「人民網日本語版」2021年6月後半 抜粋(2021/07/01)

<20> 「人民網日本語版」2021年06月30日
南京で史上最大の立体交差橋が全線開通
南京の高速道路網の「南西ポータル」で、主要幹線7本と繋がり、1日の通行量が14万台以上という、南京で史上最大となる立体交差橋「油坊橋」が6月30日、拡張工事を終え、全線開通した。河西、岱山、板橋新城から、同交差橋を通じて市内に向かう車両は、朝夕のラッシュ時間帯に30分以上節約できるようになる。交通量を見ると、同立体交差橋を通る車両の数は、1日当たり14万2000台、交差橋を通じて方向を変える車両は8万8000台に達する見込みだ。

<19> 「人民網日本語版」2021年06月29日
16省・市・自治区の平均賃金が発表 IT業界の年収は290万円超
7月になると、住宅積立金の調整が新たに行われる予定だ。一部の機関は従業員の前年の平均賃金(月収ベース)を踏まえて住宅積立金の納付基数を調整する。大まかな統計によれば、これまでに16省・市・自治区が2020年の平均賃金を発表している。全国的に見て、20年の全国都市部非民間機関・企業の従業員平均賃金(年収ベース)は前年比6878元(1元は約17.1円)増の9万7379元となり、名目増加率は7.6%で19年を2.2ポイント下回った。物価要因を考慮した実質増加率は5.2%だった。

<18)「人民網日本語版」2021年06月29日
「慰安婦」問題、日本側発言に中韓代表が反論
6月28日の国連人権理事会第47回会合で、第2次大戦時に日本軍が「慰安婦」を強制徴用したとの主張は捏造されたものだとする等の日本代表の発言に、中韓両国の代表が厳しく反論した。中国代表は、「日本軍国主義の発動した侵略戦争は中国を含む数多くのアジア被害国国民に甚大な惨禍をもたらした。日本軍は強制や甘言などの手段を用いて70万人以上もの『慰安婦』を強制徴用した。これは日本軍国主義の犯した重大な犯罪行為であり、動かぬ証拠があり、否認は許されない。侵略の歴史を否認、歪曲、さらには美化し、歴史的罪責をうやむやにし、回避するいかなる行為も、正義と良知の強い非難を受けることになるだろう。中国側は改めて日本側に対して、侵略の歴史を誠実に直視し、反省し、軍国主義と明確に一線を画し、国際的な人権上の義務を履行し、『慰安婦』強制徴用など歴史上の未解決問題を誠実で責任ある姿勢で解決し、実際の行動によってアジア近隣国及び国際社会の信頼を得るよう促す」とした。

<17> 「人民網日本語版」2021年06月28日
新中国成立以来、中国人の平均寿命は35歳から77.3歳に
中国共産党創立100周年祝賀活動プレスセンターの2回目の記者会見が28日午前に開かれた。中国共産党による指導の下で、中国国民の生活には天地を覆すような変化が生じた。新中国成立当初、1人当たり国民所得はわずか数10ドル(1ドルは約110円)、平均寿命はわずか35歳、成人の識字率はわずか20%前後と圧倒的多数が非識字者で、乳児死亡率は200‰にも達していた。新中国成立後70年余りの刻苦奮闘を経て、現在中国の1人当たり国民所得は1万ドルを超え、平均寿命は77.3歳にまで延び、15歳以上の平均教育年数は9.9年に達し、乳児死亡率は5.6‰にまで下がった。

<16>  「人民網日本語版」2021年06月28日
中国共産党創立100周年祝賀活動プレスセンターが初の記者会見、新時代の党史・文献活動に焦点
中国共産党創立100周年祝賀活動プレスセンターの初の記者会見が27日に北京で開かれ、中央党史・文献研究院の曲青山院長らが新時代の党史・文献活動について説明した。「中央党史・文献研究院は設立以来、『習近平による新時代の中国の特色ある社会主義思想』を指針とし、核心を押さえ、大局に奉仕し、重点を際立たせ、全体計画と各方面への考慮を両立させ、党史の研究、文献の編集、著作の翻訳・編集などの各活動を着実に推し進め、新時代の党史・文献活動に新局面を切り開き続けてきた」と曲氏は説明。

