「人民網日本語版」2019年2月前半 抜粋(2019/2/20)

<20> 「人民網日本語版」2019年02月15日
上海人の平均寿命が83.63歳に
上海市衛生健康委員会は14日、2018年、上海に戸籍を持つ市民の平均寿命が83.63歳、うち男性が81.25歳、女性が86.08歳にそれぞれ達したことを明らかにした。また、上海市の乳児死亡率は3.52‰(パーミル)、妊産婦死亡率は10万人あたり1.15人だった。市民の三大健康指標については、上海はすでに10年以上続けて国内トップの座を維持しており、世界の先進諸国・地域の最高レベルに達している。現在、上海市民は12大類・42項目の基本公共衛生サービスを無料で享受しており、ワクチン接種による子供の免疫獲得率は99%を上回っている。

<19> 人民網日本語版 2019年02月15日
バレンタインデーが母の日に? 若者の4割が「母親に花を贈る」
春節(旧正月、今年は2月5日)が終わるや、「バレンタインデー」がやってきた。オンラインショッピングモール大手の「淘宝網」ユーザーのうち、「80後(1980年代生まれ)」の7割以上が、バレンタインデーに自分のために花を贈った。また、生花の6割は女性が購入しており、母と娘の間で花を贈り合うことがブームになっている。生花の消費は今や、従来からの「セレモニー感」というボーダーラインを超え、若者や女性が日常生活で小さな喜びを得るためのツールとなっている。

<18> 「人民網日本語版」2019年02月14日
世界の緑化拡大面積のうち4分の一を中国が占める
アメリカ航空宇宙局(NASA)の衛星データから、2000年から2017年までに世界で新たに拡大した緑化面積のうち、中国が約4分の一を占め、中国の寄与率は世界トップであることが明らかになった。専門家は、その背景には、中国が植樹・造林や集約農業の分野で顕著な実績を残しているためだとの見方を示している。界の陸地緑化面積のうち中国とインドが占める割合は9%という状況にも関わらず、世界の緑化拡大面積に占める寄与率は約3分の一に上っている。このうち、中国の緑化拡大面積は、世界全体の約4分の一を占めている。分析データによると、中国の緑化拡大面積のうち、42%は植樹・造林によるもので、32%は集約農業による。インドの緑化拡大面積のうち82%は集約農業によるものだった。集約農業によって、農民は、同一面積の土地で、より多くの農作物を栽培することができる。

<17> 「人民網日本語版」2018年2019年02月14日
春節連休旅行でフィリピンのセブなどニッチな観光目的地がダークホースに
今年の春節(旧正月、今年は2月5日)期間中、海外旅行に出かけた人が最も多い都市は北京で、海外からの観光客に人気だった都市は北京、上海、広州だった。航空券比較サイト・スカイスキャナーが旅行サイト・携程(Ctrip)と共同で発表した「2019春節インバウンド・アウトバウンド自由旅行ビッグデータ報告」によると、アウトバウンド客にはニッチな観光目的地が人気だったのに対して、インバウンド客には都市が人気だった。一方で海外のニッチな観光目的地が中国人観光客に特に人気になり、アウトバウンド自由旅行の「ダークホース」となった。統計によると、フィリピン・セブ、タイ・チェンマイの増加幅が100%を超え、増加ペースが最も速い旅行先のトップと2位になった。「西太平洋で輝く宝石」と称されるフィリピンからは3都市がランク入り。東南アジアでは、春節期間中最も人気の旅行先となった。

<16> 「人民網日本語版」2019年02月14日
外交部、中国は今後もPKOに積極参加
「世界平和を維持する中国の軍隊」展でのカレ国連事務次長のスピーチについて、中国外交部(外務省)の華春瑩報道官は13日の定例記者会見で「中国は引き続き積極的に国連平和維持活動(PKO)を支持し、これに参加していく」と表明した。【記者】「世界平和を維持する中国の軍隊」展がニューヨークの国連本部で開幕した。カレ国連事務次長は同展でスピーチし「中国はPKOで独特かつ肝心な役割を果している。中国のような加盟国の支持がなければ、PKOが今日のような成果を挙げることはできなかった」と表明した。これについてコメントは。【華報道官】世界の平和と安全を維持するために中国が果してる重要な役割に関するカレ事務次長の評価を、われわれは称賛する。中国は一貫してPKOを支持し、これに積極的に参加している。近年、中国は習近平国家主席が2015年9月の国連平和維持サミットで発表した、PKOへの支持に関する重要な措置を全面的かつ積極的に実行に移しており、世界平和の建設者及び世界平和を維持する揺るぎないパワーであり続けている。

