「人民網日本語版」2022年2月後半 抜粋(2022/2/28)

<20> 「人民網日本語版」2022年02月28日
張軍国連大使「国連の行動はウクライナ危機の外交的解決に資するものであるべき」
国連安保理は27日の会合で、米国などが提出したウクライナ情勢に関する国連緊急特別総会の招集を求める決議(第2623号決議)を採択した。中国の張軍国連大使は会合で棄権票を投じるとともに、投票における中国側の立場について説明した。張大使は「現在、ウクライナ情勢は急激に変化している。各国が必要な自制を保ち、ウクライナ情勢の一層の悪化を回避することが喫緊の課題だ。中国はウクライナ危機の平和的解決に資するあらゆる外交努力を支持・奨励し、ロシアとウクライナができるだけ早期に直接対話・交渉を行うことを歓迎する。同時に、中国はEUがロシアと欧州の安全保障問題について対等な対話を行い、 安全保障の不可分性の原則を堅持し、均衡の取れた、実効性のある、持続可能な欧州の安全保障体制を最終的に構築することを支持する」と表明。

<19> 「人民網日本語版」2022年02月25日
ホワイトカラー「転職したい/転職した」が9割超 報告書
求人サイトの智聯招聘が24日に発表した「2022年春期ホワイトカラー転職指数調査研究報告」によると、目下の春の就職シーズンには、ホワイトカラーの転職意向と人材の流動性が昨年より高く、9割以上が「転職したい」か「転職した」と答え、8割以上が「副業を始める予定」と答えた。また、「996(月曜から土曜の6日間午前9時から午後9時まで働く勤務体制)」現象は減少していないという。同報告書によれば、ホワイトカラーの約64%が「履歴書を書き、仕事を探している」と答え、約26%が「転職を考えている」とし、「すでにオファーを受け取り、今の会社を辞める手続きと新しい会社に入る手続きを進めている」とした人も3.6%いた。

<18> 「人民網日本語版」2022年02月24日
日本の外交官が中国で身分に合致しない活動 中国側は厳正な申し入れ
外交部(外務省)の23日の定例記者会見で、華春瑩報道官は日本の外交官が中国で身分に合致しない活動を行ったことに関する質問に答えた。【記者】今週、在中国日本大使館の外交官1名を中国が一時拘束したことについて、日本高官が中国に抗議したうえ、外交官の保護に関する国際条約に違反する行動だと述べたことについて、中国側としてコメントは。【華報道官】報道で言及された日本の外交官が中国でその身分に合致しない活動に従事していたという事実が確認された。中国側の関係当局は法規に基づき、当該の人物に対する調査・質問を行った。中国側はすでに日本側に厳正な申し入れを行い、中国の法律を尊重し、中国に駐在する外交官の言動を厳しく管理し、同様の事態の再発を防ぐよう要求した。「外交関係に関するウィーン条約」には外交官の行為の限度について明確な規定があり、外交官は接受国の法規を遵守する義務を負う。納めれば多くもらえる」を実現する。

<17> 「人民網日本語版」2022年02月23日
1分間の不活化率99.99%の新型コロナ消毒液の販売が承認
湖南省長沙市岳麓区含浦産業パークが22日に明らかにしたところによると、同パークの会社が研究開発した中国初の新型コロナウイルスを急速に不活化できる消毒液がこのほど、国家衛生健康委員会から販売を承認され、感染対策活動に使用される。権威ある第三者認定機関の検査結果によると、この消毒液は1分間以内に新型コロナウイルスを効果的に除去でき、その不活化率は99.99%にのぼる。またエタノールや塩素系の消毒液など一般的な消毒液と比べると、この新型消毒液には刺激性、腐食性、強酸化性がなく、物品の消毒のほか、人の肌の表面で直接効果を発揮できる。

