浅沼稲次郎を追悼し未来を語る集会―日本の民主主義の危機を考える

「浅沼稲次郎を追悼し未来を語る集会」チラシ
「浅沼稲次郎を追悼し未来を語る集会」チラシ

2015年10月1日(木)
開場18:00 開演18:30

日比谷公会堂

東京メトロ丸ノ内線・千代田線「霞ヶ関駅」C3・C4出口より徒歩5分
東京メトロ日比谷線・千代田線「日比谷駅」A14出口より徒歩5分
都営地下鉄三田線「内幸町駅」A7出口より徒歩3分
JR 線「新橋駅」日
比谷口より徒歩10 分

  • 資料代:500円
  • プログラム

  • 当時の事件映像上映
    詩の朗読:神田香織(講談師)
    当時を語る:四谷信子(元都議会副議長・事件当時社会党で勤務)
    ピアノ演奏:崔 善愛
    発言:
    高橋哲哉(哲学者)
    辻元清美(衆議院議員)
    辛 淑玉(のりこえねっと共同代表)
    平野伸人(平和運動支援センター所長・本島等元長崎市長の影武者)
    吉田忠智(参議院議員・社民党党首)

 浅沼稲次郎さんを追悼し未来を語る集会への呼びかけ

―日本の民主主義の危機を考える―

これまで歴代政権が、憲法上許されないとしてきた集団的自衛権行使について、立憲主義を無視した閣議決定という手法で行使容認とし、この国の安全保障政策を根底から覆させようとしている安倍首相の姿は、いまから55年前の1960年、多くの国民の反対を押し切って新日米安保条約の成立を強行させた安倍晋三の祖父岸信介首相の姿と重なって見えてきます。
その安保闘争の先頭に立った一人である浅沼稲次郎社会党委員長(当時)が、同年10月12日、日比谷公会堂でおこなわれた各政党党首立会演説会で演説中、山口二矢少年の凶刃に斃れました。同年10月20日同公会堂において行われた故浅沼委員長社会党葬において詩人の草野心平は「浅沼委員長の死を悼む」という詩を寄せられ、会場で朗読されました。
浅沼委員長の暗殺はこの国の民衆運動の歴史の一つとして記憶されるべく、民主団体有志により、1971年10月、遭難現場の日比谷公会堂の三階ロビーに殉難のレリーフが設けられ、浅沼委員長夫人ら関係者の参列の下に除幕式が行われました。ところが、いつ頃からか定かではありませんが、右翼の妨害対策?ということから、レリーフの上に掲示板が架され、レリーフを見ることができないようになってしまっています。その結果、今日では、そのレリーフの存在については忘れ去られているというのが実情です。
浅沼委員長暗殺から55周年の本年10月、私たちは、そのレリーフを覆い隠している掲示板の撤去を求め、改めて浅沼委員長暗殺という歴史的事実を継承し、併せて、前記安保法制問題のみならず、秘密保護法、ヘイトスピーチ、言論弾圧、教育統制等々、今、この国が直面している民主主義の危機について語り、同時に、当時17歳であった山口二矢少年(犯行後練馬少年鑑別所で自殺)、生きていれば72歳、何を思うであろうかということにも思いを馳せ、浅沼委員長の追悼集会を持ちたいと思います。

<よびかけ人>
内田雅敏/落合恵子/伊藤茂/鎌田慧/五島昌子/佐高信/澤地久枝/下山保/辛淑玉/高田健/辻元清美/樋口陽一/福島みずほ/福山真劫/藤田高景/村山富市/柳田真/矢田部理/横路孝弘/吉田忠智/四谷信子(アイウエオ順)

主催:浅沼稲次郎さんを追悼し未来を語る集会実行委員会
連絡先:フォーラム平和・人権・環境(平和フォーラム)
〒101-0062 東京都千代田区神田駿河台3-2-11 連合会館1 階
TEL.03-5289-8222 FAX.03-5289-8223