「人民網日本語版」2023年1月後半 抜粋(2023/02/01)

<20> 「人民網日本語版」2023年01月31日
韓国が日本を抜き中国4位の貿易相手国に 中日貿易なぜ保守的?
中国の税関総署がこのほど発表した2022年の中国輸出入データによると、2022年通年で、中国・韓国間の貿易額は前年比0.1%増の3622億ドル(1ドルは約130.4円)に達した一方で、中国・日本間の貿易額は同3.7%減の3574億ドルとなった。これにより韓国は日本を抜き、中国の5番目の貿易パートナーから1つ順位を上げて4番目のパートナーになった。日本は5番目に順位を下げた。上海国際問題研究院の陳友駿教授は中日貿易と中韓貿易のそれぞれの消長について、「実は全体として言えることは、昨年の中日貿易が韓国に追い抜かれた主な原因は、ここ数年の中韓貿易の猛烈な勢いにあるということだ。2021年通年の中国の輸出入データを見ると、同年の中日貿易総額は3714億ドルで2020年に比べて17.1%増加したのに対し、中韓貿易総額は3624億ドルで20年に比べ成長率がさらに大きく26.9%に達した。データからわかるのは、昨年の中韓貿易はそれまでの高い水準を維持したことだ」と説明した。

<19> 「人民網日本語版」2023年01月30日
2025年の製造業におけるロボット密度が倍増へ
工業・情報化部(省)、教育部、公安部などの17当局はこのほど「『ロボット+』応用行動実施案」を通達した。その中で、「2025年に製造業におけるロボット密度を20年の倍に上げ、サービスロボットと特殊ロボットの業界応用の深さと広さを大きく向上させ、ロボットにより経済・社会の質の高い発展を促進する能力を大幅に高める。また、10の応用重点分野に焦点を当て、100以上のロボットの革新的な応用技術及びソリューションのブレイクスルーを達成し、200以上の技術水準が高く、イノベーション応用モデルと顕著な応用効果を持つロボットの典型的な応用シーンを革新し、複数の『ロボット+』応用の代表的な企業を創出し、複数の応用体験センターと実証実験センターを建設する」と打ち出した。

<18> 「人民網日本語版」2023年01月29日
出稼ぎ先に戻る人は無料で乗車可 貴州省発の特別高速列車が初運行
貴州省北部の出稼ぎ労働者550人余りを乗せた高速列車G1339号が1月27日、貴州省の遵義南駅を出発し、浙江省の杭州市に向かった。これは同省が今年の春節(旧正月、2023年は1月22日)明けに初めて運行した出稼ぎ労働者向けの特別高速列車で、運賃は全て同省の人的資源・社会保障当局が負担し、出稼ぎ労働者は無料で乗車することができる。

<17> 「人民網日本語版」2023年01月28日
広西とベトナム国境エリアが春節旅行の大人気スポットに
今年の春節(旧正月、2023年は1月22日)は、中国が新型コロナ感染症対策の新たな段階に入ってから初めて迎える春節となり、中国各地の観光市場は回復を加速させた。広西壮(チワン)族自治区とベトナムの国境地帯の特色溢れる景勝地にも、多くの人々が訪れていた。なかでも、中国とベトナムの国境に位置する広西壮族自治区崇左市大新県内の徳天跨国瀑布景勝地には、連日観光客が押し寄せ、展望台から迫力満点の滝を眺めたり、滝や水田を眺めながらコーヒーを味わったりしているほか、中国・ベトナム風情街カーニバルや中国・ベトナム国境街年越しグルメイベント、民俗関連の展示やパフォーマンスといったイベントも人気を集めている。中国側の徳天瀑布と隣り合っているベトナム側のバンゾック滝は、アジアで最大規模、世界でも4番目の規模を誇る国をまたがった滝となっている。

