「人民網日本語版」2022年4月後半 抜粋(2022/05/01)

<20> 「人民網日本語版」2022年04月14日
メーデー連休 北京市の外食産業が店内飲食を一時停止に
北京市は4月30日に新型コロナウイルス感染症の予防・抑制の状況を説明する第320回記者会見を開いた。北京市商務局の丁剣華二級巡視員が、「北京市でこの度発生した感染症拡大は飲食店で食事をした人と従業員の感染が多く、人と一緒に食事をすることが感染を呼び込む主要リスクとなっている。感染症の伝播リスクを引き下げるため、メーデー連休期間(5月1-4日)には、全市内の外食産業は店内飲食を一時的に停止して、持ち帰り・デリバリーサービスに切り替えることとする」と通達した。

<19> 「人民網日本語版」2022年04月29日
北京、中国国産のスマートゴミ分別システムを導入
北京市大興区西紅門鎮生活ゴミ分別センターで、中国国産のスマートゴミ分別システムが正式に導入された。同センターのゴミ処理能力を大幅に上げるだけでなく、その他のゴミに混入した回収できるものを選び出し、正確な分別を実現する。そして生ゴミで有機肥料を作り、その他のゴミで派生燃料を作ることで、資源の高効率の利用と循環利用を実現する。

<18> 「人民網日本語版」2022年04月28日
ユニバーサル・北京・リゾートで29日から24時間以内のPCR「陰性」証明必要に
一連の新型コロナウイルス対策が講じられ、安全を確保することを前提に、ユニバーサル・北京・リゾート(UBR)は現在も通常通り営業を行っている。ただ、来園者とスタッフの安全を守るため、今月29日から、リゾート内の対策が強化され、政府当局の関連する要求に基づき、入園者数制限が引き続き実施され、入園には事前予約が必要なスタイルが採用され、人の流れのリアルタイムモニタリングと調整が強化される。全ての来園者は、ユニバーサル・北京・リゾートの公式モバイルアプリを通して入園時間を選んで事前予約し、秩序に基づいた入園が求められている。

<17> 「人民網日本語版」2022年04月27日
海の自動車メーカーが操業再開 コロナから回復した従業員が復帰
「操業を再開して4日になり、今では2千人以上の従業員が工場に戻ってきた。力を集中してテスラのマザーボードとアップルのMac(マック)コンピューターの製造ラインの製造を保証する」。達豊(上海)電脳有限公司の製造現場で働く石雲さん(仮名)は24日、取材に対してこのように話した。新型コロナウイルス感染症の影響を受けて、上海の自動車産業は一時的に操業を停止した。操業再開のコングが鳴ると、石さんのような第一線で働く労働者ははやる気持ちを抑えられず、「やっと仕事に戻れる!」と喜んだという。石さんの話では、操業再開期間の賃金は普段よりも高く、平日は普段の2倍、週末は3倍、祝休日はさらに高くなるという。

<16> 「人民網日本語版」2022年04月26日
北京市が住民90%を対象にした3度のPCR検査実施へ その理由は?
北京市が今月25日夜に開いた新型コロナウイルス対策をめぐる第315回記者会見で、北京市党委員会宣伝部の徐和建副部長は、「北京市は朝陽区ですでに展開しているPCR検査をベースに、さらにスクリーニングの範囲を拡大する計画だ。26日から30日の5日間で、11区の住民を対象に、3回のPCR検査を実施する」と発表した。徐副部長によると、PCRスクリーニング検査の範囲を、東城区、西城区、海淀区、豊台区、石景山区、房山区、通州区、順義区、昌平区、大興区、経済開発区まで拡大して実施する。つまり、北京市の16区のうち、門頭溝区、平谷区、密雲区、懐柔区、延慶区を除く11区でPCRスクリーニング検査が実施されることになり、北京市の総人口の90%をカバーする。

<15)「人民網日本語版」2022年04月25日
上海における新型コロナとの闘いで重要な役割果たす中医薬
新型コロナウイルス感染症との闘いにおいて、中医薬は常に重要な役割を果たしている。一部の中医薬療法は感染者の治療やリハビリにおいて高い効果があることが分かっており、独特な優位性を備えていることを示し、新型コロナウイルス肺炎診療案にも組み込まれ、中国全土の新型コロナウイルス対策の貴重な経験となっている。上海市老年医学センター臨時隔離病棟に入院している93歳の女性・王さんが最近、発熱した。王さんは脳卒中が原因で長年半身不随で、摂食・嚥下も困難な状態だった。王さんが発熱したことを知った医師は直ちに、熱冷ましや解毒作用のある中成薬(中医薬・生薬製剤)を煎じ薬にして、4時間おきに一口から二口服用させることで、咳き込むことがないようにしながらも、薬の効果が出るようにした。すると、2日後に熱が下がり、CT検査に異常はなく、血液検査も全て正常値に戻った。

