「人民網日本語版」2018年11月前半 抜粋(2018/11/17)

<20>「人民網日本語版」2018年11月140日
成都市市内に設置された「PM2.5」除去用のミスト噴射装置始動
四川省成都市成華区に設置されている「PM2.5」除去用のミスト噴射装置が13日午後、始動した。ミストの中に立つ市民の姿はぼんやりとかすんで見えた。この日、同市では中度の大気汚染が観測され、一部区域では視界が悪くなり、市民の外出に影響を及ぼしていた。

<19> 「人民網日本語版」2018年11月15日
中国消費者のショッピング観が変化 モノから楽しさへ
中国国家統計局が14日に発表したデータによると、今年10月には社会消費財小売総額が3兆5534億元(1元は約16.4円)に達して、前年同期比8.6%増加し、増加率は前月を0.6ポイント下回った。これは主に中秋節(旧暦8月15日、今年は9月24日)が例年より遅かったことと「ダブル11」(11月11日のネット通販イベント)に先立つ一部商品の消費が遅れ気味だったことなどの影響によるものだ。一方で、統計データによると、1〜10月の社会消費財小売総額は同9.2%増加した。グレードアップのための商品売上が速い増加を示した。1〜10月の一定規模以上の企業の商品小売販売額のうち、化粧品類は同11.4%増加して増加率は社会消費財小売総額の増加率を2.2ポイント上回り、通信機器類は同10.4%増加して社会消費財小売総額を1.2ポイント上回った。業界では、「このほど閉幕した第1回中国国際輸入博覧会も、10年目を迎えた『ダブル11』も、商品やサービスの品質、個性、体験の高度化を求める消費者のニーズを映し出した」との見方が広がる。

<18>  「人民網日本語版」2018年11月15日
北京に全自動ピッキングセンター建設へ 1日に150万個の荷物を処理
中国の宅配大手・順豊エクスプレス(北京)は今後、首都臨空経済核心区物流園区内に、全自動ピッキングセンターを建設し、土地の集約化利用、交通混雑の緩和、配送効率の向上を実現したい考えだ。北京市発展改革委員会は13日、同センターと関連施設の建設を許可する文書を発表した。取材によると、同プロジェクトには合わせて5億元以上(1元は約16.4円)が投じられる計画で、完成すれば、ピッキングできる荷物の数は1日当たり150万個に達する見込みだ。

<17>  「人民網日本語版」2018年11月14日
「スマート・ホスピタル」でより優れた医療体験を患者に 重慶市
分単位まで正確に予約できるサービスに、リアルタイムの診断時間通知、病院で注文するだけで煎じられた中医薬が自宅まで配達されるなど、医療衛生サービスと「インターネット+」技術を組み合わせた「スマート・ホスピタル」が重慶市で患者の医療体験を改善しつつある。重慶市中医院では患者が診療時に、煎じられた中医薬の自宅への配達を選択できる「スマート薬局」サービスが設けられており、宅配便のような感覚で薬をうけとれる便利さだけでなく、専門のスタッフが中医薬を煎じるところから配達まで担当している。

<16>「人民網日本語版」2018年11月14日
「ダブル11」配達件数トップ10都市発表 トップ3は北京・上海・広州
国家郵政局公式サイトによると、電子商取引企業による集中的なPRイベントの影響を受け、ネット通販イベント「ダブル11」が展開された11日、宅配物の取り扱い件数は急増した。同日、郵政局と民間宅配企業が扱った宅配物は4億1600万件、前年同期比25.68%増加した。現時点で、1日あたり宅配物の取扱件数トップ10都市は、順に、広州、金華(義烏)、上海、杭州、深セン、蘇州、北京、武漢、泉州、温州。同日の宅配物の配達件数トップ10都市は、順に、北京、上海、広州、深セン、成都、重慶、蘇州、武漢、杭州、東莞だった。