<16> 「人民網日本語版」2022年02月22日
国務院が「第14次五カ年計画」高齢者事業発展計画を発表 注目すべきポイントは?
国務院による「第14次五カ年国家高齢者事業発展・養老サービスシステム計画」の全文が21日、中国政府網に掲載された。ここでは、同計画の注目すべきポイントを以下のようにまとめた。(1)第14次五カ年計画(2021-2025年)期間中に、高齢化に積極的に対処する国家戦略の制度的枠組みを基本的に確立し、社会全体が高齢化に積極的に対処する構造をひとまず作り上げ、高齢者の獲得感、幸福感、安全感を大幅に向上させる。(2)企業従業員の基本養老保険(年金制度)の全国的一本化を早期に実現する。法定退職年齢を段階的に引き延ばす。年金の合理的な調整メカニズムを実行し、都市部・農村部住民の基礎年金基準を適時・適度に調整する。

<15)「人民網日本語版」2022年02月21日
一体何両編成?貨物2万トンを積んだ列車の車両を数えてみた!
大秦鉄道(山西省大同市と河北省秦皇島市を結ぶ貨物専用線)は、中国西部の石炭を東部に運ぶ重要なエネルギー輸送ルートの一つであり、全長は653キロメートル。同鉄道では、平均十数分に1本、重い貨物を積んだ貨物列車が出発しており、年間輸送量は最大4億5千万トンを上回り、列車1本あたり2万トンもの貨物を積載、世界中で驚嘆の的となっている。ここでは、この積載量2万トンの貨物列車が一体何両編成なのか、一緒に数えてみよう!この積載量2万トンの貨物列車は一体何両編成なのだろうか。数えてみたところ、C80型車両210両と「和諧号」1型電気機関車2両という編成で、全長は2614.3メートルもあった。(

<14>  「人民網日本語版」2022年02月21日
王毅部長が新疆問題に言及「事実を前に嘘は自壊する」
王毅国務委員兼外交部長(外相)は19日夜、北京で第58回ミュンヘン安全保障会議の中国セッションにテレビ会議の形式で出席し、基調演説を行った。新疆でいわゆる「強制労働」が行われ、「再教育キャンプ」が存在するなどの指摘に対し、王部長は中国側の厳正な立場を述べた。「事実でない指摘に対して、新疆はオープンな姿勢で、外国の人々が視察に訪れて事の真実を知ることを歓迎している。パンデミックの発生前に、新疆はすでに100余りの国と国際組織の政府高官、宗教関係者、記者計2000人余りの訪問を受け入れた。彼らは、平和で調和が取れ、安定して発展する新疆、各民族の人々が十分な信教の自由を享受する新疆を自らの目で見た。これこそが新疆の真実だ。

<13> 「人民網日本語版」2022年02月21日
浙江省、共同富裕目指し可処分所得10万-50万元の世帯を8割に
浙江省は質の高い発展の中での共同富裕モデル区の建設に向けて、どのようにしてエリートたちを集め、いかに共同富裕を実現しようとしているのか。浙江省発展改革委員会の謝暁波副主任は、「2021年7月、当省は『浙江省の<中間層拡大>と<低所得層引き上げ>行動プラン』の起草に向けた検討を開始した。目標は、中所得層を中心としたオリーブ型の社会構造を率先的にほぼ形成するよう推進することだ」と述べた。この目標をめぐり、同省は数量化した目標も打ち出した。中核となる指標は、2025年をめどに省内で可処分所得が10万元(1元は約18.2円)から50万元の世帯の割合を80%に、20万元-60万元の世帯の割合を45%に引き上げるというものだ。

<12> 「人民網日本語版」2022年02月21日
王毅部長がウクライナ情勢に言及「各国はパニックを引き起こすのではなく、平和のために努力すべき」
王毅国務委員兼外交部長(外相)は19日夜、北京で第58回ミュンヘン安全保障会議の中国セッションにテレビ会議の形式で出席し、基調演説を行った。王部長はNATOの東への拡張、欧州の安全保障、ウクライナ情勢に関する中国の立場について語った。王部長は「冷戦はとうに終結している。当時の冷戦の産物であるNATOは状況の変化を推し量って、必要な調整をするべきだ。NATOが東への拡張を続けた場合、欧州の平和と安定の維持に有利なのか?欧州の長期的な安定と平和の実現に有利なのか?これは欧州の友人達が真剣に考えるべき問題だ」と指摘。「各国の主権、独立及び領土的一体性は尊重され、維持されてしかるべきだ。なぜなら、これは国際関係の基本準則であり、国連憲章の趣旨を体現しており、中国が一貫して堅持している原則的立場でもあり、ウクライナも例外ではないからだ。この問題において中国の姿勢に疑問を呈する人がいるのなら、それは悪意ある宣伝であり、中国の立場の歪曲でもある」と強調した。

