「人民網日本語版」2021年3月前半 抜粋(2021/03/16)

<20> 「人民網日本語版」2021年03月15日
7年連続で最低記録を更新!2020年の中国婚姻件数が前年比12.2%減少
中国民政部(省)の統計データによると、中国の婚姻件数は2013年以降減少傾向を呈し、2020年の全国婚姻件数は過去最低記録を再び更新した。2020年全国婚姻件数は813万1千組で、前年比12.2%減少だった。2020年、婚姻件数が多かった地域(省)トップ5は、順に、広東省、河南省、四川省、江蘇省、山東省。婚姻件数の減少は、主に、結婚適齢期人口が減少したことと、平均結婚年齢が上昇し続けていることが理由とみられる。一部の専門家は、女性の健康に関心を寄せ、出産適齢期での出産を奨励するよう、社会に呼びかけている。

<19> 「人民網日本語版」2021年03月12日
「愛国者による香港統治」実行の重要な一歩 高まる「再出発」への期待
第13期全国人民代表大会(全人代)第4回会議は香港特別行政区の選挙制度の整備に関する全人代の決定を賛成多数で可決し、国家レベルで「愛国者による香港統治」の重要な一歩を踏み出した。これは香港地区が良い統治へと向かい、発展のチャンスを捉えて「再出発」する助けとなる。近年香港地区の社会に生じた混乱は、香港地区の現行の選挙制度に明らかな抜け穴や欠陥があり、香港特区の統治権奪取を狙う反中・香港攪乱勢力につけいる隙を与えていたことを明らかにした。数多くの香港市民は、一日も早く選挙制度を整備し、「愛国者による香港統治」を実行することを期待している。

<18)「人民網日本語版」2021年03月12日
「ルールやマナーを守った外出」を市民に呼びかける漢服ボランティア 新疆
新疆維吾爾(ウイグル)自治区烏魯木斉(ウルムチ)市北京中路の街頭では、漢服姿の複数のボランティアが、文明都市建設に関する宣伝ビラを手に、市民に交通ルールやマナーを守った外出を徹底するよう呼びかけていた。ウルムチ市高新(ハイテク)区(新市区)の交通警察大隊は、交通安全をめぐる市民の知識をいっそう高め、交通安全上の潜在リスクを減らす目的で、ボランティアの協力を得て、交通安全PR活動を市街地で集中的に実施し、電動バイクの逆走や人を乗車させる違反行為、通行人の信号無視や横断歩道以外での道路横断やガードレールを越える行為といった交通違反行為に対する取り締まりを展開している。

<17> 「人民網日本語版」2021年03月12日
「小鹿の帽子」の全人代代表が話題に 人口の少ない少数民族も平等な権利を享受
「小鹿の帽子」を被った全人代代表がここ数日話題になっている。内蒙古(内モンゴル)自治区鄂倫春(オロチョン)自治旗の代表を務める代喜院氏だ。被っているのはオロチョン族伝統の頭飾りで、帽子の上の動物は実はシカではなくノロジカだ。全国両会(全国人民代表大会・全国人民政治協商会議)でこうした民族伝統の服飾を身に着けていたのは代喜院氏だけではない。阿昌(アチャン)族唯一の全国政協委員である段明龍氏は青い民族衣装で出席し、羌(チャン)族の全人代代表である余紹容氏は赤い民族衣装に銀の飾りをつけて出席した。中国は多民族国家であり、民族平等が一貫した原則だ。全国両会では、全人代代表には各民族の代表が含まれており、全国政協は少数民族のグループを設けている。実際の生活でも、少数民族は風俗・習慣や歴史・文化を十分に尊重され、国や社会への平等な参加権を常に享受している。

