中国の委託工場の過酷な労働条件問題で注目を浴びたユニクロですが、同問題を調査している香港のSACOMがレポートの第二弾を発表しています。情報の提供のみでごめんなさい。
ユニクロを経営するファーストリテイリングは、CSRを8月に発表しました。
そのなかで生産工場における問題点をいくつか指摘しています。
◎ファーストリテイリングCSRレポート2015
Challenge 1 生産 責任ある調達と正しいプロセスで「世界最高水準の服づくり」を実現
これに対して、SACOMは2工場を含む4工場に対して独自調査を行い、以下の7点について労働者の権利が侵害されていると指摘するレポートを今年11月末に発表しました。
SACOMが指摘した点は以下の通りです。
1. 危険な労働安全環境と就業前トレーニングの未実施
2. 長時間労働
3. 不当な給与計算および違法な時間外手当
4. 法定住居積立金および社会保険料の未納
5. 本当の労働者代表の不在
6. 不当な管理方法
7. CSRプロセスにおけるごまかし
SACOMのレポートの概要は下記サイトにあります。
レポート全文もダウンロードできます。 ◇ 英語 ◇ 中国語
フェアな環境で作られた衣服をもとめる国際的なネットワークのClean Clothes Campaignもユニクロ問題の取り組みを継続しています。
◎ UNIQLO under fire for factory closure after worker uprising
日本のメディアではJapanTimseが共同通信の記事を報じています。
◎ China labor groups chide Uniqlo over continued worker abuses, pollution