「人民網日本語版」2021年5月後半 抜粋(2021/05/31)

<20> 「人民網日本語版」2021年05月28日
中国で1日の新型コロナワクチン接種回数が2000万回以上に
中国国家衛生健康委員会の27日の発表によると、今月26日の時点で、中国全土で報告された新型コロナウイルスワクチン接種回数は累計で5億6672万3000回に達した。26日だけを見ると、1日で2000万回以上となった。今月12日以来、中国では接種回数が15日連続で1000万回を超えており、接種ペースが加速している。特に、今月13日に、中国の複数の地域で新型コロナウイルス感染の国内症例が確認されてから、中国全土の1日当たりの接種回数は過去最多を何度も更新している。

<19> 「人民網日本語版」2021年05月28日
平潭海峡公鉄大橋を上空から撮影 福建省平潭
平潭海峡公鉄大橋は、国家高速道路ネットワークの北京と台北を結ぶ京台線の重要な構成要素となる。同橋は、世界三大強風海域の一つで「橋建設禁止エリア」といわれてきた福建平潭海峡に架けられた、世界で最も長い、国内初の海峡道路鉄道両用大橋。大橋の全長は16.3キロメートル、海を跨ぐ区間は11.15キロメートル。上層は双方向6車線の高速道路で、設計時速100キロメートル。下層は複線鉄道で、設計時速200キロメートル。2020年10月1日に高速道路が開通・テスト運営を開始し、同年12月26日に鉄道が開通・運行を開始した。

<18)「人民網日本語版」2021年05月27日
外交部「袁克勤は日本のためにスパイ活動」
外交部(外務省)の趙立堅報道官は26日の定例記者会見で、北海道教育大学元教授・袁克勤がスパイ活動容疑で中国政府に勾留されている件について質問に答えた。趙報道官は、「袁克勤は中国国民だが、長期間にわたり日本の情報機関諜報要員の要求に従い、日本側のために対中スパイ活動に携わっていた。すでに袁克勤はスパイ活動容疑で中国国家安全当局の法に基づく取り調べを受け、犯罪事実を包み隠さず自供した。本件は事実が明らかで、確実な証拠があり、すでに検察機関が審査・起訴し、裁判所に送致した」と説明。

<17> 「人民網日本語版」2021年05月26日
中国、時速1000キロの高速リニアモーターカー実験線が着工
山西省重点プロジェクトである高速飛車(高速リニアモーターカー、以下「高速リニア」)山西省実験室始動式並びに大同(陽高)実験線プロジェクト定礎式が24日午前、行われた。超高速低真空チューブ磁気浮上交通システムの高速リニアプロジェクトは、山西省党委員会がテクノロジーイノベーションを強化し、鉄道交通テクノロジーの先端分野への進出に力を入れるための重要な意思決定だ。中北大学と中国航天科工集団第三研究院が共同建設する高速リニア山西省実験室は、高速リニアシステム全体技術、マルチフィールドカップリング動力学技術、磁気浮上・リニアドライブ技術、高動的検査測定・スマート診断技術研究という4方面の研究と、中間試験拠点である低真空チューブ磁気浮上高速飛車フルスケール実験線の建設を重点的に展開する。プロジェクトではまずフルスケール実験線を1本建設し、将来的には超高速リニアに低真空チューブ磁気浮上キーテクノロジー実験プラットフォームを提供する。

<16>  「人民網日本語版」2021年05月26日
北京の自動配送車、初めて道路での走行が認可
25日の第8回国際スマートコネクテッドカー技術年次総会で、北京市ハイレベル自動運転モデルエリアから第1陣として自動配送車トップ企業3社に自動配送車車両コードが交付された。京東、美団、新石器が中国国内第1期自動配送車車両コードを取得した上に、モデルエリア内の公道での走行を認可された企業になった。3社はこれまで約100台の車両コードを申請した。モデルエリアは今後、各社の運営・投入計画に基づき審査・認可すると同時に、運営状況に基づき上限を設定する。北京市は今年4月、ハイレベル自動運転モデルエリアをベースにして、中国初のスマートコネクテッドカー政策先行エリアを設立。この2つのエリア建設を推進している。先行エリアの範囲内で中国内外の先進的な経験を参考にし、新製品、新技術、新スタイルに的を絞った革新的な監督管理措置を展開したのを背景に、自動配送車管理実施細則が発表された。

