の検査能力が低ければ、3万人の感染を確認することさえできない」と説明する。そして、「感染者数が多いほど、防止・抑制対策が不十分ということではなく、反対に感染者数が多い地域ほど、検査体制が整っているということだ。例えば、ニューヨーク州の感染者数は大幅に増加しているが、実際には検査体制が整っていることと直接関係している」との見方を示す。張教授によると、中国のここ2ヶ月ほどの防止・抑制対策の経験が物語っていることは、感染者の洗い出しに全力を注がなければならないということだが、米国でこうした作業を進めるのは至難の業だ。次に、米国の若者は社会的活動に活発に参加しており、それが感染の最大のリスクとなっている。米国ではマスク着用の習慣がない。英国も同じで、夜のバーに行くと、大勢の客で賑わっている。そのような状況ではウイルス伝播の危険が非常に高い。もし感染したら病院に行くべきか?張教授によると、感染者の約80%は病院に行かなくてもよく、自宅で療養することができる。では、どんな場合に病院に行かなければならないのだろうか?それは、呼吸の状態次第で、息苦しかったり、階段を登ると息が切れてしまったりする場合は病院に行く必要がある。これが病院に行くことを決断する一つの重要なポイントとなる。発熱は病院に行くかを決める判断材料にはならない場合もあり、呼吸の状態が一番重要なポイントとなる。
<17> 「人民網日本語版」2020年03月27日
北京市が「時差通勤」と「従業員の職場復帰率50%以下維持」を奨励
北京市交通委員会の副主任兼報道官の容軍氏は24日、「海外からの新型コロナウイルス輸入症例リスクが依然高いという現状をかんがみ、通勤時間帯に人々が混雑する状態に陥るのを避ける目的で、北京市は、車両ナンバープレート末尾番号による走行制限を引き続き再開せず、各企業は、『従業員が数多く集まる企業の従業員職場復帰率を50%以下とする』という市政府の要求に引き続き対応し、フレックスタイム勤務制、在宅勤務、同一ポストへの正副職員配置制度、時差通勤など柔軟な勤務形態をきめ細かく実施するよう提案する」と述べた。
<16> 「人民網日本語版」2020年03月26日
新型肺炎が世界で深刻化 人工呼吸器不足をどうするか
「我が国の人工呼吸器はどこに行ったのか」。新型コロナウイルスによる肺炎の状況が深刻化する米国・ニューヨーク州の知事は24日の記者会見で、人工呼吸器の深刻な不足状況を訴えた。英国やイタリアなどの欧州諸国でも同じように人工呼吸器が最も不足した感染対策物資の一つとなっている。世界ハイレベルの人工呼吸器の生産地の1つである米国は、新型肺炎の襲来で人工呼吸器不足がますます深刻化している。米紙「ニューヨーク・タイムズ」が23日に掲載した米医療専門家の論考によると、新型肺炎について初めて大規模な調査研究を行ったところ、患者で集中治療室(ICU)に入る必要がある人は5%、人工呼吸器が必要な人は2.3%だった。米国で今後3ヶ月間に数百万人が新たに感染するとみられ、必要な人工呼吸器の台数は算出できる。現在、ニューヨーク州には6千台があるが、クオモ知事はこのほど同州では2万5千台が不足していると明らかにした。米国集中治療学会(SCCM)の推計では、全米では新型肺炎の患者96万人に人工呼吸器が必要になる見込みだが、現在米国内には約20万台しかないという。
<15> 「人民網日本語版」2020年03月26日
日常生活を「再起動」させている感染状況が深刻だった湖北省黄岡市
湖北省黄岡市では3月25日午前0時から、省外から湖北省に通じる道路の通行規制が解除され、他の地方との秩序ある車の往来が復活した。新型コロナウイルス感染拡大が全国で武漢市に次いで深刻だった黄岡市は、2ヶ月間の「凍結」状態を経て、「再起動」し、正常な日常生活を徐々に取り戻しつつある。
