<20)「人民網日本語版」2020年12月31日
事実は雄弁に勝る 新型コロナの厳しい試練を乗り越えた中国
2020年を振り返ると、新型コロナウイルス感染症のパンデミックは、鏡のように現在のグローバル・ガバナンス体制に存在する欠陥を映し出したと言えるだろう。ある学者は、その欠陥を「制御不能に陥った感染拡大」、「失速した経済」、「功を奏さない政策」、「規範を失った民主」、「秩序を失ったガバナンス」という5つの問題にまとめた。ウイルスがどれほど猛威を振るおうとも、国際情勢がどれほど複雑に入り組んでいようとも、人類が心の支えとするよりどころを失うことがあってはならず、ましてや文明の守るべき一線を放棄することがあってはならないということを、指摘しておかなければならない。(文/国紀平)人類は互いにつながり合い、苦楽を共にする地球村に暮らし、各国は緊密に結びつき、人類は運命を共にしているのであり、「例外」など決してない。「どの国も他国の困難から利益を得ることはできず、他国の動揺から安定を得ることはできない」。これは誰にも変えられない事実だ。
<19> 「人民網日本語版」2020年12月31日
京張都市間鉄道開通一周年 活気に満ちた冬季五輪の舞台・崇礼区
「崇礼区は今年、スノーシーズンを迎えて観光客が爆発的に増加している」と話す河北省張家口市崇礼区党委員会宣伝部の靳磊氏によると、今年10月29日に同区のスキー場がオープンして以来、12月13日までに、前年同期比55%増の延べ75万人の観光客が訪れた。崇礼区は、2022年北京冬季五輪の雪上種目の主要開催地。今年12月30日に、京張都市間鉄道開通一周年を迎えたのを機に、高速鉄道が冬季五輪の舞台にもたらした変化を肌で感じるべく、同区を取材した。太舞滑雪小鎮(Thaiwoo Ski Resort)で働く崇礼区出身の任暁強さんによると、現在、当リゾートには週末になると、平均3000人以上のスキー客が訪れており、スキーシーズンが約半月前倒しで訪れたという。
<18> 「人民網日本語版」2020年12月31日
中国の新型コロナワクチンが発売
国務院共同予防・抑制メカニズムは31日、国薬集団中国生物の新型コロナウイルス不活化ワクチンが、国家薬品監督管理局の承認を受け条件付きで発売されたと発表した。データによると、その有効率は79.34%で、安全性、有効性、アクセス可能性、入手可能性の統一を実現し、世界保健機関(WHO)及び国家薬品監督管理局の関連基準の要求を満たした。ワクチン免疫の持続性と保護効果については今後の経過を見守る必要がある。これは得難い成果で、中国の新型コロナワクチン発売は世界が感染症に打ち勝つための自信を与えている。またワクチンを世界の公共財とするための力強い支えも提供している。
<17> 「人民網日本語版」2020年12月30日
美しく姿を変えた北京の胡同
北京の伝統的な民家が建ち並ぶ細い路地「胡同」は、北京の歴史文化を象徴する「金の名刺」であることは間違いないが、長年にわたりインフラの改修が行われてこなかったことや他のさまざまな理由によって、これまで、古くから胡同に住む人々は、幸福感を抱くことがなかなかできなかった。市街地のリニューアルや胡同の美化、トイレ革命、ごみの分別など各種措置によって、胡同をめぐる環境はますます良くなり、住民の生活もますます便利になっている。人民網が展開している中国各地の貧困脱却支援の現状を紹介するプロジェクト「大道康荘」北京エリアチームはこのほど、東城区草廠四条、東四四条、雨児胡同などのエリアを訪れ、その新しい姿をカメラに収めた。
<16> 「人民網日本語版」2020年12月29日
中国、28日の新型コロナ新規感染者27人 国内症例が15人
中国国家衛生健康委員会の公式サイトによると、12月28日0時から24時にかけて、31省(自治区、直轄市)と新疆生産建設兵団で新たに確認された新型コロナウイルス感染者は27人だった。うち輸入症例が12人(上海市4人、四川省3人、天津市1人、内モンゴル1人、福建省1人、河南省1人、広東省1人)、国内症例は15人(遼寧省8人、北京市7人)、新たな死者は0人、新たに感染が疑われた人は0人だった。
