「人民網日本語版」2020年11月前半 抜粋(2020/11/16)

<20)「人民網日本語版」2020年11月14日
「ナイト成都」3.0時代に突入!
ナイトタイムエコノミーモデルポイント100ヶ所が発表

24時間眠らない街である四川省成都市には、どんな楽しみ方があるのだろう?今月13日午後に開催された「バラエティに富むシーンのショー·活力ある成都の夜——2020成都ナイトタイムエコノミーモデルポイント発表会」で、成都のナイトタイムエコノミーモデルポイント100ヶ所が発表された。ナイトツアー景勝地、ナイト視聴劇苑、ナイト文鑑芸廊など、消費シーン10ジャンルをカバーし、寛窄巷子、ナイトツアー錦江、遠洋太古里など、人気観光スポットのほか、融創文旅城などのネット上で人気の観光スポットなどの名前が並び、「インターナショナル・スタイル、成都テイスト」のナイトタイムエコノミーのニュートレンドを巻き起こす。

<19> 「人民網日本語版」2020年11月13日
外交部副部長、「中国は『トラベルバブル』を否定しないが、海外旅行制限緩和には慎重」
中国外交部(外務省)の羅照輝副部長は12日に北京で、「中国は『トラベルバブル』を否定しないが、海外旅行の緩和については依然として慎重な対応が必要であり、今のところはまだ海外旅行の緩和を主張しない」と述べた。同日行われた中国国務院新型コロナウイルス感染症共同対策メカニズムの記者会見で、あるメディアの記者が「冬の到来にともなって、中国はより多くの外国人旅行客に対して渡航制限を検討すると同時に、新たな症例がほとんど確認されていない国に対しては新型コロナウイルス対策の隔離措置なしで相互の渡航を認める『トラベルバブル』を検討しているか」と質問したのに対し、羅副部長は次のように回答した。

<18> 「人民網日本語版」2020年11月13日
中国最大のビッグデータ災害復旧センター、内モンゴルに設立
「内蒙古(内モンゴル)政務クラウドビッグデータ災害復旧センター」プロジェクトが11日午前、「草原雲谷」と呼ばれる烏蘭察布(ウランチャブ)市集寧区で完成し、稼働開始した。これは現在、中国最大の独自ビッグデータ災害復旧センターで、長期的にはブルーレイ保存容量を4000PBに達する予定だ。「百年保存」という非常に長い保存時間を持ち、改ざんできず電磁放射に強いといった独特の優位性と先進性を持つ。プロジェクトの建設を担当した内モンゴル中弘紫晶科技有限責任公司によると、そのシリーズの製品は媒体、設備からソフトウェアプラットフォームに至り完全に独自のものとなる。ブルーレイディスクを保存媒体とするサーバーOSと同様、独自の知的財産権を持つ。公文書レベルのブルーレイディスクには、摩損、湿気、腐食に抵抗できるなどの特徴があり、いずれも50年以上のデータ保存時間を保証でき、ビッグデータ時代の保存期限の要求に完全に合致する。

<17>  「人民網日本語版」2020年11月13日
世界のサプライチェーンを動かす「ダブル11」 中国内需のポテンシャルを反映
新型コロナウイルス感染症の影響を受けた今年の「ダブル11」(11月11日のネット通販イベント)がどうなるかは、多くの人から中国経済の活力を示す「体温計」だとみられていた。イベント当日の様子をみると、多くのECプラットフォームは売上高が前年同期をすぐに上回った。この成果から、中国市場のもつ非常に大きな内需の原動力と、デジタル化がもたらしたイノベーションの恩恵がうかがえる。それだけではない。中国の「ダブル11」は世界のサプライチェーンをも動かした。今年は各ECプラットフォームが目を見張る売上を記録した。天猫(Tmall)の「ダブル11」は開始からわずか30分で、取引額が3723億元(1元は約15.9円)を突破し、11日24時の最終取引額は4982億元で、再び記録を更新した。

<16> 「人民網日本語版」2020年11月12日
上海浦東30年の歩み、中国対外開放の「お手本」
上海黄浦江の西岸は、歴史の中でかつて西洋人や西洋の物が多く集まる「十里洋場」と呼ばれ、栄えてきた。一方、東岸には長きにわたり、荒涼とした風景が広がっており、立ち遅れていた。しかし、かつてはあぜ道や田んぼだった場所が、今では現代化された新しい市街地となっている。2020年、「90後(1990年代生まれ)」の浦東は、30歳を迎えた。

