「人民網日本語版」2018年7月後半 抜粋(2018/8/1)

<20>「人民網日本語版」2018年07月31日
「環西部列車ツアー」特別列車が寧夏を発車 シルクロードの旅を提供
160人を乗せた「環西部列車ツアー」特別列車第1号が27日午後6時、寧夏回族自治区銀川市の銀川駅からゆっくりと発車した。銀川駅を出発したこの「環西部列車ツアー」特別列車は、寧夏鉄道国際旅行社が寧夏中国旅行社や国際旅行社などの旅行社大手6社と共同で組織・運行している。特別列車は、シルクロード河西回廊の歴史文化を中心テーマとして、嘉峪関、張掖、敦煌に停車する。寧夏鉄道国際旅行社の周宏強・総経理は、次の通り紹介した。「旅客は5日間の旅の間に、神秘的な張掖の丹霞地形を心ゆくまで味わい、嘉峪関の『のろし』を偲び、敦煌莫高窟の文明と重みを実感する。ツアー特別列車は、シルクロード文化・黄河文化・西部文化の精髄と逸品観光列車を結び付けてできあがった。

<19> 「人民網日本語版」2018年07月31日
北京坊:中国式ライフが体験できる北京市街地の新ランドマーク
商業の業態変遷にともない、歴史感溢れる北京の「前門」はこのところ、最近北京で最も賑やかなトレンド・エリアになっている。ネットで人気のブランド店舗の多くが入居していることで、若者が大挙して押し寄せる新ランドマークとなり、その勢いは三里屯を上回るほどだ。2017年に完成した複合商業施設「北京坊」は、総占有面積が3万3千平方メートル、「飲食」、「アート・文化」、「インタラクティブ体験」、「逸品ライフ」の4大メインテーマに分かれている。西城区商務委員会の担当者によると、「中国式ライフ体験ゾーン」という顔を持つ前門北京坊には、すでに60店舗以上がテナントとして入居していた。

<18> 「人民網日本語版」2018年07月30日
香港地区8大大学卒業生の平均年収は約337万円、香港大学の収入が最高
香港「文匯報」によると、香港大学教育資助委員会(以下、教資会)はこのほど、2016年度の香港地区の8大大学の卒業生の就職状況を統計した。学部卒業生の年収は23万9千香港ドル(1香港ドルは約14.1円)、平均月収は1万9917香港ドルとなり、昨年より4.8%増加した。また、8大大学の内、香港大学の卒業生の年収が最も高く、30万香港ドルを上回り、平均月収は2万5167香港ドルとなった。香港大学の卒業生の年収は以前より注目されており、教資会はこのほど、2016年度の学部卒業生1万8220人の2017年末の就職状況の統計データを公開した。全体的にみると、8大大学の卒業生の平均月収は1万9千香港ドルから4.8%増の1万9917香港ドルに上がった。また、これらの大学の内、香港大学の収入が最も高く、ボーナス込みで年収30万2千香港ドル、平均月収は2万5167香港ドルとなり、2015年度の8.2%増で、8大大学の中では上がり幅が最も大きかった。

<17> 「人民網日本語版」2018年07月30日
神奈川県で相模湖ダム・建設殉職者の合同追悼会
神奈川県の相模湖交流センターで29日、第二次世界大戦中に建設された相模湖ダムの工事で亡くなった中国人や日本人労働者の合同追悼会が開催された。神奈川県や相模原市の一部の官僚、在日本中国大使館の参事官、在横浜韓国総領事館の職員、在日中国人、朝鮮人、韓国人団体の代表、地元の小中学生など約200人が相模湖のすぐそばに立つ相模湖交流センターで、ダムの建設工事で亡くなった労働者らを追悼した。在日本中国大使館の倪健・参事官は挨拶の中で、「日本の軍国主義により侵略戦争が起き、アジア諸国の国民に多大な損害と苦痛を与えた。1944年4月、旧日本軍は相模湖ダムを建設するために、中国の山東省から労働者約300人を強制連行し、うち28人が亡くなった。その悲惨な歴史を忘れてはならない。歴史を教訓として、未来に向かい、教訓をくみ取って、悲劇が二度と起こらないようにしなければならない。今年は中日平和友好条約締結40周年で、中日両国の関係も正しい軌道に戻っている。両国政府と国民がこの貴重な局面を大切にし、共に両国関係のさらなる発展を推進することを望んでいる」と語った。

