「人民網日本語版」2016年12月後半 抜粋(2017/1/1)

<20> 「人民網日本語版」2016年12月31日
北京、再び煙霧が襲来 2番目に深刻なオレンジ警報発令
30日、北京の大気が「中度汚染」となった。29日午後の発表によると、30日午前0時から来年1月1日午後12時まで、4段階のうち2番目に深刻なオレンジ大気汚染警報が発令されている。中国環境モニタリング総ステーション予報センターの予報士・王威氏によると、「今回の大気汚染は長引きそうで、29日夜から始まって、北京、天津、河北省、およびその周辺地域では来月6日まで続きそうだ」という。

<19>「人民網日本語版」2016年12月30日
春節旅行の目的「帰省」がトップ 北京市民の海外旅行平均支出額1万元超
新華網と同程旅遊はこのほど、「2017年春節旅行消費趨勢報告」を共同で発表した。報告では、間もなく到来する2017年春節(旧正月、2017年は1月28日)大型連休中の旅行消費をめぐる趨勢について分析と予測が行われた。連休中に旅行に出かける目的で最も多かったのは、「帰省」だった。「国内旅行をする」がこれに続き、旅行に出て新年を祝う割合は、50歳以上の中・高年層が他の年齢層に比べて高かった。統計データによると、2017年春節連休中に長距離旅行(国内長距離旅行と海外旅行を含む)に出る人のうち、「混雑を避け連休前に出発する」人は53.1%に達し、「連休後に出発」を選んだ人は13.9%、連休期間中に旅行に出る人の割合は33%にとどまった(いずれも出発日を基準とする)。旅客の居住地別に見ると、春節連休旅行に出る人の数が多い上位10都市は、上海、北京、深セン、広州、蘇州、杭州、南京、無錫、成都、天津だった。

<18> 「人民網日本語版」2016年12月30日
機動隊が厳冬の樹海で訓練 東北抗日連合軍の生活を体験 黒竜江省
黒竜江省嘉蔭県で29日、伊春辺防支隊が組織した嘉蔭県公安辺大隊機動隊の隊員たちが、「三九厳冬に樹海を横断し、東北抗日連合軍の生活を体験する」という内容の冬季訓練を行った。隊員たちは同日早朝に出発し、広々とした樹海の雪原に入り、東北抗日連合軍が当時行った行軍作戦を真似た生活や訓練を行った。

<17> 「人民網日本語版」2016年12月30日
人工授精で64歳高齢者が無事男児出産  吉林省
「64歳の高齢者が男の子の赤ちゃんを出産」というタイトルのニュースが出産した母親と赤ちゃんや母親と医療スタッフの記念写真とともに投稿され、ネット上で瞬く間に広まった。吉林大学第二病院は、このニュースは事実であると明らかにしている。この母親はたった一人のわが子を失ってしまったため、すでに閉経から10年経っていたが、人工授精によって妊娠したという。同病院産婦人科の任滕紅科長によると、この高齢者は現時点で中国国内の最高齢産婦になるという。

<16> 「人民網日本語版」2016年12月29日
「最も美しい」滬昆高速鉄道が全線開通 小籠包から過橋米線まで、グルメ満喫の旅が実現
北京時間28日午前10時、シルバーカラーの「子弾頭(高速列車)」が昆明南駅を出発した。約11時間で2252キロメートルを疾走し、中国全土の東西半分以上を貫いて上海に到着した。滬昆(上海-昆明)高速鉄道貴陽北-昆明南区間と雲桂(雲南-桂林)高速鉄道百式-昆明南区間の開通に伴い、上海-昆明、広州-昆明高速鉄道が全線開通した。これにより、雲南省は全国高速鉄道ネットワークに組み入れられ、中国「四縦四横」高速鉄道ネットワークが基本的に完成した。銭江晩報の報道によると、多くの人々が今回の滬昆高速鉄道の開通を、「上海の小籠包と雲南の過橋米線が握手した」と冗談まじりにコメントしている。路線に沿って、上海の生煎包(焼き饅頭)・蟹殻黄(蟹形パイ)から、長沙の臭豆腐・口味蝦(ザリガニ料理)や貴陽の腸旺麺(豚の肉・モツ・血がトッピングされたラーメン)・牛肉粉を経て、昆明の過橋米線(米でできた麺料理)・香烤餌塊(野菜餡を生地で包んだものを焼いた料理)にいたるまで、「グルメ好き」にとってはたまらない名物料理の数々が堪能できる。