<15> 「人民網日本語版」2020年12月29日
郷村を彩り郷愁を誘う壁画や壁絵 湖北宜昌
湖北省宜昌市夷陵区では、数年前から、「美しい郷村」の建設に力を入れてきた。村落の趣や景観バランス、隣近所との調和に対して統一的な計画を練り、村地域のテーマや特色を発掘し、現有の資源の素晴らしさに立脚し、住居周辺の環境作りを重視し、壁画や壁絵を用いることで、郷村住居の壁を美しく彩っている。こうした精緻な細かさによって生活の美学を可視化することで、美しい郷村の建設のための革新力に刺激を与え、郷愁を誘っている。
<14> 「人民網日本語版」2020年12月29日
福平鉄道が開通・営業開始 中国初の海峡横断道路鉄道併用橋も同時に運用開始
福建省福州市と平潭県を結ぶ福平鉄道が12月26日に開通し、営業を開始した。同時に、中国初の海峡横断道路鉄道併用橋「平潭海峡道路鉄道併用大橋」の運用も始まり、福州-平潭間の所要時間は最速で35分に短縮される。福平鉄道を制御する重要な工事である平潭海峡道路鉄道併用大橋は、国内で初めての海峡横断道路鉄道併用橋となる。同橋は、福州市長楽区松下鎮を起点として、人嶼島、長嶼島、小練島、大練島を経て、蘇澳鎮で平潭島に繋がり、全長は16.34キロメートルに及び、このうち海を横断する区間は11キロメートルを上回る。大橋の上層は両側6車線の高速道路で、設計時速は100キロメートル、2020年10月1日に開通し、走行テストを終えた。下層は複線鉄道で、時速200キロメートル、福平鉄道と同時に開通・運用を開始した。
<13> 「人民網日本語版」2020年12月28日
京雄都市間鉄道が全線開通、北京―雄安間が50分に
12月27日午前10時18分、高速列車・復興号C2702号が、同日に運用を始めた雄安駅から定刻通り北京西駅に向かって出発した。これにより、約3年かけて建設された全長91キロ、最高設計時速350キロの京雄都市間鉄道が全線開通となった。今後、北京西駅と雄安新区は50分で結ばれるほか、大興国際空港から雄安新区まで最速で19分で結ばれることになる。北京市・天津市・河北省間の鉄道での移動がますますスピードアップしている。中国が建設したスマート高速鉄道である京雄都市間鉄道には、設計段階でスマートキーテクノロジーが多数駆使され、全線で応用されたスマート化イノベーション成果は70件以上に達し、多くの「初」を記録した。
<12> 「人民網日本語版」2020年12月25日
南京長江五橋が開通して運用開始 江蘇省
江蘇省の南京長江五橋が12月24日に開通し、運用が開始された。南京長江五橋は、別名「南京江心洲長江大橋」とも言い、南京で長江にかかる7本目の橋となる。
<11> 「人民網日本語版」2020年12月25日
中国1-11月の輸出入が1.8%増加
税関がまとめた統計によると、今年1-11月には、中国の物品貿易の輸出入額が29兆400億元(1元は約15.9円)に上り、前年同期比1.8%増加した。このうち輸出は同3.7%増の16兆1300億元で、輸入は同0.5%減の12兆9100億元だった。輸出から輸入を差し引いた貿易収支は同24.6%増の3兆2200億元の黒字だった。
<10> 「人民網日本語版」2020年12月24日
アフターコロナ時代は国際人口移動の規模が縮小か 中国最新報告
中国グローバル化シンクタンク・CCGと西南財経大学発展研究院が研究、編纂し、社会科学文献出版社が22日に出版した青書「中国国際移民報告2020」によると、新型コロナウイルスは国際人口移動にも深刻な影響を及ぼしており、アフターコロナ時代は、国際人口移動の規模が目に見えて縮小すると予想されている。報告は、「新型コロナウイルスは、世界のサプライチェーンに大きな打撃を与えた。自国の産業チェーンの安全が、経済発展の視野の中に再び戻り、各国政府がそれを非常に重視するようになった。また、保護主義の台頭や、反グローバリゼーションの動向の加速が現れるようになっている。さらに、世界各国は新型コロナウイルス対策として、出入国や移民をめぐる政策を次々に調整した。移民問題は一部の西洋諸国の政党が、新型コロナウイルスが社会にもたらした問題から国民の目をそらすための重要な話題となり、『反移民』という思想の傾向がさらに強まっている。新型コロナや企業活動・稼働の停止による打撃が原因で、社会の人々の感情が非常に不安定になり、それらの国の人々はアジア系移民に怒りの矛先を向けやすい状態になっている」と指摘している。