<15> 「人民網日本語版」2019年02月14日
「一帯一路」はオープンで透明性のある対等な協議を終始堅持
中国は4月に第2回「一帯一路」国際協力サミットフォーラムを迎える。2年前に第1回「一帯一路」国際協力サミットフォーラムが北京で成功裏に開催され、29カ国の首脳及び140以上の国と80余りの国際組織の来賓が出席した。これによって「一帯一路」の広範かつ積極的な国際的影響力がはっきりと示された。2018年末時点で、第1回「一帯一路」国際協力サミットフォーラムの成果のうち269件が完成または常態化され、10件が推進中であり、実行率は96.4%に達した。中国側と「一帯一路」共同建設協力文書に調印した国は、すでに150余りの国と国際組織に上る。習近平国家主席の首唱した「一帯一路」は、すでに中国が世界に向けて提供する最大かつ広く歓迎される国際公共財、国際協力の重要プラットフォームとなり、盛んな生命力と明るい展望をはっきりと示している。

<14> 「人民網日本語版」2019年02月13日
ソウルが五輪韓国・朝鮮共同誘致の韓国側誘致都市に決定
韓国政府は11日、2032年夏季オリンピック韓国・朝鮮共同誘致の韓国側誘致都市をソウルに決定した。韓国の大韓体育会(韓国オリンピック委員会)が公式サイト上で発表した声明によると、11日にチンチョン(鎮川)選手村で行われた投票の結果、首都ソウルが49票中34票を獲得し、韓国・朝鮮五輪共同誘致の韓国側誘致都市に選ばれた。韓国と朝鮮はこれまでに、2032年夏季オリンピックの共同誘致を目指すことで合意に達していた。韓国メディアの報道によると、韓国と朝鮮は近くIOC(国際オリンピック委員会)に対し、共同開催の申請を行う旨の書簡を提出する予定という。朝鮮側は、朝鮮側の誘致都市についてまだ発表していない。

<13> 「人民網日本語版」2019年02月12日
春節連休が終わり、就職シーズンに突入の中国
春節(旧正月、今年は2月5日)に合わせた7連休が終わり、中国の各地で多くの人が自分に合った新しい仕事探しを始めている。

<12>「人民網日本語版」2019年02月12日
小都市の消費が春節連休中に大幅増加
京東商城(JD.com)が10日に発表した「春節期間電子商取引消費データ」によると、今年の春節(旧正月、今年は2月5日)連休中、中国の電子商取引消費には、「消費群体の若年化」、「帰省グループが低線レベルの小都市における消費増をけん引」といった傾向が見られた。京東のビッグデータによると、2月3日から8日までの売上は、前年同期比42.74%増加した。売上トップ5に入ったジャンルは、モバイル・通信、PC・事務、家電製品、アパレル・バッグ・シューズ、家具・インテリア用品だった。調理器具、住まい、地元での生活と観光消費においては、高級ブランド品の購入や消費のアップグレードといった傾向が顕著に見られた。昨年同期と比べ、客購入単価の上昇幅が最も大きかったのは、調理器具、地元での生活/観光外出、贈答品、家具・インテリア用品、アパレル・シューズ・バッグだった。

<11> 「人民網日本語版」2019年02月12日
中国の春節消費が活発 海外旅行者は30%増
買い物や旅行をして春節(旧正月、今年は2月5日)を過ごす中国の消費者がますます増えている。オーダーメイド旅行予約サイト・6人遊旅行網によると、「データを観察すると、2019年の春節の旅行消費にははっきりとした変化があり、目的地の分布状況をみると、東南アジアと日本が目立って増加した一方で、経済環境や国際環境の影響を受けて、米国とカナダは目立って減少し、オーストラリアの増加率も鈍化した。需要をみると、消費をする時期が前倒しになり、ピークを避けて出かける割合も目立って増加し、春節の1週間前または1週間後にずらして出かける人が増えた。さらに、80後(1980年代生まれ)と90後(1990年代生まれ)の家族旅行の割合が上昇した」という。Lumama遊旅網がこのほど発表した報告書でも、「春節ののべ海外旅行者数が2018年より30%増加した。出発日をみると、ピークを避けて出かける人が43%に上り、体験の中身をみると、国内では三亜、厦門(アモイ)、哈爾浜(ハルビン)が国内の長距離目的地のトップ3に並び、海外ではタイ、日本、香港地区がトップ3だった。