<14>  「人民網日本語版」2022年04月25日
中国のテレワーカーは4億6900万人 職場で認められるクラウド勤務
ビデオ会議の開催、ファイルの共有、Web打刻、モバイルでの審査・認可……今では、出勤とは必ずしもオフィスビルに行くことではなくなった。スマートフォンを出してコンピューターを開けば、すぐにオンライン会議に出席でき、同僚と共同で「クラウド上」でノルマを達成することもできる。協同勤務プラットフォームのサポートを受けて、テレワークがトレンドになり、より効率の高い方向へと発展を遂げている。上海市に住み金融業で働く李さんは最近、自宅で仕事をするようになった。「作業は予定通り完了しなければならないが、コミュニケーションの多くがビデオ会議に移行し、非常にスムーズだ」と李さん。

<13> 「人民網日本語版」2022年04月24日
中国で卒業見込み大学生が初めて1000万人の大台突破へ
中国教育部(省)の統計によると、2022年度の中国の卒業見込み大学生は前年比167万人増の1076万人に達し、初めて1000万人の大台を超え、規模、数共に過去最高を更新した。今年の春の就職シーズンは、新型コロナウイルス感染症の影響や業界の変化の影響を受けて、財務や総務、人事といった事務系のポストの競争指数が高くなっており、1ポスト当たり平均16‐30人が履歴書を送っている。ただ、人工知能や新エネルギー車、半導体、バイオ医薬品といった関連の学科を卒業する予定の学生をめぐっては、企業側が争奪戦を繰り広げている。うち、人工知能関連のポストの給与は一時高給ポストランキングトップに立ち、2万3960元(1元は約19.8円)に達した。

<12> 「人民網日本語版」2022年04月21日
クラウドで楽しむ穀雨祭 貴州省従江
貴州省黔東南苗(ミャオ)族侗(トン)族自治州従江県下江鎮巨洞村の侗寨(トン族の集落)は4月20日、年に1度の伝統民俗行事である「穀雨節」を迎えた。新型コロナウイルス感染拡大の影響を受け、同地での今年の穀雨祭は、オンラインによるライブ配信やショート動画配信というスタイルで実施され、都柳江沿岸の美しい風景の鑑賞やトン族のグルメ紹介、トン族大歌の視聴、稲田での魚つかみ取り体験といった祝賀イベントが、「クラウド」上で楽しまれた。

<11> 「人民網日本語版」2022年04月21日
成都からベトナムまでの直通「定期貨物列車」が開通

デルのパソコンの部品などの物品を積んだ中国とベトナムを結ぶ直通定期貨物列車「中越班列」(成都—イエンヴィエン)が今月15日、汽笛を鳴らしながら成都国際鉄道港をゆっくりと出発した。この四川省成都市からベトナムに向かう初の「中越班列」(往路)は、7日後にベトナムのイエンヴィエン駅に到着する予定だ。今年に入り、産業の回復及び国内と国際的な2つの循環「双循環」の推進が加速しているのを背景に、各製造業の企業の輸出が、流れに逆行する形で、安定の中で成長している。しかし、世界の新型コロナウイルス感染症の影響を受け、世界の供給チェーンは緊迫した状況が続いている。クライアントの輸送の需要を満たすべく、「成都国際班列」はシー・アンド・レールの方式から、全て鉄道での輸送へと変更。中国とベトナムの国境地点で、走行するレールを変えるだけで、部品をベトナムまで輸送することができるようになった。

<10> 「人民網日本語版」2022年04月20日
浜に打ち上げられたマッコウクジラを20時間かけて海へ 浙江省
4月19日午前、1頭のマッコウクジラが浙江省寧波市象山付近の砂浜に打ち上げられているのが見つかった。地元の漁政や消防などの関連当局の職員が直ちに現場に駆け付けて救助活動を展開した。約20時間に及ぶ救助活動の末、20日早朝5時20分ごろ、漁政船に誘導と護衛をされながら、マッコウクジラは目的海域に無事

<9> 「人民網日本語版」2022年04月20日
銭塘江に架かる二層構造の大橋、杭州2022年アジア競技大会開幕前に開通へ
浙江省杭州市で4月19日、滬杭甬高速鉄道杭州区間の改築工事プロジェクトである彭埠大橋横を一台の列車が通過していた。この二層構造となっている彭埠大橋は上の層が高速道路に、下の層が空港までの鉄道路線に使用され、杭州2022年アジア競技大会開幕前に開通する計画となっている。

<8> 「人民網日本語版」2022年04月20日
孔鉉佑駐日大使「日本国際貿易促進協会に中日関係発展への新たな貢献を期待」
孔鉉佑駐日大使は19日、日本国際貿易促進協会会長で元衆議院議長の河野洋平氏と会談した。河野会長は「国交正常化50周年は日中関係にとって重要な節目だ。両国各界はこれを契機に、日中間の4つの基本文書の精神に立ち返り、これを守り、両国関係の正しい方向性を維持するべきだ。日本国際貿易促進協会は引き続き、各分野で両国の交流と協力を深めるために積極的役割を果たし、日中関係の健全で安定した発展のためにさらに多くの力を捧げていきたい」と表明した。

