「人民網日本語版」2020年9月前半 抜粋(2020/09/16)

<20> 「人民網日本語版」2020年09月15日
戦略演習「コーカサス2020」 中国軍の参加部隊が全て現地入り
中国側演習参加部隊の第二梯団が現地時間14日、ロシア・アストラハン州の某軍用飛行場に到着した。これにより、戦略演習「コーカサス2020」に参加する中国側将兵の全てが予定地域に到着したことになる。中国側参加部隊の邢国良副指揮官は「戦略演習『コーカサス2020』はロシア軍が今年度実施する重要な作戦訓練であり、我が軍にとっても今年数少ない外国での合同演習活動だ。部隊の出発・移動効率を高め、いかなる試練にも耐えうる中国側将兵の姿をはっきりと示すため、我々は出発前に演習準備をしっかりと行うと同時に、人員情報確認、物資・機材の積載、衛生・防疫検査等について、数多くの深く入念な準備作業を行い、全員・全装備が時間通り演習地域に到着できるよう確保した」と述べた。

<19>  「人民網日本語版」2020年09月15日
世界最大の砂漠集中型太陽光発電基地、間もなく稼働開始へ
中建電力建設有限公司は13日、その子会社の中建中環工程有限公司が請け負う内蒙古(うちモンゴル)自治区ダラト旗太陽光発電リード奨励基地1号プロジェクトが順調に竣工したと発表した。これは世界最大の砂漠集中型太陽光発電基地が間もなく発電・送電開始することを意味する。同プロジェクトは中建中環工程有限公司がEPC(設計、調達、建造)契約で請け負った。プロジェクトの設備容量は69.03MWで、完成後に基地内1期太陽光発電所と一体化する。敷地面積は約120万平方メートル、年間発電量は20億kWh、生産高は6億2000万元(1元は約15.5円)にのぼり、世界最大の砂漠集中型太陽光発電所になる。

<18> 「人民網日本語版」2020年09月15日
ナン産業を足掛かりに貧困脱却 新疆・伽師県
新疆維吾爾(ウイグル)自治区喀什(カシュガル)地区伽師(ファイザバード)県は、自治区内でまだ貧困脱却を果たしていない国家級貧困県の一つだ。伽師県政府は、数年前から、「ナン」産業の発展に力を入れており、地元住民の安定した就業と貧困脱却・増収を支援している。伽師県ナン文化産業園では、生産加工、倉庫保管・物流から技能訓練、貧困者就業支援に至る産業チェーンがすでに形成されている。オンライン・オフラインの1日あたりナン平均販売量は30万個に上り、貧困世帯696人を含む地元住民1200人が同産業園で働いている。

<17> 「人民網日本語版」2020年09月12日
時速600キロ高速リニアサンプル車両が年内ラインオフ
中車青島四方機車車両股フン有限公司(フンはにんべんに分)の丁■■(参の彡が三)は11日に山東省青島市で行われた2020年高速リニア交通フォーラムで、「中国の時速600キロメートルの高速リニアモーターカープロジェクトのサンプル車両は現在、中車四方公司で最終組立の段階に入っており、2020年のうちにラインオフする見込みだ。そうなれば高速リニアの全プロセスにわたる技術と工程化の能力が備わることになる」と述べた。

<16> 「人民網日本語版」2020年09月11日
ファーウェイの独自OS「ハーモニー」、来年にも実用化へ
10日に開かれた注目の「2020華為(ファーウェイ)開発者大会」で、ファーウェイの一般消費者向け事業は、ハーモニー(鴻蒙)OS 2.0、HMS Core 5.0、OSのEMUI 11、HUAWEI HiLinkなど、一連のスマート端末分野の革新的成果を発表した。ファーウェイの一般消費者向け事業CEOの余承東氏は、「当社は自社のコア技術とソフト・ハードウェア能力を全面的に開放し、開発者と共に全シーンにわたるスマートエコシステムの力強い発展を共同で駆動する」と述べた。

<15> 「人民網日本語版」2020年09月10日
2020年中国民間企業500社 トップ3はファーウェイ・蘇寧・正威
2020年中国民間企業トップ500社サミットが10日に北京で開催された。トップ500社のランキングも発表され、上位3位には華為(ファーウェイ)、蘇寧、正威が並んだ。このうち華為投資持ち株有限公司の売上高は8千億元を突破し、前回に続いて首位を保ち、民間企業トップ500社と製造業民間企業トップ500社の首位に立った。蘇寧持ち株集団はサービス業民間企業トップ100社の首位に立った。この3社をはじめとする企業10社の売上高が3千億元(約4兆6564億円)を超えた。。

