<20> 「人民網日本語版」2017年1月27日
春節に家族団欒で過ごしたい! 両親のもとへ飛んでいく留守児童たち
農村に住む留守児童(両親が出稼ぎに出ている間、家に残された子どものこと)にとって、春節(旧正月、今年は1月28日)は家族団欒できる最も貴重な日となる。しかし、春節休暇は短く、出稼ぎ先から家までは遠く、仕事も忙しく、多くの出稼ぎ労働者は家に帰ることができない。そこで、2017年酉年の春節が間近に迫った時期に、多くの留守児童たちが「渡り鳥」のごとく、家から両親の元まで飛行機で飛んでいった。
<19> 「人民網日本語版」2017年01月27日
アパ右翼書籍問題 中国五輪委が日本に交渉申し入れ
中国オリンピック委員会の報道官は26日、「中国オリンピック委員会は日本のアパホテルが右翼的な書籍を置いていた件について日本側に交渉を申し入れた」ことを明らかにした。2017冬季アジア札幌大会を準備運営する第8回札幌アジア冬季競技大会組織委員会の事務局長は、「すでに中国五輪委に回答の書簡を送っており、アパホテルが客室、ホール、フロントに置かれていたすべての右翼的書籍を撤去すると決定したことを伝えた」と話す。中国五輪委は、「日本側が約束を着実に履行し、大会期間中に同じような問題が再び起こらないことを保証し、冬季アジア札幌大会の成功を保証することを願う」とコメントしている。
<18> 「人民網日本語版」2017年01月26日
中国春節海外旅行の四大傾向、今年の海外消費総額は1千億元の見込み
米誌フォーブス(隔週配信電子版)はこのほど、2017年春節(旧正月、今年は1月28日)連休中の中国人の旅行における四大傾向を分析した。(1)増える家族旅行 スペインの旅行情報機関「Advance Guide」が1日あたり1600万件の旅行予約に対する分析の結果、今年の春節連休中の中国人アウトバウンド観光市場で最も増加が著しかったのは、家族旅行だった。2016年12月30日の時点で、春節連休中の家族旅行の予約件数は前年同期比で18%増加した。このような現象が生じた主な原因は、故郷を離れて外地で働く多くの若年層が、帰省して家族と新年を迎えるのではなく、父母や家族と一緒に休暇を海外で過ごす選択をする傾向が高くなっているためだ。特に、北京や上海などの一線都市や海外で働く若年層は、こうした選択をする傾向が広まってきている。
<17> 「人民網日本語版」2017年01月26日
中国、冬のボーナス平均21万円 「なし」も半数
春節(旧正月、今年は1月28日)を目前に控え、微信(Wechat)のモーメンツでは「冬のボーナス披露大会」が始まっているのではないだろうか。働いている人にとっては、「冬のボーナス」が最も旬の話題であるのは確かだろう。では、16年の「冬のボーナス」の支給状況はどうなっているのだろう?半数が「ボーナスなし」 現物支給も 1年間一生懸命仕事をした人なら、春節前になると「冬のボーナス」が一番の楽しみとなるだろう。しかし、関連の調査によると、冬のボーナスを「もらった」人はホワイトカラーのわずか約40%。「春節が明けてからもらえる」というホワイトカラーもわずか約10%だけだ。そして、ホワイトカラーの半数が冬のボーナスは「ない」と肩を落としている。その他、毎年春節が近付くと、メディアが「ユニークな冬のボーナス」を次々に紹介する。現金以外に、「冬のボーナス」として現物支給を行う会社もあるのだ。関連調査によると、回答者の約10分の1が今年の冬のボーナスは「現物支給だった」と答えた。
<16>「人民網日本語版」2017年01月24日
春運の帰省ラッシュがピークに 1日平均旅客輸送量、延べ8300万人超
「春運(旧正月前後の帰省・Uターンラッシュに伴う特別輸送体制)」の帰省ラッシュがピークに入った。交通運輸部(省)によると、国内各地における輸送力の供給はかなり十分な状態で、輸送力の確保は全体的に整っており、旅客輸送量は確実に増加している。1月24日と25日には、春運の帰省ラッシュのピークが到来し、1日平均旅客輸送量は延べ8300万人を上回ると見込まれる。初期段階の統計によると、春運前の11日間(1月13-23日)、全国の鉄道・道路・水路・民用航空の旅客輸送総量は、前年同期比2.9%増の延べ約8億4千万人に上った。このうち鉄道による旅客輸送量は、同18.3%増の延べ約9800万人、道路は同0.73%増の延べ約7億1600万人、水路は同7.3%増の延べ約990万人、民用航空は同16.4%増の延べ約1600万人。
<15> 「人民網日本語版」2017年01月24日
16年の財政収入は15.9兆元
財政部(財務省)が23日に発表した最新のデータによると、2016年の財政収入は15兆9552億元(1元は約16.5円)に上り、前年比4.5%増加したが、増加率は年々続く縮小傾向から脱却できなかった。データをみると、16年1~12月の累計では、全国の一般公共予算の収入が15兆9552億元で同4.5%増加し、このうち中央政府の一般公共予算の収入が7兆2357億元で同4.7%増加し、地方政府の一般公共予算の収入が8兆7195億元で同4.2%増加した。また全国の一般公共予算の収入のうち、税収が13兆354億元で同4.3%増加、税金以外の収入が2兆9198億元で同5%増加だった。主な収入項目は、国内の増値税(付加価値税)が4兆712億元で同30.9%増加、国内の消費税が1兆217億元で同3.1%減少、企業の所得税が2兆8850億元で同6.3%増加、個人の所得税が1兆89億元で同17.1%増加となっている。
