「人民網日本語版」2021年5月前半 抜粋(2021/05/17)

<20> 「人民網日本語版」2021年05月15日
新型コロナウイルス感染による肺炎の最新状況(14日)
新規感染者14人、うち国内症例が5人

5月14日0時から24時にかけて、31省(自治区・直轄市)と新疆生産建設兵団で新たに確認された新型コロナウイルス感染者は14人で、うち輸入症例が9人(上海市3人、陝西省2人、遼寧省1人、山東省1人、広東省1人、四川省1人)、国内症例が5人(安徽省3人、遼寧省2人)となっている。新たな死者は0人。新たに感染が疑われた人は0人。国家衛生健康委員会が15日に明らかにした。また新たに確認された無症状感染者は25人で、うち輸入症例が15人、国内症例が10人(安徽省7人、遼寧省3人)、同日症状が確認された無症状感染者は0人、同日隔離を解除された無症状感染者は12人(うち輸入症例が11人)、現在も医学的観察を受けている無症状感染者は341人(うち輸入症例が326人)となっている。

<19> 「人民網日本語版」2021年05月14日
中国の貧困削減をリアルに紹介する竹内亮監督の「走近大涼山」 
解読中国工作室とドキュメンタリーディレクター・竹内亮氏が共同で製作したドキュメンタリー「走近大涼山」が4月28日から中国や日本の各テレビプラットフォームや動画プラットホームで配信されている。竹内氏は2010年、NHKのドキュメンタリー「長江 天地大紀行」の番組取材で、四川省涼山イ(彝)族自治州大涼山地区を取材した。そして10年後の2020年7月、解読中国工作室の招きを受けて、竹内氏は再び大涼山を訪問し、彼の視点で、そこで起きている貧困削減のエピソードを記録した。竹内氏は同ドキュメンタリーを製作することにした理由について、「大涼山は今どうなっているのか、この目で見たくなった」と冒頭で説明している。

<18)「人民網日本語版」2021年05月13日
中国、世界の最大規模で成長率が最高の集積回路市場に
中国ソフトウェア業界協会が主催する「晋陽湖・第2回ソフトウェア産業の質の高い発展フォーラム」が11日午後、太原ケンピンスキー・ホテルで開かれた。中国半導体業界協会常務副理事長を務める張立事務局長は「中国はすでに世界の最大規模で成長率が最も高い集積回路市場になっている」と述べた。中国半導体業界協会の統計によると、中国の2020年の集積回路産業の売上高は前年比17%増の8848億元(1元は約17.0円)だった。中国の集積回路産業は21年も高成長を維持する見通しだ。

<17> 「人民網日本語版」2021年05月11日
デジタル人民元のテストが進展 アリペイも参加
デジタル人民元の普及拡大がさらに一歩進展した。5月10日、支付宝(アリペイ)アプリはテスト事業に参加するユーザーの一部を対象にデジタル人民元モジュールをリリースし、デジタル人民元による消費、ユーザー間のデジタル人民元の送金・受け取りなどが可能になった。同機能は今はまだ内部テストの段階にあり、テストに参加できないユーザーはまだしばらく体験できないという。その一方で、デジタル人民元運営機関は陣容が拡大した。このほど更新された「デジタル人民元アプリ」の利用可能銀行を見ると、すでにデジタル人民元のウォレットをリリースしている国有大手銀行6行のほか、網商銀行(支付宝)が新たに加わって利用できるようになり、公開テストに参加する7行目の商業銀行になった。また微衆銀行(WeBank)も「もうじきリリースする」としている。

<16>  「人民網日本語版」2021年05月11日
中国全土の人口は計14億1178万人に 最新データ発表
国家統計局と国務院第7回全国国勢調査指導グループ弁公室は11日、中国全土の人口は計14億1178万人に達し、2010年第6回国勢調査の13億3972万人と比較すると5.38%増で7206万人増えていた。また、その年平均成長率は2000年から2010年までの0.57%よりも0.04ポイント減となる0.53%だったと発表。データによると、中国の人口はこの10年間で、低速成長を続けていることになる。