<15> 「人民網日本語版」2018年11月13日
ユニクロ、「ダブル11」の売り上げが35秒で1億元以上に
今年の「ダブル11」(11月11日のネット通販イベント)で、ユニクロがアパレル産業のトップに立ったことにはいささかの疑問もない。天猫(Tmall)では男性用衣類でも女性用衣類でも1位になった。例年と異なるのは、今年は天猫の旗艦店での売上高がイベント開始から35秒で1億元(1元は約16.4円)に達したことだ。16年は1億元に達するのに2分53秒かかっていた。びっくりしたのは、ユニクロが中国でわずか35秒の間に通年の売り上げの0.2%を達成したことだ。これは誇張ではなく、ユニクロの親会社・ファーストリテイリングの決算結果によると、日本市場を除く世界市場での17年の売上高は7081億円であり、このたび中国市場では35秒で16億円を売り上げた。

<14> 「人民網日本語版」2018年11月12日
ポタラ宮の金頂群の補修工事が完了
西蔵(チベット)自治区ポタラ宮の金頂群の補修工事でこのほど、専門家による引き取り検査が行われた。これにより、1年半に及んだ金頂群および付属物の補修工事が無事完了となった。ポタラ宮の最上部には7つの金頂があり、風や日光、雨などに長年さらされたことにより外部の金メッキが剥がれ落ちたり、酸化して黒く変色したり、内部の木材が雨水に侵食されるなどしていた。そのため、2016年にポタラ宮管理処が補修プロジェクトの申請書類を提出し、国家文物局は総額3100万元(約5億円)以上を投じて、2017年に金頂7ヶ所、宝瓶7ヶ所及び、5世、7世、8世、9世ダライ霊塔殿、帕巴拉康殿の5座の金頂の補修工事を開始した

<13> 「人民網日本語版」2018年11月09日
中国空軍の精鋭が中国航展に勢ぞろいl
6日に開幕した第12回中国航空宇宙博覧会(中国航空ショー)において、中国空軍の新型戦闘機と現役主戦装備の一部が集結し、改革開放以来40年間の中国空軍の新たな業績が一挙に展示された。

<12> 「人民網日本語版」2018年11月09日
多くの収穫をもたらす中国国際輸入博覧会
上海で近日開催中の第1回中国国際輸入博覧会において、出展企業とバイヤーが充足感を得ている。ドイツのキッチン用品メーカーSKKの展示ブースは、多くの人で混雑していた。SKK中華圏代理の趙天平氏によると、7日だけでも9社と新たに契約を交わしたという。契約総額は約9730万ドル(1ドルは約113.3円)。米カーギルは1年前より輸入博覧会への参加準備に着手していた。100日前カウントダウンの関連イベントを催した。5日の開幕当日、カーギルは多くの中国企業と協力協定に署名した。牛肉、穀物、食品原料配合、綿花、鉄鉱石などの内容が含まれ、契約額は24億ドル以上。習近平国家主席は輸入博覧会開幕式の基調演説で、中国は市場参入条件の緩和を続けると宣言した。今後15年に渡り中国が輸入する商品は30兆ドル以上、サービスは10兆ドル以上に達する見通しだ。

<11> 「人民網日本語版」2018年11月08日
新就職者に最も人気の職業は獣医やスポーツジムのトレーナー 最新報告
最近ある2つの機関が共同で、江蘇省南京、北京、上海などの都市の新就職者関連のビッグデータを解析し、「2018年新就職者の仕事と生活の現状調査報告」を発表した。同報告は、新興職業に就いた新就職者の収入状況や好んでいる仕事などに関する情報を描き出している。統計によると、月収が最も多いのは獣医だ。また、育児師になった新就職者のうち3割が男性だった。ここ数年、都市に住む人々の消費・需要が多元化し、プロフェッショナルなサービスのニーズも高まっているのを背景に、新興職業に就いた新就職者が増えている。例えば、獣医、スポーツジムのトレーナー、バーテンダー、月嫂(出産後の母子の世話をする専門の家政婦)などの新興職業に就く人が増加の一途をたどっている。

<10> 人民網日本語版 2018年11月08日
10月末の中国外貨準備残高は3兆531億ドル
中国人民銀行(中央銀行)が7日に発表したデータによると、今年10月末現在、中国の外貨準備残高は3兆531億ドル(約347兆764億円)に達し、9月末に比べて1.1%減少した。国家外貨管理局の王春英報道官は、「主要国の金融政策、グローバル貿易情勢、地政学の情勢などさまざまな要因の影響を受けて、国際金融市場は変動が激しく、米ドル指数の上昇率は2%を超え、主要国の資産価格が調整された。レートの換算や資産価格変動などの要因が総合的に作用しあって、中国の外貨準備残高が小幅に減少することになった」と述べた。

