「人民網日本語版」2021年1月後半 抜粋(2021/02/01)

<20> 「人民網日本語版」2021年01月29日
中国、春運初日の鉄道利用者が前年比66%減の400万人
中国国家鉄路集団有限公司(以下、「国鉄集団」)によると、春運(春節<旧正月、今年は2月12日>期間の帰省・Uターンラッシュに伴う特別輸送体制)の初日となった1月28日、中国全土の鉄道利用者数は前年同期比66%減の延べ400万人だったと試算されている。鉄道当局が運行を手配した旅客列車は6595本と、2020年の春運初日と比べて3307本少なかった(33.4%減)。新型コロナウイルス対策が常態化する中で幕を開けた今年の「春運」期間中、中国全土の鉄道利用者は延べ約11億5200万人と、例年より目に見えて減少すると予想されている。2019年比で6割減、2020年比で約2割減の数字となる。

<19> 「人民網日本語版」2021年01月27日
中国製ワクチンへ「信頼」の1票 各国が次々調達
わずか数ヶ月の間に、中国の新型コロナウイルスのワクチン開発は目覚ましい成果を上げた。中国国内で条件付きで承認された1種類が市場に出回り、12ヶ国が販売と緊急使用を承認・登録し、6種類が第3期臨床試験に入り、技術ロードマップ5つが同時進行で進められ、「2.0」版の不活化ワクチン先進的製法が率先して難関突破、2-8度の保管・輸送環境、公平で合理的な価格設定……現在、世界の多くの国が中国製ワクチンを相次いで調達し、中国国内では接種が秩序よく進められ、安全性の高いワクチンが積極的に海外に進出し、中国企業はフルスピードで生産を拡大している。こうした状況は、世界が中国製ワクチンに投じた「信頼」の1票にほかならない。

<18)「人民網日本語版」2021年01月27日
働く人の6割以上「今いるところで年越し」
「お金があってなくても、故郷に戻って年を過ごす」。これが中国人の伝統的な風習だ。2021年の春節(旧正月、今年は2月12日)がまもなく訪れるが、新型コロナウイルス感染症の対策状況を受けて、北京市、天津市、上海市、河北省、河南省、広東省など20以上の直轄市や省が「現在の居住地で年越し」をと呼びかけている。中国の人材派遣会社の前程無憂が25日に発表した「2021年新春休暇の移動の有無状況調査報告」によると、調査に回答した人のうち66.7%が、「現在の居住地で年越し」すると答えた。21年の春運(春節期間の帰省・Uターンラッシュに伴う特別輸送体制)は28日にスタートして、40日間続く。中国国家鉄路集団の現時点での予測では、中国鉄道網の春運旅客輸送量は例年のこの時期より60%減の延べ2億9600万人になるという。同報告によれば「現在の居住地で年越し」は66.7%に上り、このうち勤務地が戸籍のある地域ではないという労働者が半数以上を占めた。また16.8%が、「やはり帰省したい」または「帰省を検討中」と答えた。

<17> 「人民網日本語版」2021年01月26日
北京の大規模PCR検査がスピードアップしたのはなぜか
1月22、23両日に北京市東城区、西城区で区内の住民や職員を対象にPCR検査が実施され、23日24時までに延べ179万9000人分の検体が採取された。「北京市PCR検査情報統一プラットフォーム」に基づき、「北京健康宝」(健康状態確認アプリ)を通じて予約することが、今回のPCR検査の最大の注目点の1つだ。これまでの大規模PCR検査では、住民は事前に自らのコミュニティ(居民委員会の管轄区)で列に並んで番号を受け取り、身分証番号、携帯電話番号、住所など詳細な情報を手書きで記入した後、身分証と番号票を持って検査所へ行き、試験管とバーコードを受け取り、列に並んで検査を受ける必要があった。今回の多くの検査所では大部分の住民が「健康宝」を通じて事前にオンライン予約を済ませており、現場ではスマートフォンで予約QRコードを提示し、スキャンしてもらうだけで登録が完了。予約していない人も現場で係員が身分証をスキャンしたり、身分証番号を入力することで、速やかに予約ができていた。西城区椿樹園団地の検体採取所では、10人分の検体(咽頭ぬぐい液)を混ぜて一度に測定する「プール方式」を採用。番号のスキャンから検体採集の完了まで、わずか数分だ。