<15> 「人民網日本語版」2021年05月25日
北京から初のチベット支援観光列車の運行スタート
14日間で観光地15ヶ所を巡る

今月23日午後3時18分、北京から西蔵(チベット)自治区に向かう支援観光列車「心と心を繋ぐ·京藏号」(Y201号)が汽笛を鳴らしながら、北京を出発。同観光列車の運行が正式にスタートした。「心と心を繋ぐ·京藏号」に乗ると14日間の旅を楽しむことができる。14日の間に、格爾木(ゴルムド )、拉薩(ラサ)、林芝(ニンティ)、日喀則(シガツェ)、青海省西寧などの地域を巡り、中国最大の塩湖・察爾汗(チャルハン)塩湖、布達拉(ポタラ)宮、大昭(ジョカン)寺、巴松措(バーソンツオ)、魯朗林海(ルランリンハイ)、雅魯藏布江(ヤルンツァンポ川)一号と二号の急カーブ、羊卓雍措(ヤムドク湖)、扎什倫布(タシルンポ)寺、カローラ氷河などの自然景観、人的・文化的風情景勝地15ヶ所を観光することができる。

<14> 「人民網日本語版」2021年05月25日
青海省の域外送電量、前年同期比51.8%増
国網青海省電力公司によると、青海電網の域外送電量は1−4月、前年同期比51.8%増の78億2000万kWhにのぼり、高い成果を上げた。うちクリーンエネルギーは23.9%増の61億100万kWhを占めた。国網青海省電力公司は今年に入り、二酸化炭素(CO2)排出量ピークアウトとカーボンニュートラルという重要な目標設定を真剣に徹底し、新エネ急成長の厳しい情勢に全力で対応している。秩序ある省内発電・電力消費計画の開放を堅持し、省内における市場化取引の組織活動を全力で行った結果、省内の電力取引量は168億kWhで、9億3000万元(1元は約16.9円)に上る改革のボーナスを引き出し、クリーンエネルギー資源の広範囲の配置最適化を実現した。

<13> 「人民網日本語版」2021年05月25日
中国「新富裕層」の割合が43%に 若い世代が増加
中国の個人所得水準と経済発展レベルが持続的に向上するのに伴い、個人資産市場も安定的に発展する流れを迎え、大陸部の富裕層の規模と人数が増大し続けている。招商銀行と米ベイン・アンド・カンパニーがこのほど北京で共同発表した「2021年中国個人資産報告」は、目下の個人資産管理市場の変化を映し出した。同報告によると、2020年の中国の投資に回せる個人資産の規模は241兆元(1元は約16.9円)、同資産が1千万元を超える富裕層は262万人に達した。21年末には300万人に迫り、同資産の規模は約96兆元に達するとみられる。

<12> 「人民網日本語版」2021年05月24日
中国で注目が集まる「棺桶の町」 日本では9割が同県製
山東省菏沢市曹県が今中国で、大手SNS・メディアプラットフォームの注目を集めている。あまり知られていないが、この4つの省の境界エリアにある県がこれほど「ブレイク」したのは、ここがさまざまな細分化された分野で高い実力を備えた場所であることと関係があり、その分野には棺製造業、木製品加工業が含まれる。大まかな統計によると、日本市場に出回る棺の9割は「メイド・イン・曹県」だという。同鎮の多くの企業が、質の高い桐材資源を利用し、木材加工によって発展してきた。菏沢徳弘木製品有限公司の販売責任者の秦雪紅さんは、「日本の人々は亡くなると棺と一緒に火葬される。棺は燃えやすく、軽い材料で作る必要があり、曹県でよく取れる桐がベストな選択だ」と話した。

