日中労働情報フォーラム第7回総会を終えてー伊藤彰信(6/10)

会員の皆さん、伊藤です。5月25日に開かれた日中労働情報フォーラム第7回総
会で代表に再選されました。引き続き、よろしくお願いします。

総会で報告する伊藤彰信代表

総会の第一部で私が特別講演「日中労働者交流と中国の労働事情」の話をしました。昨年8月、北京で「日中友好労働者シンポジウム」を開催して、連合とは異なる日本の労働運動、地域ユニオンの取り組みなどを紹介することができました。また、日中労働者の友好交流の歴史を紹介し、侵略戦争の反省の上に立った、和解、友好をどう築くのか。世界の労働運動の共通の課題である、貧困と格差、AIなどの技術革新と雇用の課題にどう労働者が連帯して取り組みのか課題提起ができました。
この5年間、中国と交流してきて、党と国家の政策と総工会の取り組みが立体
的に見えるようになりました。より現場に入り込む労働組合改革の意味も理解で
きるようになりました。さらに、中国の脱冷戦を展望したパートナーシップ戦略
と中国敵視政策による日米同盟の軍事的な戦略も見えてきました。
中国を理解することで、日本が見えてきます。日中共同宣言、日中平和友好条
約の原点に立ち返りながら、グローバル時代の日中労働者の友好交流が必要であ
るという話です。

第二部の総会では、このように中国との関係をつくり上げてきた日中労交、日
中労働情報フォーラムを中国と友好交流を継続的に担える組織にするためにはど
うするか議論しました。
労働組合との関係を強めていくことにし、団体会員の加入を認める会則の改正
を行い、B案が採択されました。日中交流助成基金については、会員(個人、団
体)からの申請とすることにし、会員が責任をもって若い人を中国に派遣するよ
うにしました。
訪中の訪問先として、侵略遺跡だけではなく、地域性・業種性労働組合連合会
や労働就業社会保障公共サービス組織の活動や一帯一路を担う労働現場など加え
ていく、また、一帯一路の民間組織ネットワークへの参加を検討することが議論
されました。

司会を務めた藤村妙子新事務局長

役員改選では、前川事務局長が退任して運営委員となり、新しい事務局長に藤村妙子(東京の満蒙開拓団を知る会共同代表・南部全労協事務局長)さんが選出されました。運営委員の変更は、諸見力(全港湾)さんが退任し、新しい運営委員に佐々木史郎(全統一労働組合書記長)さん、広岡法浄(ユニオンみえ書記長)さん、小林勝彦(全港湾大阪支部書記長)さんの3名が選出されました。

総会後の懇親会では岐阜から参加した甄凱さんが「日本に実習生を送り出す国
の送り出し機関を規制する方策を考えてほしい」と熱心に語り、日中労働情報フォーラムがどのような役割を果たせるのか、課題を突き付けられた形です。