<11> 「人民網日本語版」2022年02月20日
北京冬季五輪の全ての競技が終了 中国は金9個、銀4個、銅2個
フィンランドが2対1でROC(ロシアオリンピック委員会)に勝利し、アイスホッケー男子の金メダルを獲得した。この試合をもって、北京冬季五輪の全ての競技が終了し、全109種目のメダリストが確定した。中国代表団は今回の北京冬季五輪で7競技、15種別の全てに参加するという目標を達成し、これまで出場したことのなかった35種目で初出場を飾った。また金9個、銀4個、銅2個の計15個のメダルを獲得し、その金メダル数とメダル総数はいずれも歴代最多記録を更新した。

<10> 「人民網日本語版」2022年02月19日
IOCバッハ会長「北京冬季五輪の『バブル方式』は大成功」
国際オリンピック委員会(IOC)のトーマス・バッハ会長は18日に北京冬季五輪・パラリンピックのメインメディアセンター(MMC)で行われた記者会見で、「北京冬季五輪の『バブル方式』は大成功だった。私たちすべての人がバブル内で非常に安全に快適に過ごした。みんなで団結の精神を遵守し、みんなが貢献しさえすれば、新型コロナウイルス感染症の中でも、偉大なイベントを開催することができる」と述べた。

<9> 「人民網日本語版」2022年02月18日
中国が「共同富裕促進行動綱要」を制定へ
中国国家発展改革委員会は17日、浙江省の質の高い発展の中での共同富裕モデル区建設への支援の推進状況に関する記者会見を行った。同委就業局の常鉄威副局長は、「『共同富裕促進行動綱要』の制定発表の推進は、地域間の格差、都市部と農村部の格差、所得格差、公共サービスの格差を縮小することが主な方向性であり、一次分配、二次分配、三次分配がバランスよく配置された基礎的制度を構築し、農村、末端、低開発地域、困難を抱えた層への傾斜をより重視し、共同富裕促進のグランドデザインを深くしっかりと考えていく」と指摘した。

<8> 「人民網日本語版」2022年02月18日
専門家「日本の軍事力増強の加速が発する危険なシグナル」
日本政府は8日、海外での騒乱発生時、外国人にも自衛隊機での退避を認める自衛隊法改正案を閣議決定した。9日には陸上自衛隊の「水陸機動団」が米海兵隊と米国西部カリフォルニア州で共同軍事訓練を実施した。岸信夫防衛大臣は以前、軍事力の発展を加速させる新たな措置を検討するため、第3回「防衛力強化加速会議」を開いた。近年、日本は米国との軍事協力を深めつつ、自国の軍事力増強を加速するとともに、自衛隊の活動範囲を拡大し続けており、軍事的制約を完全になくそうとするその目的は誰の目にも明らかだ。

<7> 「人民網日本語版」2022年02月18日
上海の平均寿命が84.11歳まで延びる
16日に開かれた2022年上海市衛生健康活動会議で、2021年において上海の主な健康指標がさらに向上したことが明らかになった。市民の平均寿命は84.11歳まで延び、乳児死亡率は1000出生当たり2.30、妊産婦死亡率は10万出産当たり1.60と、先進国・地域の水準を維持した。また2020年における上海の戸籍人口の平均寿命は83.67歳だった。