<16> 「人民網日本語版」2018年07月28日
北京地下鉄 QRコード乗車・微信決済が29日始動
QRコードの読み取りによる地下鉄乗車は、北京市での正式スタートから3ヶ月が経った。北京市交通委員会が27日に明らかにしたところによると、QRコードを利用した乗客は一日あたりの最高がのべ107万8800人、累計ではのべ5100万人を超えたという。統計データによると、QRコード乗車サービスは4月29日に地下鉄全線でテストが始まり、当初の利用者は一日あたりのべ7万3900人だった。5月19日に正式にスタートすると、のべ29万8700人に増加した。76日目にあたる7月13日にはのべ100万人を突破。これまでの累計はのべ5100万人を超えた。同委は、「(北京地下鉄の)易通行アプリケーションが開通し、QRコードによる乗車が推進され、乗客は自分の移動ニーズを踏まえて、QRコード読み取りで乗車したり、オンラインで乗車券を購入し駅で受け取って乗車したりできるようになった。

<15> 「人民網日本語版」2018年07月27日
上海で続く猛暑日 小児科病院に患者が押し寄せる
上海中心気象台は26日、高温オレンジ色警報を再び発令し、最高気温が37度を超えた。猛暑日が続き、復旦大学付属小児科病院は夏の受診のピークを迎えた。病院の統計データによると、7月に入ってから病院の1日あたりの平均外来患者数が大幅に増加し、最大で1日延べ8500人を上回った。消化器科、内分泌科、眼科、慢性疾患科の患者数が明らかな増加傾向を示している。

<14> 「人民網日本語版」2018年07月27日
北京、上半期PM2.5濃度が15.2%低下
北京市環境保護局は25日、「今年上半期のPM2.5平均濃度は1立方メートルあたり56マイクログラム、前年同期比15.2%低下、同時期における過去最低をマークした」と発表した。大気の重汚染日数は、同9日減の8日。このほか、最新の環境法律執行データによると、上半期、汚染物質の固定発生源をめぐる処分件数は1811件、関連罰金は1億600万元(約17億円)だった。北京市環境監察総隊法宣科の王延奎・科長は、「北京市の重点汚染物質排出企業には、すでに自動モニタリング装置が設置されており、データは24時間絶え間なく送られている。また、グリッド管理の精確度も、これまでの3キロメートル×3キロメートル(9平方キロメートル)から、100メートル×100メートル(1平方メートル)まで縮小され、問題エリアの『特定』が可能となった」と紹介した。

<13> 「人民網日本語版」2018年07月26日
金昌市で「七彩餃子盛宴」、小麦粉生地が花びらに 甘粛省
2018年全国重点ネットメディア「甘粛紀行」は24日夜、同省金昌市に到着した。現地の「七彩餃子盛宴」がその場にいたすべての人の胃袋をつかんだ。調理師たちによって作られた「餃子花」は、荷塘月色や砂漠薔薇、喜雀報喜など、鮮やかな見た目と、抜群な味を兼ね備えており、もったいなくて食べることができないほどの逸品だ。これらの小麦粉生地で作られた餃子は赤、オレンジ、黄色、緑、水色、藍、紫の全7色になっており、この7色はすべて植物や野菜、果物、花びらから抽出したものだ。

<12> 「人民網日本語版」2018年07月26日
杭州、清掃員や宅配便配達員に無料でアイスを提供する冷蔵庫登場
厳しい暑さとなっている浙江省杭州市の街中にこのほど、炎天下で仕事をしている清掃員や警察、宅急便配達員、デリバリー配達員などに、無料で水やアイス、スイカなどを提供する「冷蔵庫」が登場した。横で冷蔵庫を管理する人はおらず、「炎天下で仕事をしている人は自由に取ってください」と書かれている。そして、誰も見ていないのに乗じて無関係なのに取る人がいないだけでなく、水を買って冷蔵庫の中に入れる人までいる。横の監視カメラは、心温まるシーンをたくさん捉えている。例えば、スーパーで買い物をして、炎天下の中、急いで家に向かうある高齢男性は、この冷蔵庫を目にして足を止め、袋の中からリンゴを取り出して冷蔵庫の中に入れたかと思うと、考え直してもっと大きなリンゴと取り換えて中に入れている。

<11> 「人民網日本語版」2018年07月26日
日本式老後生活、「定年後も働く」は悲しい人生?
中国では、ゆとりある老後生活を送ることが伝統的に理想とされている。健康に注意を払いながら家でゆったりと過ごし、たくさんの自由な時間があり、公園に行ってダンスをしたり、海外旅行に出かけたり、孫の世話をしたり、一家団らんを楽しんだりするというのが理想の生活だ。しかし、中国でも今、高齢化の波が押し寄せ、多くの人が現実的にはそのような理想の生活を送るのは難しいと感じるようになっている。世界保健機関(WHO)は、2050年までに、中国の人口全体の35%が60歳以上の高齢者になると予想している。そうなれば、中国は世界で最も高齢化が深刻な国となる。中国の高齢化は、急速に高齢者が増え、経済的な余裕ができていない間に定年を迎える人が多いという特徴がある。そのため、多くの高齢者が定年後も仕事を探し、大都市では、肉体労働をしている高齢者が至るところで見られる。中国より先に高齢化社会に突入した日本でも、白髪の高齢者がサービス業などについて、一生懸命働いている姿をよく見かける。求職市場では、高齢者の数が20代の若者より多いというケースさえある。

