「人民網日本語版」2018年11月後半 抜粋(2018/12/1)

<20>「人民網日本語版」2018年11月30日
北京市副都心センター行政オフィスエリアの運用スタート
このほど、北京市貧困者支援弁公室や市直属機関工作委員会、市保密局、団市委(中国共産主義青年団委員会)などの各部門が北京市副都心センター行政オフィスエリアへの移転を終え、同エリアでの業務を開始していることが関係部門により明らかになった。これにより同エリアの運用がすでにスタートしたことを意味している。副都心センター行政オフィスエリア第一期工事は、すでに入居条件がほぼ整っている状態で、市レベルの各部門は、近日中に次々と同エリアへの移転と業務をスタートさせていく計画となっている。(編集KM)

<19> 「人民網日本語版」2018年11月29日
図書館自習室の席取りに受験生たちのリュックが長蛇の列 山西省
山西省太原市図書館の入り口には28日、数百人もの受験生たちが開館前に自習室の席取りのため、リュックを並べており、その「長蛇の列」が独特な光景となっている。12月から次々スタートする公務員試験や大学院受験などに向けて、多くの受験生たちが図書館で最後の追い込みに励んでいる。

<18>  「人民網日本語版」2018年11月29日
2020年に高校の粗進学率90%達成を 中国教育部
中国教育部(省)はこのほど雲南省、西蔵(チベット)自治区、青海省などの中・西部10省区を組織して高校段階における教育の普及と難関攻略活動座談会を開催した。直面する突出した問題や困難を掘り下げて検討し、今後の活動のアプローチを明確にするのが目的だ。教育部の朱之文副部長(党組織メンバー)が会議に出席し、講演を行った。朱副部長は、「教育部は高校段階の教育の普及を第13次五ヶ年計画の実施における重点活動の一つと考えている。現在から2020年まではあと2年ほどしかなく、決心を固め、全力で取り組んで難関を克服しなければ、2020年には全国、各省(自治区、直轄市)の高校段階の教育の粗就学率が90%に達しなければならない。高校の教育内容の発展を推進し、教育の質を引き上げ、高校教育の魅力を高めなければならない」と述べた。

<17>  「人民網日本語版」2018年11月28日
淮安市クイ県で海外輸出用の白菜の出荷作業ピーク 江蘇省
江蘇省淮安市クイ県ではこのところ、海外輸出用の白菜が旬を迎え、現地の農家では収穫と出荷作業に追われている。淮河鎮は2016年から韓国や日本の取引先と白菜の輸出契約を結び始め、海外輸出用の野菜栽培スタイルを実施し、農家の増収を促進している。

<16>「人民網日本語版」2018年11月28日
1995年から1999年生まれの若者たちにみられる「オタク文化」と「喪文化」
第3回騰雲サミットが25日、北京で開催された。来賓として出席した専門家たちは、「文化の発展」をめぐって議論を展開し、なかでも「95後(1995年から1999年生まれ)」が、多くの人々の注目を集める話題なった。「喪文化」とは、若者たちの間で流行している退廃的や悲観的といったムードや色彩を帯びた言葉や文字、あるいはイラストなどを指し、若者のサブカルチャーのスタイルの1つになっている。「喪文化」や「オタク文化」などのサブカルチャーは数年前から、一部の「95後」の若者の間で流行している。ある専門家は、「オタク文化」のほとんどが社会におけるチャンスが減ったことに起因しており、若い世代ではやっている「喪文化」は、中所得者層の焦燥感とかなり近いものがあると指摘している。

<15> 「人民網日本語版」2018年11月27日
北京市で今年冬に入ってから最悪の大気汚染レベルに
北京市・天津市・河北省及び周辺地域で23日から重度の大気汚染が生じている。北京環境監測センターは、地域性汚染及び不利な気象条件が重なり、北京市のPM2.5濃度が上昇し続けたとしている。26日14時時点で、大気の質は深刻な汚染レベルに達し、今年冬に入ってから最も汚染が深刻な地域汚染となった。その後、26日夜から寒気の影響で大気の質は次第に改善の兆しを見せつつある。

