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天津の爆発事故:知っておくべき五つの事柄(その3)

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文:左楠    原文

【四】 爆発現場は東疆保税港区だが、保税区とは何か?

天津保税区は1991年5月12日に国務院の批准で設立された。面積は5平方キロで、中国北部最大の保税区。保税区は高度に解放された特別経済区域で、国際貿易、現代物流、加工区、展示即売の四つの機能を持ち、税関手続き、租税、為替などで優遇がある。つまり海外からの輸入あるいは国内からの輸出において、関税面で優遇をうけることができる。ゆえに保税区の倉庫や物流産業の成長はすさまじい。保税区に加工工場をつくり、原材料や半製品の輸出入など一連の活動を手掛ける企業もある。 続きを読む 天津の爆発事故:知っておくべき五つの事柄(その3)