<10>「人民網日本語版」2018年07月25日
中国で7番目に大きい砂漠が「緑化による砂漠の後退」への転換
中国で7番目に大きい庫布斉砂漠は、内蒙古(内モンゴル)自治区南西部のオルドス市に位置し、北京市に最も近い砂漠で、総面積は約1万8600平方キロメートル。砂漠化防止に携わる人々の30数年にわたる努力により、同砂漠の三分の一が整備され、蓄えられた水源は240億立方メートル以上となった。生態環境が徐々に回復していくのに伴い、砂漠ツアーや食品、太陽光発電など、数多くの分野からなる産業チェーンが形成され、5千億元(1元は約16.6円)以上の天然資源・資産を生み出した。これにより、「砂漠化による人の後退」から「緑化による砂漠の後退」への転換期を迎えた。

<9> 「人民網日本語版」2018年07月25日
中国各地で高温黄色警報 四川、重慶、内モンゴルの一部で40℃超
中国中央気象台は23日午後6時、高温黄色警報を引き続き発令した。24日昼、陝西省中南部、山西省南西部、黄河・淮河西部、長江・淮河流域、長江・漢江流域、江南の大部分、華南北部、四川盆地中東部、重慶市、貴州省北部・東部、内蒙古(内モンゴル)自治区西部、新疆維吾爾(ウイグル)自治区中南部の各地では最高気温が35~36℃に達した。このうち陝西省中南部、山東省西部、河南省東部、湖北省の大部分、湖南省中北部、安徽省中西部、江西省北部、浙江省西部、四川省東部、重慶市、内モンゴル自治区西部、新疆ウイグル自治区南疆盆地の一部では、最高気温が37~39℃、所によっては40℃に達すると予想される。

<8> 人民網日本語版 2018年07月24日
中国人寿保険、「フォーチュン・グローバル500」第42位に躍進
北京時間19日夜、米フォーチュン誌は「2018フォーチュン・グローバル500」を発表、中国人寿保険が昨年より9位ランクアップの第42位に躍り出た。中国企業のなかでは第11位。同社は2003年以来16年連続でランクイン、中国の保険会社では最多の入選回数を誇る。これより前、ブランド評価機関のワールドブランドラボが「2018(第15回)中国で最も価値ある500ブランド」ランキングを発表。中国人寿は、ランキング第5位を維持、ブランド価値は3253億7200万元(1元は約16.4円)に達し、ランクインした金融・保険関連企業でトップの座に輝いた。中国人寿はここ数年、「フォーチュン・グローバル500」評価システムにおいて、着実にランクアップを果たしており、営業収入以外のイノベーション・ハイクオリティ発展目標にますます重点を置くようになった。また、発展戦略において、集団化統合経営戦略を全面的に推進し続けている。

<7>  「人民網日本語版」2018年07月23日
90代の元「慰安婦」姉妹、身分を明かし日本軍の悪行を暴露
侵華日軍南京大虐殺遇難同胞紀念館は22日、同館の職員がこのほど、慰安婦犠牲者を見舞うために湖南省岳陽市に赴いた際、90代の被害者2人が初めて「慰安婦」だった事実を明かし、旧日本軍の暴行について訴えたことを明らかにした。この2人とは、彭仁寿さん(94)と彭竹英さん(90)で、同じ誕生日に生まれた姉妹という。彭仁寿さんは、「1939年秋、まだ14歳だった私は日本軍に捕まり、慰安所に連れて行かれ、ありとあらゆる屈辱を受けた。日本兵は、銃剣で私の腹部を10センチほど傷つけた後、遺棄した。偶然にも応急手当を受けることができて命拾いしたが、この傷が原因で子供を産めない身体になった」と当時を振り返った。彭竹英さんは、日本軍の「慰安婦」制度の被害者だけではなく、細菌戦の被害者でもあった。

<6> 「人民網日本語版」2018年07月20日
中国の高齢者人口、2050年までに総人口の約3分の2に
人口の高齢化は、中国が21世紀を通して直面する基本的な国情である。国家衛生健康委員会の党組織メンバーである全国老齢弁公室常務副主任の王建軍氏は19日、「中国の高齢者人口は、2050年前後までにピークの4億8700万人に達し、総人口の34.9%を占めると予想される」と話した。王氏は、「中国の60歳以上の高齢者人口は、2025年までに総人口の5分の1にあたる3億人、2033年までに総人口の約4分の1の4億人を突破する。そして、2050年前後には、総人口の約3分の1に相当する4億8700人に達し、高齢者人口の数量および総人口に占める割合はいずれもピークを迎えるであろう」との見通しを示した。中国は、1999年から人口高齢化社会に突入した。全国老齢弁公室の統計データによると、2017年末の時点で、中国の60歳以上の高齢者人口は、総人口の17.3%にあたる2億4100万人に達し、1999年から2017年までに、高齢者人口は1億1千万人増加した。

