「人民網日本語版」2018年5月後半 抜粋(2018/6/1)

<20> 「人民網日本語版」2018年05月31日
香港地区の青年8割が「大陸部での就職とキャリアアップ希望」
香港地区の大学生の間で、大陸部に来てキャリアアップするチャンスを真剣に考える人がますます増えている。香港青年聯会が学生400人以上を対象に行った調査では、回答者の8割が「大陸部での就職とキャリアアップ希望」と答え、「中国の未来の経済発展の見通しを楽観している」とし、「大陸部の仕事のチャンスは香港地区よりも多く、長期にわたり大陸部で働くこともいとわない」という人がほとんどだった。同会は関連機関とともに6月に夏休み実習団ツアーを4回にわたって主催し、香港地区の青年に北京や上海などで実習する機会を提供するという。4回のツアーとは、香港青年聯会学生交流ネットワークが主催する「新天地を共同で創造」、「新未来を共同で創造」、「新しい視野を共同で創造」と銘打った3つのツアーと、同会が主催する「新世界を共同で創造」をテーマとする1つのツアーだ。このほど発足式が行われ、香港地区の8つの大学の学生250人が夏休みに北京、上海、哈爾濱(ハルビン)、大連の大手企業や政府機関で6週間の実習を行う。。

<19> 「人民網日本語版」2018年05月31日
学生の心の声集めた「告白階段」話題に 四川省
四川省の成都理工大学学生会はこのほど学校や教師、同級生に向けた「告白」520フレーズを学生たちから募集し、同大学食堂の外階段にこれらのフレーズを貼り付けた。この「告白階段」は学生たちの間でひそかな人気を集めている。この心の声を表現した階段は、学生たちが普段は口にしたくても恥ずかしくてできないような秘めた思いを大胆に表現する場を提供している。

<18> 「人民網日本語版」2018年05月30日
大卒者の4割が「新一線都市で働きたい」との調査結果
29日に発表された「2018年大学等卒業生就職力市場調査研究報告」によると、2018年3月現在、調査に回答した大学等卒業予定者(以下「卒業生」)の74.39%が採用通知を受け取っており、この割合は前年同期比2.19%上昇したという。調査によると、卒業生の43.88%が、「仕事に関連した実習経験があること」が採用通知を受け取ることができた主な要因と考えている。他の要因としては、「仕事を探す際に目標が明確であること」が37.68%、「社会での実践経験が豊富であること」が34.9%に上った。調査では、雇用契約にすでにサインした卒業生の39.2%が、「契約したポジションと学校で学んだ専門には関連性がない」と答えた。同報告は、「こうした傾向は中国の大学の専門課程設置と市場の人材ニーズとの間に依然として明らかな構造的矛盾が存在していることを反映している。

<17> 「人民網日本語版」2018年05月29日
人民網日本語版 ニュース翻訳者・編集者の募集
業務拡大にともない、人民網日本語版ではニュース翻訳・編集を担当するフルタイムの日本人スタッフを1名募集します。勤務地は北京です。募集要項は以下の通りです。資格:(1)学歴:大卒以上。国際関係、文化、経済、中国語などに関連する専攻を卒業した方。(2)中国語レベル: HSK5級以上またはそれに相当する資格をお持ちの方。高い中国語の会話能力のほか、中国語から日本語、日本語から中国語への翻訳の両方が可能な方。(3)1年以上の翻訳経験者優先。(4)中国での留学経験者、メディア業界経験者優先。(5)給与:能力、経験に基づき応相談。有休休暇(初年度15日間)、社会保険、ビザ手続き完備。ご興味がございましたら、履歴書を人民網下記メールアドレスまで送付願います。連絡先:メールアドレス:japan@people.cn

<16> 「人民網日本語版」2018年05月29日
内蒙古初の東北高速鉄道に繋がる路線が全線完成 全長197キロ
内蒙古(モンゴル)自治区と東北地区を繋ぐ初めての高速鉄道となる遼寧省瀋陽市新民北駅と内モンゴル通遼駅を結ぶ「新通高速鉄道」がこのほど、全線にわたる敷設工事が完成し、建設中の京瀋(北京-瀋陽)高速鉄道と正式に「接続」し、全線開通・営業開始に向けた基礎が確立した。新通高速鉄道は、京瀋高速鉄道新民北駅を起点とし、遼寧省彰武県と内モンゴル自治区甘旗卡鎮を経由して通遼駅に至る全長197キロメートルの路線で、設計時速は250キロメートル。同高速鉄道のレール敷設工事は今年1月7日にスタートし、500メートルのロングレールを用いたシームレス路線を採用している。