<15> 「人民網日本語版」2021年05月11日
「AG930」に翼竜「3兄弟」、中国の緊急救援新装備が登場
7日に開かれた第1回長江デルタ国際緊急減災・救援博覧会で、複数の中国国産緊急救援新装備が初公開され、中国の国産緊急救援装備の体系的な発展の最新成果が展示された。中国航空工業集団特殊飛行器研究所が独自開発した5トン級地面効果翼機「AG930」は、固定翼機と高性能船舶の間に位置する新型水上高速輸送ツールで、時速180キロで迅速に救援現場に駆けつけることができる。0.5-3メートルの超低空でスムーズに目標を探しロックオンした後、速やかに降下し救援を行うことができ、1回の救援人数は8人。航空機のスピードや快適性、そして船舶の安全性や信頼性を兼ね備えているAG930は、高速で準備時間が短く、安全性が高く経済的といった特長を持ち、海上救援や海事パトロールなど各種任務の需要を満たせる。

<14> 「人民網日本語版」2021年05月10日
中国、1-4月の輸出入総額が過去最高を更新する28.5%増
商務部(省)のサイトが伝えたところによると、今年1-4月には、中国の対外貿易の発展が引き続き成長傾向を示し、「優進優出」(中国に不足する先端技術、鍵となる設備、重要部品を輸入する一方で、ハイレベル製品、高付加価値製品を輸出する上に、製品、技術、サービスからなる全産業チェーンの輸出も推進する)、貿易と産業の融合、貿易ルートの円滑化の「3大計画」が全面的に推進され、輸出入総額は前年同期比28.5%増の11兆6200億元(約197兆円)に達し、過去最高を更新した。

<13> 「人民網日本語版」2021年05月10日
ジャカランダ・ミモシフォリアの花が満開に 初夏の香り漂う昆明市
雲南省昆明市で最近、ジャカランダ・ミモシフォリアの花が満開となっている。街中は、青紫色の美しい花で飾られ、多くの市民や観光客が足を止めて花見を楽しんでいる。ジャカランダ・ミモシフォリアが植わる街中で、青紫色の美しい花に誘われて頭を上げると、初夏の香りを感じることができる。

<12> 「人民網日本語版」2021年05月10日
中国赤十字がインドの新型コロナ対策に100万ドルの資金援助
インドの新型コロナウイルス感染症との闘いを支援するため、中国赤十字はインド赤十字に対し、100万ドルの資金援助を行った。支援金は中国赤十字基金を通じて寄付された。中国赤十字基金によると、支援金以外に新型コロナ対策物資の第1便も9日午前、四川省成都からバンガロールへ輸送された。物資は酸素発生器100台、非侵襲的人工呼吸器20台、侵襲的人工呼吸器20台で、同日現地に到着した。

<11> 「人民網日本語版」2021年05月08日
世界の優れた消費財が集まる第1回中国国際消費財博覧会
第1回中国国際消費財博覧会が7日、海南省海口市で開幕した。中国内外のバイヤーや業界関係者3万人以上、一般来場者延べ20万人以上が集まり、アジア太平洋地域最大規模の優れた消費財展になる見込みだ。会期は10日までの4日間。同博覧会は、国際的に優れた消費財を取引する重要なプラットホームを構築し、各国の消費財が中国市場に進出するために、展示や取引の機会を提供すると同時に、中国各地、各国の優れた消費財を世界に向けて販売する商機を作り出すことを目的としている。