<15> 「人民網日本語版」2020年11月12日
香港特区立法会議員の資格問題に関する全人代常務委員会の決定は「合憲・合法的」
第13期全国人民代表大会(全人代)常務委員会の第23回会議は11日、香港特別行政区立法会の議員資格問題に関する決定を採択した。中国外交部(外務省)の汪文斌報道官は同日の定例記者会見で、この決定について「理にかない、筋の通った、合憲・合法的なものだ」と指摘した。汪報道官は「すでに国務院港澳(香港・マカオ)事務弁公室と中央人民政府駐香港特別行政区連絡弁公室がそれぞれ声明を出した。全人代常務委員会が憲法と香港基本法及び香港地区国家安全維持法の関連規定に基づき、香港特区立法会議員の資格問題について決定を行ったのは、『一国二制度』システムを堅持・整備し、香港基本法と香港地区国家安全維持法の関連規定を実行に移すための必然的要請であり、香港特区の法治と特区の憲政制度を維持するうえで必要な措置でもあり、理にかない、筋の通った、合憲・合法的なものだ」と指摘。

<14> 「人民網日本語版」2020年11月11日
「受注型」職業教育が好評 河北省威県
河北省邢台市威県職業技術教育センターは近年、労働市場の需要を見据え、「学校・企業協力」や「特定方向育成」、「工学結合」の人材育成モデルを打ちたて、「受注型」職業人材を育成している。これにより学校・企業・学生に利益がもたらされている。

<13> 「人民網日本語版」2020年11月11日
秩序立てて進められている雄安新区容東エリアの建設
雄安新区管理委員会によると、雄安新区の開発と建設における先行エリアである容東エリア内では、雄安ビジネスサービスセンターと移転住民用住居などのプロジェクトが計画通り秩序立てて進められており、建設のクオリティと工期の保障に全力を尽くしているという。

<12> 「人民網日本語版」2020年11月11日
726.2億ドル!第3回輸入博の経済貿易協力成果が再び新記録
第3回中国国際輸入博覧会が10日に閉幕した。中国国際輸入博覧局の孫成海副局長は同日に行われた輸入博閉幕ブリーフィングで、「世界では新型コロナウイルス感染症が蔓延し続けているが、第3回輸入博では各方面の協力意向の意欲が低下することはなく、年間ベースで計算すると、意向成約額は累計726億2千万ドル(1ドルは約105.1円)に達して、前回より2.1%増加した」と述べた。孫氏は、「第3回輸入博は感染症対策が常態化する中で中国が開催した規模が最も大きく、出展国が最も多く、オンラインとオフラインを結び合わせた経済貿易の国際的一大イベントとなった。展示部分の総展示面積は36万平方メートル近くで、前回より3万平方メートル近く拡大した。各業界からの来場者40万人近くが参加登録・申し込みを行い、来場者はのべ61万2千人に迫った。

<11> 「人民網日本語版」2020年11月10日
上海で新型コロナウイルス新規感染者を1人確認
上海市は今月9日午後6時、記者会見を開き、上海市浦東新区の李国華副区長が、「早朝、同区で新型コロナウイルス感染が疑われた人が1人報告され、PCR検査の結果、『陽性』を確認。医療画像と照らし合わせて、新型コロナウイルス感染者と診断された」と発表した。感染したのは男性の王さん(51)で、今月8日午後1時45分に発熱や鼻詰まりなどの症状を訴えて、浦東新区人民病院の発熱外来を受診。翌9日午前から隔離治療が始まった。王さんは上海浦東国際空港で搬送の仕事に従事していた。