<10> 「人民網日本語版」2019年02月11日
中国海軍が多国間合同軍事演習に参加
ドック型輸送揚陸艦「崑崙山」と総合補給艦「駱馬湖」からなる998艦隊が現地時間7日午前、パキスタンのカラチ港に到着した。多国間海上合同軍事演習「平和-19」に参加する。パキスタン海軍がカラチ港で盛大な歓迎式典を催し、中国の王愚駐カラチ総領事、中国公館職員、中国系機関、現地在住の華人・華僑代表らが埠頭で出迎えた。多国間海上合同軍事演習「平和-19」は2月8日から12日までカラチとその周辺海域で実施。パキスタン海軍が呼びかけたもので、海上の安全保障上の脅威への対処能力を共に高めるため、参加各国の海上交流・協力を促進する狙いがある。中国、米国、英国、イタリア、オーストラリア、マレーシア、スリランカ、トルコ、オマーンなどが艦艇、航空機、特殊部隊を派遣し、ブラジルなど45カ国がオブザーバーを派遣。港・岸段階と海上段階に分けて実施し、港・岸段階は国際海事シンポジウム、対テロ・海賊対処実演、軽火器射撃訓練、防衛作戦訓練などが中心で、軍事研究交流や文化・スポーツ交流も行なう。海上段階は主砲の対海実弾射撃演習、対テロ・海賊対処演習、国際観艦式などを行う。

<9> 「人民網日本語版」2019年02月11日
春節連休中の中国全土における観光客受入数が延べ4億1500万人に
中国国家文化・観光部は10日、各地の文化・観光部当局、通信キャリア、オンライン旅行会社のデータを統合し、中国観光研究院(文化・観光部データセンター)が総合的に推計を行った結果、2019年の春節(旧正月、今年は2月5日)連休期間の観光客受入数は中国全土で延べ4億1500万人に達し、前年同期比7.6%増加したことを明らかにした。また、観光収入は同8.2%増の5139億元(約8兆3千億円)に上った。中国観光研究院(文化・観光部データセンター)の調査によると、春節連休中に観光客が訪れた目的地(施設)別の割合を見ると、博物館が40.5%、美術館が44.2%、図書館・科学技術館が40.6%、歴史・文化エリアが18.4%にそれぞれ達し、各種文化パフォーマンスを鑑賞した観光客は34.8%だった。

<8>  「人民網日本語版」2019年02月09日
甘粛・敦煌で新春の雪景色 ゴビ砂漠も真っ白
春節(旧正月、今年は2月5日)が訪れ、甘粛省敦煌市は雪景色に包まれ、ゴビ砂漠も見渡す限り白銀の世界となった。

<7>  「人民網日本語版」2019年02月07日
「故郷は年々大きく変化」 南京で働く江西出身の盧さん
故郷を離れ、江蘇省南京市で働いて23年になる盧玉剛さんは、どんなに忙しくても、毎年の春節(旧正月、今年は2月5日)の大晦日には故郷の江西省新余市分宜県楊橋鎮岑下村の実家に帰ることにしている。盧さんは、「実家に帰るたび、この小さな県の変化を感じる。大学受験で故郷を出た時は、緑皮車(エアコンのついていない車体が緑色の列車)に23時間乗ったが、その後は条件がよくなって、自分の車で帰れるようになった。700キロメートルあまりを、10数時間で走る」と話す。南京-新余間の高速鉄道が開通した時、新余を離れて働く人々は大いに喜んだ。「最速の便なら、(南京の)家を出てから新余まで5時間もかからない」という。分宜県は江西省中部の西よりの場所にあり、全国EC農村進出総合モデル県となっている。盧さんは、「今回帰った時には、村の一部の家がEC事業を手がけ、担い手の多くは90後(1990年代生まれ)だということを知った。

<6>「人民網日本語版」2019年02月04日
春運の列車で出会った「小さな旅客のかわいい表情」
春運(春節<旧正月、今年は2月5日>期間の帰省・Uターンラッシュに伴う特別輸送体制)の帰郷ラッシュには、小さな旅客たちの姿もみられる。このかわいい乗客たちは、春運の帰省客の流れに花を添える。家族に連れられ、世話をされ、愛らしい笑顔の中から故郷に戻る喜びがうかがえる。2月2日、江西省南昌市の鉄道旅客路線で、北京西駅行きの「K1454」号列車に乗った小さな旅人たちの「かわいい表情」をカメラに収めた。

<5> 「人民網日本語版」2019年02月04日
党中央と国務院が春節の新年会 習近平総書記が演説
中国共産党中央委員会と国務院は3日の午前に人民大会堂で、2019年の春節(旧正月、今年は2月5日)の団拝会(新年会)を開催した。習近平中共中央総書記(国家主席、中央軍事委員会主席)が演説を行い、党中央と国務院を代表して、全国の各民族の国民、香港特別行政区の同胞、澳門(マカオ)特別行政区の同胞、台湾地区の同胞、海外にいる同胞に向けて新年のあいさつを贈った。習総書記は演説の中で、「春には花が咲き秋には実を結び、実り豊かな一年になる。これまでの1年間、私たちは前進の途上で力を奮い起こし駆け足で進み、たくさんの困難や障害を乗り越え、多くの激流や難所を通り過ぎ、非常に苦しかったが、充実した年でもあり、支払ったものは多かったが、収穫はそれより多かった。中国経済は安定の中で成長し、改革開放は新たな一歩を踏み出し、3大難関攻略(重大リスクの解消、ターゲットをしぼった貧困支援、汚染対策)が力強く推進され、貧困撲滅の取り組みは目立った成果を上げ、国防・軍隊改革は引き続き深化し、中国の特色ある大国外交に新たなページが加わり、全面的で厳格な党内統治が踏み込んで推進され、社会の全体的局面は安定を維持し、国民の達成感、幸福感、安心感が引き続き高まり、党の第19回全国代表大会(十九大)の精神を徹底実施して良好なスタートを切った。私たちは国民をよりどころとすれば、困難や障害に打ち勝つことは言うまでもなく、広大な理想と偉大な事業を成し遂げることは必ずできる」と強調した。

