「人民網日本語版」2020年7月前半 抜粋(2020/07/16)

<20> 「人民網日本語版」2020年07月14日
北京の新規感染者が8日連続で0人 秋から冬にかけて第二波来るか?
7月13日0時から24時にかけて、31省(自治区、直轄市)と新疆生産建設兵団で新たに確認された新型コロナウイルス感染者は3人で、いずれも海外からの輸入症例(上海市)となっている。また、新たな死者、新たに感染が疑われた人はいずれも0人だった。北京市では、8日連続で新規感染者数が0人だった。中国国内で、秋から冬にかけて、新型コロナウイルス感染拡大の第二波はやって来るのだろうか?湖北省武漢市で起きたような爆発的流行が再び起きる可能性はあるのだろうか?

<19>  「人民網日本語版」2020年07月14日
不法「予備選」による香港地区立法会選挙の公平性破壊を強く非難
中央人民政府駐香港特別行政区連絡弁公室の報道官は13日、「反対派の政治団体が関係する法律と特区政府の警告を顧みず、不法な『予備選』を頑なに実施したことを厳しく非難する。特区政府が踏み込んだ調査を行い、法に基づいて処分することを断固として支持する」と表明した。報道官は「すでに特区政府はこの件について厳正な声明を出し、立法会選挙の公平性を守る断固たる決意、及び法律と規則に違反した人員を法に基づいて取り調べ、処分する鮮明な姿勢を表明している。我々はこれを断固として支持する」と表明。

<18> 「人民網日本語版」2020年07月13日
テンセント社員の半数近くに株式報酬 一人平均49万香港ドル
7月10日夜、騰訊(テンセント)は香港証券取引所で最新の株式奨励計画の公告を発表し、同計画に基づいて新株2664万株を発行し、奨励の対象となる2万9700人以上に株式を付与することを明らかにした。2020年第1四半期(1-3月)末現在、テンセントの社員数は6万4238人おり、今回は社員の半数近くが株式譲渡(ストックオプション)を受け、同計画に基づいて奨励される社員は1人あたり平均約897株を取得することになる。株価を1株532.81香港ドル(1香港ドルは約13.8円)の公募価格で計算すると、テンセントは今回の奨励計画のために142億香港ドルを拠出することになる。

<17> 「人民網日本語版」2020年07月13日
長江中流・下流地域、今後数日で最高水位ピークに
12日午後2時、長江主流にある蓮花塘ステーションの水位が34.34メートルに達した後、次第に安定している。現在、城陵磯区間と長江武漢区間において、長江中流・下流の水位はピーク状態にある。長江水利委員会は、「今後2、3日で、長江の水位は、中流・下流の主流区間においてピークに達し、漢口、九江、大通など主要調整ステーションの水位はいずれも過去最高レベルとなるだろう」と予想している。気象予報によると、14日から16日にかけて、冷たい空気が流れ込んだ影響で、雨脚が再び強くなっており、烏江、三峡区間、洞庭湖水系西北部、漢江中流、長江中流・下流主流の各エリアでは、大雨または豪雨となる見込み。

<16> 「人民網日本語版」2020年07月10日
中国で活躍する俳優・渋谷天馬「世界の人と一緒に仕事をする夢を中国で実現」
「中国人と日本人が友達になることはできるのか?」という問いかけに対し、「もちろん。始めは友達ではなくても、一緒にいる時に、相手が自分に親切にしてくれると、その人のことが好きになる。そして、その人の国も好きになる」と答えたのは日本人俳優・渋谷天馬。このほど人民網の独占インタビューに応じ、夢を追いかけ、その夢を中国で叶えるまでのプロセスを語ってくれた(文中敬称略)。1969年に埼玉県で生まれた渋谷は、中国で活躍する日本人俳優の一人だ。

<15> 「人民網日本語版」2020年07月10日
「オーバー30女性」は仕事のチャンスがどれくらいあるか?
最近、バラエティ番組の「乗風破浪的姐姐(風に乗り浪を破る姉さんたち)」が大人気だ。出演する女性メンバーが全員30歳を超えていることから、人々の間で「オーバー30女性」のキャリアアップに関心が集まり、議論が起きている。現実の暮らしの中では、働く女性の多くが、30歳を過ぎると家庭と仕事のバランス、仕事でのモデル転換といった問題に直面する。30歳は働く女性にとって1つの関門なのだろうか。中国青年報社会調査センターがこのほど問巻網(wenjuan.com)と共同で、働く人1973人を対象に調査を行った結果、86.2%が「周りにいる30歳以上の女性の多くは仕事でのチャンスが激減していると感じる」と答えた。女性が直面する問題は主に昇進のチャンスがなかなか得られないこと、重要な仕事は任されず人事異動もないことだ。53.9%が「優遇政策を打ち出して雇用機関が社会的責任を果たすよう奨励して欲しい」と答えた。