<11> 「人民網日本語版」2021年05月24日
日本防衛相「日本の防衛費増加の理由は中国の軍事力増強」 外交部のコメント
日本の岸信夫防衛大臣による発言について、外交部(外務省)の趙立堅報道官が21日の定例記者会見で質問に答えた。【記者】報道によると、日本の岸信夫防衛相は、「中国が軍事力を増強し続けていることを考慮して、日本は防衛能力の向上を加速しなければならない」と述べた。岸氏の発言で、日本が長年続けてきた国内総生産(GDP)比1%という防衛費の上限を撤廃する方針が示された。これについて中国側としてコメントは。【趙報道官】報道に注意を払っている。また、当該高官が中国の軍事力増大を日本が防衛費を増やす最も重要な理由とし、台湾地区情勢を自らの問題と見なし、さらに日米防衛協力指針の相応の見直しを米側と議論するとの妄言を吐いたことにも注意を払っている。日本側はこの無責任な発言によって、公然と軍拡競争を宣伝し、地域情勢の緊張を誇張し、軍事的対立を煽動し、さらには台湾問題と中国の内政への干渉を企てた。これは極めて悪質だ。中国側は強い不満と断固たる反対を表明する。

<10> 「人民網日本語版」2021年05月24日
新疆イリ目指し、ジェットコースターのような高速道路を楽しむ!
次第に暖かくなり、新疆維吾爾(ウイグル)自治区北部では、山野の花が満開を迎えて最も美しい季節が訪れている。数多くの観光客が、塞外の江南と呼ばれる新疆伊犁哈薩克(イリ・カザフ)自治州からイリに広がる美しい風景を一目見ようと、江蘇省連雲港と新疆霍爾果斯(コルガス)を結ぶ連霍高速道路に車を走らせ、ドライブ旅行を楽しんでいる。果子溝は伊犁を目指す際の自然の玄関ともいえる場所で、車で山沿いに進み、谷底から200メートル以上の高さにある果子溝大橋まで来ると、まるでジェットコースターに乗っているかのようなスリリングな気持ちを体験することができる。

<9> 「人民網日本語版」2021年05月22日
日本発「中国高速鉄道所要時間マップ」が中国のスピードを証明
最近、日本の中国鉄道時刻研究会がSNSで、一目でわかる「中国高速鉄道所要時間マップ」を発表した。レイアウトは中国の「八横八縦」に走る高速鉄道路線を再現し、発表されると瞬く間にネットで人気が出て、ネットユーザーから「いいね!」やコメントがたくさん寄せられた。日本のネットユーザーは、「中国はすごい。いつのまにか全国高速鉄道網を完成させていた!」と驚きの声を上げた。

<8> 「人民網日本語版」2021年05月22日
中国EU投資協定が凍結 「双方の利益に合致せず」商務部
欧州議会が中国EU(欧州連合)投資協定を凍結したことについて、中国商務部(省)の報道官は21日、「このようなやり方は双方の共同の利益に合致しない」とコメントした。現地時間の20日、欧州議会は「中国EU投資協定承認に関する審議を凍結した」との決議を出した。中国とEUは2020年12月に投資協定の交渉を終了した。この協定は市場参入の承諾、公平な競争のルール、持続可能な発展、紛争解決メカニズムの4つの内容からなり、対象分野は従来の二国間投資協定をはるかに上回る。批准プロセスによると、同協定はEU加盟国27ヶ国と欧州議会の批准を経て初めて発効することになっている。

<7> 「人民網日本語版」2021年05月21日
日本の学者の「新疆ジェノサイド」反論文、日本メディアに掲載されず
中国が新疆で「ジェノサイド」を行っているという間違った説を米国など西側諸国がでっち上げていることに対し、中国外交部(外務省)はすでに何度も態度を表明し、いわゆる新疆「ジェノサイド」というのは掛け値なしに偽の命題であり、一部の反中勢力が下心をもってでっち上げた嘘であり、徹頭徹尾中国を中傷する茶番劇だと述べてきた。先ごろ、日本のある学者が新疆での「ジェノサイド」というでたらめな理屈に反論する文章を執筆し、複数のメディアに送ったものの、日本のメディアに掲載されることはなかった。共同通信社の客員論説委員である岡田充氏は19日、環球時報の取材に対し、日本メディアには「米国の主張については甘く、一方的な情報に基づく恣意的な中国非難をするという悪い癖」があるとの指摘を行った。

<6>「人民網日本語版」2021年05月20日
「省を跨ぐ」婚姻届手続きの試行が6月1日からスタート
民政部(省)は、19日に開いた記者会見において、「国務院の認可を経て、『省を跨ぐ』婚姻届手続きの試行事業が6月1日からスタートする。試行場所では、大陸部住民が婚姻届手続きを行う場合、わざわざ戸籍所在地に戻って処理する必要がなくなる」という通知を発表した。遼寧省、山東省、広東省、重慶市、四川省において、大陸部住民の婚姻届および離婚届手続きにおける「省を跨ぐ」手続きの試行を実施する。また、江蘇省、河南省、湖北省武漢市、陝西省西安市では、住民の婚姻届について、「省を跨ぐ」手続きの試行を実施する。