<16>  「人民網日本語版」2021年01月25日
「火眼」実験室、石家荘で約528万人分のPCR検査を実施
華大基因の河北省「火眼」実験室がこのほど、石家荘市における新たな検査で約260万人分のPCR検査を終えた。検査を行った検体数は8日から現在の時点で、約528万人分を超えている。華大は今回の石家荘における新型コロナ感染症との戦いで、形式の異なる4種の「火眼」実験室を集結した。これには1日あたり検査処理量が10万チューブにのぼるソフト・ハードのエアドーム型「火眼」実験室、柔軟で高効率の車載「火眼」実験室、石家荘華大医学検験実験室に設置される通常の「火眼」実験室が含まれ、フル稼働の検査が順調に行われることを保証する。

<15> 「人民網日本語版」2021年01月23日
ハルビンの防疫物資メーカー フル稼働で生産中
ここ数日、黒竜江省哈爾浜(ハルビン)市のたくさんの防疫物資メーカーが、医療用のマスク、隔離服、防護服など防疫物資をフル稼働で生産している。

<14> 「人民網日本語版」2021年01月22日
昼は北京で羊肉のしゃぶしゃぶ 夜はハルビンでBBQ!京哈高速鉄道が全線開通
北京と黒竜江省哈爾浜(ハルビン)を結ぶ高速鉄道の北京‐承徳区間が22日、正式に開通した。これにより、京哈高速鉄道は全線が開通したことになる。南の北京市朝陽区と北のハルビン市を結ぶ京哈高速鉄道は全長1198キロで、設計速度は350キロ。今後、北京と遼寧省瀋陽が最速で2時間44分、北京とハルビンが4時間52分で結ばれるようになる。京哈高速鉄道の北京‐承徳区間で最近、寒冷地仕様の高速列車CR400AF-G型復興号のテスト走行が行われた。同列車の設計速度は350キロで、高速鉄道ファミリーの中では、極端に低い気温や雪、凍結などにも耐えることができる仕様となっており、零下40度の極寒地でも正常に走行することを可能にしている。

<13> 「人民網日本語版」2021年01月22日
秩序を保ち、送迎バスに乗車する帰省してきた人々 河北石家荘市
春節(旧正月、今年は2月12日)が近づくにつれて、河北省石家荘市に帰省する人々が増加している。鉄道駅での混雑を解消するため、関連当局は専用バスを手配し、防疫登録を済ませた人々を地区別に無料で家に送り届けている。

<12> 「人民網日本語版」2021年01月22日
昨年12月10日以降に海外から渡航し、北京入りした全員に血清抗体検査
北京の新型コロナウイルス対策指導グループは今月20日と21日に会議を開き、コロナ対策の調整を検討した。同会議では、疫病学調査、発生源追跡を急ピッチで進め、昨年12月10日以降に、海外から渡航した後、北京入りした全ての人に対してスクリーニング調査を行い、血清抗体検査を展開して、伝播チェーンをできるだけ早く突き止めなければならないとした。また、海外から渡航し、北京入りする人に対して、「14+7+7(海外から北京に渡航した場合、最初の14日間は集中隔離、その後の7日間は自宅または集中隔離、その後さらに7日間の健康モニタリング。