<15> 「人民網日本語版」2021年06月25日
国務院新聞弁公室が「中国新型政党制度」白書を発表
国務院新聞弁公室は25日、「中国新型政党制度」白書を発表した。新華社が伝えた。白書は、「中国共産党の指導する多党協力及び政治協商制度は中国の基本政治制度だ。この制度は中国の土壌に根差し、中国の知恵をはっきりと示すと共に、人類の政治文明の優れた成果を積極的に参考にし、吸収した、中国の新型の政治制度だ」と説明。「中国の新型の政治制度には中国共産党、8つの民主党派及び無党派人士が含まれる。長期にわたり、中国共産党は各民主党派と苦難を共にし、共に奮闘し、共に前進し、共に試練を経験し、親密な協力関係を形成してきた」とした。

<14> 「人民網日本語版」2021年06月25日
再開発で新たな活力注がれたホータンの旧市街地・団城 新彊
新疆維吾爾(ウイグル)自治区和田(ホータン)市の団城は、同自治区南部の典型的な旧市街地。中心部から外へと広がっていくような地理的構造で、その周りを囲むように路地が走っていることから「団城」と呼ばれるようになった。「阿依旺」と呼ばれる伝統的な住居や美しい彫刻が施されたドアや窓、手作りの民族工芸品ショップなどが人々を惹きつけ、現在、多くの観光客がこの地を訪れている。そんな団城だが、実はひと昔前までは古ぼけた住宅街で、住民のほとんどがハトを売って生計を立てていた。

<13> 「人民網日本語版」2021年06月25日
「日本-武漢-モンゴル」を結ぶシー・アンド・レールを構築 湖北
湖北省で新たな国際物流ルートが開通した。6月18日9時、自動車28台が積み込まれたコンテナ14基を積載して名古屋を出発したコンテナ船「華航漢亜1」が、湖北省武漢陽邏港に到着した。同日午後4時、コンテナ船「華航漢亜2」が自動車72台を積んだコンテナ32基を積載し、名古屋から武漢に向かって出港した。今月末、それら100台の自動車は、漢西車務段呉家山センター駅で、中国と中央アジアを結ぶ国際貨物列車「中亜班列」(武漢)鉄道に積み替えられ、モンゴル首都ウランバートルに向かう。日本から輸出された自動車が、陽邏港で税関手続きが行われ、中継されたことは、武漢新港大通国際航運有限公司の漢亜直航シー・アンド・レールプロジェクトの運用がスタートしたことを意味している。これで、日本、中国、モンゴルを結ぶシー・アンド・レールが開通し、その輸送距離は5000キロ以上となる。

<12> 「人民網日本語版」2021年06月24日
8地域で最低賃金が引き上げ 上海は2590元で全国トップ
上海市人的資源・社会保障局は23日、2021年7月1日より最低賃金基準を調整して、1ヶ月あたりの最低賃金を2480元(1元は約17.1円)から110元引き上げて2590元とし、最低時給も22元から23元に引き上げることを明らかにした。整理してわかったことは、今年に入ってから、上海、北京市、天津市、江西省、黒竜江省、陝西省、新疆維吾爾(ウイグル)自治区、西蔵(チベット)自治区の少なくとも8地域が最低賃金基準を引き上げ調整したことだ。現在のところ、上海、北京、広東省、天津、江蘇省、浙江省が最低賃金基準の上位グループで、いずれも2千元を超える。このうち上海が2590元でトップだ。

<11> 「人民網日本語版」2021年06月24日
中国の科学者が光を1時間保存、世界記録を更新
毎秒30万キロメートルの速度で伝播する光を、減速、さらにはストップさせることは、重要な科学研究の問題だ。中国科学技術大学の郭光燦院士のチームはこのほど、光を特殊な結晶の中に「封印」。1時間後に放出された光はまだ「生きて」いた。ドイツのチームが2013年に樹立した1分の記録を大幅に更新し、量子USBメモリの実現に向けて重要な一歩を踏み出した。チームのメンバーで、中国科学技術大学の李伝峰教授によると、今回の実験では600メートルの光パルスを停止させ、厚さ5ミリの結晶の中に保存。1時間後に再び取り出した。