<14> 「人民網日本語版」2020年09月10日
中国は10月1日から8日まで8連休 長江デルタ地域で旅行意欲が加熱中
中国が新型コロナウイルス対策を万全に講じて、顕著な成果を挙げているのを背景に、国慶節(建国記念日、10月1日)と中秋節(旧暦8月15日、今年は10月1日)に合わせた8連休を前にして、多くの人が「体を動かす前に指を動かして」、旅行先の「食・住・交通」の予約をしている。特に、長江デルタ地域に住む人々の間で、旅行への意欲が急速に高まっており、出かける範囲も広くなっている。

<13)「人民網日本語版」2020年09月10日
日本から中国への渡航者、三日以内のPCR検査陰性証明が必要
中国駐日本国大使館は9日、公式ウエブサイトに「日本から中国へ渡航される方へ:新型コロナウィルスPCR検査陰性証明提示による搭乗開始のお知らせ」を掲載した。それによると、2020年9月25日(25日当日を含む)より、日本から中国へ渡航する中国籍及び外国籍の旅客は、3日以内(発行日を基準とする)の新型コロナウィルスPCR検査陰性証明が搭乗手続に必要となる。

<12> 「人民網日本語版」2020年09月09日
【イラストで知ろう!イマドキ中国】 大学入学シーズンあれこれ
9月は中国の入学シーズン。今年は新型コロナの影響もあり、各地では入学式や登校開始日のピークを分散させ、各種イベントを簡略化するなどして対応しているが、現在までにほぼ例年通りの日程で無事新学期をスタートさせている。今回はなかでも中国の大学をピックアップし、入学シーズンならではのあれこれを紹介していこう。

<11> 「人民網日本語版」2020年09月09日
「菊次郎の夏」が9月25日に中国で公開 癒し系のポスターが話題に
北野武監督の名作映画「菊次郎の夏」が9月25日に中国で公開されることがこのほど発表された。北野武監督が自ら主役の菊次郎を演じ、関口雄介らが出演している同作品は、第52回カンヌ国際映画祭コンペティション部門にノミネートされ、中国のコミュニティサイト・豆瓣のレビューは8.8ポイントと高評価となっている。夏必見の作品と言われ、今回は修復版が上映される。

<10> 「人民網日本語版」2020年09月08日
中国産新型コロナウイルスワクチン 世界各地のウイルスに有効か
新型コロナウイルス感染症は今なお多くの国で蔓延しており、世界中のワクチン開発者が1分1秒を争いウイルスと競争するようにしてワクチン開発を進めている。開催中の2020年中国国際サービス貿易交易会では、中国が独自開発した新型コロナウイルス不活化ワクチン3種類の実物が初めて公開され、発売・使用の実現にまた一歩近づいた。中国産ワクチンは将来、世界市場で広く応用されるだろうか。現在、中国の新型コロナウイルスワクチン開発は「スピードアップ」の段階に入っている。世界保健機関(WHO)がまとめた最新のデータでは、世界ではすでに30種類以上のワクチンが臨床試験の段階に進んでおり、そのうち9種類は最終の第3段階に入った。このうち、中国が開発中のワクチンは4種類が国外での第3段階臨床試験を許可されている。

<9> 「人民網日本語版」2020年09月08日
香港特区が「三権分立」との主張は間違いであり、正さねばならない
国務院港澳(香港・マカオ)事務弁公室の報道官は7日の談話で「最近香港社会では香港特区の『通識教育(リベラル・スタディーズ)』の教科書における香港特別行政区の政治体制の『三権分立』に関する記述をめぐり再び議論が起きている。我々は林鄭月娥(キャリー・ラム)行政長官の発言に賛同し、関連する記述の削除という香港特別行政区教育局の決定を支持する。香港特別行政区の政治体制が『三権分立』を実行しているという主張は間違っており、是正せねばならないということを、いささかも曖昧にせず指摘しておくべきだ」とした。

<8> 「人民網日本語版」2020年09月08日
もう苦しくない!5G「胃カメラ」カプセルロボット登場
胃の調子が悪く検査が必要だが、胃カメラが気持ち悪く病院に行きたくない時は、どうすればいいだろうか?それではカプセルロボットに助けてもらおう。2020オンライン中国国際スマート産業博覧会の5G革新発展サミットフォーラムはメディア招待イベントを開催した。記者の調査によると、中国聯通重慶市分公司と金山科技は今年6月、5Gスマート診療センターを共同建設した。同スマート診療センターの5G+VR(仮想現実)スマートゼロ感知カプセルロボット胃カメラ診療システムにより、患者は小さなカプセルを1つ飲むだけで、痛みがなく麻酔も打たずに胃病などの消化器疾患の正確なリモート診療を受けられる。

