「人民網日本語版」2023年1月前半 抜粋(2023/01/16)

<20> 「人民網日本語版」2023年01月13日
中国の自動車生産・販売は14年連続で世界一
中国自動車工業協会の陳士華副事務局長は12日に行なわれた月例記者会見で、「中国の自動車生産・販売台数は14年連続で世界一になった」と述べた。2022年、中国の自動車生産台数は前年比3.4%増の2702万1千台、販売台数は同2.1%増の2686万4千台に達した。業界と企業の共同努力により、中国の自動車市場は逆風の中でも全体として回復好転し、プラス成長を達成し、力強い発展の強靱性を示した。

<19> 「人民網日本語版」2023年01月11日
中国西部地域で1基目の「華竜1号」が電力網接続
深センに本社を置く中国広核集団有限公司(中広核)は10日、「中国西部地域で1基目の原子炉「華竜1号」である中広核広西防城港原発3号機が同日午後8時29分に電力網接続に成功した。これは同原子炉が発電能力を備え、商業運営に向けて再び鍵となる一歩を踏み出したことを示している。今後は計画に基づき一連の試験を行い、原子炉の各種性能が商業運営条件を備えるかをさらに検証する」と発表した。防城港原発1期プロジェクトの原子炉2基が2016年に商業運営を開始し、すでに累計で1000億kWh超のクリーン電力を送電している。2期の3・4号機は中国独自の第3世代原発技術「華竜1号」を採用し、秩序正しく建設を推進している。現時点では、中広核の傘下では計7基の「華竜1号」原子炉が建設中だ。

<18> 「人民網日本語版」2023年01月11日
グリーンで環境に優しい30万トン級原油タンカーが大連で引き渡し
中国船舶集団大連船舶重工集団有限公司が建造した30万トン級超大型原油タンカー「凱輝」が大連市で引き渡しされた。凱輝の底板の通気孔は航行中に外に気体を噴出することにより、船舶と水面の間に空気層を形成する。均等で安定的な空気層により船底の摩擦力が低減する。この空気層摩擦力低減システムにより、主機関の出力が低い場合でもより速い航行速度が得られる。エネルギー効率が上がることで省エネ・環境保護効果が達成される。

<17> 「人民網日本語版」2023年01月10日
中国の観光客は日本の観光産業にとってどれほど重要か?
在中国日本大使館と在上海日本総領事館は1月9日より、日本への観光ビザの申請受理および発行を再開した。日本政府観光局の2019年のデータによれば、同年に日本を訪れた外国人観光客は3188万2100人に上り、そのうち中国(香港・澳門<マカオ>・台湾地区を含む)は1677万5600人で、訪日外国人全体の52.6%を占めた。うち大陸部からの観光客だけで前年比14.5%増の959万4千人で、全体に占める割合は30%を超えた。また上述したデータによると、同年の訪日外国人の消費総額は過去最多の4兆8100億元(当時のレートの1ドルは約110円で計算)となり、18年に比べて6.5%増加し、7年連続で過去最多を更新した。このうち大陸部観光客の消費額は1兆7700億元でトップに立ち、訪日外国人の消費総額のうち36.8%を占め、割合は18年に比べて2.6ポイント上昇した。

<16> 「人民網日本語版」2023年01月10日
中国の社会防疫はうまくいっているのか?
2022年12月初め、中国は新型コロナウイルス感染症に対する防疫政策を最適化し、中国の社会防疫の取り組みは新たな段階に入った。1ヶ月前にひっそりとしていた北京の街は、現在では以前の活気をほぼ取り戻している。中国の社会防疫が新たな段階に入った後、防疫の主戦場はコミュニティ、PCR検査場、集中隔離施設、指定病院などから全国各級の医療機関へとシフトした。この1ヶ月間、無数の医療従事者が防疫の最前線で奮戦し、患者の健康と命のために闘ってきた。この1ヶ月間に、中国社会は確かに多くの困難を経験してきた。防疫政策の最適化後、「全ての規制を一気に緩和した」さらには「成り行き任せにした」との声も聞かれる。しかし、この1ヶ月間の全国の医療機関、さらには中国社会の努力をよく見れば、「成り行き任せにした」などということは全くないことが分かる。