<14> 「人民網日本語版」2018年11月27日
北京と広東を訪問した日本最大の「ボス」代表団が訪中する目的は?
ここ数日、日本の総勢250人からなる「ボス」代表団——日本経済界代表団が中国を訪れている。同代表団の定例中国訪問は1975年に始まり、今回で43回目を数えるが、250人は過去最大の規模だ。それだけではない。今回の代表団は21日、2年ぶりに中国の李克強総理との会見を果たした。日本最大規模といえるこの「ボス」代表団の訪中の目的は何か。どのようなシグナルを発したのか。同代表団は日中経済協会、日本経済団体連合会、日本商工会議所などのメンバーで結成され、日本の有名企業の重鎮が多く含まれる。計画では、今月20日から23日まで北京を訪問し、中国政府要人と会見し、商務部(省)、国家発展改革委員会、工業・情報化部(省)の関係者と意見を交換した後、広東省へ移動して現地企業を視察する。このように過密な日程で中国を訪れ、何を話したのだろうか。

<13> 「人民網日本語版」2018年11月26日
甘粛省張掖市を襲った高さなんと百メートルの「砂の壁」
甘粛省張掖市を25日、強烈な砂嵐が襲った。激しい強風で高さなんと百メートル以上にまで膨れ上がった「砂の壁」が現れ、同市では緊急避難警報が出された。

<12> 「人民網日本語版」2018年11月23日
南京長江大橋の文化財・モクレンライト灯る 消費電力80%カット
温かみのある色に美しく「咲く」モクレンライトは、南京長江大橋のシンボル的要素となっている。21日夕方、長江がうすい霧に覆われる中、間もなく開通する全長約4000メートルの南京長江大橋には、改修工事後初めてハクモクレンライトに灯りがともされた。モクレンライトは単なるライトではなく、「文化財」の一つだ。1968年に全線開通となった南京長江大橋と、「同年齢」のこのライトは、50年間、人や車が通るこの橋を明るく照らし続けてきた。同橋の文化財保護の設計責任者である東南大学建築学院の淳慶曾准教授は取材に対して、「ハクモクレンライトは高さが8メートルで、重さは700キロ以上。1本の柱にハクモクレンの花が5つ『咲いている』。同橋が建設された当初、道路部分に150組、計300本のハクモクレンライトが設置された。その後、ランプ橋が建設された時に、1本撤去されたため、改修工事のために封鎖される前は299本立っていた。それらライトは儀仗隊のように、約40メートル間隔で、橋の各部分に『整列』している」と説明する。

<11> 「人民網日本語版」2018年11月23日
32年間手描きイラストで病状を患者に説明し続けている西安市の医師
陝西省の西安市胸科医院神経結核科の竇権利主任医師は患者と、よりしっかりしたコミュニケーションをとり、患者自身にその病状をよりしっかり理解してもらい、自信をもって治療に臨んでもらうため、32年間にわたり、肺の手描きイラストを描き続けている。これらの「作品」は数万枚にのぼり、すでに山積みになるほど。人は彼を同病院の「伝説的な画家」と呼んでいる。

<10> 「人民網日本語版」2018年11月23日
ドキュメンタリー「東京裁判」が米国で上映
米国立公文書記録管理局はこのほど、中国のテレビドキュメンタリー「東京裁判」(全3話)を上映し、東京裁判判決70周年を記念した。上映会場で主催者側の代表者及び鑑賞に訪れた米国人は、本作品を鑑賞し、貴重な平和をより一層大切に思うようになり、歴史を銘記することで初めてより美しい未来を切り開くことができると述べた。「東京裁判」はドキュメンタリー形式で、1946−48年に開かれた極東国際軍事裁判所で日本の第二次大戦中の主要戦犯に判決を下した過程を振り返っている。制作者は米国立公文書記録管理局から多くの映像資料を入手した。これには南京大虐殺の重要証人であるジョン・マギーやベイツらが法廷で証言する映像も含まれている。同作品は2016年12月にシンガポールで、第21回アジアテレビ大賞の「最優秀ドキュメンタリー賞」を受賞した。

