「フォーラムin大館」が6月29日に開かれました。参加者は平日にもかかわらず140人ほどで、過去最高の参加者ということです。川田繁幸実行委員長のあいさつでは、県内の高校生が平和教育の公式行事として花岡平和記念館を訪れたという報告がありました。秋田県では「戦争遺跡」20か所の選定作業が行われていて、「花岡川」が候補に挙がっているそうです。
フォーラムでは、遺族の証言、中国からの報告、田中宏さんの「高市首相『台湾有事は存立危機事態』答弁、そして戦後81年を考える」と題する講演がありました。中国からの報告では、林伯耀さんが昨年の天津での追悼大会、今年の石家庄での追悼大会の報告を行い、和解後も運動が続いて良かったと振り返りました。田中宏さんは「日中共同声明は日本がはじめて歴史認識を披露した国際文書だった。中曽根首相の靖国神社公式参拝は戦争への反省と平和友好への決意に対する不信を招いた。村山首相談話は、内外のすべての犠牲者に深い哀悼の念をささげた。政府は8月15日に日本人戦没者310万人の追悼式を行っている」と説明した。
夜は、歓迎夕食会がありました。夕食会には大館市の福祉部長が毎年出席していますが、昨年からは中国大使館、札幌総領事も出席するようになりました。
大館市は6月30日を「平和の日」に制定し、行政による「中国人強制連行受難者慰霊式」を行っています。慰霊式で石田健佑市長は「人が人の自由を拘束し、差別し傷つけることは許されない。このような歴史を後世に伝え、平和を追求する努力を重ねていくことが私たちの務めである」と式辞を述べました。
中国大使館の王琳公使参事官は「日本の右翼勢力は、侵略の歴史を否認し、改竄することで、歴史的責任を逃れようとしている。その一方で安全保障政策を攻撃的な方向へと加速させ、アジアの近隣諸国と国際社会の警戒と憤りを招いている。今年は東京裁判開廷80周年にあたる。日本が歴史を深く反省し、日本軍国主義と完全に決別し、再軍事化を停止することを望む。また、多くの日本国民が、歴史の真相を知り、正義と平和の声を積極的に上げることを期待する」と述べました。
日中労交は独自のフィールドワークを行い8名が参加しました。共楽館跡の碑を見て、鶏めしの昼食。その後、大館郷土博物館に行って「花岡ものがたり」の版画と小林多喜二の文学碑を見ました。さらに、花岡平和記念館と信正寺を見学、足を延ばして中山寮跡のある第二滝ノ沢ダムを見ました。
歴史を継承し、平和教育、和解友好活動をどう進めるかを考える二日間の取り組みでした。