<14> 「人民網日本語版」2017年01月24日
中国GDPが前年比6.7%増 中国経済衰退の予想を覆す
国家統計局が1月20日に発表したデータによると、2016年の中国国内総生産(GDP)は74兆4127億元(約1240兆円)で、その金額を比較すると、前年比6.7%増となった。うち、前年第4四半期(10-12月)比で6.8%増加した。これに対し、専門家は「2016年、中国経済は中高速成長を続けただけでなく、第1-4四半期において、それぞれ6.7%、6.7%、6.7%、6.8%成長し、十分に安定した趨勢となった。また、経済成長は構造の最適化と発展モデルの見直しを伴っている。このような成績をあげたことで中国経済が衰退するとしている予測は再び外れ、世界に中国経済の安定性と強靭性を示す結果となった」と指摘した。
<13> 「人民網日本語版」2017年01月23日
心に悪魔を生じた日本に真の友人を得るのは困難
最近、日本政府の「外交的視線」は複雑に入り組み、必死になって「友人を得よう」としているが、心中自信を欠いている。まず日本は韓国と競い合ったが、少なからず挫折感を味わった。在釜山日本総領事館前の「平和の碑」少女像に抗議するため、駐韓大使と駐釜山総領事を一時帰国させた。この行動を日本の主流メディアは「性急に過ぎ、冷静さを欠く」と批判された。続いて、安倍晋三首相がフィリピン、オーストラリア、インドネシア、ベトナムを訪問し、東南アジアカ国に仰々しく「大きな手みやげ」を送り、各国を抱き込んで中国を牽制し、南中国海問題に介入しようと企てた。だが、これは徒労に終るというのが国際世論の一致した考えだ。そして今、日本政府は米新政権と早急に会い、米日同盟強化について「安心を得る」ことを待ち望んでいる。だが、米新政権は将来日本にどれほどの義務を要求するだろうか?答えは待たれ、日本側は心中気が気ではない。
<12> 「人民網日本語版」2017年01月23日
孤独な「空の巣青年」たち、専門家は社会的な活動への参加をアドバイス
「空の巣老人」という子どもが巣立った後に残された高齢者を指す言葉が注目されているだけでなく、近年「空の巣青年」という言葉も次第に世間の注目を集め始めている。「空の巣老人」が結果的に一人暮らしを強いられているのと異なり、「空の巣青年」のほとんどは故郷を遠く離れ、大都会で努力し、それなりの収入を得ることができる職業に就く若者で、自ら進んで一人暮らしをする独身の若者を指す。専門家はこうした「空の巣青年」の誕生は実は社会経済の発展と関わっていると指摘している。「年齢は20代から30代で、一線都市でまずまずの職業に就き、1ヶ月あたり3000元から4000元(約5万~6万7千円)ほどの家賃の1LDKまたはシェアルームに住み、一番仲の良いルームメートは自分が飼っているネコかイヌ。国家統計局のデータによると2015年度の一人暮らし家庭が占める割合は12.45%となっており、2000年の同データ8.3%と比較すると増加傾向にある。そしてその一人暮らし人口における「空の巣青年」が占める割合もますます高まっており、都市が発展していく上でますます軽視できないグループとなりつつある。
<11> 「人民網日本語版」2017年01月23日
環境局局長、なんと鋼鉄工場の処理水を一気飲み
記者一行が訪れた下水処理センターで、高度な処理を施した後の循環水は、国家1級飲用水の水質基準を満たすという。■台市環境保護局局長の司国亮氏は、その場で処理後の水をコップに注ぎ、一気に飲み干した「煙霧対策・京津冀の取組み」のイベントに参加した数十人の記者が22日、河北省■台市(■刑のへんにおおざと)徳竜鋼鉄有限公司の汚染浄化プロセスを見学した。同公司は同省の重点冶金企業だ。2014年に2.1億元(約35億円)を投じて、環境保護改善を実施した。現在まで、数々の環境保護整備プロジェクトを実施してきた。
<10> 「人民網日本語版」2017年01月23日
82駅に各駅停車する「市民のバス」代わりの列車 内モンゴル
内モンゴル自治区の集寧―通遼区間を走行する6041/42号列車は集通鉄道会社が運行させている唯一の石炭燃焼ボイラーで乗客に暖房と水を提供する列車。同列車は8両編成で、通過する82駅全てで停車し、走行距離は997キロメートル、往復に46時間を要する。同列車の停車駅の沿線には国が指定した貧困者支援エリアが広がっており、同列車の切符は20年間常に最低価格で提供されてきた。一番安い切符はわずか2.5元(約42円)となっている。同列車は停車駅が多く、切符も安いため、沿線に住む農牧民たちの外出に大いに役立っており、現地の人々は親しみを込めて同列車を「市民のバス」と呼んでいる。
<9> 「人民網日本語版」2017年01月22日
二人っ子政策実施からこの1年で起きた人口の変化とは?
