侵華日軍南京大虐殺遇難同胞記念館 張建軍館長の年賀状(2017/1/1)

侵華日軍南京大虐殺遇難同胞記念館 張建軍氏の年賀状
侵華日軍南京大虐殺遇難同胞記念館 張建軍氏の年賀状

謹賀新年

時の流れと共に2016年は過ぎてしまいました。歴史の真実、そして中日両国の
平和のために、先生方が今までのご努力とご貢献に心より感謝しております。
2017年は盧溝橋事件、南京大虐殺事件が発生してから80年目となっており、同
時に中日国交正常化45周年の節目でもあります。新たな年には、南京大虐殺死難
者国家追悼式の準備、そして展示内容のグレードアップなど二つの大きな仕事が
待っています。記念館の責務を果たし、歴史と平和を守るために、今後とも先生
方のご支持と協力を願っております。
この時、私のテーブルに冬の日差しが注がれ、蝋梅の匂いが窓から嗅がれて香
ばしいが部屋中に充満しています。静かで平和の時間です。この平和を大事にし
て歴史の真実を伝え、中日両国の皆様が末永く平和の楽しさを味わうことができ
るよう願っております。
最後では、新春のお喜びを申し上げます。

侵華日軍南京大虐殺遇難同胞記念館
館長 張建軍

2017年1月1日


2017年元旦

侵華日軍南京大虐殺遇難同胞記念館
館長 張建軍先生

敬愛する張建軍先生
謹んで新春のお慶びを申し上げます。
昨年12月に南京を訪れた時には、国家公祭への参加、記念館本館の見学、利済巷慰安所旧址陳列館の見学の手配をして戴きましてありがとうございました。例年よりも時間をかけて見学することができました。展示スペースが拡大し、展示資料が充実していることを知ることができました。幸存者が少なくなるなかで、張先生が資料の収集・保存に力を入れていることが理解できました。
残念ながら、張先生とお目にかかることができませんでしたが、次回訪問の時にはお会いできればと思っています。
今年は、盧溝橋事件、南京大虐殺から80年になります。また、日中国交正常化45周年の節目の年です。私たちも、歴史を正しく若い人に伝えるために今まで以上に努力し、12月には南京に代表団を派遣したいと思っています。張先生もいろいろと計画をお持ちと思います。張先生にとって、今年も充実した年となりますよう、祈念しています。

日中友好の思いを込めて
日中労働者交流協会
副会長 伊藤彰信