<9> 人民網日本語版 2018年11月23日
約4千年の歴史誇る「地下の四合院」をたずねて
中国北部の「地下の四合院」と呼ばれる地坑院は約4千年の歴史を有するといわれている。この地坑院は平坦な土地に深さ6メートルから7メートル、長さ12メートルから15メートルの長方形もしくは正方形の穴を掘り下げて中庭とし、その四方の壁にまた複数の穴を掘って作られた住居となる。

<8> 「人民網日本語版」2018年11月22日
中国における就労者の約4割が女性
中国国家統計局はこのほど、「中国児童発展概要(2011-20年)」と「中国婦女発展概要(11-20年)」の17年の実施状況に対する統計・モニタリングを発表した。モニタリングによると、この2つの「概要」が掲げている複数の目標が前倒しで達成されている。例えば、17年末、中国全土の就労者のうち、女性が43.5%を占め、「概要」が制定する「20年までに40%」という目標を既に達成した。国家統計局の婦女発展状況に対するモニタリングによると、近年、女性の就労状況が明らかに改善しており、女性技術者が増加の一途をたどっている。17年、公有制企業・事業機関中の女性技術者が1529万7000人と、10年より260万3000人増え、全体に占める割合は48.6%と、3.5ポイント上昇した。うち、女性のシニア技術者が178万9000人と、10年と比べて77万3000人増加し、全体に占める割合は39.3%と、4ポイント上昇、前倒しで目標達成となった。農村の貧困女性の数も大幅に減少している。17年、中国全土の農村の農村貧困人口は3046万人と、10年に比べて約1億4000万人減少し、その約半数が女性だった。

<7> 「人民網日本語版」2018年11月20日
寧波と舟山を結ぶ中国内初の海底高速鉄道トンネル
浙江省舟山市政府と寧波市委員会宣伝部などの関連部門が19日に発表したところによると、中国鉄路総公司と寧波市、舟山市は、新しく敷設される寧波と舟山を結ぶ甬舟鉄道のフィージビリティスタディ審議会を北京で共同開催した。同審議会で決定された計画によると、甬舟鉄道の誕生によって、舟山群島における鉄道未設置の歴史にピリオドが打たれるだけではなく、北侖-金塘区間には国内初となる海底高速鉄道トンネルが建設されることになる。甬舟鉄道に社会から広く関心が集まる理由は、北侖から金塘にいたる金塘水道を渡るため、トンネルを建設する方法を採用することにある。初期計画によると、このトンネルは全長16.2キロメートル、そのうち海底トンネルの長さは10.87キロメートル。甬舟鉄道の全長は77キロメートル、設計時速250キロメートル、主に観光客を顧客ターゲットとするが、地域間を移動する乗客にも配慮する。

<6> 「人民網日本語版」2018年11月20日
広州地下鉄の6路線が19日に着工
広東省の広州市では19日から、広州地下鉄3号線東延伸区間と5号線東延伸区間、7号線第二期、10号線、12号線、14号線第二期という新たな6路線が正式に着工し、広州市の新たな軌道交通建設の幕が開いた。6本の新路線は、全長110キロメートル、駅の総数は73駅に達し、投資総額は1千億元(約1兆6200億円)を上回る。路線は、主に、番禺、天河、白雲、越秀、茘湾、海珠、黄埔の7行政区に広がっており、完成後は、広州の都市機能レイアウトがさらに最適化すると期待されている。現在広州では、13本の地下鉄路線が運行されており、全長は約400キロメートル、1日あたり利用客数は延べ820万人にのぼる。2023年までに、全長を現在の2倍に相当する800キロメートル以上とすることを目指している。

