「人民網日本語版」2015年9月前半 抜粋(2015/9/16)

「人民網」日本語版から労働者・労働組合および日中関係に関わる記事を選択して、その抜粋(冒頭部分)掲載します。記事全文は見出しをクリックすると原文(日本語・中国語)を読むことができます。

<20> 「人民網日本語版」2015年9月16日
中国161都市の上半期PM2.5平均濃度、17.4%減
中国環境保護部(省)の呉暁青・副部長は、14日に開催された「環境・発展フォーラム」において、「今年上半期、第1・第2段階の『大気の質・新国家基準』に依拠した環境モニタリング調査を実施した国内161都市における大気環境基準達成日の割合は、前年同期比8.2ポイント上昇、微小粒子状物質(PM2.5)の平均濃度は同17.4%減少した」と発表した。

<19> 「人民網日本語版」2015年9月15日
「単独二孩」の申請数、5万件突破 北京
北京市衛生・計画出産委員会はこのほど、2014年2月21日に北京市人民代表大会常務委員会が「北京市人口・計画出産条例修正案」を審議採択し、正式に施行されて以来、2015年8月15日までに、夫婦の一方が一人っ子の場合に限り2人目の子供の出産が認められる「単独二孩」政策の申請数は5万406件、認可数は4万6186例にそれぞれ達したことを明らかにした。

<18> 「人民網日本語版」2015年9月15日
中国の国有企業改革 「トップレベルデザイン」が発表
国際的競争力を持つ国有基幹企業の育成が目標
中国共産党中央、国務院はこのほど、「国有企業改革の深化に関する指導意見」を発表し、新たな時期における国有企業改革の目的と措置を明らかにした。これは、中国の国有企業改革のトップレベルデザインが正式に打ち出されたことを意味する。改革の主な目標は、国有資産管理体制、近代的な企業制度、市場化経営メカニズムといった重要な改革を通じて、2020年までに多くの優秀な企業家を育て、革新能力と国際的競争力を持つ国有基幹企業を複数育成し、国有経済の活力、コントロール力、影響力、リスク対応能力を大幅に引き上げること。

<17> 「人民網日本語版」2015年9月15日
日本国民数万人が国会を包囲して安保法案に反対
14日夜、約4万5000人の日本国民が国会を包囲し、安保法案に反対する大規模な抗議活動を行った。日本全国から集まった様々な年代の民衆はペンライトや反戦、反安倍のスローガンを手に国会を包囲。野党議員も参加した。参加者は「戦争法案を直ちに廃案に」「強行採決断固反対」などのスローガンを叫び、国会議事堂を包囲し、国会正門前の道路を埋め尽くした。民主党の岡田克也代表、共産党の志位和夫委員長、社民党の吉田忠智党首も参加し、演説で安保法案の「違憲性」を改めて強調し、「憲法違反の法案を可決する権利は誰にもない」と指摘した。

<16>  「人民網日本語版」2015年9月14日
北京・天津・河北交通一体化計画 公共交通ICカードの相互利用実現へ
京薊(北京市―天津市薊県)都市間鉄道が今年7月10日に開通した。これは、県域と首都北京を結ぶ国内初の快速電車となった。北京・天津・河北一体化のスピード発展に伴い、今後は、三エリアの青写真により多くの都市や町の「灯り」が点ることになるだろう。計画によると、北京・天津・河北エリアは、27本の都市間鉄道で結ばれ、総距離3796キロメートルに及ぶ鉄道ネットワークが形成される見込み。

<15> 「人民網日本語版」2015年9月13日
中米両国の双方向の観光交流、ますます拡大
米カリフォルニア州ロサンゼルス市で10日行われた第9回中米省州観光局長協力発展会議で発表された情報によると、中米両国の双方向の観光交流は日に日に拡大しており、両国が推進する新型大国関係における注目ポイントになっている。中米両国は現在、互いに重要な観光客源・海外旅行先となっている。2014年、米国からの訪中観光客数はのべ209万3千人に上り、中国にとって3番目に多い海外観光客源となった。中国からの訪米観光客数も増加の一途をたどっており、昨年は21%増ののべ218万8千人に達した。今年上半期も、両国の双方向の観光交流の規模は引き続き拡大し、特に中国の訪米観光客数は前年同期比16%増となった。