<15>  「人民網日本語版」2023年01月09日
中国への入国者に対するPCR検査と集中隔離撤廃へ 上海
上海浦東国際空港第2ターミナル国際線到着フロアには1月8日、海外から中国に到着した旅客が次々と出てきた。中国国務院共同対策メカニズム総合チームは2022年12月26日、「新型コロナウイルス感染症に対する『乙類乙管』実施に関する全体案」を発表した。同案によると、1月8日以降、入国者全員に対するPCR検査と隔離措置が撤廃されるだけでなく、国際旅客便における「一つの航空会社が一つの国につき、一路線で、一週間に一フライトに限る」という制限や座席数・運行本数の制限など各種制限措置を撤廃するなど、中国人と外国人に対する一連の出入国関連措置が最適化された。8日、浦東空港に到着した国際旅客便に関する制限措置が解除され、入国した旅客に対して、コロナ以前と同様の入国手続プロセスが再開された。

<14)「人民網日本語版」2023年01月06日
コロナ予防・治療用の中医薬を全市農村部の住民に無償で配布 湖南省長沙
湖南省長沙市長沙県江背鎮センター衛生院(診療所)の医療関係者は1月5日、新型コロナ感染症予防・治療用の中医薬を地元住民に無償で配布したほか、外出が困難な高齢者には中医薬を自宅まで届けた。長沙市新型コロナウイルス感染症予防・抑制指揮部はこのほど、「農村部住民の新型コロナウイルス感染症予防・治療を徹底するための中医薬配布業務に関する通知」を発表し、農村部における新型コロナウイルス感染省予防・治療用の中医薬の配布を区・県(市)が責任をもって実施するよう手配した。

<13> 「人民網日本語版」2023年01月06日
中国の春節旅行が爆発的な伸び 日本は旅行先人気3位
2023年の春節(旧正月、23年は1月22日)が近づき、春節旅行市場には徐々に活況が戻っている。今年の春節に伴う連休期間には、雲南省の景洪市、騰衝市、普洱市への旅行予約量が大幅に増加し、増加率は300-500%にもなった。海南省の陵水黎(リー)族自治県と瓊海市も増加率が70%を超えている。このほか、春節連休期間の増加率が高く、コストパフォーマンスも高い旅行目的地には、西安(375%増)、張家口(274%増)、延吉(177%増)、紹興(156%増)、白山(136%増)、北海(126%増)、洛陽(114%増)、厦門(アモイ、103%増)、安吉(101%増)、舟山(99%増)などがある。

<12> 「人民網日本語版」2023年01月06日
活況戻る春節旅行市場 中国国内旅行目的地の6割で航空券予約が昨年超える
2023年の春節(旧正月、23年は1月22日)が近づき、春節旅行市場には徐々に活況が戻っている。春節に伴う連休期間の旅行商品の予約量は前年同期に比べて45%増加し、1人あたり旅行支出は同53%増加した。国内の旅行目的地へ向かう航空券の予約状況を見ると、その6割で予約量が前年同期を超えた。春運(春節期間の規制・Uターンラッシュに伴う特別輸送体制)が近づいて航空券価格が値下がりし、航空券の平均支出額は873元(1元は約19.5円)になった。

<11> 「人民網日本語版」2023年01月05日
氷と雪に閉ざされても「凍らない川」 内蒙古阿爾山
冬の到来とともに、内蒙古(内モンゴル)自治区大興安嶺には果てしなく広がる美しい氷の世界が広がっている。阿爾山(アルシャン)国家森林公園の「凍らない川」は、地熱の影響によって、昼夜の別なく勢いよく流れ、幻想的な光景を目にすることができる。同国家森林公園には、アジアで最大の面積を誇り、最もバラエティに富んだ火山地形が集中して分布している。