<7>「人民網日本語版」2020年09月07日
中国、今年の水害発生での死者・行方不明者は例年より大幅減
1961年以来、2番目に多い平均降水量を記録し、河川751本で警戒水位を超え、長江と太湖で流域性大洪水が発生するなど、中国では今年、豪雨による水害が多発し、1998年以降で最も深刻な水害を経験した一年となっている。長江の主流の主な水位観測所の水位が、警戒水位を下回ったのを受け、国家水害・干ばつ対策総指揮部は今月2日、ついに、63日間続いていた長江流域における緊急時対応を解除した。

<6> 「人民網日本語版」2020年09月07日
コロナ第2波収束後、初めてとなる観光客を迎える新彊天山天池
新疆維吾爾(ウイグル)自治区天山天池は9月5日、美しい陽光が降り注ぎ、観光客たちは世界自然遺産・国家5A級風景名勝地である天山天池のエリア内へと秩序よく入っていった。同日、景勝地を訪れた観光客は2800人以上となった。景勝地に入る際は、PCR報告書を提示する必要はないという。

<5>「人民網日本語版」2020年09月05日
中国が再使用可能なテスト宇宙船の打ち上げに成功
関連当局の情報によると、中国は4日に酒泉衛星発射センターで、「長征2号F」キャリアロケットを使い、再使用が可能なテスト宇宙船の打ち上げに成功した。テスト宇宙船は予定の軌道をしばらく運行した後、中国国内の予定された着陸地点に戻る予定だ。その間、再使用を可能にする技術の実証実験を計画通りに行い、宇宙の平和利用に向けた技術的な支援を提供する。

<4> 「人民網日本語版」2020年09月04日
中国、今後5年間でネット注文配達員3000万人の雇用創出
中国の街中の至る所で今、忙しそうに走り回るデリバリー配達員の姿を見かけることができる。最近、デリバリー配達員は、中国国家職業分類リストに「ネット注文配達員」という名前で盛り込まれた。この巨大な規模となっている職業の現状に迫ろうと、中国人力資源・社会保障部(人社部)は、ネット注文配達員の雇用・景気・現状の分析報告を発表し、彼らの特徴を描き出している。報告によると、ネット注文配達員には、「モバイルインターネットプラットフォームなどを通して、配達依頼をチェックしたり、受け取ったりし、配達依頼に基づいて、プラットフォームの機能を使って配達ルートを決め、一定時間内に注文された商品を指定の場所に届けるスタッフを指す」という職業定義がある。ネット注文配達員は急増中で、現在、毎日路上を走り回っているネット注文配達員の数は100万人を超えている。

<3> 「人民網日本語版」2020年09月03日
旧日本軍の細菌部隊・岡 9420 部隊の名簿が一般公開
第二次世界大戦中、旧日本軍はいくつもの細菌戦部隊を立ち上げた。そのうち、最後に立ち上げられたのは南方軍防疫給水部(通称「岡 9420 部隊」)で、1942年にシンガポールに設置された。同年、旧日本軍は中国雲南省で2度大規模な細菌攻撃を行い、その犠牲者は20万人に達した。その作戦に、岡 9420 部隊も参加していた。9月2日、黒竜江省哈爾浜(ハルビン)市にある中国侵略日本軍第七三一部隊罪証陳列館で開催された「中国侵略日本軍細菌戦史料公文書特別展」で、岡 9420 部隊の名簿が初めて一般公開された。

<2> 「人民網日本語版」2020年09月02日
マカオ地区、2億9千万パタカの消費券配布で大陸部観光客を誘致
澳門(マカオ)特区政府観光局によると、マカオ特区政府は9月1日から12月31日まで、中国大陸部観光客のマカオ観光消費を喚起するため、微信(WeChat)プラットフォームを通じて計2億9000万マカオ・パタカ(1マカオ・パタカは約13.2円)の消費券を配布する。マカオ特区政府観光局はリリースした通知で、「中国大陸部とマカオ地区では新型コロナウイルス感染状況がほぼ安定し、大陸部住民のマカオ観光ビザも徐々に発給が回復している。こうした点を考慮したうえで、特区政府は9月1日から『観光客数を拡大し、経済を振興し、雇用を守る』計画を打ち出すことを決定した。インターネット電子商取引業者を通じ、観光客に飛行機チケット・ホテル・消費の割引を提供し、マカオに観光客を呼び込むと同時に、マカオ滞在期間の消費を増やし、マカオの観光・レジャーサービスをよりよく体験してもらう」としている。

<1> 「人民網日本語版」2020年09月01日
武漢で予定通り新学期スタート 学生260万人が登校を再開
待ちわびていたその時がようやくやって来た。9月1日、湖北省武漢市の大学100校以上、小中高校・幼稚園2800校以上が全面的に授業を再開し、120万人以上の大学生が学校に戻り、140万人の小中高校生と幼稚園児が再び学び舎に集った。