<15> 「人民網日本語版」2016年12月29日
安倍首相の真珠湾訪問 外交部「ショーより反省を」
日本の安倍晋三首相がこのほど米国・ハワイの真珠湾を訪問したことについて、外交部(外務省)の華春瑩報道官は28日に行われた定例記者会見で、「アジアの被害国にとって、何度も巧妙なパフォーマンスを行うより、1回の深い誠実な反省をする方が未来にとって有益だ」と述べた。【華春瑩報道官】私が特に指摘したいのは、日本が当時、中国をはじめとするアジアの隣国に対して発動したのは侵略戦争だということだ。加害者と被害者との間の和解は、必ず加害者側の誠実で深い反省を基礎として構築されなければならず、こうした和解こそが真実で信頼できるものであり、長らく確かなものであり続けることができる。

<14> 「人民網日本語版」2016年12月29日
北京の平均所得が全国トップ 税引き前月収約1万元
就職サイト・智聯招聘がこのほど発表した2016年冬季の北京における雇用側の需要とホワイトカラーの供給に関する報告によると、北京地域の16年冬季の就職シーズンに、企業の提示した平均月収は税引き前で9835元(1元は約16.8円)に達し、全国の主要34都市の中でトップだった。また税引き前月収が8千元以上になるポストが全体の46.2%を占めた。具体的にみると、専門的サービス・コンサルティング(会計、法律、人的資源などに関する)の平均月収が最高で1万4607元、次が賃貸サービスで1万2976元、3番目は多元的経営で1万2400元だった。専門的サービス・コンサルティング(会計、法律、人的資源などに関する)はその専門性の高さから、産業全体の中で高所得水準を維持した。

<13>「人民網日本語版」2016年12月28日
30年の下準備を経て初の「中国医薬法」誕生
業界内で熱望されていた「国家法」が、 30年間の下準備を経てついに産声を上げた。第12期全国人民代表大会常務委員会第25回会議での審議・通過を経て、伝統中国医薬の振興を目的として制定された初の国家法「中華人民共和国中国医薬法」が25日に誕生した。同法の誕生により、中国医薬の継承と普及および中国医薬事業の発展促進に強力な法的支援が得られることとなった。国家中国医薬管理局局長を務める国家衛生・計画出産委員会の王国強・副委員長は、全国人民代表大会常務委員会弁公室による記者会見において、「『中国医薬法』は、全面的かつ系統立てて中国医薬の特色を現した中国初の総合的な法律であり、中国医薬発展に関する党・国家の方針・政策を法律という形で具現化したものである。中国医薬に対する国民の期待やニーズが法律という形で示されたことは、漢方医薬業の発展にとって一里塚的な意味を持っている」とコメントした。

<12> 「人民網日本語版」2016年12月27日
万科集団の王石会長「中国製造業は日本の経験に学ぶべき」
中国の不動産大手・万科集団の王石会長は、22日に開催された「中国企業の国際的指導力」をテーマにした中国国際商会2016年歳末イベントで、スピーチを行い、「現在、ドイツが推進するプロジェクト・インダストリー4.0が話題で、ほとんどがドイツを目標にしている。しかし、私と福耀玻璃工業集団の曹徳旺・会長は、中国が学ぶべきなのは、日本の工業・製造のスタイルだと考えている。品質やコスト抑制の面で、トヨタを代表とした日本の製造業は、人の力を最大限発揮させることを重視し、これが中国の製造業が学ぶべき方向性ではないか」との見方を述べた。さらに、王会長は、「当社は、日本の同業者を基準系にしている」と、日本の製造業を手放しで称賛し、「近年、当社は学習・研修のために、▽建築エンジニア1000人▽企業管理スタッフ1000人▽サービススタッフ1000人—を日本に派遣する計画を実施している。

<11> 「人民網日本語版」2016年12月27日
国家4A級以上の観光地、2020年までに無料WiFiを導入
「十三五(第13次五カ年計画:2016-2020年)観光業発展計画(以下、『計画』と略)」には、中国は、観光情報網インフラ建設を積極的に推し進め、空港・駅・埠頭・ホテル・観光地・農村観光地などの重点観光地域における無線ネットワークの構築を加速させる方針がはっきりと打ち出されている。「十三五」期間の末までに、無料WiFi、スマート観光ガイド、電子解説、オンライン予約、情報発信・伝達などの各種サービスが、国家4A級以上の全観光地をカバーする見込みだ。「計画」では、「十三五」期間中、観光業における科学技術革新を大々的に推進し、観光発展のための科学技術エンジンを構築する。観光客・企業向け公共サービス・プラットフォームを確立し、観光公共情報の公開・問い合わせプラットフォーム、観光産業運営管理監督プラットフォーム、観光地入場券予約・混雑警報プラットフォーム、観光ビッグデータ収集プラットフォームを完備する。