<14> 「人民網日本語版」2015年9月11日
中国の「行き遅れ男性」5年後には豪総人口並みに?
中国大陸部における男女性別比率のアンバランス問題が再び注目されている。上海のニュースサイト澎湃新聞(The Paper)の報道によると、大陸部政府は、「行き遅れ男性」の数が、2020年にはオーストラリアの総人口に近づき、約2400万人に達すると予測している。彼らのほとんどが、一生独身で過ごす見込みという。1日付台湾「中央社(電子版)」の報道によると、中国大陸部では、1982年ごろから、出生男女比にアンバランスが見られ、2000年の国勢調査では、男女比が119.2:100となった。

<13> 「人民網日本語版」2015年9月11日
列車の「整備場」を訪ねる 西安
陝西省西安市北部郊外の西安高速列車運輸区で9月10日、運輸区の西に「列車の整備場」と呼ばれる高速鉄道列車運用所がある。列車が帰庫してからどのように修理点検し、クリーニングして出庫していくのか、一連の流れをカメラに収めた。500メートル程の長さの「列車の整備場」で、長い検査レールの上に列車が停まっており、列車の上、中、下の各位置で作業員が細かく部品を検査し、内外にわたりクリーニングを行なう。。触手検査、目視検査に加え一定距離での車輪超音波検査を実施する。病人が病院の超音波検査を行なうような状態だ。金属内部にほんの僅かなキズがあったとしても画像やデータを通して視覚的に表示することができる。

<12> 「人民網日本語版」2015年9月11日
天津港爆発事故 殉職した消防隊員遺族に230万元の賠償金
天津港「8.12」爆発事故発生から30日目にあたる9月10日、事故現場報道センターは、同日午後3時の時点で、行方不明となっていた消防隊員1人の死亡が確認され、犠牲者の数は164人となり、今もなお9人が行方不明であることを明らかにした。新たに死亡が確認された消防隊員が烈士として追認されると、遺族は賠償金(警官や消防隊員などが殉職または公務で負傷した場合、その功績をたたえて遺族や本人に与えられる金銭)として230万元(約4400万円)を受け取る。

<11> 「人民網日本語版」2015年9月10日
世界の国際旅行者の10人に1人が中国人
北京市が提唱し、世界の有名な観光都市が加盟する国際組織、世界観光都市連合会の報告によると、2014年の世界の国際旅行者の約10人に1人が中国人であることが分かった。報告書によると、中国は2013年に世界最大の観光客供給国となった。14年は、中国の出境観光人数が世界国際観光人数に占める割合が9.58%となった。中国の出境観光者の消費総額は1650億ドル(約19兆6700億円)となり、国際観光収入に占める割合は11%だった。

<10> 「人民網日本語版」2015年9月10日
大学新入生の軍事訓練風景 南京
可愛い子、美しい子、若いイケメン…ほろ苦い青春。中国伝媒大学南広学院の運動場で9月9日、新入生全員が同じ服を着て、教官の掛け声、スローガンを読む声が響く中、各訓練項目に沿って、彼らの大学での最初の授業が始まった。

<9> 「人民網日本語版」2015年9月10日
李総理「中国経済は中レベルの高度成長を保てる」
国務院の李克強総理は9日午後に遼寧省大連市の大連国際会議センターで、世界経済フォーラムのニューチャンピオンズ年次総会2015(第9回夏季ダボス会議)に参加するために中国を訪れた世界経済フォーラムのクラウス・シュワブ会長をはじめ各界の代表らとの座談会を行い、交流を深めた。李総理は、「当今の世界経済はなお変動の渦中にあり、復興ぶりは依然として力不足だ。世界経済が真の復興を果たすためには、力強く、持続可能で、バランスの取れた成長が必要になり、経済を動かす新たなエネルギーを育成することが必要だ。各国は手を取り合い、ともに助け合い、それぞれの強みを発揮し、経済成長の新しい設計図をともに描き、世界経済を新たな輝きを放つ新局面へと転換させなければならない」と述べた。

<8> 「人民網日本語版」2015年9月10日
<動画>日本での就職活動は「黒づくめ」、中国人留学生の苦悩
黒いスーツを着用し、黒い髪を束ね、黒いショルダーバックを担ぎ…日本で就職活動をする学生の多くはこのような「黒装束」だ。普段黒い正装を着ることはめったにないため、このように黒づくめの日本の就職活動ルールは一部の中国人留学生の「黒い憂鬱」になっている。さらに中国人留学生は「大きな求職フェアに行くときは、ほぼみんなが同じ格好で同じカバンを持ち、恐怖を感じる」という。