<15> 「人民網日本語版」2018年05月29日
北京・天津・河北で1万トン級列車運行開始、大型トラックの汚染物質削減
中国鉄路北京局集団公司は、河北省唐山市と内蒙古自治区フフホト市を結ぶ唐呼線の灤平東駅と曹妃甸西駅間でこのほど、1万トン級列車の運行をスタートしたことを明らかにした。この列車は電気機関車によって牽引されることから、「ゼロエミッション」をほぼ実現し、1万トン級列車1本の運行で大型トラック3506台分から排出される汚染物質を削減することができる。研究によると、北京における移動発生源は大気中のPM2.5の最大の原因となっており、全体の45%を占めている。そのうちディーゼル車による排気ガスの割合が非常に高い。中国鉄路総公司と北京鉄路局集団公司は、社会物流の「道路から鉄道へのシフト」輸送を担い、鉄道輸送量を大幅に増やし、「青空を守る戦いに勝利する」の一助となっている。

<14> 「人民網日本語版」2018年05月29日
ダイナミックな腰鼓を体験!陝西省安塞区に「千人腰鼓文化村」
陝西省北部にある安塞区は「中国腰鼓の里」と呼ばれている。馮家営腰鼓村は安塞城南から3キロほど離れた場所にあり、この村に伝わる腰鼓文化と人的資源を最大限利用し、馮家営腰鼓文化村を立ち上げている。この腰鼓文化村は陝北の古風で素朴な黄土文化をベースに、鑑賞や体験、生産、娯楽、衣食住を一体化させ、腰鼓を打ちながら踊る民間舞踊の「千人腰鼓」パフォーマンスエリアや、腰鼓産業エリア、腰鼓パフォーマンス体験エリアなど9つのエリアに分かれている。

<13> 「人民網日本語版」2018年05月28日
珠江デルタ都市の公共交通が完全電動化へ
広東省の関連部門はこのほど、同省は新エネルギー自動車の導入を加速し、2020年までに全省で公共交通バス全体に占める新エネルギーバスの割合を75%以上、うち純電動バスを65%以上とし、珠江デルタ地域都市の公共交通を同年までに完全電動化する計画であると明かした。今年4月末の時点で、広東の新エネルギーバスの台数は6万1千台、全国の総数の約15%を占め、うち純電動バスは、新エネルギーバス総数の92%に相当する5万6千台に達した。広東の新エネルギータクシーは1万4千台に上り、広州、深セン、珠海、佛山、韶関、恵州、潮州各地における新エネルギータクシーの大規模な導入がすでに実現している。

<12>  「人民網日本語版」2018年05月28日
北京労働者の平均年収が10万元突破 金融業が首位
北京市統計局と北京市人的資源・社会保障局が25日に発表したデータによると、2017年には北京市の労働者の平均年収が10万元(1元は約17.1円)を超えて10万1599元に達した。月収にすると8467元になる。産業別のトップは金融産業だった。データによると、17年に北京市都市部の非民間企業社員の平均年収は13万1700元で前年比1万1772元、9.8%増加した。北京市都市部の民間企業社員の平均年収は7万738元で同4857元、7.4%増加した。平均年収が最も高かったのは金融産業だった。

<11> 「人民網日本語版」2018年05月26日
北京、シェア自転車の半分が過剰状態 数量調整へ
北京市交通委員会によると、現在、北京の一部の地域では、シェア自転車のアクティブ度が50%にとどまり、半分が遊んでいる状態という。そのため、北京は、シェア自転車の増加を制限し、減少するように調整する計画だ。今年4月末の時点で、北京のシェア自転車は合わせて約190万台となっている。