「人口・計画生育法」(修正案)が2016年1月1日から施行され、一家庭につき子供2人の出産が正式に提唱されることとなった。国家衛生・計画出産委員会は2016年の1年間で、中国の出生数は1750万人を超えると予測していた。国家統計局のサイトがこのほど、2016年中国大陸部の人口に関する一部のデータを公表した。二人っ子政策実施からこの1年で中国の人口にはどのような変化が生じただろうか?統計によると、2016年年末の中国大陸部総人口(31の省、自治区、直轄市、中国人民解放軍の現役軍人を含み、香港特別行政区、マカオ特別行政区、台湾地区、海外居住の華僑の人数は含まない)は13億8271万人で、前年の年末に比べて809万人増加した。2016年の出生数は1786万人で、前年比で131万人増加し、出生率は12.95パーミル(千分の1)となった。死亡者数は977万人で、死亡率は7.09パーミル。また、人口の自然増加率は5.86パーミルで、前年より0.9パーミル増加した。
<8> 「人民網日本語版」2017年01月22日
独メディア「近年生活の質の向上著しい中国人は世界一幸福な人々」
孫寧さん(音訳)は北京市の四環路を運転しながら「今から10年前、ここには何もなかった」と話す。そして彼のフォルクスワーゲン・ビートルのハンドルをきって、ある小区(団地)へ入っていく。車窓から見えるのは、連なるマンション群。「数年前、ここはただの空き地だった」と話す孫さんの声は興奮の色を帯びていた。独日刊紙「ディ・ヴェルト」の報道を引用して参考消息網が伝えた。中国の新しい建築物についてドイツ系の外国人が語るとしたら、きっとこんな風になるに違いない。「数年前、ここは古くからある胡同(路地)だったが、不動産デベロッパーが進出し、全て取り壊した。歴史的建築物など全くお構いなしだ。都市は大きくなる一方だが、不動産価格も上がり続けた。三環路と四環路の間にある住宅は、中産階級にとっては手も出ない高嶺の花」。この点に関しては2種類の異なる見方が存在する。1つは経済を急速に成長させ、富や多くのチャンスを創造した新興工業国家という内部からの見方。もう1つは過去の過ちから教訓を学びとれると確信している富裕社会という外部からの見方だ。しかし後者はポジティブな視点で未来を見据えるということを忘れてしまっている。
<7>「人民網日本語版」2017年01月22日
老苗窯洞書館が村の休憩所に 河南省
河南省孟州市莫溝村の老苗窯洞書館(「窯洞」は横穴式住居)は、無数の荒れ果てた窯洞を改築して作られた。敷地面積は4000平方メートル以上で、蔵書は5万冊以上。24時間無料で営業しており、大人向け閲覧室や子供向け閲覧室、電子閲覧室などの各種機能エリアを備え、村民と観光客にとって最適な休憩と学習の場になっている。
<6> 「人民網日本語版」2017年01月20日
中国、 68.1%「仕事がたいへん」
近年、中国でも「過労」が軽視できない問題になり、残業が多く、「仕事が大変」と訴える人が増加している。 中国青年報社社会調査センターがこのほど、問巻網を通して2001人を対象に実施した調査によると、回答者の68.1%が「仕事がたいへん」と回答。1日の労働時間について、68.6%が「8時間以上」と答えた。そして、86.5%が「過労が健康に悪影響を及ぼすのが心配」と答えた。調査では、回答者の68.1%が「仕事がたいへん」と答え、うち11.5%が「とてもたいへん」と答えた。「それほどたいへんでない」との回答は24.3%で、「たいへんではない」との回答はわずか5.5%に留まった。
<5> 「人民網日本語版」2017年01月19日
日本の右翼勢力は中日民間友好交流の「青空」を返せ