<7> 「人民網日本語版」2015年9月9日
米国で学ぶ留学生、今年は百万人超え 中国人が最多
米国移民税関捜査局(ICE)の国土安全保障捜査局(HSI)が3日発表した今年第2四半期の留学生に関する統計報告書によると、米国で学ぶ留学生の数が一番多い国は前回に引き続き中国で、留学生受入数の一番多い学校は南カリフォルニア大学(USC)だった。また、アジアの留学生が留学生全体の76 %を占めた。

<6> 「人民網日本語版」2015年9月8日
「9·3」小型連休、革命聖地観光が人気
観光客の主流は1980年代・90年代生まれ
中国の大手旅行予約サイト「同程旅遊」は5日、「9·3」小型連休期間の旅行に関するデータを発表した。これによると、小型連休中、抗日戦争史にまつわる歴史的名所の観光や関連ツアーのオンライン予約件数は、前年同期比90%増加、「革命聖地観光」ブームが沸き起こったことは一目瞭然だった。同程旅遊が発表した統計データによると、小型連休中、中国各地の抗日戦争歴史記念基地や施設などを訪れる観光客の数は、前年同期比70%増えた。

<5>  「人民網日本語版」2015年9月7日
天津爆発事故の周辺、エコパークを建設へ
天津浜海新区企画と国土資源局が明らかにしたところによると、8月12日に天津市で起きた爆発事故の現場で敷地面積24ヘクタールのエコパークを建設し、記念碑を建てることになった。エコパークは敷地面積が24ヘクタールで、建設企画案が出来上がった次第、社会に公開し、市民の意見を聴取するという。また、地元住民の需要に答えて、この地域では小学校や幼稚園の建設も企画されている。

<4> 「人民網日本語版」2015年9月6日
夏季ダボス会議 来週に大連で開催
世界経済フォーラムはこのほど北京で、ニューチャンピオンズ年次総会2015(第9回夏季ダボス会議)を今月9日から11日にかけて、遼寧省大連市で開催することを明らかにした。李克強総理が開幕式に出席し、特別あいさつを行う予定だ。今回は世界の約90カ国から1700人を超える参加者があり、科学技術イノベーションを背景として中国や世界の経済成長に影響を与える新たな問題、喫緊の議題について話し合われる。

<3> 「人民網日本語版」2015年9月4日
北京 流動人口の8割に健康カード 今年から
北京市では2017年末までに、流動人口の80%が健康情報を記録した健康カードをもつようになる見込みだ。北京市衛生計画出産委員会は流動人口の衛生・計画出産情報を共有し応用するため、このほど関連プランを通達し、管轄エリア内に6カ月以上居住する流動人口をサービスの対象とし、コミュニティの衛生計画出産サービスシステムに組み込み、この人々に対して基本的な11項目の公共サービスを全面的に提供するとした。

<2> 「人民網日本語版」2015年9月4日
世界のネットユーザー10億人が抗日戦争勝利70周年記念式典を賞賛
9月3日、大勢の人々の注目を集めた中国人民抗日戦争ならびに世界反ファシズム戦争勝利70周年記念式典の軍事パレードが、中国の首都・北京で繰り広げられ人々の心を揺さぶった。舞台となった天安門や長安街だけでなく、億千万の人々がインターネットを通じてこの一大イベントを見守った。3日の午前8時から12時にかけて、世界では10億人のネットユーザーがオンラインで記念式典とパレードを視聴した。

<1> 「人民網日本語版」2015年9月3日
父は日本人八路軍 息子が語る「筒井重雄」
1949年10月1日の開国大典の軍事パレードで、中国人民解放軍空軍の飛行機17機が天安門の上空を飛行し観閲を受けた。その中の多くのパイロットが日本人元兵士である筒井重雄の教え子だ。八路軍に投降した日本の元兵士として筒井重雄氏は中国空軍の建設に貢献した人物として広く知られている。長野県飯田市の筒井重雄氏の自宅で、健史氏は父である重雄氏の生涯についての資料とアルバムを取りだした。父親について健史氏の話は尽きず、「父の生涯の歴史は長く、2時間あってもしゃべり尽くせない」と語る。