<9> 「人民網日本語版」2018年11月08日
まもなく到来ネット通販イベント「ダブル11」 宅配物はこう運ばれる
「ダブル11」とは、中国で毎年11月11日に展開されるネット通販イベント。この「ダブル11」が近づくにつれて、消費者たちは目当ての商品を次々と買い物かごに入れ始めている。同時に「ダブル11」は、物流企業にとっても年に1度の正念場。去年の「ダブル11」に宅配物をいくつ受け取ったかまだ覚えているだろうか?人民網が伝えた。 今年もまた「ダブル11」の季節となり、物流大手各社もすでに全面的な臨戦態勢に入っている。物流サービス大手の円通速逓(YTO)本部中心管理部門責任者の李小平氏は、「今年のダブル11に向けた準備は11月に入ってから始めるのではなく、実際はもっと早い時期から始めている。宅配物の集荷から、物流センターにおける仕分けや幹線輸送、各拠点からの配達作業と物流の全過程において準備をすすめている」とした。

<8> 「人民網日本語版」2018年11月08日
中国国際輸入博覧会が示す中国経済への世界の信頼
「中国経済は大海であり、小さな池ではない」。第1回中国国際輸入博覧会の開幕式で、習近平国家主席は中国経済を大海に喩え、気迫に満ちた言葉で会場全体を奮い立たせた。ここ数日、上海国家エキシビションセンターの展示ブースに並ぶ素晴らしい商品の数々、展示ホール内を行き交う人々、商談会場で度々わき上がる成約の拍手は、世界中のバイヤーが中国経済を有望視し、積極的に中国市場に身を投じていることを生き生きと示している。「中国市場は単に『スピード』と『規模』だけで描写されるものではない」。シーメンス・グレーター・チャイナCEOのLothar Herrmann氏は「中国はイノベーション分野の投資を拡大し続けているうえ、政府、企業、大学を全て包含する生態系を形成している。勢いよく発展するスタートアップ企業もある」と指摘。「現在われわれは中国とさらに多くの交流や協力を通じて、未来に向けた製品、システム、ソリューションを共同開発している。これは中国市場でサービスを提供するだけでなく、全世界に波及し、世界各地で応用される。これは無限のビジネスチャンスを秘めている」とした。

<7> 「人民網日本語版」2018年11月07日
「世界を爆買い」中国小売大手の海外大量調達が続々
京東集団と阿里巴巴(アリババ)集団が海外からの大規模な調達を相次いで発表したのに続き、同じく小売大手の蘇寧集団も6日に主催した「第1回中国国際輸入博覧会・2018年蘇寧グローバル調達供給サミット」で、「今回の博覧会開催期間中に、当グループの海外調達の注文額は1200億元(1元は約16.3円)に上り、海外の5千ブランドがこれをきっかけにして巨大な潜在力を秘める中国市場に進出することになる」と発表した。京東はこれに先立ち、「博覧会では直接契約に調印して1千億元に迫る輸入ブランド商品を調達する」と述べ、アリババも、「今後5年間で世界からの輸入額2千億ドルを達成する計画で、この計画では世界約120ヶ国・地域の特色ある多くの輸入品目が対象になる」と発表した。

<6> 「人民網日本語版」2018年11月07日
江蘇揚州、「インターネット+ごみ分別」データプラットフォームが開通
江蘇省揚州市ごみ分別市民カード累積ポイント交換プラットフォームが5日、邗江区竹西コミュニティで開通、運営をスタートした。同プラットフォームは、ごみ分別による累積ポイントと市民カードをリンクさせ、住民が市民カードをかざすと、ごみの分別処分のポイントが貯まり、貯まったポイントは「再生資源交換スーパー」で生活用品に交換することが可能。