<10> 「人民網日本語版」2023年01月05日
新型コロナ感染症に対する「乙類乙管」実施後の入国者への措置について外交部が説明
中国は1月8日から、新型コロナウイルス感染症を「乙類乙管」に調整する。外交部(外務省)の毛寧報道官は4日の定例記者会見で、入国者に対する措置について説明した。毛報道官は「中国と外国の人的往来に関する暫定措置についての通知の指示に従い、1月8日から、訪中者は出発前48時間以内に受けたPCR検査で陰性であれば訪中できるようになる。在外中国公館に健康コードを申請する必要はなく、税関の健康申告書に検査結果を記入すればよい。陽性だった場合、訪中は陰性となった後でなければならない」と説明。

<9> 「人民網日本語版」2023年01月04日
春節の帰省ラッシュに備え、準備態勢に入る「陸の艦隊」 四川省成都
中国鉄路成都局集団有限公司成都動車区間収容線には3日、点検修理を終えた高速列車が集結した。その姿はさながら「陸の艦隊」のようで、2023年の「春運」(春節期間の帰省・Uターンラッシュに伴う特別輸送体制)を控え、準備態勢に入っていた。成都動車区間は現在、8種・155本の旅客輸送高速列車が配備されている。春運のピーク時にはそのすべてが「出動」し、旅客の移動の需要を全力で満たすことになる。

<8> 「人民網日本語版」2023年01月04日
中国第4四半期の求人の全国平均賃金は20万円 前期比で3.8%上昇
求人サイトの智聯招聘がこのほど発表した「中国企業求人の賃金報告」によると、2022年第4四半期(10-12月)における求人の全国平均賃金は月収ベース(以下同)で1万558元(1元は約19.0円)となり、上昇率は前年同期比では低下し、前期比では上昇した。同報告書によれば、22年の中国における企業求人の賃金は変動を繰り返しながら上昇した。第1四半期(1-3月)の春の就職シーズンには、企業の求人では販売員などの基礎的職種が多く、賃金は季節的要因を受けて低下し、2021年第4四半期に比べて1%低下した。第2四半期(4-6月)は上海や北京などで新型コロナウイルス感染症が拡大し、生産と経営が打撃を受ける状況の中、企業は求人の規模を縮小しながら、硬直的需要のある職種と重要技術の職種の求人は維持したため、求人の全国平均賃金は1万341元に上昇した。

<7> 「人民網日本語版」2023年01月04日
フィリピンのマルコス大統領による初の訪中の注目点
フィリピンのマルコス大統領が中国側の招待に応じて、1月3日から3日間の予定で国賓として中国を訪問する。専門家は今回の年頭の訪中について四つの注目点を挙げ、中国とフィリピンが良き隣人、良き親戚、良きパートナーという「3つの良き関係」をしっかりと築き、中比関係の新たな「黄金時代」を切り開く後押しとなると指摘する。一衣帯水の隣国である中比関係の行方を外部は非常に注視している。中国社会科学院アジア太平洋・グローバル戦略研究院の許利平研究員は「マルコス政権はドゥテルテ前大統領の『対中友好』政策を引き継ぐ可能性が高い。新年初の訪問国に中国を選んだことから、フィリピンが対中関係を重視していることが見て取れる。今回の訪中は中比関係の新たな『黄金時代』を切り開くものと見込まれる」との見方を示した。

<6> 「人民網日本語版」2023年01月04日
火鍋レストランに行列 活気を取り戻す重慶市
重慶市渝中区を1月3日夜に取材したところ、地元名物の火鍋レストランが活気を取り戻し、火鍋を楽しもうと人々が行列を作っていた。重慶市の有名な繁華街である洪崖洞景勝区と戴家巷老街エリアでは、夜9時近くになっても、火鍋レストランの入り口付近に行列を作って入店を待つ人が少なくなかった。レストラン関係者によると、火鍋レストランは次第にその賑わいを取り戻しているところで、特に祝祭日や週末には夜11時頃まで列に並んで入店を待つ人の姿が見られるようになっているという。