<16> 「人民網日本語版」2023年01月27日
2022年の中国造船竣工量、世界の47.3%占める
中国の工業・情報化部(省)によると、2022年に中国で完成した船の載貨重量トン数(DWT)は世界の47.3%を占めた。新造船受注量は同55.2%、手持ち工事量は同49.0%をそれぞれ占めた。また標準貨物船換算トン数(CGT)で計算すると、造船竣工量は43.5%、新造船受注量は49.8%、手持ち工事量は42.8%を占めた。いずれの指標も国際市場で1位のシェアを保っている。人民日報が伝えた。22年に中国の造船会社で造船竣工量、新造船受注量、手持ち工事量が世界の上位10位に入ったところが6社あった。

<15)「人民網日本語版」2023年01月25日
2022年 中国貧困脱却者の平均純収入が14.3%増加
中国国家農村振興局によると、各方面の共同の努力により、2022年には貧困脱却の難関攻略の成果がさらに突き固められ拡大発展し、大規模な再貧困化が発生しないという最低ラインがしっかりと守られ、全国の貧困を脱却した人の平均純収入が前年比14.3%増の1万4342元(1元は約19.2円)に達し、貧困脱却の基礎がさらに安定して強固なものになった。雇用・産業による貧困者措置がさらに効果を上げ、貧困脱却者の収入が急速に増加した。22年の貧困を脱却した県の農民の平均可処分所得および貧困脱却者の平均純収入の増加率は、全国の農民の平均レベルを上回った。

<14>  「人民網日本語版」2023年01月25日
中国の新エネ車は生産・販売ともに8年連続世界一
中国自動車工業協会がまとめた最新の統計によると、2022年にも引き続いて中国の新エネルギー自動車は爆発的な成長を遂げ、生産台数は前年比96.9%増の705万8千台、販売台数は同93.4%増の688万7千台に達し、どちらも8年連続で世界一になった。中国の新エネ車世界規模は世界トップクラスだ。22年通年の販売台数は688万7千台で、市場シェアは前年比12.1ポイント(p)上昇の25.6%になった。そのうちバッテリー電気自動車(BEV)は同81.6%増の536万5千台、プラグインハイブリット車(PHV・PHEV)は前年の2.5倍に当たる151万8千台だった。

<13> 「人民網日本語版」2023年01月20日
中国における新型コロナ発熱外来・救急・重症患者はすでにピークアウト
中国国務院が1月19日に開いた共同対策メカニズムの記者会見で、国家衛生健康委員会医療応急(緊急対応)司の郭燕紅司長は、「中国全土において、発熱外来の受診者数は昨年12月23日にピークに達し、1月17日にピーク時と比べて94%減少した。中国全土の救急受診数数は1月2日にピークに達し、17日にピーク時と比べて44%減少した。中国全土の入院中の重症患者数は1月5日にピーク値に達し、1月17日にピーク時と比べて44.3%減少した」と明らかにした。

<12> 「人民網日本語版」2023年01月20日
中国、2023年に宇宙船を70回打ち上げ予定
2023年も中国の宇宙活動は引き続き活発に進められる。通年で70回近い打ち上げを行い、過去最高を更新する見込みだ。「北京日報」が伝えた。23年に有人宇宙ステーションプロジェクトは応用・発展の段階に入り、宇宙ステーションの運営は常態化運営モデルに切り替わる。年内に宇宙貨物船1回と有人宇宙船2回の打ち上げミッションを実行し、帰還ミッションを2回行う。月探査プロジェクト第4期プロジェクトと惑星探査プロジェクトを全面的に推進し、「嫦娥7号」と「天問2号」のタイプの宇宙船の開発を進める。衛星「中星26号」を打ち上げ、ユーザーに高速大容量のブロードバンド通信サービスを提供する。衛星「中星6E」を打ち上げ、通信放送サービスを提供する。

<11> 「人民網日本語版」2023年01月19日
中国で最も人手不足の100職種が発表! ランキングトップ10とは?
中国の人的資源・社会保障部(省)は18日、2022年第4四半期(10-12月)に最も人手不足だった100職種ランキングを発表した。ランキングの1-10位には、販売員、自動車製造ラインオペレーター、宅配便配達員、飲食店のホールスタッフ、商品の販売員、家事代行サービススタッフ、清掃員、警備員、梱包作業員、旋盤工が並んだ。同年第3四半期(7-9月)と比べると、製造業は人手不足の状態が続いていた。自動車業界関連の職種の人手不足が突出しており、「自動車部品再製造作業員」、「産業用ロボットシステムオペレーター」、「自動車工学技術者」などの職種が新たにランク入りし、「自動車製造ラインオペレーター」は上位10位に入った。