<16>  「人民網日本語版」2021年03月11日
民意を反映させる政策制定に取り組む中国 全国両会
1年に1度開催される中国全国両会(全国人民代表大会・全国人民政治協商会議)は、国際社会が中国の特色ある社会主義と民主政治を観察する重要な窓口となる。政治活動は、中国社会主義民主の生き生きとした証を提供している。両会の参政・議政や第14次五カ年計画(2021‐25年)策定のためのオンライン意見公募など、さまざまなチャンネルや形式を通じて、中国の国民は、国と社会の事務、経済、文化事業を管理し、国と社会、そして自身の運命の「ホスト」となっている。

<15> 「人民網日本語版」2021年03月10日
男女間賃金格差が縮小 それでも女性は男性より12%低い
就職情報サイトの智聯招聘がこのほど発表した「中国女性の職場現状調査報告2021」によると、新型コロナウイルス感染症により女性を取り巻く状況はさらに厳しいものになり、女性は仕事と子育てという二重のプレッシャーに直面した。また、男女の賃金格差は2年続けて縮小したものの、女性の賃金は全体として男性よりも12%低かった。調査データをみると、女性の回答者の59.1%が「感染症により職場における状況がより厳しいものになった」、45.1%が「感染症により女性の育児負担が増大した」と答えており、いずれも男性でこのように答えた人の割合を大きく上回っていた。

<14> 「人民網日本語版」2021年03月09日
中国の21年国防費予算は前年比6.8%増、安定かつ適度
第13期全国人民代表大会(全人代)第4回会議の解放軍・武装警察部隊代表団の呉謙報道官は7日取材に応じ、2021年の中国の国防費について、引き続き適度で安定した伸びを保ち、前年比6.8%増となることを明らかにした。【呉報道官】中国政府は国防建設と経済建設の協調ある発展という方針を堅持し、国防支出規模を合理的に決定した。2021年の国防予算は1兆3795億4400万元(うち中央政府分が1兆3553億4300万元、1元は約16.7円)で、前年比6.8%増となる。増加分は主に以下の方面に用いられる。第1に、軍隊建設の第14次五カ年計画(2021-2025年)の布陣に従い、重大・重点事業の始動を保障する。第2に、兵器・装備の高度化と世代交代を加速し、兵器・装備の現代化を推進する。第3に、軍事訓練のモデル転換を加速し、新型の軍事人材養成システムを構築し、訓練保障環境を改善・整備する。第4に、国の経済・社会発展水準に見合った形で、将兵の生活・福利待遇を改善し、軍隊の基層建設に寄与する。

<13> 「人民網日本語版」2021年03月09日
香港特区長官が表明 「選挙制度整備で中央政府に協力」
香港特別行政区の林鄭月娥(キャリー・ラム)行政長官は8日の記者会見で、「全国人民代表大会(全人代)が香港特区の選挙制度を整備する決定を行い、全人代常務委員会に同決定に基づき香港基本法付属文書(一)及び付属文書(二)を改正する権限を授けた。この『決定+法改正』という方法は迅速かつ必要なものであり、合法かつ合憲だ」と表明した。

<12> 「人民網日本語版」2021年03月08日
青空の安全を守る美しくも力強い「ムーラン」たち
私たちが利用する民用旅客機には、機上の安全・防衛業務を担当する職員がいる。航空保安員である彼らは、人々から、「青空の護衛者」と親しみを込めて呼ばれている。華夏航空に設けられている女性航空保安員チームは、中国の歌や伝説の中で語られる有名な女将軍・ムーラン(花木蘭)にちなんで、「青空で活躍する文武両道備わったムーラン」を意味する「蘭贇チーム」と呼ばれている。蘭贇チームのメンバーは5人、平均年齢26歳、逆境に屈することない強靭さを見せ、男性メンバーと同じ実践教育を受け、男性に勝るとも劣らない能力を見せている。その上、彼女たちは、きめ細やかさ、用意周到さ、根気強さ、温和さも兼ね備え、特別な安全関連事件を処理する上で独特の優位性を備えている。