<11> 「人民網日本語版」2021年01月22日
中国の知的財産権、質と効果が急速に向上
国家知的財産権局の申長雨局長は21日に行われた全国知的財産権局局長会議で、「中国は第13次五カ年計画期間中(2016−20年)、国家知的財産権戦略綱要と第13次五カ年計画が確定した主要目標・任務を順調に達成した。知的財産権保護活動は歴史的な成果を上げ、知的財産権の質・効果が急速に向上した」と述べた。2020年末時点の中国国内(香港地区・澳門<マカオ>地区・台湾地区を含まず)の1万人あたり発明特許保有件数は15.8件、有効登録商標は3017万3000件、登録された地理的表示の商標は累計6085件で、地理的表示の保護が認定された製品は2391件。データによると、第13次五カ年計画期間中の中国の知的財産権担保融資総額は第12次五カ年計画期間(2011−15年)より倍増した。

<10> 「人民網日本語版」2021年01月21日
中国、新型コロナ対策強化 7分野の対策が発表
中国国務院共同対策メカニズムはこのほど、「新型コロナウイルス対策強化に関する通知」(以下、「通知」)を発表した。「通知」によると以下の7つの面で対策が講じられる。一、各地は緊急時対応の指揮システムの構築を強化し、健全な業務専門グループを立ち上げ、24時間態勢で対応すること。二、各地はPCR検査を計画するマニュアルを制定し、質のコントロールを強化し、ハイリスクグループに対して定期的に検査を実施しなければならない。中国国家衛生健康委員会は検査チームを統一して配置し、検査能力が不足している地域をサポートすること。三、各方面との協力を強化し、疫病学調査チームを立ち上げ、情報化などの技術を総合的に活用し、「ヒト」と「モノ」の検査を同時に進め、複数のチェーンに対する追跡、分析を展開しなければならない。ウイルスのゲノムシーケンシングの体制を整え、複数の機関のゲノムシーケンシングを比較できるというメリットを生かすこと。

<9> 「人民網日本語版」2021年01月21日
石家荘市、全市民を対象とした第3回PCR検査をスタート 河北省
河北省石家荘市は1月20日、3回目となる全市民を対象としたPCR検査作業をスタートさせた。今回の検査は3日間で終える予定で、検査期間中、市民は引き続き、感染拡大を防ぐため、自宅にとどまることが求められている。

<8> 「人民網日本語版」2021年01月21日
レトロなVWマイクロバスが上海外灘の街頭に登場
希望者はQRコードを読み取りレンタル可能

上海外灘近くの漢口路に駐車していた北京ナンバーのオレンジ色のレトロなフォルクスワーゲン(VW)製マイクロバスが1月19日、道行く人の注目を集めていた。車体に掲載された情報によると、このVWマイクロバスは、あるレンタカー会社が所有しており、利用希望者はQRコードを読み取り、オンラインでこの車を借りることができるのだという。資料によると、レトロタイプのフォルクスワーゲン製バスは、「VWマイクロバス(工場コードネーム:タイプ2)」と呼ばれており、フォルクスワーゲン社が1950年から2018年の間に生産した多機能型ワンボックスカーだ。

<7> 「人民網日本語版」2021年01月20日
中国の「小巨人」企業は1800社以上
工業・情報化部(省)はこのほど、専門化、精細化、特色化、斬新化の特徴を備えた「小巨人企業リスト」の第2弾となる1584社を発表した。同部はこれまでに国家レベルの「小巨人企業」1832社を育成しており、優良企業を段階的に育成するシステムがほぼ形成されている。「小巨人」企業とは、専門化、精細化、特色化、斬新化の特徴を備えた中小企業の中でも特に優れた企業、細分化された市場に集中的に取り組み、イノベーション能力と市場シェアが高く、キーとなるコア技術を確立し、質と効率がともに優れたリーディング企業をいう。