<10> 「人民網日本語版」2020年11月09日
チベットの全ての貧困県・区が貧困脱却
西蔵(チベット)自治区拉薩(ラサ)市城関区の団地・康楽家園小区に住むチベット族の女性・阿松さんは夕方になると、ガスコンロの前で晩御飯を作り始める。約2年前、阿松さんはチベットで「三岩地域」として知られる1600キロ離れた昌都市貢覚(ゴンジョ)県木協郷康布村に住んでいた。「三岩」とは、「岩」のことではなく、チベット語で「山々に囲まれ、地形が厳しい」ことを意味しており、生活環境が悪く、チベットで最も発展が遅れた地域の一つだ。貧困脱却の難関攻略において、チベットは、木協郷を含む「三岩地域」の7郷、45行政村の住民が他の地域へ移転する取り組みを行っている。阿松さんの一家4人も代々居住していた■楼(■は石へんに周、ディアオロウ)と呼ばれる楼閣風の住居から、康楽小区の約120平方メートルの家に移転した。移転前、阿松さんの父親・次旺久米さん(80)は複雑な思いを抱いていたものの、新しい家の現代的な設備や娘2人が近くの幼稚園で働いているのを見て、安心したという。

<9> 「人民網日本語版」2020年11月09日
輸入博覧会に最先端の技術装備が登場
11月5日、スタッフ(左から2人目)がオムロンの心電計つき血圧計を試す来場者をサポートする様子。スマートフォンと連動して、血圧と心電図波形を同時に測定することができる製品だ。

<8> 「人民網日本語版」2020年11月06日
青島初の欧州と結ぶ国際線貨物定期便が正式に開通
10月27日、99トンの貨物を積んだASL航空ベルギーの国際貨物専用機が山東省の青島流亭国際空港に到着。青島とベルギーを結ぶ国際線貨物定期便が正式に開通した。青島-東京、青島-シカゴを結ぶ国際線貨物定期便に続いて、青島初の欧州と結ぶ国際線貨物定期便が誕生した。同路線はASL航空ベルギーのフライトで、ボーイング747-400を投入。片道の最大積載量は110トンで、現時点で、週3便が運行される計画だ。輸出されるのは、ハイバリューの越境ECの荷物やアパレル商品、アクセサリーなどがメイン。一方、輸入されるのはECの荷物や機器・設備がメインだ。

<7>「人民網日本語版」2020年11月06日
全面的な貧困脱却と農村部振興との効果的連携を推進
今年は小康社会(ややゆとりのある社会)の全面的な完成に最後の勝負をつけ、貧困脱却の難関攻略に決戦を挑む年だ。習近平総書記は「全面的な貧困脱却と農村部振興との効果的連携を推進し続ける。貧困脱却の認定はゴールではなく、新たな生活、新たな奮闘のスタートだ」と強調した。この重要な指示を貫徹実行するには、中国社会の主要矛盾の変化に焦点を合わせ、取り組みの思考をまとめ、貧困削減の戦略と取り組みのシステムの穏やかなモデル転換を推進し、農村部振興戦略を統合的に組み込む必要がある。今年貧困脱却の難関攻略任務を達成すると、中国は約1億人の貧困脱却を実現して、国連の「持続可能な開発のための2030アジェンダ」における貧困削減目標を10年前倒しで達成することになる。

<6> 「人民網日本語版」2020年11月06日
日系企業の見る輸入博 中国の世界製造センターの地位は安定
第3回中国国際輸入博覧会(CIIE2020、輸入博)は4日夜に開幕式が行われた。6日間の会期中、世界各地の2600社を超える企業が国家コンベンションセンター(上海)に集まり、数多くの新製品、新技術、新サービスを披露する。今回は日本の企業も積極的に出展した。日系企業の目に映る輸入博はどのようなものか。なぜ毎年参加するのだろうか。世界トップ500社に入る企業である三菱電機株式会社は、今年で連続3回目の出展であり、今後3回連続での出展契約もすでに結んでいる。同社の富澤克行執行役員・中国総代表は、「第3回輸入博の開催は中国が開放的市場政策を推進する中で開放的な貿易環境の構築をさらに進める決意であることを十分に体現するものだ。中国政府は今年初めより5Gネットワークやデータセンターなどの新インフラの建設ペースを加速させる必要があると強調するようになり、こうした戦略がスムーズに実施されれば世界経済の安定装置になり、新たな成長の原動力を提供することになる」と述べた。