<10> 「人民網日本語版」2023年01月19日
PCR検査場が春節用品を売る屋台に大変身 江蘇省

春節(旧正月、2023年は1月22日)を控え、江蘇省蘇州市姑蘇区南門商業圏の春節用品を販売するイベントの主催者は今月16日、管轄内ですでに使われなくなっていたPCR検査スポットの建物を屋台にリニューアルした。これらの屋台は企業や事業者に無料で提供され、春節用品の販売が行われている。

<9> 「人民網日本語版」2023年01月18日
中国の自動車輸出台数311万台に ドイツを抜き世界2位
中国自動車工業協会がこのほど発表したデータによると、2022年には中国の自動車輸出台数が前年比54.4%増の311万台に達し、中国はドイツを抜いて世界2位の自動車輸出大国になった。アナリストは、「中国の自動車輸出台数はトップの日本に迫りつつあり、今後数年で世界最大の自動車輸出国になる可能性がある」との見方を示す。同データによれば、22年の中国自動車総生産台数は同3.4%増の2700万台に上り、そのうち11.5%を占める約311万台が輸出された。電気自動車は中国の自動車輸出を支える重要な柱の一つとなり、22年の出荷台数は同120%増の67万9千台に達した。中信証券はさきに発表した研究報告の中で、「2030年に、中国の自動車輸出台数は550万台に達し、そのうち250万台が電気自動車になる」と予測した。

<8> 「人民網日本語版」2023年01月18日
中国、世界トップ水準のエネルギー・エレクトロニクス企業を育成へ
工業・情報化部(省)サイトで17日に公開された「工業・情報化部など6当局がエネルギー・エレクトロニクス産業の発展推進に関する指導意見」によると、2025年までに産業の技術イノベーションでブレイクスルーを達成し、産業基礎の先端化及び産業チェーンの近代化水準を大幅に高め、産業のエコシステムをほぼ完成させる。先端製品の供給能力を大幅に上げ、技術の融合応用を加速的に推進する。エネルギー・エレクトロニクス産業は新エネの大規模応用を効果的に支え、エネルギー革命を推進する重要な力にするという。中国新聞網が伝えた。

<7> 「人民網日本語版」2023年01月18日
新疆が人民網を通して今年の取り組みを自治区民から公募
国民を中心とするという発展の思想を行動で示し、各民族の人々が関心を寄せている際立つ民生問題を確実に解決し、民生の継続的改善を促進すべく、新疆維吾爾(ウイグル)自治区党委員会と政府は今年、さまざまな取り組みを展開する計画だ。それに先立ち、今月14日から30日にかけて、「人民網」の「領導留言板(指導者への伝言板)」に、取り組んでほしいことに関する意見を自治区民が寄せることができるプラットフォームを開設して、自治区全域の人々や社会各界を対象に意見を公募しており、すでに各民族の人々からたくさんの意見が寄せられている。新疆維吾爾自治区は長年、財政収入の70%以上を民生の分野に投入し続け、民生を全力で保障し、改善してきた。2022年は新型コロナウイルス感染拡大といった予想を超える逆風を克服し、経済と社会の安定した成長を全力で促進するほか、民生関連の取り組みを強化し、各民族の人々を悩ませている切実な問題を最大限解決し、民生の継続的な改善を促進した。

<6> 「人民網日本語版」2023年01月17日
集約発展期にさしかかる中国の都市群 12大都市群に人口9億人超
中国発展研究基金会が16日に北京で発表した報告書「新インフラ建設・都市群の質の高い発展」によると、中国の都市群は今や集約発展期にさしかかっている。現在、中国の12大都市群エリアは中国総人口の65%に当たる9億人を超える人口を擁し、現行価格表示の国内総生産(名目GDP)は全国の4分の3に達するという。同報告書は、「都市群はこれから中所得層を吸収する主要な媒介物であり、地域経済の発展を牽引し、共同富裕に向かう協調発展をリードすることができる」と指摘した。