<14> 「人民網日本語版」2020年07月10日
全県でたった1人の日本語受験する大学受験生 待遇は「VIP」!?
「今回の試験はそれほど難しくなかった。たぶん145点くらいは取れていると思う(150点満点)」と話す劉岩さんは、今月8日午後5時、四川省楽至県呉仲良中学(中高一貫校)に設けられた中国大学統一入学試験(通称「高考」)の試験会場から、自信満々な様子で出てきた。そして、「試験期間中、試験会場にいるのは、僕以外に、試験官の先生だけ。あとは整然と並べられた机と椅子があるだけだった」と笑顔で話した。7月7日、1ヶ月延期となった高考の初日を迎えた。楽至県呉仲良中学に設置された「第38試験会場」で試験を受けたのは劉さん一人だけだった。同県アドミッションオフィスの関係責任者によると、劉さんは、外国語の試験科目に日本語を選択。日本語を選択する受験生は少なく、今年は県全域で劉さん一人だけだったため、劉さん「専用」の試験会場が設けられた。

<13)「人民網日本語版」2020年07月09日
中国各地で記録的な降水量 この雨はいつ止むのか?
今年の夏は各地で記録的な降水量となり、河川が警戒水位を超え、水位や水量などの状況は深刻で、一部の地域では中国大学統一入学試験も影響を受けた。今年6月1日以来、南方地域では大雨が断続的に降り、中央気象台はほとんど毎日豪雨警報を発令し、ここ10年における連続日数記録を塗り替えた。ネットでは、今年の大雨と1998年の比較状況を質問する声があがった。中央気象台の統計によると、今年6月1日から7月6日にかけて、長江流域の累計降雨量はこの60年で2番目に多く、最も多かったのは2016年で、3番目は1998年となっている。6-8月の3ヶ月の降雨量統計でみると、1998年の記録が依然として観測史上最高だという。

<12> 「人民網日本語版」2020年07月08日
国務院貧困者支援弁公室「今年の出稼ぎ労働者すでに昨年以上」
国務院貧困者支援弁公室が7日に明らかにしたところによると、最近は貧困脱却の難関攻略の重点的取り組みである「3つの保障」(義務教育・基本的医療・安全な住宅の保障)と飲料水問題がほぼ解決され、貧困脱却のための移転がほぼ完了し、出稼ぎ労働をする貧困層の労働者数が昨年を上回り、消費による貧困者支援行動が緩やかに推進され、貧困への逆戻りを防止するモニタリングや支援メカニズムの運営が順調で、東部地域と西部地域の貧困者支援協力と中央政府機関の定点貧困者支援活動もペースが加速している。貧困脱却の難関攻略の指定監督県52県では、2020年に281万4700人が県外へ出稼ぎに行き、すでに昨年の110.61%となり、この数字は3月19日に比べて33ポイント上昇した。東部・中部11省・市は民間企業1213社と社会組織580ヶ所を組織・動員して指定監督村1113ヶ所とペアをつくり、貧困者支援を行った。

<11> 「人民網日本語版」2020年07月08日
中国初の高速衛星インターネット旅客機、上空からのライブ配信を実現
中国初の高速衛星インターネットサービス提供旅客機、青島航空QW9771便が7日に初飛行を終えた。今回の初飛行の高スループット衛星資源は、中国航天科技集団有限公司所属の中国衛通集団股フン有限公司(フンはにんべんに分)から提供された。同便は午後4時46分に青島流亭国際空港から離陸し、午後7時21分に成都双流国際空港に着陸した。従来のKuバンド衛星を使ったインターネット旅客機と異なり、同便に適合された高速インターネットシステムは中国初かつ唯一のKaバンド高スループット衛星「中星16号」によるものだ。旅客機は1万メートルの上空で100Mbps以上の高速インターネットを提供し、乗客は地上と同様のネットサーフィン体験をすることができる。旅客機が水平飛行段階に入ると、機内の旅客は個人の携帯電話でインターネットにアクセスし、安定した機内娯楽体験を楽しめる。

