「人民網日本語版」2021年12月前半 抜粋(2021/12/16)

<20> 「人民網日本語版」2021年12月15日
一人暮らし・夫婦のみ・高齢者のみの「一世代世帯」が約5割に 中国
中国の主な家族の形態は、四世代が同じ家に暮らす「四世同堂」から、一組の夫婦とその子どもからなる「核家族」へと変化し、今はさらに、一人暮らしの単身世帯や一組の夫婦のみの世帯がメインになるようになっている。最近発表された中国統計年鑑によると、2020年における中国全土の「一世代世帯」の割合は10年前と比べて15.33ポイント上昇し、49.5%に達した。

<19> 「人民網日本語版」2021年12月14日
中国大陸で初のオミクロン株感染を確認
天津市伝染病予防管理指揮部は13日、「同市疾病予防管理センターは12月9日に、海外から天津市に入国した新型コロナウイルス無症状感染者の気道粘膜サンプルによる新型コロナウイルス全ゲノムシーケンス解析および国家疾病予防管理センターによる再審査を経て、当該感染者が新型コロナウイルス変異種であるオミクロン株(B.1.1.529系統)に感染していることを確認した」と発表した。

<18> 「人民網日本語版」2021年12月14日
新たに7人が「日本軍慰安婦被害者」に認定 最高齢107歳
中国侵略日本軍南京大虐殺遭難同胞紀念館の職員が湖南省で、「日本軍慰安婦被害者」として新たに7人を認定した。この7人は、雷金二(雷金安)さん(97)、雷金蓮さん(92)、易菊連さん(85)、李淑珍さん(107)、陽奶奶(仮名)さん(98)、姜奶奶(仮名)さん(99)、李秀青さん(99)となっている。非人道的な扱いを受けた彼女たちは、今も陳謝を待ち続けている。存命の被害者がだんだんと少なくなるなか、支援グループは時間との闘いを続けている。歴史を忘れず、平和を慈しむ心を決して忘れてはならない。

<17> 「人民網日本語版」2021年12月13日
「フライング・タイガース」記念写真展が米国で開催
「フライング・タイガース」が中国で抗日戦争を支援してから80年になる。「フライング・タイガース」と第二次大戦時の米国の中国支援空軍を記念する歴史写真展「Remembering Heroes」が11日、米カリフォルニア州サンディエゴのミッドウェイ博物館で開幕した。開幕式では、中国の張平在ロサンゼルス総領事とフライング・タイガースの退役軍人2人がスピーチを行い、中国と米国の軍民が反ファシズム戦争において犠牲を恐れず共に戦った経験を振り返り、写真展を通じて米国民が当時の歴史への理解を深めることへの期待を表明した。

<16)「人民網日本語版」2021年12月13日1
「真実の歴史を直視してこそ未来を考えられる」 南京大虐殺東京証言集会
今年の12月13日で、南京大虐殺から84年。この日は、8回目の南京大虐殺犠牲者国家追悼日に当たる。南京大虐殺関連の歴史研究に長年携わってきた在日華僑の林伯耀氏は11日、東京の在日本韓国YMCAアジア青少年センターで開催された「南京大虐殺から84年 2021年東京証言集会」で、南京大虐殺に参加した中国侵略日本軍第二碇泊場司令部の梶谷健郎軍曹が生前に描いた「煤炭港大虐殺」の地図を手に講演を行った。

<15> 「人民網日本語版」2021年12月13日
薄さ0.015mm「手で裂けるスチール」はどうやってできたのか
ここしばらくの間、鋼材価格が大きく変動し、市場の供給にも波が見られるが、中国宝武太鋼集団山西太鋼ステンレス精密帯鋼有限公司にはほとんど影響を受けていない。同社の王天翔社長は、「今当社はフル稼働で生産を行っており、薄さ0.02ミリメートル以下の『手で裂けるスチール』の生産販売量は昨年の1.6倍になった」と話した。王氏は同社の「手で裂けるスチール」開発チームのリーダーでもあり、2016年から現在まで、チームを率いて開発上の難題を解決し、薄さは0.02mmから0.015mmに達し、同社は極薄ステンレス精密箔材の大量生産が可能な世界で唯一の企業へと一気に躍進した。

<14>  「人民網日本語版」2021年12月10日
南京で13日午前10時から南京大虐殺犠牲者国家追悼式典
江蘇省の南京市人民政府は今月10日、南京大虐殺犠牲者国家追悼式典に関する公告を発表した。公告によると、12月13日は南京大虐殺犠牲者国家追悼日であり、南京大虐殺犠牲者と中国を侵略した旧日本軍に殺害された全ての犠牲者を追悼し、中国人民抗日戦争、革命のために命を捧げた烈士、民族の英雄を追悼し、侵略戦争が中国の人民、ひいては世界の人々にもたらした甚大な災難と歴史を銘記し、過去を忘れず、平和を愛し、未来を切り開く確固とした立場を示すべく、同日午前10時に、中国侵略日本軍南京大虐殺遭難同胞紀念館(メイン会場)で、国家追悼式典が行われる。10時1分から2分までの1分間は、空襲警報のサイレンが鳴らされる。