<9> 「人民網日本語版」2020年12月23日
大連、市民に不要不急の市外への移動しないよう求める 新型コロナ拡大で
遼寧省大連市衛生健康委員会の趙連副主任は22日、現地の新型コロナウイルス感染状況に基づいて、市民に「必要がない限り大連を離れないように」と求め、「離れる必要がある場合は、過去7日以内のPCR検査の陰性証明を所持していなければならない」と通達した。12月22日0時から24時の間に、大連市では新型コロナウイルスの新規感染者が1人、新規無症状感染者が8人確認された。迅速、かつ徹底的に伝染ルートと経路を断つため、大連市は22日正午から3日かけて、市全域で大規模なPCR検査を集中的に展開し始めている。
<8> 「人民網日本語版」2020年12月23日
習近平総書記「ラオスと共に新時代の両党・両国関係に新局面を切り開く」
習近平中共中央総書記(国家主席)は22日、ブンニャン・ウォーラチット・ラオス人民革命党書記長(国家主席)と電話で会談した。習総書記は、「近年、私とブンニャン書記長は中国・ラオス運命共同体の構築を積極的に推し進め、中国・ラオス関係に新時代を開いた。我々は貧困者支援の取り組みを非常に重視し、貧困者支援協力を中国・ラオス関係の大きな目玉にした。双方は手を携えて新型コロナウイルス感染症や水害との闘いを繰り広げ、感染症状況の政治利用、感染症状況を利用したスティグマタイゼーションに共に反対して、苦難を共にし、互いに見守り助け合う運命共同体の精神を生き生きと示した」と指摘。
<7>「人民網日本語版」2020年12月22日
新疆ウイグル自治区人民政府が新疆問題で記者会見、西側の嘘を暴く
新疆維吾爾(ウイグル)自治区人民政府新聞弁公室は21日、北京の外交部(外務省)で新疆問題に関する21回目の記者会見を開いた。記者会見では、自治区政府幹部や一般市民が外国人記者の厳しい質問に答えた。彼らは事実を示し、道理を説いて、「新疆では強制労働が行われている」、「新疆のモスクにはカメラが設置され、イスラム教徒を監視している」といった西側メディアの広めている嘘を暴いた。自治区共産党委員会宣伝部の徐貴相副部長は、「近年、一部の反中勢力、メディア、シンクタンク及び政界要人が、新疆の政策をむやみに非難し、新疆問題においてデマを大量に撒き散らし、さらには悪意あるイメージ毀損を行っている。彼らの意図は、各民族間の関係に水を差し、新疆の安定を破壊し、新疆の発展を阻害し、国際世論をミスリードすることだ。新疆の各民族の人々はこれに激しい非難と強い怒りを表明している」と述べた。
<6> 「人民網日本語版」2020年12月22日
海外のハイリスク地域を訪問した中国の新型コロナワクチン接種者6万人、感染重症化ケースは0
中国国務院共同対策メカニズム・科学研究難関突破グループ・ワクチン研究開発グループのグループ長を務める、中国国家衛生健康委員会医薬衛生科技発展研究センターの鄭忠偉主任は21日、北京で、「緊急使用の過程で、ワクチンを接種した約6万人が中国国外の新型コロナウイルス感染ハイリスク地域を訪問した。現時点で、感染し重症化したケースは1例も報告されていない」と明らかにした。新型コロナウイルスのワクチン接種の安全性や効果について言及した際、鄭センター長は上記のように説明した。鄭センター長は、「安全性と有効性がワクチンを評価する上で最もカギとなる指標。通常、ワクチンの安全性とはワクチンを接種後、思わしくないまたは深刻な副反応の出現の有無を指す。もし、深刻な副反応が出現しなければ、そのワクチンは安全と見なされる」と説明した。