最近、日本のアパホテルが一気にメディア報道の「焦点」に躍り出た。この「焦点」はプラスの「焦点」ではない。同ホテルを擁するアパグループの元谷外志雄社長(ペンネームは藤誠志)が自著(日英両言語)をホテルの客室内に置いたというもので、本来はニュースメディアが追いかけて報道するようなことではないが、その著作は右翼史観を称揚するもので、「誰にも言えない国家論」や「誇れる祖国 日本復活への提言」などは、南京大虐殺や慰安婦といった確かな証拠が山のように存在する歴史的事実を否定するという荒唐無稽な観点に充ち満ちている。こうした行いは当然のことながら、正義に基づく歴史観を抱いた中日両国のすべての人々の怒りを引き起こした。良識を備えた人であれば、第二次世界大戦中に日本の軍国主義が犯した数々の暴力行為を否定する元谷社長の言論に対して軽蔑と怒りのまなざしを向けるに違いない。
<4> 「人民網日本語版」2017年01月19日
石家荘市の遺棄化学兵器の廃棄作業終了 河北省
国防部(省)ウェブサイトによると、河北省石家荘市ではこのほど、旧日本軍の遺棄化学兵器(以下、「遺棄化学兵器」と略す)の廃棄作業が無事に終了したという。中日両国の努力のおかげで、石家荘市やその周辺地域(北京市、天津市、河北省、山西省の一部を含む)では、すでに発見された計2576発(本)の遺棄化学兵器が廃棄された。石家荘市での遺棄化学兵器の廃棄作業が無事に終了したことで、北京やその周辺地域に住む人々の命や財産、生態環境に脅威と危害を与える危険性が排除された。これこそが遺棄化学兵器をいち早く廃棄する作業における重要な意義であるといえるだろう。
<3> 人民網日本語版 2017年01月18日
中国、若者の心の声表現した歌「春節自力救済ガイド」が大人気に
17日、「春節自力救済ガイド」と題する合唱曲が微信(Wechat)のモーメンツで次々に拡散された。同曲は、春節(旧正月、今年は1月28日)に帰省すると、両親や親戚から「彼女はできたのか?」、「いつ結婚するのか?」、「孫の顔はいつ見れるのか?」などと質問攻めされ頭を悩ます若者たちの心の声をストレートに表現しており、多くの若者が共感している。「自分は自分自身で守るしかない、これは必須の薬」とする多くのネットユーザーが、中国中央テレビ(CCTV) の「春晩」(春節を祝う中国の国民的年越し番組で、日本の紅白歌合戦に相当)でこの曲を聞きたいとの声を上げている。この「神曲」を作詞・作曲したのは、「張士超、お前いったい家の鍵をどこに置いた?」など、ユニークな歌詞の歌で話題となっている金承志さんで、それを歌うのは金さん率いる合唱サークル・上海彩虹室内合唱団だ。
<2> 「人民網日本語版」2017年01月18日
賃金水準は11年で約4倍に 金融がトップ 社科院
最新の研究報告書によると、2005年から16年までの11年間に、中国の個人の賃金における資産運用の規模が10.6倍と大幅に増加し、同期の賃金の上昇幅を大きく上回ったという。ここから中国の個人の賃金収入のうち、主体的な資産運用にあてられ、受動的な貯蓄には回らない資産の規模が大幅に上昇しており、ますます多くの人が賃金収入をより多元的に配分するようになっていることがわかる。たとえばインターネットを介した資産運用などだ。中国社会科学院が騰訊(テンセント)研究院金融研究センターなどと共同で17日に発表した初の「国民賃金報告書」によると、中国の個人の賃金水準は04~15年の11年間に3.95倍増加し、国民の賃金水準は全体として増加傾向を示した。だが産業別、地域別にみると格差がより顕在化してもいる。
<1> 「人民網日本語版」2017年01月17日
中国、ホワイトカラーの冬のボーナス平均額最高は北京
中国では、春節(旧正月、今年は1月28日)を目前に控え、ホワイトカラーの間では「冬のボーナス」が大きな話題になっている。求人サイト・智聯招聘がこのほどホワイトカラー約1万人を対象に実施した冬のボーナスをめぐる調査では、16年のホワイトカラーの冬のボーナスに対する満足度は15年を上回っていた。ただ、ホワイトカラーの半数以上が冬のボーナスは「なかった」と答えた。北京だけを見ると、冬のボーナスの水準が中国全土で最高だったにもかかわらず、ホワイトカラーの満足度は高くなかった。統計によると、16年、ホワイトカラーの冬のボーナスに対する満足度は2.18ポイント(5ポイント満点)と、15年の2.07ポイントを少し上回った。ただ、冬のボーナスに対する満足度は依然として全体的に低く、「合格ライン」には達していない。