「ジョン・ラーベ」上映 大阪・東京とも大成功

―若い世代に歴史を知り、未来を見つめる目を養ってもらう努力を続けよう―

日中労働情報フォーラムが今年度の活動のひとつとして取り組んできた、南京事件を扱った独仏中合作映画「ジョン・ラーベ」の上映会が、大阪では7月18日(土)夜、東京では20日(月)午後に行われました。
大阪では200人の会場に270人が来場しました。東京では800人の会場に1200人が来場し、第二会場を設けましたがそこもあふれ、200人弱の方にはお帰り願った状況です。このように、戦後70年の安倍談話に対抗する企画としてつくってきたジョン・ラーベの上映運動は、大阪、東京とも大成功でした。
このように多くの来場者があった理由は、自民党の言論弾圧、報道統制、さらには「安保法制」の強行採決に対して、「もっと知ろう」、「何かしよう」という大衆の意識の高まりがあると思います。タイミングとしては非常に良い時期に上映会を設定したことになります。この大衆の動きを「安保法制」廃案、安倍打倒のうねりにつなげていきましょう。そして、上映運動のひとつの目的でもあった、若い世代に歴史事実を正しく知ってもらい、未来を見つめる目を養ってもらうことにさらに努力しましょう。
この上映会に際して、日中労働情報フォーラムは、写真入り、カラー印刷の「日中不再戦・反覇権の誓い」のチラシをつくり、配布しました。東京では約400枚、また「入会のお誘い」は約100枚ほどはけました。「誓い」にあるように、市川誠初代日中労交会長の「日本軍国主義の中国侵略戦争を労働者人民の闘争によって阻止しえなかったことを深く反省し」という言葉が、今、私たちに痛いほど重くのしかかってきます。
(伊藤彰信 日中労働情報フォーラム代表)   2015/7/22

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永田浩三氏(武蔵大学教授)が映画の解説をした
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炎天下に当日券を求めて会館前に並ぶ観客

<写真提供:レイバーネット日本 笠原真弓さん)

*上海東方衛星テレビでニュース報道
7月21日「看看ニュース」 約3分間(42分10秒~45分20秒)