<14> 「人民網日本語版」2020年03月26日
北京市に来た人々を収容する市内集中隔離スポットを訪ねて
24日、北京市へ来た人々に対する集中隔離観察を行うための施設となっている北京市順義区のホテルを取材した。同ホテルでは、隔離観察を受ける人々のための飲食サービスやゴミの搬出、物品の宅配などを行う専門スタッフを手配し、毎日健康状態をチェックするだけでなく、観察を受ける人々が食事を注文できるサービスを提供している。現在、順義区にはすでにこうした集中隔離観察を行うためのホテルが4軒あり、24日12時時点で、461人(うち外国籍105人)が集中隔離観察を受けている。
<13> 「人民網日本語版」2020年03月25日
ランチは生産現場で!武漢市の東風乗用車工場 湖北省
湖北省武漢市の各企業ではこのところ企業活動や操業を徐々に再開させている。東風乗用車公司工場の完成車組み立て生産ラインでは、従業員たちが互いに2メートルの間隔をあけて昼食を取り、食事を終えると再び生産作業に取りかかっていた。
<12> 「人民網日本語版」2020年03月25日
ようやく武漢へ!高速道路料金所に整然と列をなす武漢に戻る車両
湖北省新型コロナウイルス肺炎予防・抑制指揮部は24日、湖北省の武漢市以外の地域で、3月25日から外部と通じる交通ルートの規制を解除し、武漢市は4月8日から外部と通じる交通ルートの規制措置を解除することを通達した。 このところ武漢の一部企業は徐々に企業活動・操業を再開するにつれて、武漢市に戻ってくる工業・建設業作業員も増えており、武漢西高速料金所交通チェックポイントでは武漢市に戻る車両が整然と列を作っていた。料金所チェックポイントのスタッフは武漢市に戻る人に対し体温を測定し、健康であることを証明する「グリーンコード」と身分証をチェックした後、通行を許可していた
<11> 「人民網日本語版」2020年03月24日
武漢市、4月8日0時から外部に通じる交通ルートの規制措置を解除
湖北省新型コロナウイルス肺炎予防・抑制指揮部は24日、次のような内容を通達した。3月25日0時から、武漢市以外の地域で、湖北省から外部へ移動する交通ルートの規制を解除し、秩序良く外部との交通を回復し、湖北省を離れる人は湖北省が発行した健康コード「グリーンコード」に基づいて、安全かつ秩序良く移動をすることが可能となる。武漢市では、引き続き武漢市と湖北省から外部へ移動する交通ルートに対し厳格な規制措置を実施する。3月25日0時から、健康管理をしっかり行い、予防・抑制措置を実行していることを前提に、湖北健康コード「グリーンコード」を所持している湖北省以外で働く労働者に対し、PCR検査で問題がなかった場合、「ポイント・ツー・ポイント、ワンストップ」方式で集中的かつ行き先まで確実に送り届け、確実に安全で秩序良く職場に復帰できるようにする。4月8日0時から、武漢市は武漢市と湖北省から外部へ移動する交通ルートの規制措置を解除し、秩序良く外部との交通を再開し、武漢市を離れる人は湖北健康コード「グリーンコード」に基づいて安全かつ秩序よく移動することが可能となる。
<10> 「人民網日本語版」2020年03月24日
雇用先に戻る出稼ぎ労働者の専用列車、湖北宜昌から初の運行
農民工(農村からの出稼ぎ労働者)1171人を乗せた専用列車が23日、湖北省宜昌市宜昌東駅を出発し、広東省深セン北駅に向かった。彼らの多くは、宜昌市内の各県・市・区から広東省深セン市の雇用先に戻り仕事を再開する。新型コロナウイルスの感染状況が効果的に抑制されたことを受け、宜昌市は今回初めて、出稼ぎ労働者専用列車を運行させた。
<9> 「人民網日本語版」2020年03月24日