<5>「人民網日本語版」2020年11月05日
郷村観光の発展を強化し、郷村振興をバックアップ 河北唐山
河北省唐山市豊南区は、数年前から、郷村観光の発展を大々的に推し進め、農業・人文・生態などの豊かな資源の条件を統合して、地元住民の雇用と増収を促し、郷村振興をバックアップしてきた。

<4> 「人民網日本語版」2020年11月05日
中国30都市の住宅平均価格発表 北京は5500万円
貝殻研究院が10月29日に発表した「2020年都市硬直的需要による住宅購入報告」は、主要都市で「硬直的需要により初めて住宅を購入する際の平均価格」を初めて調査して明らかにした。それによると、一線都市の北京が350万元(1元は約15.7円、約5500万円)、深センが345万元、上海が295万元でトップ3に並び、厦門(アモイ)が266万元で4位だった。長沙、瀋陽、重慶など8都市は価格が低く、平均で100万元を下回った。

<3> 「人民網日本語版」2020年11月04日1
CIIE2020開幕迫る!今年のジャパン・パビリオンはオンラインとオフラインを連動
上海市では、11月5日から開幕する第3回中国国際輸入博覧会(CIIE2020、輸入博)の準備が現在着々と進められている。新型コロナの影響から渡航制限があったにもかかわらず、日本からはとりまとめ機関である日本貿易振興機構(ジェトロ)を通じて、昨年度とほぼ変わらぬ156社・団体が出品することになっており、中国市場での販路開拓を目指す日本の中小企業にとって、中国全土からバイヤーが来場する輸入博は大きな影響力を備えた展示会であるとの認識が広まっていることが見て取れる。ジェトロは今年、「食品・農産品」エリアと「医療機器・医薬保健」エリア、「服飾・日用消費品」エリアの3つのエリアでジャパン・パビリオンを展開するほか、新型コロナの影響を踏まえ、最新のデジタル技術やオンライン商談ツールを最大限に活用することで、中国に渡航することができない出品企業が日本にいながらにして商談のチャンスを得られる体制を構築していく。

<2> 「人民網日本語版」2020年11月03日
「コロナ感染者の50%は無症状感染者が感染経路」 検査と隔離がカギ
3日の会期で開かれていた世界トップレベルの科学者が集まる「The3rd World Laureates Forum」が1日、上海で閉幕を迎えた。会期中、復旦大学附属華山病院・感染科の張文宏主任やノーベル賞受賞者、英国オックスフォード大学の医学教授らが対話を展開した。北京日報が報じた。張主任は、「多くの国で、新型コロナウイルス感染の第2波が起きている。専門家は、西洋諸国では非医薬品介入を採用するのが難しく、社会が開放され、経済活動が再開すると、効果的な介入策を講じることができず、感染が拡大していると分析している。非医薬品介入策を継続的に講じなければ、医療資源の崩壊が起きると、市民に注意を呼び掛けるべきだろう。また、医薬品やワクチンの開発を強化し、高齢者や感染しやすい人を効果的に保護しなければならない」との見方を示した。

<1> 「人民網日本語版」2020年11月02日
2020東京・中国映画週間のゴールドクレイン賞授賞式開催
第33回東京国際映画祭の提携企画として開催された「2020東京・中国映画週間」の閉幕式が1日に行われ、最優秀作品賞などを選ぶ「ゴールドクレイン賞」の発表・授賞式も行われた。「ロスト・イン・ロシア(原題:■媽、■は国がまえで上に八、下に口の下線なし)」、「香山の春1949(原題:決勝時刻)」、「ワイルドグラス(原題:蕎麦瘋長)」などの中国映画が賞を受賞し、 肖央(シャオ・ヤン)が最優秀主演男優賞を、鍾楚曦(チョン・チューシー)が最優秀主演女優賞を受賞した。また、京劇映画「大暴れ孫悟空(原題:大閙天宮)」が芸術貢献賞を受賞した。「2020東京・中国映画週間」は10月27日から11月1日まで開催され、オープニング映画が「若者たちの賛歌(原題:老師・好)」、クロージング映画は「ロスト・イン・ロシア」だった。「愛しの故郷(原題:我和我的家郷)」、「ザ・ルーキーズ(原題:素人特工)」、「香山の春1949」など、さまざまなテーマ、形式の中国映画12作品が上映され、日本人が中国の歴史、文化、発展について理解する窓口となった。