<13> 「人民網日本語版」2021年12月08日
毎年小学校にヤクを1頭寄贈する新疆のある老人
塔吉克(タジク)族の男性・阿米爾·買買提薩比爾さん(78)は、毎年11月になると寒さが厳しくなるパミール高原まで馬に乗って行き、よく肥えたヤク1頭を自ら選んで地元の小学校に寄贈し続けている。阿米爾さんは新疆維吾爾(ウイグル)自治区喀什(カシュガル)地区塔什庫爾干(タシュクルガン)タジク自治県大同郷阿克托尕蘭干村に住んでいる。ヤクは夏を過ごす牧場から冬を過ごす牧場へと移る時期が一年で一番肥えている。阿米爾さんは2011年からこれまで10年間にわたり、毎年タジク自治県大同郷小学校にヤク1頭を寄贈し続けてきた。ヤクの畜産は、タジク自治県の特色ある伝統産業であり、ヤクはタジク族にとって重要な収入源でもある。

<12> 「人民網日本語版」2021年12月08日
深セン空港サテライトホールが運用開始 広東省
深セン空港サテライトホールが7日、正式に運用を開始した。ホールは第3ターミナルビルの北側に位置し、ラピッド・トランジット・システムを通じて現在の第3ターミナルビルと計画中の第2ターミナルビルを結ぶ。サテライトホールの建築面積は約24万平方メートルで、水平方向から見るとX型を呈している。地上4階・地下1階建てとなっており、この運用開始と同時に、駐機場の面積が約100万平方メートル拡張された。

<11> 「人民網日本語版」2021年12月08日
日本の議員99人が真珠湾攻撃の日に靖国参拝 中国「意図的挑発」
副大臣など政府高官9人を含む日本の超党派議員連盟「みんなで靖国神社に参拝する国会議員の会」の議員99人が7日、靖国神社に一斉参拝したことについて、外交部(外務省)の趙立堅報道官は同日の定例記者会見で、「80年前の今日、日本は真珠湾を奇襲し、太平洋戦争を発動した。日本の政界要人多数がこの日を選んで仰々しく靖国神社に参拝したことは、決して偶然ではなく、計画的行為、意図的挑発だろう」とした。

<10> 「人民網日本語版」2021年12月07日
中国2021年の穀物生産量が再び記録更新
中国国家統計局が発表した全国穀物生産データを見ると、2021年の全国穀物総生産量は前年比1336万トン/2.0%増の約6億8285万トンに達し、通年の穀物生産量が再び過去最高を更新するとともに、7年連続で6億5千万トン以上の水準を維持した。このうち秋に収穫された穀物の生産量は同955万トン/1.9%増の5億890万トンだった。

<9> 「人民網日本語版」2021年12月07日
中国の科学者、人類初めてヤップ海溝の水深8919メートルの海底に到達
上海交通大学深部生命国際研究センター長を務める生命科学技術学部教授の肖湘氏は、「ヤップ海溝の海底では、ナマコ、ヒトデ、イソギンチャク、海綿などのマクロ生物を発見し捕獲した。高密度のマクロ生物は、堆積物と水域に豊富な微生物が含まれることを暗示している。人類未踏だが、人類活動(ゴミ)の影響を観測した」と述べた。新たな科学調査航行段階において、肖氏はヤップ海溝の人類未踏の水深8919メートルの海底に到達した。

<8> 「人民網日本語版」2021年12月07日
中国最大のガスタンク、「西気東輸」パイプラインへのガス供給を開始
中国石油天然ガス集団(中国石油)新疆油田公司が6日に明らかにしたところによると、中国石油新疆油田呼図壁ガスタンクがすでに、「西気東輸」(西部地域の天然ガスを東部地域に輸送するプロジェクト)パイプラインへのガス供給を開始した。今冬と来春には西気東輸第2ルートと北疆環網に23億8000万立方メートルの天然ガスを供給する見込みだ。

<7> 「人民網日本語版」2021年12月06日
中国の労働者36.0%が「認められ、尊重されることは給料額の高さより大切」の認識
求人サイト・智聯招聘が最近発表した「2021従業員インセンティブ制度調査・研究報告」によると、労働者の93.7%が求職の際、企業のインセンティブ制度を「ある程度、または主に考慮する要素にする」と答えた。また、会社に留まる理由で最も多かったのは「認められている・尊重されている」だった。その割合は「給料が多い、プロジェクト手当が多い」の割合よりも高かった。