<6> 「人民網日本語版」2022年02月18日
中国、3大重点海域での総合対策攻略戦を展開へ
生態環境部(省)が17日に明らかにしたところによると、7当局がこのほど共同で「重点海域総合対策攻略戦行動案」を通達した。第14次五カ年計画期間(2021−25年)の渤海、長江河口―杭州湾、珠江河口沖の3大重点海域の総合対策について計画を行った。行動案は、2025年までに3大重点海域の水質優良の割合を2020年より約2ポイント上げ、海への汚染水排出口の調査・対策を着実に推進するとした。主要河川河口部の「劣Ⅴ類」をほぼなくし、沿岸湿地帯及び海岸線を効果的に保護し、海洋環境リスク予防と緊急対応能力を大幅に上げ、複数の全国的にモデルの価値を持つ美しい湾を形成する。

<5>「人民網日本語版」2022年02月18日
中国、「春節後に転職したい」が2割 ネット産業の賃金・流動性がトップ
生活情報サービスサイト「58同城」と傘下の求人サイト「赶集直招」が16日に発表した「2022年都市帰還型就職の調査研究報告」のデータによると、全体的に見て、調査に回答した人の20.7%が「春節(旧正月、今年は2月1日)の連休後の転職を計画している」と答えた。「85後(1985年から1989年生まれ)」と「90後(1990年代生まれ)」が2022年春節後の転職市場の中心で、働き始めてからそれほど時間のたたない「95後(1995年から1999年生まれ)」は仕事の状況が相対的に安定しているという。

<4> 「人民網日本語版」2022年02月17日
時速385キロ!新設した高速鉄道で「青銅剣」車両が最高速度を記録
CRH380AM―0204型総合テスト列車。新開発のハイ・パワー牽引システムが採用されており、総牽引力は2万2800キロワットに達している。外観が「鞘から抜いた宝剣」に酷似していることから、ネットユーザーの間では、親しみを込めて「青銅剣」と呼ばれている。2月16日午前8時5分、CRH380AM―0204型総合テスト列車が河南省鄭州市の鄭州東駅を出発し、段階的加速実験がスタートした。山東省済南と鄭州を結ぶ済鄭高速鉄道の鄭州・濮陽区間がデバック・試運転段階に入ってからというもの、ネットユーザーの間で「青銅剣」と呼ばれているこのメタリックシルバーの高速鉄道車両は、絶えず記録を更新し続けてきた。2月13日には、試運転の最高時速である385キロメートルをマークし、デバック・試運転段階における目標を達成した。

<3>「人民網日本語版」2022年02月16日
緊張続くウクライナ情勢、焚き付け続ける米国の狙いは?
このところ、米国は世論への宣伝、制裁の脅し、軍事的エスカレーションなど様々な手段でウクライナ情勢の緊張を誇張している。中国社会科学院ロシア東欧・中央アジア研究所の張弘研究員によると、米国はロシアとウクライナの戦争勃発を望んでいるわけではないが、ロシアとのいわゆる戦略的妥協も望んでいない。冷戦終結後、NATOは東へ拡大を続け、ウクライナ地域を中心にロシアの戦略空間を圧迫してきた。NATOのこうした行動は、欧州全体の戦略環境と戦略体制を崩壊させる可能性がある。

<2> 「人民網日本語版」2022年02月16日
中ロ特徴的な農業国際共同実験室に大きな成果
吉林省科学技術庁の承認を経て、吉林省白城市農業科学院が中心となり、2019年に「中ロ特徴的な農業国際共同実験室」が設立された。省科学技術庁の正確な指導と力強いサポートにより、同実験室は吉林省西部及び類似する生態エリアの農業発展の需要に焦点を当て、農作物品種資源、先進農業テクノロジーの導入及びリ・イノベーションをめぐり、ロシア科学アカデミーなどの9つの農業科学研究機関と効果的な国際科学技術協力を展開した。育種技術イノベーション、優良新品種の育成、関連栽培技術の集積、農業産業化の推進などの面で新たなブレイクスルーを実現した。

<1> 「人民網日本語版」2022年02月16日
中国、1月のCPIは前年比0.9%上昇
中国国家統計局の発表によると、2022年1月の消費者物価指数(CPI)は前年同期で0.9%上昇した。このうち都市部は1.1%上昇、農村部は0.4%上昇、食品価格は3.8%低下、非食品価格は2.0%上昇、消費財価格は0.4%上昇、サービス価格は1.7%上昇だった。