<10> 「人民網日本語版」2021年05月07日
新一線以上都市の若者、57%が「マイホーム所有」
生活サービスサイトの58同城と不動産取引プラットフォームの安居客がこのほど発表した「2021年若者不動産購入報告」によると、一線都市及び新一線都市に常住する18-44歳の若者に対する調査の結果、57.0%が「マイホームを所有している」と答え、70.1%が「5年以内にマイホーム購入の意志がある」と答え、そのうち12.9%が「年内に購入する計画」として強い購入意欲を示した。若者にとって、不動産の購入価格と住宅ローンの支払い可能額を決める基本的な要因は収入だ。同報告の指摘によると、回答した若者の44.3%が「支払える購入価格は100万-200万元(1元は約16.9円)」と答え、「500万元以上」は6.9%と1けた台にとどまった。働き始めたばかりの18-24歳の層はまだ蓄えがそれほどないため、「100万元以下」とした人が35.8%に上った。

<9> 「人民網日本語版」2021年05月07日
2021年農民の一人当たり可処分所得、32万円に達する見込み
中国社会科学院農村発展研究所と社会科学文献出版社は6日、「農村緑書:中国農村の経済情勢の分析と予測(2020年-2021年)」を共同で発表した。それによると、今年の農民一人当たり可処分所得は1万9千元(1元は約16.9円)に達する見込みという。同緑書によると、2020年に中国は全体として新型コロナウイルス感染症などによるマイナス影響を克服し、政策などの積極的要因の役割を積極的に発揮した。農民の所得は1年を通じて急成長を維持し、収入源が多様化し、給与所得、経営純収入、移転純収入の所得増加に対する寄与度が高く、都市部住民と農村部住民の所得の絶対的格差も相対的格差も縮小した。具体的に見ると、20年の農民一人当たり可処分所得は1万7131元に上り、前年と比較した名目増加率は6.9%となり、都市部住民を3.4ポイント上回った。

<8> 「人民網日本語版」2021年05月07日
中国とキューバの両首脳が電話会談
習近平中共中央総書記(国家主席)は6日、ディアスカネル・キューバ共産党第1書記(大統領)と電話会談を行った。習総書記は中国共産党と中国国民を代表して第8回キューバ共産党大会の成功裏の開催とディアスカネル氏の第1書記選出に改めて祝意を表した。習総書記は、「中国はこれまでと同様にキューバが国家の主権と独立を守り、自国の国情に合った社会主義路線を歩むことを支持し、人類運命共同体の構築を共に後押ししていく」と述べた。ディアスカネル第1書記はラウル・カストロ氏から習総書記への挨拶の言葉を伝え、第8回党大会に関する状況を重点的に伝えた。

<7> 「人民網日本語版」2021年05月06日
対中発言したフィリピン外相が中国外相に謝罪コメント
フィリピン外務省は3日、中国海警局の船舶による黄岩島(スカボロー礁)海域でのパトロールに抗議する声明を出した。ロクシン外相もこれについてSNSの個人アカウントで汚い言葉を使った発言をした。ドゥテルテ大統領は3日夜のテレビ番組で、「中国は今も我々の恩人だ。中国との間に対立を抱えるからといって、粗野で無礼にならねばならないわけではない。フィリピンは多くの事で中国からの支援に感謝する必要がある」と述べ、名指しこそしなかったものの、ロクシン外相を批判するコメントを述べた。ロクシン外相は4日、同件について中国の王毅外交部長(外相)に謝罪の意を表明。また、「私にはずっと、追いつけない夢がある。心と風采において王毅氏の優雅さに倣いたいという夢だ」と述べ、王氏を、「史上最も優雅で聡明な外交官」と称賛した。

<6>「人民網日本語版」2021年05月06日
ミャオ族フラッシュモブと建物を突き抜けるモノレールのコラボ 重慶
苗(ミャオ)族の伝統衣装を身に着けた複数の若い女性たちが5月4日、重慶市渝中区李子◆(◆は土へんに覇)駅の建物を突き抜けることで有名なモノレールを眺めるスポットで、民族歌舞のフラッシュモブを披露し、多くの観光客の注目を集めていた。その背後では、モノレールが建物の中の駅を通り抜け、地上では、民族歌舞が祝日の喜びを活き活きと表現。フラッシュモブを披露した女性たちは、重慶彭水の出身で、今回のミャオ族フラッシュモブは、「ミャオ族の故郷を味わい、彭水にフォーカスする」をテーマとするショート動画募集イベントを盛り上げるためのパフォーマンスという。彼女たちはこうしたPRを行うことで、より多くの観光客が自分たちの故郷を訪れて、観光やレジャーを楽しんでほしいとしている。