<10> 「人民網日本語版」2016年12月26日
北京で初のリニアモーターカーが公開、最大輸送能力1302人
北京で初めてとなるリニアモーターカーS1線の新車両が同市門頭溝区石門営で25日、メディア向けに公開された。真新しいリニア車両の外観は赤とシルバーをメインとした色使いで、車内の座席は現在同市で運行している地下鉄同様向かい合うロングシートタイプだが、その座席の長さは地下鉄車両よりも長めにデザインされている。北京晨報が伝えた。
データによると、同車両の1車両あたりのロングシートは27座席と33座席の2タイプがあり、1編成で合計186座席となり、1編成あたりの最大輸送能力は1302人となる。

<9> 「人民網日本語版」2016年12月24日
北京市がオンライン配車サービスの運転手の試験大綱発表
オンライン配車サービスの運転手試験の受験申し込みをする運転手たち
北京市がオンライン配車サービスに関する新しい政策を公布したことを受けて、このほど同市交通委員会運輸管理局は北京市オンライン配車サービス運転手試験管理規定と試験大綱を発表した。同試験は全国公共科目試験と北京エリア科目試験から構成されており、その試験内容はオンライン配車サービス新政策、タクシー乗車に関する26フレーズの英語ヒヤリングテストと路上実技などが含まれている。タクシー運転手の場合は、資格試験として北京エリア科目試験のみ受験することが可能で、合格点は60点。受験料は無料で、何度でも受験することができる。北京青年報が伝えた。

<8> 「人民網日本語版」2016年12月23日
子供1人の家庭、半数以上が「2人目望まない」 全国婦連
中華全国婦女連合会(全国婦連)は22日、「二人っ子政策の全面実施が家庭教育に及ぼす影響」に関する調査報告を発表した。同報告には、全国10省・直轄市の21市・区に住む1万人以上の子供(0-15歳)の両親を対象とした調査を通じ、2人目の子供を持ちたいという願望の有無が反映されている。報告によると、子供が1人いる家庭のうち、「2人目の子供を持ちたいとは思わない」と答えた人の割合は53.3%に上った。経済的に発達している省や都市エリアに住み、学歴が高い回答者では、この割合は60%を上回った。2人目の出産・育児は、いかに仕事と家庭のバランスを取るべきかという難問を女性に突きつけている。

<7> 「人民網日本語版」2016年12月23日
世界駐在員生活費ランキング発表 東京が4年ぶりの首位
英国の国際人材調査会社「ECAインターナショナル」の発表によると、円高の影響で、日本の東京が「世界駐在員生活費ランキング」でトップになったという。英国のEU脱退による英ポンド安の影響を受け、ロンドンは同ランキングで初めて100位を下回る結果となった。米アイビータイムズ(The International Business Times)紙によると、今年、東京は同ランキングにおいて、昨年の第12位から一気に順位を上げ、2012年以来4年ぶりの首位となった。また、横浜、名古屋、大阪もトップ10入りを果たしている。第2位から第4位はそれぞれ、アンゴラの首都・ルアンダ、スイス・チューリッヒ、ジュネーブが続いた。北京、上海、香港地区の順位は去年より下がり、それぞれ第15位、第13位、第11位となった。

<6> 「人民網日本語版」2016年12月22日
中国、今年1年で1000万人以上の貧困人口削減達成の見込み
2016年全国扶貧開発活動会議において、2016年は中央扶貧開発活動会議で掲げた目標の全体にわたる徹底的な実行を経て、貧困者支援の戦いに勝利した最初の年となったことを明らかにした。そして貧困者支援の活動はその広さ、深さ、正確性において新たなレベルに達したとした。貧困脱却の戦いにおける初戦勝利を収めたことで幸先の良いスタートを切り、農村貧困人口の削減はその年間目標を上回る1000万人以上を達成できる見込みだ。国務院扶貧弁公室の劉永富室長によると「2016年、貧困者支援にはいまだかつてないほど力を注いだ取り組みが行われ、中央・省レベルの財政特別プロジェクトによる貧困者支援資金は初めて1000億元(約1兆7千億円)を突破した。ま