<7> 「人民網日本語版」2022年04月19日
上海市の配達員数が約2万人に 各種対策設けて健康管理と配送の安全をサポート
19日午前に開かれた上海市の新型コロナ対策に関する記者会見で、上海市商務委員会の周嵐副主任は、宅配便やデリバリーの配達員のPCR検査に対する監督・管理を強化する関連措置について説明した。周副主任によると、デリバリーなどのECプラットフォームの配達員が現在、上海市の生活物資供給の面で重要な役割を果たしている。各ECプラットフォームが最近、条件を満たす配達員が勤務を再開するよう取り組んでおり、現時点で配達員約2万人が業務に従事している。今月18日、主な各ECプラットフォームの配送オーダー件数は220万件に達し、10日の間に100万件増えた。そんな中、配達員の感染対策も、市民の関心の的となっている。

<6> 「人民網日本語版」2022年04月19日
中国における「動的ゼロコロナ」とは?感染者ゼロに非ず

中国疾病予防管理センターの疫学首席専門家・呉尊友氏は18日夜、中国の「動的ゼロコロナ」に関する誤解を解くべく、詳しい説明をSNSに投稿した。呉氏は、「『動的ゼロコロナ』とは『感染者をゼロ』を指すのではなく、必ずしも都市全体の封鎖管理を実施したり、全住民を対象としたPCR検査を実施する必要があるということを意味するわけでもない」と説明した。「動的ゼロコロナ」は、感染者ゼロを目指しているのではなく、新型コロナウイルス感染発生地域に対して、感染者をゼロにするよう求めているわけでもない。「動的ゼロコロナ」が強調しているのは、「市中感染ゼロ」であり、社会で自由に活動している人々の中には感染者がいない状態を指している。つまり、隔離管理を受けている人々の中に一定数の感染者がいたとしても、隔離状態で市中へ拡散するリスクはないため、問題にはならないという訳だ。

<5>「人民網日本語版」2022年04月19日
【国際観察】NATOの東への拡大が欧州安全保障の悲劇の根源
ロシア・ウクライナ紛争の勃発以来、西側全体が「共通の敵への憤怒」という感情的高まりと「同盟の復活」という勝利の雰囲気に浸っている。3年前にはマクロン仏大統領に「脳死」と呼ばれたNATOが、一夜にして若返りの妙薬を探し当て、ピントのぼけた戦略と内輪もめという宿痾が癒えたかのようだが、本当にそうだろうか?冷戦後の米露欧関係とNATOの東への拡大の歴史を振り返って初めて、現在の欧州の安全保障の悲劇の根本的原因を理解し、欧州と世界の安全保障の将来の方向を正しく展望することが可能となる。

<4> 「人民網日本語版」2022年04月18日
宅配「往来ロボット」がロープウェイで移動 農産物の出荷をサポート 江西省贛州
江西省贛州市安遠県鶴子鎮陽佳村で4月14日、農産物を積載したスマート物流配送快速ラインであるロープウェイで、「往来ロボット」が移動していた。スマート物流配送快速ラインは、低空に架設されたロープウェイで、クラウドシステムでコントロールされた往来ロボットが、ロープウェイで荷物を運ぶという新型スマート化・軽量化・無人化輸送システムだ。「県・鎮・村」3レベルのスマート物流快速ラインネットワークを構築することで、「消費材の配送」におけるラスト・ワンマイルと「農産物の出荷」におけるファースト・ワンマイルの問題が解決された。

<3> 「人民網日本語版」2022年04月18日
中国造船業はLNG運搬船市場に注力 激増する注文に積極対応
中国船舶集団有限公司が4月12日夜に明らかにしたところによると、傘下の滬東中華造船(集団)有限公司はこのほど、中国船舶工業貿易有限公司とともに、日本の株式会社商船三井との間で、17万4千立方メートルの液化天然ガス(LNG)運搬船4隻の建造契約に調印したという。これは「カタール百船建造計画――カタール北部ガス田能力拡充船舶購入プロジェクト」で初めて発効した船舶建造契約だ。これにより滬東中華は今年、大型LNG運搬船計11隻の建造を受注し、韓国の現代重工業とともに世界の大手造船会社のトップに並んだことになる。

<2>「人民網日本語版」2022年04月18日
中国のPCR検査能力1日当たり5165万件に
新型コロナウイルスを検出できる最も信頼性の高い検査であるPCR検査について、中国国務院共同対策メカニズムはこのほど、中国全土の医療衛生機関1万3100ヶ所が検査能力を備えており、その検査能力は1日当たり5165万件に達することを明らかにした。

<1> 「人民網日本語版」2022年04月18日
臨時倉庫から配達員まで!物資配送渋滞箇所の輸送力アップに尽力 上海市
新型コロナウイルス感染拡大の影響を受け、上海市ではこのところオンラインショッピングをめぐる問題が目立っている。EC事業者は商品の供給確保と輸送能力を最良の状態を保つことができていないため、輸送の「ラストワンマイル」を確保することが、上海市の感染症拡大予防コントロール下における市民生活を保障するための最重要課題となっている。