<5> 「人民網日本語版」2021年05月06日
「コミュニティの高齢者ケア」が中国における介護をめぐる難題解決の糸口に
北京朝陽区に住む潘継紅さん(69)は、「家にいながらこんなに素晴らしい高齢者ケアサービスを受けることができるなんて、以前は想像もしなかった」と話す。潘さんの夫は、複数の疾患を抱え、長期にわたって薬を服用しているほか、体が不自由だ。「4種類の薬をもらうために、毎月、夫を連れて、3軒の病院に行かなければならない。そのため、毎月どの日にどの病院に行くか計画しなければならず、本当にたいへん。夫を連れて病院に行くと、一日がかりになってしまう。列に並んで予約を入れ、診察を受け、精算して薬をもらっていた。毎回病院から帰って来ると、クタクタになっていた」と潘さん。

4>「人民網日本語版」2021年05月05日
第19回中国国際人材交流大会が深センで開催
第19回中国国際人材交流大会が深センエキシビションセンターで開幕した。会期は2日間。今回の大会は科学技術部(省)と深セン市人民政府が主催し、オフラインとオンラインの両方を採用した。オフラインでは計画面積6万3000平方メートルで計5つの展示館を設置し、相談、人材誘致、テーマイベントなどの場を設けた。オンラインではバーチャル展示ホール、プロジェクト・マッチング、オンライン誘致などのサービスを提供する。大会組織委員会によると、今回は様々なフォーラムやイベントを100回近く行う。30余りの国や地域から1200余りの専門機関・組織、1万人余りの国内外の政府代表、専門家、学者、高度人材が参加する見通しだ。

<3> 「人民網日本語版」2021年05月03日
メーデー5連休初日、中国全土で延べ5826万7100人が移動
中国交通運輸部(省)によると、メーデーに合わせた5連休の初日となった今月1日、中国全土の鉄道、道路、水路、民用航空の利用者が前年同期比119.2%増の延べ5826万7100人に達した。内訳は、鉄道が延べ1882万6000人、道路が延べ3665万人、水路が91万7600人、民用航空が187万3500人だった。2日の中国全土の鉄道利用者は19年同期比で7.7%増の延べ1420万人に達したと見られている。

<2> 「人民網日本語版」2021年05月01日
中国の労働者の7割超「将来の仕事を楽観視」
世界的会計事務所のプライスウォーターハウスクーパース(PwC)は29日、2021年グローバル労働環境調査研究の中国に関する部分の報告書を発表した。それによると、調査に回答した中国の労働者の73%が将来の仕事に対して楽観的な見方をしていた。世界全体では楽観的な見方をする人は50%前後で、中国の労働者の割合が相対的に高かった。調査研究の結果、デジタル化の流れの中、世界でも中国でも、大部分の労働者は自動化が進むと自分たちの仕事に影響するのではないかと懸念していることがわかった。同報告書は、「新型コロナウイルス感染症が労働者のデジタル技能の向上を加速させたが、カギとなる層の技能向上の機会はなお不足している」と指摘した。

<1> 「人民網日本語版」2021年05月01日
今年に入り4省区が最低賃金引き上げ 調整準備中のエリアも
最低賃金基準の新政策を実施するエリアがさらに増加した。陝西省で1日より新たな最低賃金基準が実施された。大まかな統計によると、今年に入ってから国内の4省区が引き上げ調整後の新基準を実施した。同時に、上海市、天津市、吉林省、安徽省、四川省などでも調整の準備が進められている。具体的に見ると、陝西省各類区の最低賃金(月収ベース、以下同じ)は、5月1日よりいずれも150元(1元は約16.9円)引き上げられた。1類区は1800元が1950元になり、2類区は1700元が1850元に、3類区は1600元が1750元になった。