<6>「人民網日本語版」2021年01月19日
河北省で建設中の集団隔離臨時施設1008セットが完成
新型コロナウイルスの感染拡大を封じ込めるためのカギとなる段階に差し掛かっている河北省石家荘市で、新型コロナウイルス感染者の濃厚接触者や二次接触者を集団隔離する臨時施設・黄荘公寓の建設が、昼夜問わず、1分1秒を争うようにして急ピッチで進められている。今月17日午後4時の時点で、プレハブハウス1008セットの設置が完了した。

<5> 「人民網日本語版」2021年01月19日
ここ1年で6回隔離された河北省石家荘の女性 「パニックにならないで」
「今日、ここ1年で6回目の隔離生活がやっと終わった」。そう話すのは、北京で働いている河北省石家荘市出身の古娟さん(仮名)だ。2020年1月22日、古さんは友人と共に雲南省に旅行に出かけた。ところが、湖北省武漢市で新型コロナウイルス感染が爆発的に拡大し、同月26日に石家荘に戻ると、自宅隔離するようにという通知を受けた。さらに、自宅隔離を始めて14日後の2月9日、参加していたツアー団体の中に、新型コロナウイルス感染が確認された湖北省からの参加者がいたことが分かり、古さんは濃厚接触者として救急車で病院に移送され、隔離された。

<4>「人民網日本語版」2021年01月18日
中国、2020年の住民平均可処分所得は51万円
国家統計局がサイトで発表した情報によると、2020年には全国の住民平均可処分所得が名目で前年比4.7%増の3万2189元(1元は約16.0円、約51万円)に上り、物価要因を考慮した実質で同2.1%増加した。このうち都市部は4万3834元となり、名目で3.5%増加、実質で1.2%増加した。一方、農村部は1万7131元となり、名目で6.9%増加、実質で3.8%増加した。

3> 「人民網日本語版」2021年01月18日
北京、170万人が新型コロナワクチン接種済み 8万人は宅配便・デリバリー配達員
北京の天壇西里祈谷コミュニティのワクチン接種ポイントで17日、宅配便配達員やデリバリー配達員277人が、新型コロナウイルスのワクチン接種を受けた。関係責任者によると、今月18日までに、宅配便配達員、デリバリー配達員合わせて8万人が接種を終えるという。16日24時の時点で、北京市では、170万人がワクチンの接種を受けた。「最近風邪をひいて発熱したことは?北京市の外に行ったことは?半月以内に他のワクチンの接種を受けたことは?」。ワクチン接種ポイントの受付では、スタッフが各接種者に詳しい説明をしたうえで、同意の確認をしていた。「接種ポイントでは、さらに2回のチェックがある。身分証明書をスキャンすると、ワクチン接種記録が一目瞭然で分かる」という。

2> 「人民網日本語版」2021年01月16日
中国、15日の新型コロナ新規国内症例115人 河北90人 黒竜江23人
中国国家衛生健康委員会の公式サイトによると、1月15日0時から24時にかけて、31省(自治区、直轄市)と新疆生産建設兵団で新たに確認された新型コロナウイルス感染者は130人だった。うち輸入症例が15人(上海7人、天津3人、四川2人、湖南1人、重慶1人、陝西1人)、国内症例は115人(河北90人、黒竜江23人、北京2人)、新たな死者は0人、新たに感染が疑われた人は0人だった。

<1> 「人民網日本語版」2021年01月16日
中国、春節前後中国全土で相互利用できる健康コード導入へ コロナ対策
中国国家発展改革委員会の連維良・副主任は15日に開催された2021年の春運(春節<旧正月、今年は2月12日)>期間の帰省・Uターンラッシュに伴う特別輸送体制)をめぐるリモート会議で、「春運期間中、中国全土の都市で相互利用できて、基準が統一された健康コードが利用できるよう、政策を統一しなければならない」と語った。中国各地域は全国一体化政務プラットフォームを通して、健康コードの相互利用メカニズムとルールに合わせて、地域をまたいで移動する人々の健康コードの情報の信頼性を確保して、各地が利用できるようにし、人々が必要な移動を確実に行えるよう取り組む。