<10> 「人民網日本語版」2018年05月25日
雄安市民サービスセンターが竣工・検収、入居も続々開始
雄安市民サービスセンター建設プロジェクトがこのほど竣工、検収作業が完了した。これをうけて関連企業や飲食店、スーパーマーケットがすでに入居を始めている。雄安市民サービスセンターは、サッカースタジアム14個分の面積を誇る。新区スタート区北部、容城県市街地東部、容東片区南西部に位置し、公共サービスエリアと行政サービスエリア、生活サービスエリア、入居企業オフィスエリアの4大エリアで構成されており、雄安新区の公共サービスや計画展示、臨時オフィス、生態パークなどさまざまな市民サービス機能を備えている。同サービスセンターは、将来の雄安新区都市建設の基本的な方向を示す存在であり、雄安が今後創造しようとしているスマート都市・エコ都市の縮図でもある。

<9>  「人民網日本語版」2018年05月25日
紆余曲折経て中国に「戻る」日本企業
2018年に入ってからというもの、中日の政治的関係が目に見えて改善し始めている。また実際、これ以前からもすでに近年東南アジアに移転していた日本企業が、続々と中国へ「戻る」現象が生じている。1990年代から、日本企業にとって中国は常に一番の海外の投資先となってきた。そして、中国が世界貿易機関(WTO)に加盟してからは、日本企業の中国工場建設のための投資がピークを迎えた。その後、投資が減少したこともあったものの、常に高水準を保ってきた。しかし、12年、安倍晋三首相が政権を握ってからは、「中国崩壊論」が日本で噴出したことに加えて、中国における人件費が高騰し、ベトナムやタイ、インドネシア、インドなどの東南アジアへ移転する日本企業が相次いだ。ところが17年になると、また潮目が変わった。日本の国際協力銀行(JBIC)の調査では、日本企業が中国へ「戻る」現象が生じていることが明らかになっている。

<8> 「人民網日本語版」2018年05月24日
北京初の自転車専用高速道路が9月に着工 全線交通信号なし
北京市交通委員会路政局道路建設工事プロジェクト管理センターと北京交通発展研究院は23日、北京初の自転車専用道路の建設工事が今年9月にスタートし、来年6月末には主体工事が完了する見通しであることを明らかにした。自動車の走行の安全を確保するため、自転車専用道路で走行が認められるのは自転車に限られ、バイクや自動車の走行は認められない。これは、一般道路の路肩に設けられた自転車用レーンと根本的に違う点だ。北京交通発展研究院軌道交通所の王書霊・副所長は、「回龍観と上地ソフトウェアパークを結ぶ北京初の自転車専用道路は、自転車だけが走行できる高級道路で、昌平区の同城街と文華路の交差点を起点とし、地下鉄13号線の北側にある緑地にほぼ沿って西に向かって敷設される。その全長は6.5キロメートに及ぶ」と紹介した。

<7>「人民網日本語版」2018年05月23日
中国で昨年だけで四川料理店が4万軒減少 あっさり味好む中国人が増加中
デリバリーアプリ・美団は今月22日、「中国飲食業界報告2018」を発表した。膨大なデータを基にした全体を網羅する飲食業界の報告としては中国で初めてとなる。中国国家統計局の統計によると、17年、中国の飲食業界の收入は3兆9000億元(約67兆4700億円)に達し、米国に次いで2番目の規模となっている。18年の飲食業界の成長ペースは約10%を維持すると予測されている。急成長が続くと同時に、飲食業界は変革期を迎えており、膨大な資本や最先端技術が次々と投入されることで、飲食業界の再編が進んでいる。「報告」によると、同業界は急速に発展しているものの、17年にはさまざまな原因から閉店した飲食店も多かった。同年、中国で閉店した飲食店は、開店した店の数の91.6%に相当した。つまり、飲食店が100軒開店すると、約92軒が閉店しているという計算になる。研究統計の一人当たりの予算を見ると、50元(約865円)以下の飲食店の閉店率が他を大きく上回っている。低価格で、同質化した小さな飲食店が、競争の激しい新規開拓市場でもまれていることがわかる。

<6> 「人民網日本語版」2018年05月23日
河北省秦皇島市で「母乳バンク」サービススタート
河北省秦皇島市母子保健院は21日、公益母乳バンクサービスをスタートした。「母乳バンク」とは、母乳を無償で寄贈し、無償で使用できるという主旨のもと、ドナーから提供された母乳に対し検査や消毒などを行った上で、母乳が不足している未熟児やハイリスク新生児に提供される。