<5> 「人民網日本語版」2018年11月20日
オンライン観光消費は若手ユーザーが主導、成功の鍵は「業務革新」
今年の「ダブル11(11月11日のネット通販イベント)」において、天猫(Tmall)で旅行関連商品を購入したユーザーは、前年同期比30%増加し、「遊びに出かける」意欲を示した若者がますます増えていることが明らかになった。また、若者が求める「遊び」の中身は、より要求が高くなっており、さらに細分化され、個性化した消費すう勢が消費のクオリティを決定づけている。若者の旅行には、「快適な飛行」と「快適な宿泊施設」、「快適な食事」が求められている。アリババ傘下の旅行サイト「飛猪(Fliggy)」の統計データによると、今年の「ダブル11」には、ビジネスクラス航空券の売上が前年同期比300%増、高級スターランクホテルの予約件数は計70万部屋/泊を突破し、5つ星ホテルのバイキング料理の予約は10万食分を上回った。海外旅行においても、ミシュランレストランにおける高級グルメの予約件数が1万1千食分以上に達した。

<4> 「人民網日本語版」2018年11月19日
北京、2020年めどに路線バス車両の半数以上を電気バスに
北京でこのほど開催された中国道路運輸協会城市客運分会2018年次総会・改革開放40周年路線バス発展フォーラムで、北京の路線バスは2020年までに全車両が新エネルギー・クリーンエネルギーの車両が使用される見込みであることが明らかになった。そのうち、電気バスは全体の50%以上を占め、主な区や北京副都心では全車両の電気バス化を実現する計画だ。北京公交集団の戦略・改革発展部の責任者である徐正祥氏によると、同社は新エネルギー・クリーンエネルギーの車両の導入に力を入れており、今年と来年に導入する新車両のうち、9割が電気バスだという。2020年までに同社が保有する車両全てを新エネルギー・クリーンエネルギーの車両にする計画だ。

<3> 「人民網日本語版」2018年11月19日
哈牡高速鉄道のテスト運行開始 高速鉄道がロシアとの国境まで
中国鉄路哈爾濱(ハルピン)局集団有限公司は18日、中国の高速鉄道網「八縦八横」のうち、最も北の「一横」に属するハルピンと牡丹江を結ぶ哈牡高速鉄道がテスト運行の段階に入り、今年末には正式に開通する見込みであることを明らかにした。また、同鉄道と接続することになる牡丹江と綏芬河を結ぶ牡綏鉄道も速度をアップした運行テストを同時に実施しており、高速鉄道が間もなく、ロシアとの国境沿いにある綏芬河駅まで到達することになる。全長293キロ、設計速度250キロとなる哈牡高速鉄道の工事は2014年12月に始まった。全線にわたり橋梁108本、トンネル39本が設けられ、正式開通後は、ハルピンと牡丹江をこれまでの4時間17分から約2時間で結ぶことになる。

<2> 「人民網日本語版」2018年11月19日
湖南省で建設中の世界最長の二層通路橋、1つ目の橋げたが設置
今月15日、湖南省武漢市の楊泗港長江大橋に一つ目の橋げたが設置された。これにより、世界最大の二層通路橋の工事は、デッキ部分の主体構造建設の段階に入った。武漢市の武昌と漢陽をつなぐ楊泗港長江大橋は、中鉄大橋局が工事を請け負っている。武漢の長江に架かる橋としては10本目で、初の二層通路橋だ。長江の両端をつなぐこの橋の長さは1700メートルで、二層通路橋としては世界最長となる。

<1> 「人民網日本語版」2018年11月161日
中国の即時配送業、成長率50%超
美団点評と中国物流採購連合会が15日に発表した「2018年中国即時配送業発展報告」によると、同年、中国即時配送業の注文件数は120億件、アクティブユーザー数は3億6千万人をそれぞれ上回った。報告発表者の一人である美団外売配送事業部の魏巍・総経理は、「従来の宅配業の成長率は年20%あまりだが、飲食デリバリー即時配送業の年成長率は50%に上る。現地生活サービスなど非飲食類の即時配送を加えると、即時配送業の成長率はさらに上昇する」と説明した。報告によると、即時配送業が急成長したことで、時間効率性に対する人々の要求は高まり続け、ほとんどの消費者は配送に要する時間について、「30分以内であれば安心」、「60分以内は許容できるギリギリの範囲」と考えている。即時配送プラットフォームのビッグデータやAIなどの先進技術が、受注後の処理についてスケジューリングの合理化を行っても、30分という平均配送所要時間は、すでに限界に近づいている。