<10> 「人民網日本語版」2020年07月08日
日本は香港地区関連決議、中国「中国への内政干渉を即時停止すべき」
日本の自民党外交部会等が香港地区に関する決議をまとめたことについて、在日本中国大使館の報道官が7日、記者の質問に答えた。【報道官】日本の自民党の外交部会等が本日、いわゆる香港地区に関する決議をまとめたことは中国への粗暴な内政干渉であり、中国側はこれに強い不満と断固たる反対を表明する。香港地区は中国の特別行政区であり、香港地区の事は中国の内政に属すのであり、いかなる国家、組織、勢力による干渉も許さない。国家安全法制定は中央政府の権限に属す。これは世界各国で広く行われていることであり、中国も例外ではない。国家の安全を危険にさらす極少数の行為に対して、中国側は当然、国家のレベルから香港特別行政区において国家の安全を維持する法制度と執行メカニズムを確立、十全化し、「一国二制度」の長期安定的前進を確保し、香港地区の長期的な繁栄と安定を維持する必要がある。

<9> 「人民網日本語版」2020年07月07日
2020全国大学統一入試スタート 受験生1千万人が試験会場へ
7月7日、2020年全国大学統一入学試験(通称「高考」)の幕が開いた。同日午前、北京の中国人民大学附属中学や陳経綸中学(いずれも中高一貫校)などの試験会場では、マスク姿の受験生が続々と中に入っていった。試験会場入り口へと向かう通路の片側には、我が子を激励する保護者や、縁起が良いとされる赤い色の紐を受験生の腕に結ぶ担任教師の姿があった。中国教育部(省)の統計によると、2020年全国大学統一入試の受験申込者数は、前年比40万人増の1071万人に達した。今年の大学入試は、前例をみない「1ヶ月延期」という緊急事態となった。

<8> 「人民網日本語版」2020年07月07日
「慰安婦」被害者の劉蓉芳さん死去 享年91歳
中国侵略日本軍南京大虐殺遭難同胞紀念館の微博(ウェイボー)公式アカウントによると、旧日本軍の「慰安婦」制度の被害者のひとりである劉蓉芳さんがこのほど亡くなったことが明らかとなった。享年91歳。旧日本軍による中国侵略戦争中、日本軍に強制的に「慰安婦」にされた中国人女性は20万人にのぼった。現在、中国大陸で存命の「慰安婦」被害者は20人未満。存命の元慰安婦の人数が減り続けていることに、人々は憂いを募らせている。

<7>「人民網日本語版」2020年07月07日
七七事変83周年 専門家「平和維持の鍵は国力」
1937年7月7日、「七七事変」(盧溝橋事件)が勃発し、中華民族による全面的な抗日戦争が幕を開けた。それから83年の時が過ぎ、烽火は遠い過去のものとなったが、歴史は永遠に人々の心にある。これを銘記し、記念するのは、平和が苦難の末に得られたことを胸に刻むためであり、侵略を受ける歴史を繰り返させてはならないと世の人々に誡告するためでもある。著名な軍事史専門家の徐焔氏は人民網の単独取材に「平和の鍵は国力の均衡にある。我々は現在発展に力を入れている。これは国際的地位を改変し、立ち遅れて蹂躙される状況から永遠に脱する唯一の方法だ」と指摘した。

<6> 「人民網日本語版」2020年07月06日
武漢の宅配便配達員が国連「感染症と闘う世界の青年リーダー」に 湖北省
医療スタッフに熱々の食事届ける

ユース担当国連事務総長が発表した最新版「感染症と闘う世界の青年リーダー」リストに、湖北省武漢で宅配便配達員として働く汪勇さんがリスト入りを果たした。汪さんは、新型コロナウイルス拡大が最も深刻だった時期に、武漢金銀潭病院職員の通勤送迎を行ったほか、他のボランティアを率いて、同病院職員の食事や外出などの問題を解決し、医療従事者のための後方支援を行った。感染症が拡大した当初、多くの医療従事者は、食事といえば、パンをかじるかカップ麺を食べる以外に方法はなかった。そんな中、順豊エクスプレスの宅配便配達員として働く汪さんは、ある看護師が微信(WeChat)のソーシャル機能「朋友圏(モーメンツ)」に投稿した「米のご飯を食べたい!」というコメントを見て、「彼らに熱々のご飯を届けなければ」とすぐさま決心した。彼は、多くの料理店や肉・野菜の食材供給業者と連絡を取り、ネットワークを立ち上げ、紆余曲折を経ながらも医療従事者約7800人の食事問題を解決した。