<5> 「人民網日本語版」2016年12月22日
中国のイメージの歴史的な変化
「環球時報」の環球世論調査センターが17日に発表した大型世論調査によると、中国のイメージは歴史的な変化を見せてきており、より友好的で自信に満ちたものとなっているという。今年、アンケートに回答した多くの外国人が、中国の国際社会におけるイメージは多様化していると考えている。これは、同調査センターが行った4回目の関連調査による結果となる。今回の調査は16ヶ国、18歳以上の1万6千人を対象に行われた。中国のイメージに関して、多くの回答者が「勤勉で節約家」というイメージを持っていた。また、多くの回答者が、この先10年間、中国の影響力は東アジアにおいて高まり続けるとした。中国とその他の国の外交関係に関して、パキスタン人、カザフスタン人、ロシア人は中国との関係を認めており、なかでもパキスタン人の、中国とパキスタンの友好関係に関する認知度は4.39ポイントに達し、今回の調査で最高値となった。国際社会に関する認知度について、認知度が最高だったのは、G20杭州サミットと「一帯一路」(the belt and road)の提唱だった。

<4> 「人民網日本語版」2016年12月22日
サービス業の需要が増え、ブルーカラーの給与がホワイトカラー上回る 中国
年の瀬を迎え、今年も所得ランキングをまとめる時期がやって来た。どの業界が今年、好調だったのだろう?従業員から「いい会社」と思われているのはどんな会社なのだろう?最近、ネット関連の企業が相次いで人材募集に関する報告を発表し、上記の質問に答えるヒントを与えてくれるだけでなく、その背後にある人材の争奪戦や一儲けを狙う企業間の競争の姿が見えてくる。58集団人的資源事業群(HRG)は20日、「第一回卓越した雇用者盛典」を開催し、「2016-17年度ブルーカラー募集市場白書」を発表した。58集団の統計によると、一線都市において、給与が最高だったのは依然としてソフト開発・プログラミング業界。北京、上海、深センの金融、銀行、証券業が最も発達しており、平均給与は約7000元(約11万9000円)。

<3>  「人民網日本語版」2016年12月20日
中国、半数以上の省が「一面煙霧」状態に
17省(自治区・直轄市)の71都市が、重度レベル以上の大気汚染に見舞われ、河北省石家庄では、1立方メートルあたりのPM2.5濃度が1千マイクログラムを超過した。現在、今年に入り範囲が最も広く、持続時間が最も長く、汚染レベルが最も強い「煙霧」天気が中国を苦しめている。環境保護部(省)は19日夜に通達を出し、煙霧拡散による不利な気象条件の影響を受け、重汚染天気が今後数日間続き、汚染レベルはさらに深刻化する見込みであることを明らかにした。今月16日以降、煙霧拡散による不利な天気が続き、中国国内の広範囲にわたり、重度の大気汚染現象が続いている。

<2> 「人民網日本語版」2016年12月19日
11月、一線・二線都市の不動産価格は明らかな落ち着き見せる 統計局
国家統計局はこのほど、70の大・中都市の住宅売り上げ価格のデータを発表した。データによると、2016年11月、70の大・中都市において、新築物件・中古物件の価格が上昇した都市は前月比で減少し、同価格が下落した都市は前月比で増加した。しかし、11月後半、15の一線都市や人気の高い二線都市の不動産市場はすぐにクールダウンし、不動産価格の変動は明らかに落ち着きを見せた。今年11月、70の大・中都市において、新築物件・中古物件の価格が上昇した都市は前月比でそれぞれ7都市、8都市減少した。また、新築物件・中古物件の価格が下落した都市は前月比でそれぞれ4都市、7都市増加した。

<1> 人民網日本語版 2016年12月19日
南京大虐殺ドキュメンタリーが日本で上映
日本銘心会の松岡環さんが制作した南京大虐殺ドキュメンタリー『太平門 消えた1300人』が18日に奈良で上映された。日本各地から300人余りが集まり、歴史の授業を受けた。『太平門 消えた1300人』は松岡さんが南京大虐殺の中日双方の証言を集める際の苦労に満ちた過程を記録している。少なからぬ中国侵略日本軍の兵士は最初にカメラに向かう際に、詭弁を弄し、「虐殺は見なかった」「中国は虐殺の規模を誇張している」といった常用の「セリフ」を述べている。松岡さんのたゆまぬ努力の下、中国侵略日本軍数人は最後にはカメラに向かって南京・太平門での虐殺の詳細を認めた。日本軍は捉えた中国人に地雷を埋めた道を歩ませ、爆死させた。一部の日本兵は城壁から中国人にガソリンをかけて焼死させた。日本軍は刀で無辜の市民を刺殺した……ドキュメンタリーは75分で、加害者と生存者双方の証言により南京大虐殺の史実の証拠となっている。