今日9月29日は、1972年の日中国交正常化から45周年にあたります。皆さんとともにお祝いしたいと思います。
昨日、中国大使館主催の「中華人民共和国成立68周年、中日国交正常化45周年祝賀レセプション」が、東京のホテル・ニューオータニで開かれました。日中労働者交流協会を代表して、私が出席しました。
例年、2000人ほどの参加者がいるのですが、昨日は参加者も多く、例年より盛大でした。いつもは、程永華大使のあいさつのあと、そのまま乾杯に移るのですが、昨日は、衆議院解散の当日にもかかわらず、安倍首相、河野外務大臣があいさつをし、そのあと福田元首相が乾杯の音頭をとるという豪華な顔ぶれでした。
程大使のあいさつは、中国が習近平主席の核心のもと、二つの100年を目標に、着実に近代国家への道を歩んでいることを強調していました。今年の10月18日から中国共産党第19回党大会が開かれますが、注目されるところです。程大使のあいさつは、いずれ中国大使館のホームページに掲載されますので、ご一読されることをお勧めします。
安倍首相のあいさつは、一般的な内容で、国交正常化以来、日中関係が発展してきたことを称え、年内に李克強首相を日本に招く、来年は自分が訪中するので、習近平主席に来日してもらいたいと相互訪問の意欲を示しました。そして、「ここに出席している方々は日中関係を築いてきた方々ですので、今後も日中友好にご尽力いただきたい」と激励しました。私も激励されたことになるのかなと思いながら聞いていました。来年は日中平和条約締結40周年になります。
会場には、1972年の周恩来首相と田中角栄首相の握手、日中共同声明の調印式、卓球外交、高倉健の映画、青年交流など45年間の写真が展示され、スクリーンにも映し出されるなど45周年を祝う演出がされていました。
中国大使館の方ともお話ししましたが、ブックレット「『平和資源』としての日中共同声明」をこの時期に発行したこと、7月7日に集会を開催したことを高く評価していました。残念ながらブックレットの売れ行きは芳しくないので、皆さんに、さらなる販売努力をお願いします。
伊藤 彰信(日中労働情報フォーラム代表)
<参考>人民網記事
「在日本中国大使館の建国68周年レセプションに安倍晋三首相が出席」