<4> 「人民網日本語版」2019年02月03日
親が子供の家に赴き春節過ごす「逆行」現象がトレンドに
湖南省瀏陽市文家市鎮に住む70代の女性・張清梅さんは1日午後、手作りした正月料理を手に、息子と共に春節(旧正月、今年は2月5日)を過ごすために、広東省広州市に向かう高速鉄道に乗った。張さんが息子の家に行って春節を過ごすのはこれが初めてという。中国の多くの親たちと同様、張さんも春節というと、これまでずっと自宅の台所で忙しく料理を作りながら過ごしてきた。これまでも息子から広州に来て春節を過ごすように勧められても、家のことが気掛かりで、いつも断っていた。しかし今年は特別な理由から広州行きを決めたという。それは、「息子は故郷を離れて約20年も一生懸命働き、昨年新しい家に引っ越した。生活環境も経済的にもよくなったので、今年は絶対に見に行かなきゃ」という思いからだった。

<3> 「人民網日本語版」2019年02月02日
ゴミの分別 きめ細かな日本人とゲーム感覚の中国人
長蛇の列に20分間も並び、人気のレストランで食事したり、あるいは人気のミルクティーを購入するといったことは多くの人が経験したことがあるはずだ。だが、もしゴミを捨てるのに、これほど長時間並ばなければならないとしたら、どうするだろうか?1月26日、西安のある定期市で、人々がゴミ箱の前に長蛇の列を作っていた。ここには18種類のゴミ箱が設置されており、「食べ残し」や「使用済み紙ナプキン」など、非常に細かく分類されている。ゴミを正しいゴミ箱に捨てることができた場合、年賀カードをゲットすることができる。ゴミを捨てれば、面白い分類ゲームに参加できてちょっとした景品ももらえるということもあり、たちまち市民の間で話題となり、多くの人が参加している。楽しみながらゴミを分別することで、知らず知らずのうちにゴミ分別に関する知識が得られる。市民もイベント主催側も、どちらも喜びを得られるこのイベントに、ネットユーザーから、「いいアイデアだ」と称賛のコメントと「いいね!」が寄せられている。

<2> 「人民網日本語版」2019年02月02日
中日外務次官級協議と「安保対話」が北京で開催
中国外交部(外務省) の孔鉉佑副部長と日本の森健良外務審議官は1日、中日外務次官級協議と新たな安保対話を北京で行った。双方は、「双方が共同の努力により、昨年以降、中日関係は正常な軌道に戻り、新たな発展を遂げた。今年は、中日関係にとってさらに高い目標に向かって邁進する要の年となる。双方はチャンスを捉え、中日間の4つの基本文書の原則を守ることを基礎に、両国の指導者の『中日は互いに協力のパートナーであり、互いに脅威とならない、互いに相手の平和的発展を支持する』という政治的コンセンサスを実行し、共に両国関係の新たな未来を切り開かなければならない」との見方で一致した。また、「両国間の上層部交流を共に計画、実施し、貿易協力や人文交流を着実に推進し、敏感で重大な問題を適切に処理し、両国関係が正しい方向に沿って継続的、かつ健全に、安定して発展するよう推進する」ことで合意した。

<1> 「人民網日本語版」2019年02月01日
中国の高速鉄道と「競争」繰り広げるデリバリー配達員
春節(旧正月、今年は2月5日)に合わせて高速鉄道で帰省する人たちの間で、今年は途中に止まる駅まで食事を届けてもらえるデリバリーサービスを利用するというのがトレンドとなっている。湖北省の漢口駅は、インターネットデリバリーを利用できる中国全土の38駅の一つで、現在専属の配達員約20人が旅客においしい料理を届けている。新華網が報じた。一番忙しい時間帯の正午になると、配達員らは到着したばかりの列車に料理を届け終わると、すぐに次に入ってくる列車で配る料理の準備にかかり、まさに列車と「競争」を繰り広げるような忙しさに見舞われる。