「健康シルクロード」を建設して命を守る
習近平国家主席は先日イタリアのコンテ首相と電話会談した際「中国側はイタリア側と共に、感染症との戦いにおける国際協力、『健康シルクロード』建設のために貢献したい」と表明した。世界の新型コロナウイルスとの戦いの肝要の時期に、習主席が「健康シルクロード」の建設を強調したことは、感染症との戦いにおける世界の自信・調整・協力の強化をリードする重要な役割を果たす。新型コロナウイルスの世界的な感染拡大を前に、中国・イタリア両国は実際の行動によって「健康シルクロード」建設の持つ重要な意義を示した。中国の感染状況が最も深刻な時、イタリア政府は中国側に防護物資を寄贈し、イタリア大統領府は特別な音楽会を催すとともに、国営テレビを通じて生中継して、感染症と戦う中国の努力へのイタリア国民の支持と友好を中国国民に伝えた。イタリアの感染状況が深刻な現在、中国政府と各地方政府はイタリアに医療物資を支援しており、医療専門家チームの第3陣も近く派遣する。
<8> 「人民網日本語版」2020年03月23日
米国で操業停止の多国籍企業、中国では次々業務再開
中国国家衛生健康委員会が19日に発表した、18日0時から24時にかけて31省(自治区、直轄市)と新疆生産建設兵団から報告を受けた新たな肺炎患者34人はすべて海外からの輸入症例で、湖北省では新たな感染が確認されなかった。このデータから中国国内の感染症対策が目に見える成果を上げたことがわかると同時に、海外からの輸入症例が対策へ新たな圧力をもたらしていることもわかる。海外からの輸入症例は増加を続けており、その背後に世界各地で感染症がまだ非常に危険な状況にあることがうかがえ、特に欧州と米国の危険レベルの高さがうかがえる。こうした背景の中、多くの多国籍企業が極めて大きな挑戦に直面し、実際の状況を踏まえて米国での生産を停止せざるを得なくなった。その一方で、中国国内では感染状況が目に見えて好転したため、全国的に業務再開の歩みが緩やかに推進されている。
<7>「人民網日本語版」2020年03月21日
新型コロナウイルス感染による肺炎の最新状況(21日)
3月20日0時から24時にかけて、国家衛生健康委員会が31省(自治区、直轄市)と新疆生産建設兵団から報告を受けた新型コロナウイルス感染による肺炎患者で、現在も治療を受けている患者数は計6013人(うち重症者は1963人で173人減)、治癒・退院した人は累計7万1740人(590人増)、死者は累計3255人(7人増、うち湖北省7人)、感染者は累計8万1008人(41人増、うち湖北省0人)、感染の疑いがあるとされている人は106人(36人増)となっている。また、現在把握されている濃厚接触者は累計68万5866人で、同日医学的観察を解除された人は1191人、現在も医学的観察を受けている人は9371人となっている。
<6> 「人民網日本語版」2020年03月20日
職場復帰した出稼ぎ労働者が1億人に 春節帰省者の8割
各地企業の操業再開率と従業員の職場復帰率は着実に上昇しており、農村から都市に出て働く出稼ぎ労働者で職場に復帰した人は、春節(旧正月、2020年は1月25日)前に帰省した出稼ぎ労働者全体の80%にあたる1億人に上っている。出稼ぎ労働者の職場復帰に際しての「地点から地点」サービスについては、今のところ、専用バス延べ16万本、専用列車309本、チャーター車両1292両、チャーター機延べ514本が手配・運行(運航)され、「地点から地点」への輸送サービスを利用した出稼ぎ労働者は、すでに累計410万人を上回った。
<5>「人民網日本語版」2020年03月19日
待ちに待った再開!重慶市の火鍋店210店舗で店内での食事が可能に