<5> 人民網日本語版 2018年05月22日
中国の就業者数は7.7億人超
中国人力資源(マンパワー)・社会保障部が21日に発表した「2017年度マンパワー・社会保障事業発展統計公報」によると、2017年末の時点で、全国の就業者数は7億7640万人、前年末比37万人増加した。このうち都市部の雇用者数は、同1034万人増の4億2462万人。全国の就業者数を産業別割合でみると、第一次産業従事者の割合は27.0%、第二次産業は28.1%、第三次産業は44.9%だった。公報の統計データによると、2017年、全国の農民工(農村から都市に出稼ぎする臨時労働者)の総数は2億8652万人、前年比481万人増。このうち戸籍所在地から離れて働く農民工は1億7185万人。同年、都市部で新たに就職した人は1351万人、都市部の失業者で再就職した人は558万人だった。所得について見ると、2017年、全国都市部の非民間機関で働く人の平均年収額は7万4318元(1元は約17.4円)、前年比6749元(10.0%)増加した。

<4> 「人民網日本語版」2018年05月21日
世界最大スパン長の長江に架かる橋が無事完成 重慶市
世界最大のスパン長をとなる自定式つり橋の重慶市鵝公岩軌道交通専用橋の閉合工事が長江で無事完了した。同橋には箱形断面鋼柱が69本使用されており、総重量は2万5千トンで、約2万台の乗用車の重さに匹敵する。メインタワーの高さは153.13メートルでビルの50階に相当する。同橋は14ヶ月間の月日をかけて完成した。その全長は1650.5メートル、主スパン長は600メートルで、同タイプの橋の中では世界最大のスパン長となる。

<3> 「人民網日本語版」2018年05月17日
「一路線一企業」ルール無くなり、国際線の航空券価格値下がりの見込み
民用航空局はこのほど、改定版「国際航行権資源配置・使用管理弁法」を発表した。新規則では、国際航行権資源に関する分類・配置・管理が行われ、「国際長距離路線は、一路線につき航空会社1社のみが運航する」とのルールが無くなることになる。民用航空局の担当者は、「長い間、航空会社が長距離国際線を開拓する上でのリスクを引き下げる目的で、長距離国際線では、『国際長距離路線は一路線につき航空会社1社のみが運航する』とルールを実施してきた。中国の国際航空輸送発展が新たな段階に入るにともない、よりスムーズ・簡便で差別化が図られた国際航空輸送サービスに対する利用者のニーズは日増しに高まってきた。航空各社間の適度な競争を促し、公共の利益を最大化し、北京新空港の大型拠点空港としての機能を効果的に発揮させるには、現有のルールを打ち破ることは必至のすう勢となった」と説明した。

<2>「人民網日本語版」2018年05月17日
中国とロシアの国境部分にある満州里中露貿易取引エリア
内蒙古(内モンゴル)自治区満州里は中国とロシアの国境に接した都市で、中国最大の陸路貿易港だ。毎日9時を過ぎると満州里にある中露貿易取引エリアには、パンや化粧品、石鹸などのロシアの商品を背負ったロシア人たちが「俄羅斯人商城」に入り顧客を迎える準備を行う。商品を販売すると今度は満州里で中国の商品を購入してロシアに持ち帰る。このような盛んな国境貿易が満州里の発展を促進している。

<1> 「人民網日本語版」2018年05月16日
両脚切断の69歳中国人登山家がエベレスト登頂成功 身障者としては最年長
両足を切断した登山家・夏伯渝さん(69)が、43年前にかなえることができなかった夢をついに成し遂げた。14日午前10時41分、エベレスト山の頂上に到達したのだ。夏さんのエベレスト登頂挑戦はこれで5度目。今回、夏さんは身体障害者としては最年長での登頂成功となった。現在、夏伯さんは下山途中だ。エベレスト登頂は夏さんの43年来の夢だった。1975年、夏さんは中国政府の後援を受けたチームと共に初めてエベレスト登頂に挑戦した。そして、その雄大な景色に魅了され、エベレスト登頂を目指すことに誇りを感じた。しかし、その時は、頂上から200メートルの地点まで登ったものの、下山せざるを得なかった。その後、夏さんは凍傷などにより両脚を失った。それでも夏さんは、エベレストの頂上に到達するという夢を胸に抱き続けた。そして、義足を付けるようになってから、夢が再燃し、その実現に一歩近づいた。