<5>「人民網日本語版」2020年07月04日
「妍を競う-清代中日伊万里焼特別展」成都で開幕
7月3日、「妍を競う-清代中日伊万里焼特別展」が成都博物館(四川省成都市)で開幕した。展覧会は序章と3つのブロックが連動して伊万里焼の昔日の物語を伝え、東莞展覧館(広東省東莞市)の所蔵する中日の伊万里焼168点が歴史絵巻のように観客の目の前に広がり、古代の海のシルクロードを通じて行われた東方文化と世界文化との交流、衝突、融合の様子が再現されている。

<4> 「人民網日本語版」2020年07月03日
ありのままの武漢を撮影し世界を感動させた竹内亮監督
6月30日、日本のテレビ局の朝のニュースで、ロックダウン解除後の湖北省武漢市の現状を紹介するドキュメンタリー「お久しぶりです、武漢」が紹介された。同ドキュメンタリーを制作したのは、今年3月にショートフィルム「緊急ルポ 新規感染者ゼロの街 新型コロナ封じ込め徹底する中国・南京を歩く」を制作して、中日両国で大きな話題となった竹内亮監督だ。同ショートフィルムの第一部は日本最大のサイト・ヤフージャパンのホームページで紹介されたほか、朝日テレビやTBS、フジテレビなどの各大手テレビ局が何度も紹介した。竹内監督は今回、「お久しぶりです、武漢」を通して、日本のネットユーザーに、自分が客観的に見た武漢の現状を紹介している。

<3> 「人民網日本語版」2020年07月02日
4-6月に世界で4億人分の仕事が失われる 女性がより深刻
国際連合はこのほど、「新型コロナウイルス感染症がもたらした雇用の損失はこれまでの予想を遙かに上回り、世界では第2四半期(4-6月)に4億人がフルタイムの仕事を失い、アメリカ大陸で状況が最も深刻だ」と警告を発した。国連公式サイトの情報によると、国際労働機関(ILO)の最新の研究における見方では、「今年6月、世界の労働時間は昨年12月より14%減少し、フルタイムの正社員約4億人分の仕事に相当し、4月の予想の2倍以上となり、5月末の予想も大幅に上回った」という。ILOは4月の段階で、今年第2四半期末までに世界では労働時間の6.7%が失われ、5月末には10.7%が失われると予測した。

<2> 「人民網日本語版」2020年07月01日
北京の新発地卸売市場近くの12団地が6月30日から閉鎖解除
6月30日午前、北京市豊台区新村にある団地・銀地家園の入り口では、通行証を手にした住民がスタッフによる検温とチェックを受けた後、秩序よく住宅団地の敷地内に出入りしていた。住民の張さんは通行証を手にした後、「13日にコミュニティの閉鎖式管理が始まってから、今日やっと解除といううれしいニュースを聞くことができた。閉鎖は解除されたが、コミュニティを出入りするには通行証チェックも体温測定も必要。だから私たちも気持ちが落ち着くし、安心だ」と語った。北京市は先ごろ、専門家の評価を経て、隔離観察の分類別解除を実施する際の手順と方策を打ち出した。豊台区では疾病予防管理の専門家を招いて検査を行った結果、新発地卸売市場の周辺で閉鎖式管理を行っている12の団地について閉鎖解除プランを示した。

<1> 「人民網日本語版」2020年07月01日
香港地区国家安全維持法可決、習近平国家主席が公布
第13期全国人民代表大会(全人代)常務委員会第20回会議は6月30日に北京の人民大会堂で第2回全体会議、第3回全体会議と閉幕式を行った。会議は「中華人民共和国香港特別行政区国家安全維持法」を可決。習近平国家主席が第49号主席令に署名してこれを公布した。また、香港特別行政区基本法付属文書三の全国的法律増加に関する全人代常務委員会の決定を採択した。常務委員会は30日午前に第2回全体会議を開催。法定人数に合致する162人が出席した。会議は「中華人民共和国香港特別行政区国家安全維持法」を全会一致で可決した。