<10> 「人民網日本語版」2021年06月24日
南京の長江大橋の下でスナメリが「サーフィン」大会
長江のスナメリの保護活動に携わっているボランティアの武さんは今月22日早朝、南京長江大橋の下の水面を観察している時に、グレーのスナメリの群れを発見した。スナメリの群れは30分ほど「サーフィン大会」を披露。波を越えたり、追いかけっこをしたりしていたという。さらに、4‐5頭が同時にジャンプする「アーティスティックスイミング」も披露していた。南京で14年間スナメリを観察しているという武さんは、「これほどたくさんのスナメリを一度に見るのは今回が初めて。それに、珍しく南京長江大橋の下に集まっていて、追いかけけっこをしていた」と話す。

<9> 「人民網日本語版」2021年06月23日
北京と上海結ぶ京滬高速鉄道、開業10周年
北京と上海を結ぶ京滬高速鉄道は6月30日、開業10周年を迎える。10年間で、京滬高速鉄道は延べ13億5000万人の旅客を安全に輸送した。旅客輸送量がピークとなった2019年には、京滬高速鉄道の年間旅客輸送量は延べ2億1000万人に達し、中国の高速鉄道の3.7%にあたる営業キロで、中国高速鉄道の9.3%、中国全土の鉄道の6%にあたる旅客輸送量をまかなったことになる。

<8> 「人民網日本語版」2021年06月23日
中国国内初となる民営の高速鉄道が全線開通 浙江省台州
浙江省の杭州市、紹興市、台州市を結ぶ杭紹台高速鉄道では6月22日、浙江省温嶺駅のバラストレス化された道床において、最後のレール1組の接続が無事行われた。これにより、中国国内で初となる民営持株高速鉄道の全線がつながり、年末の全線開通と営業開始のためのしっかりとした基礎が打ちたてられた。杭紹台高速鉄道は国家沿海鉄道の快速旅客輸送ルートの構成部分で、主要路線の全長は266.9キロメートル、設計速度は時速350キロメートル。投資総額は448億9千万元(1元は約17円)で、今年年末までに開通と営業開始の条件を整えることを予定している。

<7> 「人民網日本語版」2021年06月22日
中国北山地下実験室が着工 高レベル放射性廃棄物の処分を加速
中国北山地下実験室が17日、着工された。これは中国の高レベル放射性廃棄物の地層処分が地下実験室の建設及び研究開発の段階に入ったことを示している。中国の高レベル放射性廃棄物処分技術の地下現場研究開発プラットフォーム及び設備の空白を埋め、高レベル放射性廃棄物地層処分という世界的な難題克服に向けた試験プラットフォームと基礎を提供する。中国北山地下実験室建設プロジェクトは、国家第13次五カ年計画(2016‐20年)の100件の重点プロジェクトの一つだ。プロジェクトは2019年に国家原子力機関から承認され、原子力工業北京地質研究院が請け負い建設を展開する。プロジェクトはこれまでの30年以上にわたる立地選定の研究をもとに、甘粛省酒泉市北山で螺旋傾斜路+3本の縦坑+2本の水平通路という主体構造案を採用。地下280メートルと地下560メートルで試験プラットフォームを建設し、現場実験を展開する。

<6>「人民網日本語版」2021年06月21日
中国におけるワクチン接種回数が10億回突破 年末までに接種率70%達成へ
今月19日の時点で、中国の31省(自治区、直轄市)と新疆生産建設兵団から報告された新型コロナウイルスワクチンの接種回数は10億1048万9000回に達した。国内の大規模接種が中国製ワクチンの安全性の高さを示す裏付けとなっている。一般的な副反応や深刻な副反応の発生率は2019年の中国の定期予防接種で使われている各種ワクチンの平均報告水準を下回っている。また今年末までに目標グループの接種率は70%を達成できるとみられている。中国のワクチン接種回数は3月27日に1億回を突破してから4月21日に2億回に到達するまでは25日かかった。しかし、2億回から3億回までは16日、3億回から4億回までは9日、4億回から5億回までは7日、9億回から10億回まではわずか5日となっており、現在、1日平均2000万回以上のスピードで接種され、ますます加速している。