重慶市民の間では最近、「火鍋食べに行った?」というのがあいさつ代わりになっている。新型コロナウイルス感染拡大が食い止められつつあり、中国では企業活動が再開しているほか、市民の生活も秩序良く回復してきており、重慶では火鍋の店も続々と営業を再開。街中に「火鍋の香り」が戻っている。今月18日、重慶市商務委員会の指導の下、重慶市火鍋協会は既に店内で食事ができるようになっている火鍋店210店を紹介。市民に家から出て、火鍋を食べに行くよう呼び掛けた。「企業活動再開のための防疫緊急対応マニュアル」制定、従業員は毎日健康調査票を記入、従業員全員を対象にした出勤再開前のテスト、入店時の検温・手の消毒、テーブルは1席ずつ間隔を空けて客を案内など、火鍋の店は、店内での食事を再開するために、さまざまな防疫対策を厳格に実施している。
<4> 「人民網日本語版」2020年03月19日
鐘南山氏、感染対策は集団免疫に頼ってはいけない
国家衛生健康委員会ハイレベル専門家チーム長を務める中国工程院院士の鐘南山氏は18日の記者会見で、「新型コロナウイルスの感染は中国で発生したが、感染源が中国とは限らない。これがはっきりしない前に結論を下すのは無責任である。これは科学の問題だ」と再び強調した。鐘氏はその他の注目されている問題についても回答した。英政府主席科学アドバイザーであるサー・パトリック・バレス氏はこのほど、英政府の感染拡大を防止する策略の一つとして、十分に多くの人に免疫力をつけさせること、すなわち「集団免疫」であると述べた。鐘氏はこれについて、「コロナウイルスによる死亡率が高い。今回のウイルスが1度の感染で永遠の免疫力をつけられるという証拠は今の所ない」と述べた。
<3> 「人民網日本語版」2020年03月18日
中国の物価・業態・産業チェーンへの感染症の影響は?
国家発展改革委員会は17日、新型コロナウィルスによる肺炎への対策の必要から、オンライン形式で3月の記者会見を行った。2月の消費者物価指数(CPI)は前年同期比5.2%上昇し、引き続き5%を超えた。同委価格司の彭紹宗副司長(一級巡視員)の説明によると、2月のCPI上昇は主に豚肉と野菜の価格に牽引されたためで、物価運営の構造的特徴がよくうかがえる。統計データをみると、同月には豚肉価格が9.3%上昇し、野菜価格は9.5%上昇し、この2品目でCPI前月比上昇幅への寄与度は92%に達した。
<2> 「人民網日本語版」2020年03月17日
「湖北支援医療チームを段階的に撤収」中央政府が表明
中央政府は16日、新型コロナウイルス感染対策指導チーム会議を開き、感染対策をめぐる今後の業務を細分化し、秩序立てた方法で実行することが示された。そして武漢市および湖北省はきめ細やかなプランを策定し、その他の地域は国が定める原則に基づき、関連業務を着実に進めることが示された。また、各地には第一線で新型コロナウイルスに立ち向かう関係スタッフへの手当て支給を迅速に行うことが求められた。会議では、湖北省に滞在している湖北省以外の居住者や湖北省以外に滞在中の湖北籍の人々がそれぞれの居住地に帰る体制を整えると同時に、湖北省を支援している医療関係者の段階的な撤収体制を整えるプランを策定するとした。
<1> 「人民網日本語版」2020年03月16日
中国ありがとう!ローマの空に鳴り響く中国国歌「義勇軍進行曲」
イタリア・ミラノ現地時間正午、正午の鐘の音に伴い、ミラノ市民はベランダに出て、大きな拍手とともに、新型コロナウイルスとの闘いの最前線で奮闘する医療関係者に敬意を表した。また、午後6時ごろ、ローマ地下鉄A線レ・ディ・ローマ駅に近い団地では、中国の国歌「義勇軍進行曲」が鳴り響き、「Grazie Cina(ありがとう!中国)」と大きな声があがっていた。また周辺住民からも次々と拍手・喝采が沸き起こっていた。