<11> 「人民網日本語版」2021年03月06日
【人民網時評】香港特別行政区の選挙制度改革には一刻の猶予もない
第13期全国人民代表大会(全人代)第4回会議の開幕会議で、全人代常務委員会の王晨副委員長は「全国人民代表大会の香港特別行政区の選挙制度の改善に関する決定(草案)」に関する説明を行った。全人代は香港特区の選挙制度改革を起草し、香港の実際の状況に適した民主的な政治制度の発展を推進し、新たな憲政制度の制度的枠組みを構築するとしている。同措置は憲法と法律に合致し、必要かつタイムリーで、長期的発展に資するもので、香港の選挙制度の不備を補い、「愛国者による香港統治」という根本的な原則を実施し、国家の主権、安全、発展の利益を守り、「一国二制度」が安定して遠くまで前進するよう推進し、香港の長期的な繁栄と安定を確保する上で、重要で深遠な意義をもつ。

<10> 「人民網日本語版」2021年03月05日
河北省、今回の新型コロナ感染拡大を完全に抑制
河北省衛生健康委員会は4日、「3月3日0時から24時までに、省内で新たに治癒・退院した新型コロナ感染症患者は5人だった。これにより、今回の感染拡大において確認された感染者および無症状感染者は全員、治療を終えて退院し、現在の感染者数はゼロとなった。また、医学観察中の無症状患者数もゼロとなった」と発表した。

<9> 「人民網日本語版」2021年03月05日
中国の医療保険がより心強い制度に 自己負担割合1.51%という男性のエピソード
中国のある男性ネットユーザーが最近、妻がICUに入院し、実際に払ったのはわずか593元(1元は約16.7円)だったというエピソードを投稿し、話題になっている。男性の妻は2019年7月23日に、北京宣武病院で予定日より早く双子を出産。その後、危険な状態となりICUに移された。入院中、男性はデポジットとして3000元を納めた。そして、妻は危険な状態が続き、10日間にわたる集中治療を受けた。その後、回復し、退院する時、社会保険カードを病院に預け、1週間後に治療費の支払いに来るようにと言われたという。1週間後、男性は不足分を支払うため2万元を携帯して病院に行ったところ、足りないどころか、デポジットの一部を返金された。明細をよく見てみると、驚くことに入院費は3万9370元もかかっているものの、自己負担額はわずか593元で、自己負担割合は1.51%だったという。

<8> 「人民網日本語版」2021年03月05日
【全人代記者会見】香港地区の選挙制度は時代に合わせた整備が必要
第13期全国人民代表大会(全人代)第4回会議の記者会見が4日夜、北京の人民大会堂でオンライン形式で開催され、張業遂報道官が会議の主な段取りを説明し、国内外の記者の質問に答えた。香港特別行政区の選挙制度に関する質問に対し、張報道官は「香港特別行政区の選挙制度は特別行政区の政治体制の重要な構成部分だ。近年の状況は、香港特別行政区の選挙制度を時代に合わせて整備し、『一国二制度』という方針の全面的かつ正確な貫徹と『愛国者による香港統治』という原則の全面的な実行を整った制度により保障する必要があることをはっきりと示している」と指摘。

<7> 「人民網日本語版」2021年03月04日
蒸気機関車に乗って、花畑を駆け抜けよう! 四川省
初春の訪れともに、四川省楽山市犍為県の嘉陽蒸気機関車は、観光のピークシーズンを迎えた。多くの観光客が、春を愛でながら蒸気機関車に乗ろうと、同地を訪れている。人々は沿線の見事な景色を鑑賞できるだけでなく、レールの幅が狭いタイプのレトロな蒸気機関車の独特の魅力を楽しむことができる。