<6> 「人民網日本語版」2021年12月04日
ライブコマーススタートと同時に完売!在中国外国大使が中国の消費能力に驚嘆
在中国外国大使のライブコマースが最近、大盛況となり大きな話題となっている。在中国ルワンダ大使が販売した500キロ以上のコーヒー豆や在中国スリランカ大使がPRしたセイロン紅茶は、「5、4、3、2、1」というカウントダウンが終わった瞬間に売り切れるほどの人気ぶりとなった。中国市場の巨大な消費能力に外国の人々は驚きを隠さない。昨年以降、ライブコマースを活用して自国の特産品を販売する在中国外国大使が増加している。

<5>「人民網日本語版」2021年12月03日
中国ラオス鉄道が全線開通 1千キロ以上を支える「復興号」技術
12月3日、雲南省昆明市とラオス・ビエンチャンが結ばれたことによって、全線にわたり中国基準を採用した中国ラオス鉄道がついに全線開通して、運営をスタートし、ラオスは鉄道輸送時代に突入した。「一帯一路」(the Belt and Road)と中国・ラオス間の友好のシンボリック・プロジェクトとしてのこの鉄道は、中国ラオス経済回廊の建設と中国ラオス運命共同体の構築を加速する上で有力なサポートを提供することになる。

<4> 「人民網日本語版」2021年12月03日
デジタル運転免許証が12月10日から中国全土で導入へ
中国公安部(省)によると、今月10日から、デジタル運転免許証が中国全土で導入される。これまでに、北京や上海、広州、西安など200都市で試験的に導入され、約5000万人がデジタル運転免許証をすでに取得している。デジタル運転免許証は全国統一アプリ「交管12123」を通して申請することが可能で、従来の紙ベースの免許証と同等の効力があり、中国全土で使用することができる。交通管理関連の業務手続や法律に基づいたチェックを受ける時に使用できるほか、旅客・貨物輸送、レンタカー、保険加入といった社会の各シーンでも使用できる。

<3>「人民網日本語版」2021年12月02日
5Gが全結合に力を与えAIが自動化を支援 中国製造から中国智造へ飛躍
製造業は国の経済の命綱だ。ここ数年、5Gや人工知能(AI)などの次世代情報技術(IT)と製造業が深く融合し、応用範囲も製造のコア部分から広がりを見せ続けており、製造業のデジタル化、ネットワーク化、スマート化へのモデル転換・レベルアップを力強く支え、中国製造(メイド・イン・チャイナ)から中国智造(中国のスマート製造)への飛躍をサポートしている。今年7月20日、美的の5G全結合型スマート製造モデル工場がオープンし、業界を驚かせた。この1年前、美的と中国聯通(チャイナ・ユニコム)、華為(ファーウェイ)が手を結び、工場生産製造プロセスを統合し、スマート倉庫、スマート車両管理、AIスマートモニタリングなどを含む19件の応用と600件を超える5G接続の実施ソリューションを計画した。

<2> 「人民網日本語版」2021年12月01日
ビリビリの今年の弾幕は「ガードオファ」
中国の人気動画共有サービス・bilibili(ビリビリ)は11月29日、人民文学出版社、中国社会科学院新聞・伝播研究所と共同で、「今年の弾幕」に「破防了(ガードオファ)」が選ばれたことを発表した。画面上にコメントが表示されリアルタイムで交流できる機能・弾幕は、視聴者の特定のコンテンツに対する反応を目に見える形で反映している。そして、それに伴い生まれた弾幕文化は、若者や時代の変遷を記録している。ビリビリのユーザーやコンテンツが増加しているのを背景に、その弾幕総数はこのほど、累計で100億回を超えた。

<1> 「人民網日本語版」2021年12月01日
世界で最も豊かな「農家」10人、半分が中国に
農家と言えば、苦労して農作業をする姿を思い浮かべる人が多いだろう。しかし現代の世界では、農業技術や革新的経営によって非常に豊かになった農家もいる。米経済誌「フォーブス」が選ぶ世界長者番付を見ると、農業従事者の上位10人のうち、5人が中国人、2人が米国人で、残りはサウジアラビア、ロシア、チェコの農業従事者それぞれ1人だった。純資産が13億ドル(1ドルは約113.4円)に上る鮑洪星さんは上位10人のうちの第10位だった。江西省で中国最大の民間農業会社の一つを経営する鮑さんは、江西農業大学を卒業した後、農業の世界でさまざまな仕事を経験してきた。今の会社は豚の飼料生産、養豚、倉庫保管サービス、動物用飼料・穀物貿易を業務とする。