<5> 「人民網日本語版」2018年11月06日
港珠澳大橋開通後の第2日曜、利用者は最高記録の延べ9万人超
港珠澳大橋(香港・珠海・マカオ大橋)は開通後現在まで、順調に運営されている。延べ出入境者数と車両台数はいずれも、再び新記録をマークした。香港地区入境処によると、11月5日午後8時の時点で、同大橋経由の出入境者は延べ9万人を上回り、単日最高記録を打ち立てた。このうち出境者数は延べ4万1105人、入境者数は延べ4万9760人。香港運輸署の統計データによると、4日午前8時から5日午前8時までの間に同大橋を通過した車両は延べ3704台、開通後11日間の最高をマークした。

<4> 「人民網日本語版」2018年11月05日
広東公安当局、住民身分証電子証明書を全国に先駆け発給
広東省公安庁はこのほど、同省が身分証の電子証明書を全国に先駆け発給することを明らかにした。省内の3つ星クラス以上のホテルでは5日より、この電子証明によってチェックインを行うことが可能となる。広東省公安当局が発行する住民身分証を対象として、公安当局は身分証が完成した後、それに対する住民身分証電子証明書も作成する。今後、有効な身分証を所持する同省に戸籍がある住民は、微信(WeChat)のミニプログラム「粤省事」に登録すれば、本人の身分証に対応する電子証明書に関する権限を授けられる。「電子証明書の閲覧」をタッチすると、電子証明書に記載された詳細内容を閲覧できる。「電子証明書の提示」をタッチすると、電子証明書の閲覧授権コードが提示される。広東では現時点で、省内3つ星クラス以上のホテルで、身分証電子証明書を用いたチェックイン手続きを行うことができる。

<3> 「人民網日本語版」2018年11月03日
北京が高齢者の「新規定」 60歳から乗車・公園などが無料に
北京市人民政府新聞弁公室と北京市民政局は2日に、「高齢者のケアサービスを強化し介護システムを充実することに関する実施意見」を共同で発表した。それによると、来年から北京市の高齢者向け社会的優遇サービス政策の対象範囲が変更され、65歳以上の常住者から60歳以上の常住者へと範囲が広がることになった。ここ数年、北京は高齢者の人口が増加を続けている。2017年末現在、60歳以上の北京に戸籍がある高齢者は333万3千人に上り、戸籍がある人全体の24.5%を占めた。常住する高齢者は358万2千人で、北京市の常住人口全体の16.5%を占めた。20年には戸籍がある高齢者が380万人、常住の高齢者が400万人を超えると予測されている。

<2> 「人民網日本語版」2018年11月01日
中国小・中・高校生のスマホ所有率、日米を上回り約7割
中国の小・中・高校生のインターネット利用が社会の広い関心を集めている。「ネットワーク時代における中米日韓の親子関係比較研究報告」(以下、報告)によると、4ヶ国のうち、中国の青少年のネット利用率は最も低かったが、スマートフォン所有率は68.1%と、韓国に続き第2位だった。今回の調査によると、中国の小・中・高校生の86.5%は、各種電子製品を所有しており、韓国(100%)と米国(95.0%)を下回ったが、日本(75.7%)より高かった。各種電子製品のうち、中国の青少年の所有率が最も高かったのはスマホ(68.1%)で、パソコン(41.2%)、タブレットPC(36.7%)、ネットに接続できない携帯電話(18.4%)が続いた。アジアでは、韓国の青少年のスマホ所有率が最も高く(87.2%)、中国がこれに続いた。一方、米国の青少年の場合、タブレットPCの所有率(65.9%)は、スマホ所有率(61.4%)を上回った。日本の青少年のスマホ所有率は42.1%だった。
<1> 「人民網日本語版」2018年11月01日
高度化が進む中国の消費 高品質の商品が人気に
ウォルマートや京東、騰訊(テンセント)などの小売業者がプラットフォームの消費データをまとめて、10月31日に共同で発表した「中国小売業者オムニチャネルを超えた融合発展年度報告」 によると、中国の住民の可処分所得が上昇の一途をたどるにつれ、住民の消費の高度化も拡大を続け、「量」追求型から「質」追求型へと向上している。報告によると、消費の高度化にともない、高品質の商品が人気になっている。ビールを例にすると、2018年6月、京東の食料品デリバリープラットフォーム「京東到家」におけるクラフトビールの販売量が前年同期比123%増となった。また、ウォルマートの店舗における輸入ビールの販売量も前年同期比58.9%増だった。