<5> 「人民網日本語版」2021年05月20日
2020年中国都市部の平均賃金が発表 トップ3はどの業界か
国家統計局は19日、2020年の都市部で働く人の平均賃金データを発表した。20年の全国都市部の非民間機関・企業で働く人の平均賃金(年収ベース、以下同)は前年比6878元増の9万7379元(1元は約17.0円)に上り、名目賃金上昇率は7.6%で19年に比べて2.2ポイント低下した。物価変動要因を考慮した実質賃金上昇率は5.2%だった。20年の全国都市部の民間機関・企業で働く人の平均賃金は前年比4123元増の5万7727元で、名目で7.7%上昇し、上昇率は前年比0.4ポイント低下した。物価変動要因を考慮した実質賃金上昇率は5.3%だった。

<4>「人民網日本語版」2021年05月19日
大連市で448万8600人が新型コロナワクチン接種 集団免疫をほぼ獲得
遼寧省大連市衛生健康委員会は18日、同日午後3時の時点で、市全域の新型コロナウイルスワクチン接種を受けた人の数が448万8600人で、接種回数は510万200回に達し、市民の間でほぼ集団免疫を獲得していることを明らかにした。今月18日午後3時の時点で、同市でワクチン接種を受けた人の数は448万8600人、接種回数は510万200回に達し、常住人口の60%以上が少なくとも1回目の接種を終え、1回目の接種を受けた18歳以上の市民の割合は70%以上となっている。

<3> 「人民網日本語版」2021年05月18日
呼吸器疾患専門家・鍾南山氏、「中国は集団免疫獲得が急務」
世界保健機関(WHO)の新型コロナウイルス感染拡大への対応を検証する独立パネルがこのほど発表した報告は、国際社会の新型コロナウイルス対応を検証している。独立パネルのメンバーの一人である中国工程院の鍾南山院士は取材に対して、「この報告は全体的に客観的、公正で、類似の疫病のパンデミック予防を推進するうえで、重要な役割を担う」との見方を示した。中国の今後の新型コロナウイルス対策の重点ポイントについて、鍾院士は、「パンデミックはリバウンドを繰り返しており、収束にはほど遠い。今後の対策のカギは、ウイルスの変異に注目するほか、ワクチン接種を加速させて、できるだけ早く集団免疫を獲得すること」としたほか、今後の大流行への対応について、「ウイルスは人類の敵。各国の間で、さらにハイレベルな協力機関を立ち上げ、共に対応に取り組むべきだ」との見方を示した。

<2> 「人民網日本語版」2021年05月17日
中山大学と新疆ウイグル自治区が国家地域医療センター共同建設で合意
広東省の中山大学と新疆維吾爾(ウイグル)自治区人民政府はこのほど、烏魯木斉(ウルムチ)市で、同自治区で初となる国家地域医療センターの中山大学附属喀什(カシュガル)地区病院(以下、「国家地域医療センター」)を共同建設することで合意した。双方が共同建設することで合意した国家地域医療センターは、感染症科と呼吸器科、重症医学科を中心とし、ほかにも心臓血管内科や腎臓内科なども設置して、完成後は、病床1000床を確保できる計画だ。カシュガル地区疏附県では国家地域医療センター一期工事が既に始まっている。

<1> 「人民網日本語版」2021年05月17日
初夏の新緑に覆われた万里の長城最大規模の展望台「九眼楼」
北京市延慶区にある九眼楼長城(万里の長城)生態展示エリアは現在、木々が青々と茂り、初夏の気配を漂わせている。「万里の長城」における最大規模の展望台である「九眼楼」は、緑豊かな火焰山の主峰・標高1141メートルに位置し、堂々たる雰囲気を漂わせている。「万里の長城」の中で最大の規模と規格の展望台である「九眼楼」は、明(1368‐1644年)の時代の薊鎮と昌鎮、宣鎮に広がる3つの長城の接点で、長城の内外がこの場所で交差している。