<5>「人民網日本語版」2023年01月17日1
複数の新エネ車が冬季テストを実施 優位性が明らかな国産ブランド
中国の新エネ車保有台数の持続的な増加に伴い、新エネ車の冬季の性能が消費者から注目されている。このほど複数の新エネ車が内蒙古(内モンゴル)自治区の牙克石と根河で冬季テストを行った。今回の新エネ車冬季テストは34ブランド・60数車種が含まれ、中国の国産車が80%を占めた。今回のテストは-15℃の航続距離や充電などの基礎テストのほか、雪道での運転支援、-30℃の凍結チャレンジ、雪道登坂などを行った。テスト結果によると、全車種の低温環境における平均航続距離は48.47%だった。国産新エネ車の平均は合弁ブランドを3.36ポイント上回り、明らかな優位性を示した。また冬季・低温の充電効率の面では、国産新エネ車の充電時間と充電出力は低温の影響をほぼ受けなかった。

<4> 「人民網日本語版」2023年01月17日
2022年度中国の卒業生はどこに就職したか?
新しい年が始まったことにともない、、2022年度「秋の就職シーズン」が幕を閉じた。22年度の大学卒業生は1076万人に達し、その就職状況が広く社会一般の関心を集めている。では、卒業生達はどこに就職したのだろうか。清華大学がまとめた22年度卒業生の就職の質報告によると、22年10月31日時点で、卒業生の進路決定率は98.0%だった。詳しいデータを見ると、22年度卒業生は8003人、そのうち学部生が3197人(39.9%)、修士が2657人(33.2%)、博士が2149人(26.9%)。中国国内での進学を選択した人は28.3%、海外での進学を選択した人は7.1%、内定をもらった人は52.5%、フレキシブルワーカーを選んだ人は10.1%だった。

<3> 「人民網日本語版」2023年01月17日
<速報>中国の2022年GDPは121兆207億元 前年比3.0%増
中国国家統計局が17日に発表したデータによると、2022年の国内総生産(GDP、速報値)は121兆207億元(1元は約19.1円)で、不変価格に基づく計算では前年比で3.0%増だった。産業別では、第一次産業の生産額は前年比で4.1%増の8兆8345億元、第二次産業の生産額は同3.8%増の48兆3164億元、第三次産業の生産額は同2.3%増の63兆8698億元だった。四半期別では、第1四半期は前年同期比で4.8%増、第2四半期は同0.4%増、第3四半期は同3.9%増、第4四半期は同2.9%増。前期比で見ると、第4四半期のGDPは第3四半期と横ばいだった。

<2>「人民網日本語版」2023年01月16日
「中欧班列(武漢)」の貨物輸送力がさらに10%増
中国鉄路武漢局集団有限公司が15日に明らかにしたところによると、2023年に入ってから、国際定期貨物列車「中欧班列(武漢)」は列車1本あたりの車両数が50両から55両に増え、貨物輸送力も従来に比べて10%増加した。運行本数が昨年と変わらなくても、輸送力は列車53.9本分増えることになるという。1月15日午後0時19分、電子製品や衣類・靴類・帽子類、日用品などの貨物を満載した55両編成の「中欧班列(武漢)」が、同社の漢西車両基地の呉家山駅を安全に出発し、漢丹線(漢口-丹江)と京広線(北京-広州)を経由して欧州に向かい、満洲里通関地から出国した。

<1> 「人民網日本語版」2023年01月16日
広深港高速鉄道が全線で運行再開
15日早朝7時3分、高速鉄道G5624号が香港西九竜駅から深セン北駅に向かってゆっくりと出発した。新型コロナウイルス感染拡大の影響で、約3年中断していた広深港高速鉄道(広東省広州市から深セン市を経由して香港特別行政区の西九龍駅に至る高速鉄道)の運行が全線で再開したことを意味している。