<5> 「人民網日本語版」2021年06月19日
中国の新型ディスプレーがシェア4割 産業規模世界一
6月17日、安徽省合肥市で2021年世界ディスプレー産業大会が行われた。工業情報化部(省)の王志軍副部長は、「2020年には、中国の新型ディスプレー産業の直接の営業収入が4460億元(約7兆6150億円)に到達して、世界シェアは40.3%に達し、産業規模は世界一になった。中国は製造業の先端化への発展を加速する中で、世界最新世代の液晶パネル製造ラインの多くがフル稼働し、作ったそばから製品が売れていき、曲がるフレキシブルなAMOLED(アモレッド、有機ELディスプレーの一種)の製造ラインが大量に製品を出荷し、8K超高精細、ナローフレーム、フルスクリーン、透明スクリーンなど多くのイノベーション(革新)に満ちた新製品を世界で初めて発表している」と述べた。

<4>「人民網日本語版」2021年06月18日
各国大使らが第1回党大会記念館など見学、党史座談会に参加
40ヶ国余りの大使ら中国駐在の外交官が16日、中国共産党中央対外連絡部と中国共産党上海市委員会の招待で、上海にある中国共産党第1回全国代表大会(党大会)跡地及び記念館を訪れ、座談会「百年の歩みを振り返り、素晴らしい未来を展望」に参加した。宋涛・中共中央対外連絡部長は、「中国共産党第1回党大会跡地は中国共産党の誕生した場所だ。上海は中国革命の聖地の1つで、改革開放の最前線にも立っている。習総書記は第1回党大会跡地を何回も仰ぎ見て、「『初心を忘れず、使命を胸に刻み、永遠に奮闘する』ことを全党に呼びかけた。中国共産党は中国人民の幸福を図る政党であり、人類進歩の事業のために奮闘する政党でもあり、世界の政党と交流や協力を強化し、手を携えて人類運命共同体を構築することを望んでいる」と説明した。

<3> 「人民網日本語版」2021年06月17日
中国の若者はなぜこんなに「国潮」が好き? ニーズを探り当てる老舗
個性を身にまとうのを好む現代の若者「Z世代」(1995年から2009年までの間に生まれた人)たちは、キッチンにはセルフ火鍋、タニシ麺、アイスコーヒー、プロテインバーが置かれ、「完美日記」の口紅、「瑪麗黛佳」のマスカラ、「花西子」のパウダーなどの国産化粧品を日常的に使用する………天猫(Tmall)がまとめたデータによると、「90後(1990年代生まれ)」は国産品の平均消費額がすでに6千元(1元は約17.2円)を超えたという。「今時の若者は消費の大きな波の上に乗って、1つまた1つと非常にボリュームの大きな消費市場を生み出している」と感慨深げに話す人がいる。若者たちは中国伝統の要素を取り入れたおしゃれな国産品のトレンド「国潮」が、なぜこれほど好きなのだろうか。

<2> 「人民網日本語版」2021年06月17日
中国のフレキシブルワーカーが約2億人に 大卒者の割合が急上昇中
安秋金さんは2018年に厦門(アモイ)大学嘉庚学院を卒業後、グルメ動画のクリエイターになった。同じように、95後(1995‐99年生まれ)の劉寧児さんは中国伝媒大学を卒業後、非主流の職業であるエレクトロニック・スポーツ(eスポーツ)の司会者になった。南昌理工学院で電子情報エンジニアリングを専攻していた呉夢煒さんは、畑違いの職業であるオンライン文学作者として生計を立て、毎晩5-6時間かけて、小説を4000‐6000字書き、更新している。若いフレキシブルワーカーに共通するのは自由、趣味、夢を追いかける気持ちだ。では、「フレキシブルワーク」とはどのような概念で、フレキシブルワーカーにはどんな特徴があるのだろう?

<1> 「人民網日本語版」2021年06月16日
成自高速鉄道の成自瀘高速立体交差2車線特大橋が無事閉合 四川省
四川省自貢市において6月15日、成自瀘高速道路の立体交差2車線特大橋片持ち梁の最後のコンクリート打設作業が完了し、連続梁ミッドスパンの閉合が無事、成功した。この作業は、成都自貢高速鉄道全線において重要かつ難易度の高いものとなった。成自高速鉄道の全長は約176キロで、設計速度は時速350キロ。四川省の自貢市と宜賓市を結ぶ自貢宜賓鉄道を通じて、重慶市と雲南省昆明市を結ぶ渝昆高速鉄道とつながり、四川省西エリアや北西エリアから雲南省などに至る高速鉄道旅客輸送ルートを共に構築している。