<5>「人民網日本語版」2023年01月04日
中国の小中学校におけるインターネット接続率が100%に
中国教育部(省)がこのほど発表した最新データによると、中国の小中学校(分教場を含む)のすべてがすでにインターネットに接続しており、4分の3以上がワイヤレスネットワークのカバーを実現し、小中学校のデジタル化教育の条件が全面的に高度化されていることが明らかになった。紹介によると、中国の基礎教育は現在すでにデジタル化インフラが日増しに整い、優良デジタル教育資源が持続的に豊富になり、デジタル化教育アプリケーションが徐々に拡大し、教員及び児童のデジタル素養が持続的に向上する優れた流れを形成している。そして新時代の基礎教育の改革と発展を促進するため、力強い支えを提供している。

<4> 「人民網日本語版」2023年01月03日
活気を取り戻しつつある西安の観光 陝西省
年末から年始にかけて、陝西省西安市の大唐不夜城や「長安十二時辰」体験型エリアなどの観光スポットは、大勢の観光客で賑わった。元旦連休中、多くの人が外出し、新年を祝い、友人や親族ととともに楽しい祝日を過ごした。

<3> 「人民網日本語版」2023年01月03日
困難多い世界経済回復に新たな発展チャンスもたらす中国
新型コロナウイルス感染症のパンデミック、ウクライナ危機、インフレの高止まり、エネルギー価格の高騰、サプライチェーンの混乱など、2023年の世界経済の回復は試練に満ちた道となると見られる。世界経済成長の最大のエンジンである中国は、新たな年においてどのように自らの役割を果たし、世界経済の好転を持続的に後押しするために知恵と力で貢献していくのだろうか。外交学院戦略・平和研究センター長の蘇浩氏がこのほど、中国新聞網のオンラインインタビューに応じ、2023年の世界経済における中国の重要な役割について詳しく解説した。蘇氏によると、世界経済の成長に対する中国の寄与率は長年にわたり30%前後を維持しており、今後も世界経済回復のエンジンとなっていくと見られる。

<2>「人民網日本語版」2023年01月03日
中国の西北エリアでは新エネが最大の「電源」に
毛烏素(ムウス)砂漠の縁に位置する複数の太陽光発電所が2022年12月30日、稼働開始の条件を備え、メイン電力網と接続した。これにより中国西北電力網新エネ発電設備容量が1億5700万kWにのぼり、発電設備容量全体に占める割合が45%まで向上した。これは西北エリア新エネ発電設備容量が石炭火力発電を上回り、エリア最大の「電源」になったことを意味している。国家電網の王国春副チーフエンジニアは、「西北エリアは面積が広く、新エネ資源の条件に優れ、発展の潜在力が高い。西北エリアの新エネ発電設備容量は2002年より10倍近く増加しているが、これは三峡ダム7つ分に相当する」とした。

<1> 「人民網日本語版」2023年01月01日
北京の生産・生活が秩序よく急速に回復中
夜のとばりの降りる頃、北京市朝陽区にある国貿橋には自動車の長い列ができていた。仕事を終えた北京市民の宋韻さんが国貿駅から地下鉄に乗ると、車内には空席がなく、宋さんは「あの懐かしい感じが戻ってきた」と思ったという。北京の交通当局が発表したデータによれば、12月17日には北京の地下鉄・都市鉄道網全体の旅客輸送量は延べ110万8900人だったが、29日は延べ603万9600人に増加したという。北京華天飲食持株集団有限公司の白森森副社長は、「当集団傘下の北京の老舗レストランは目下、来店客数が7-8割まで回復しており、これから数週間は回復傾向が続く見込みだ」と説明した。