<6>「人民網日本語版」2021年03月03日
第13次五カ年計画期間に製造強国・ネット強国の目標を達成
工業・情報化部(省)の肖亜慶部長は1日に行われた国務院新聞弁公室の記者会見で、「第13次五カ年計画の期間に、中国の工業付加価値額は23兆5千億元(1元は約16.5円)から31兆3千億元に増加し、世界の製造業への寄与度は30%に迫り、中国は11年連続で世界最大の製造業国家になった」とした上で、「第13次五カ年計画の期間に、中国の製造強国建設とネット強国建設の目標は目に見える成果を上げ、各項目の主要目標・任務は予定通り達成された」と述べた。

<5> 「人民網日本語版」2021年03月02日
テスラ上海ギガファクトリー、再び拡張か
上海市の土地取引市場の公式サイトが1日に掲載した土地の譲渡公告が、広く業界の注目を集めている。この土地に参入できる産業の分類が新エネルギー自動車の完成車製造となっており、近くに米電気自動車(EV)大手のテスラのギガファクトリーがあることから、この土地はテスラの工場の再拡張に利用される可能性が極めて高いのではないかと推測されている。明らかになった情報によると、この土地は総面積46万1142.4平方メートルで、中国(上海)自由貿易試験区臨港重装備産業区内にあり、投資額は1平方メートルあたり1万4925元(約24万6千円)を下らない。テスラが再び動き出し、新たな土地の使用権を手に入れたとみられるのは、生産能力をさらに拡充して、市場ニーズに応えるためではないかと考えられている。

<4>「人民網日本語版」2021年03月02日
クロエ・ジャオ監督の「ノマドランド」がゴールデングローブ賞で「作品賞」と「監督賞」受賞
米国現地時間2月28日、第78回ゴールデングローブ賞の授賞式が開催され、「Nomadland(ノマドランド)」が作品賞を受賞し、同作品の趙■(■は女へんに亭、クロエ・ジャオ)監督が監督賞を受賞した。中国で生まれ、米国で活動するクロエ・ジャオ監督は、バーブラ・ストライサンド監督が受賞して以来、女性監督として2人目の監督賞受賞の快挙を成し遂げた。「ノマドランド」は、国際映画祭で数々の賞を受賞してきたほか、映画界でも非常に評価が高く、注目を集めている。アカデミー賞受賞女優のフランシス・マクドーマンドが主演を務める同作品は、工場の閉鎖で街の経済が大打撃を受け、そのあおりで家まで手放す羽目になった60代の女性が、自家用車に最低限の家財道具を積み込み、日雇いの職を求めて全米各地を流浪する旅に出るという、「現代のノマド」の実像を描き出している。

<3> 「人民網日本語版」2021年03月02日
南京大虐殺の生存者が残り70人に
中国侵略日本軍南京大虐殺遭難同胞紀念館によると、南京大虐殺の生存者の1人だった蔡麗華さんが今月1日に亡くなったことが明らかになった。享年95歳。今年に入って亡くなった南京大虐殺の生存者は蔡さんで2人目となり、南京侵華日軍被害者援助協会に登録されている存命する生存者はわずか70人となった。

<2> 「人民網日本語版」2021年03月01日
中国がフィリピンに寄贈した新型コロナワクチン第一陣がマニラに到着
中国がフィリピンに寄贈した新型コロナウイルスワクチン第一陣が2月28日、首都マニラにあるヴィラモール空軍基地に到着した。フィリピンのドゥテルテ大統領や在フィリピン中国大使館の黄渓連大使が、空港で、ワクチンの到着を出迎えた。

<1> 「人民網日本語版」2021年03月01日
中国、国民1人当たりのGDPが2年連続で1万ドル超に
中国国家統計局が28日に発表した2020年国民経済・社会発展統計広報によると、同年、中国の国内総生産(GDP)は100兆元(1元は約16.5円)の大台を突破し、国民1人当たりのGDPは2年連続で1万ドル(1ドルは約106.5円)を超えた。年間平均為替レートで計算すると、同年、中国のGDPが世界経済に占める割合は17%を超えたと試算されている。