<5>「人民網日本語版」2020年12月21日
羊肉鍋と餃子を食べて冬至を迎える人々 重慶
12月19日、長いテーブルを囲み、羊肉鍋と餃子を食べて、間もなく到来する冬至を迎える人々の姿があった。同日、重慶市◇陵紅酒小鎮(◇はさんずいに倍のつくり)で「第3回冬至暖心長卓宴」が開催された。宴会には、空巣老人(子供が成長して家を離れ、単身または夫婦だけで暮らす高齢者)や一人暮らしの高齢者、留守児童(親が都市部に出稼ぎに行き農村に残された子供)、清掃作業員らが招待された。冬至のイベントを通じ、これらの人々に関心と思いやりの心が示された。
<4> 「人民網日本語版」2020年12月21日
人権青書10周年 中国の人権事業の発展は新たな段階に
「人権青書10周年ならびに中国における人権の理念・ディスクール・理論」シンポジウム(中国人権研究会、南開大学人権研究センター共催)が19日にオンライン形式で開催された。参加した専門家らは、「中国の人権事業の発展は新たな段階に入った。数多くの人権理論従事者は自発的に『習近平による新時代の中国の特色ある社会主義思想』を指導思想として堅持し、人権に関する習近平総書記の重要論述を深く学習し、人々を中心とするという研究の方向性を終始貫徹し、中国の特色ある社会主義の偉大な実践に立脚して理論革新を行い、中国の特色ある、時代的特徴を反映する人権の理論体系とディスクール体系の構築を加速して、新時代における中国人権事業の発展の推進、人権分野における国際交流・協力の深化に一層の貢献をする必要がある」との認識で一致した。
<3> 「人民網日本語版」2020年12月18日
減少傾向の世界のぜいたく品市場、中国が48%増加
中国は今や世界のファッション消費における中堅パワーになっており、中でも天猫(Tmall)をはじめとするデジタル化のトレンドと海南省の離島免税政策が市場の爆発的な伸びを牽引している。今月16日、米国の世界的に有名なコンサルティング会社ベイン・アンド・カンパニーが中国のぜいたく品市場に関する研究報告書「2020年中国ぜいたく品市場:この勢いは止められない」を発表した。それによると、今年は世界のぜいたく品市場が23%減少するが、中国国内のぜいたく品消費は流れに逆らって48%増加し、3460億元(1元は約15.8円)に達する見込みだ。また2025年には、中国は世界最大のぜいたく品市場に成長することが期待されると予測している
<2> 「人民網日本語版」2020年12月17日
2020年、中国のAIサーバーが世界市場の約1/3占める
IDCと浪潮集団が15日に北京で共同発表した「2020-2021年中国人工知能(AI)計算力発展評価報告」によると、世界のAI計算力の発展状況から見ると、2020年には中国のAIサーバーが世界のAIサーバー市場の約3分の1を占めるようになり、中国は世界のAI産業発展の中堅パワーになったという。同報告は、「AI計算能力はある側面から1つの国の最先端のイノベーション能力を反映しており、AI計算力への投資はその国が戦略的レベルからAIをどれほど重視するかをも示し、またAIの発展チャンスを通じてコア競争力を高めたいとする企業の差し迫ったビジョンも示す」と指摘した。
<1> 「人民網日本語版」2020年12月16日
北京冬季五輪、水と気体に変わる生分解性食器を採用
北京冬季五輪組織委員会はこのほど、全面的に「グリーン、共有、開放、廉潔」という五輪の開催理念を全面的に実行し、「持続可能・未来志向」のビジョンを貫き、大会の環境へのプラスの影響を示すため、北京冬季五輪で生分解性食器を使用すると発表した。清華大学生命科学学院の陳国強教授によると、産業バイオテクノロジーは主に持続可能型の農産物、例えばデンプン、脂肪酸、繊維素などを原料とし、燃料、化学品、薬品などを大量生産する。そのうちPHA、PLA、PBAT、PBSは生分解性材料分野の成長の主な駆動力であり、世界で生産量が最も多く、使用範囲が最も広く、コストパフォーマンスが最も高く、石油から作られるポリエステルに最も近い生分解性材料だ。