<5> 「人民網日本語版」2018年07月20日
迫力ある滝の絶景 雨量増加で増水した黄河壺口瀑布群
このほど、黄河上流では雨量の増加により、黄河本流は増水期に入り、晋陝大峡谷に位置する壺口瀑布では迫力ある滝の絶景が広がった。

<4>  「人民網日本語版」2018年07月20日
日本で徐々に普及するシェアリングエコノミーの実態
日本では最近、マイカーを持ちたいという若者がどんどん減っている。その理由は、日常の買い物や子どもの送り迎えや引っ越しといった短時間の車の利用だけなら、カーシェアリングで事足りるようになったからだ。日本の警察庁と総務省がまとめた統計データによると、日本では29歳以下の運転免許証所持率は80%を超えるが、29歳以下世帯の自家用車保有率は約50%で、10年ほど前より約10%低下した。自家用車の人気があまり高くないこととは対照的に、カーシェアリング、シェア自転車、ボートシェアリングを含むシェアリングエコノミーが勢いよく発展している。トヨタコネクティッド株式会社の管理職・早田敏さんは、「カーシェアリングは借りる時も返す時も店に行って手続きする必要がなく、会員カードで身元確認や支払いができて非常に便利」と話す。

<3> 「人民網日本語版」2018年07月19日
タクラマカン砂漠を貫く3本目の公道の敷設工事が進行中 新疆
世界で2番目に広い流動砂漠・タクラマカン砂漠を貫く3本目の公道の敷設工事が現在行われており、中国各地から集まった数百人の作業員が懸命に工事に打ち込んでいる。新疆維吾爾(ウイグル)自治区チャルチャン県から砂漠を貫き、ロプノール県に続くこの公道は、全長330キロメートル以上で、ブグル県とニヤ県を繋ぐ砂漠公路と阿和公路に次ぎ、タクラマカン砂漠を貫く3本目の公道となり、現在敷設工事は約100キロメートル地点まで完成している。同公道が開通した際には、砂漠の南部に位置するチャルチャン県から烏魯木斉(ウルムチ)までの移動時間の大幅な短縮が見込まれ、古くから砂漠により隔絶されていた同自治区に新たな公道が追加されることとなる。

<2> 「人民網日本語版」2018年07月18日
中国上半期就職データ:都市部の失業率が調査開始以来最低に
国家統計局は16日、上半期の中国経済「実績」状況を発表。GDP増加スピードは予想を上回り、住民1人当たり可処分所得の成長率はGDP成長率を上回ったほか、就職データについては、「都市における失業率が調査開始以来最低」という驚くべき結果となった。農民工(農村から都市に出て働く臨時就労者)の数は増加し、就職情勢は着実に良い方向に向かってきている。就職は、経済発展における重要ポイントの中でも特に重要な要素であり、最大の民生でもあり、マクロ経済が安定的に運行しているか否かを判断する上での重要ポイントの一つでもある。6月、全国都市部における失業率は4.8%となり、前月と横ばい、前年同月比0.1ポイント低下した。全国31の大都市における失業率は4.7%で、前月と横ばい、前年同月比0.2ポイント低下となった。

<1> 「人民網日本語版」2018年7月18日
「731部隊」がサバイバルゲームに登場 開発企業が削除と同時に謝罪
世界中で人気を博しているモバイルゲーム「絶地求生」を開発した韓国の藍洞工作室(Bluehole Studio)は15日、問題となっている一部ゲーム装備の配信を取りやめることとし、旧日本軍の軍旗「旭日旗」と「731部隊」をゲームから削除すると同時に、謝罪の意を表した。「絶地求生」を開発した藍洞工作室の子会社PUBG社は14日、新装備を打ち出した。この中の一つは、ゲームに登場する戦闘機パイロットが着用するマスクで、「旭日旗」のデザインがパイロットの右耳から右頬に施されている。また、同社は、ゲームに登場するAI(人工知能)を「731部隊」と命名した。問題の装備がリリースされると、プレーヤーから批判の声が集まった。彼らは、「絶地求生」の公式フォーラムに、「なぜ韓国企業が日本の軍国主義のシンボルを使うのか?」、「あなたたちには失望した。ゲームを削除しようと思う」といった投稿を寄せた。